キムチ博物館を訪ねてソウル

2005/03/27 - 2005/04/30

ソウルは沖縄よりも近い気がします。ソウルには学生の頃の友人が単身赴任で働いています。

エリア ソウル(韓国)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: 大韓航空

どうして行くんでしょうねぇ。ソウル。
学生の頃の友人が、現地で法人を立ち上げ、今では現地法人の社長です。てことで、せっかくだから訪ねて行く。何があるのか。何をするのか。決まっておりません。

短いフライトですが、機内食でるんですね。欧州内の移動ならば出ないのに。味はなんでしょう。日本のような、中華のような。アジア的無国籍料理です。

空港からバス。おじさんのサングラスといい、窓枠のヒラヒラといい、いつもどこの国でも、空港から乗るバスってなんか変です。

ホテルについて、初めての韓国料理は、屋台で買ってみた変な形のおもちです。トッポギという名前は当時知りませんでした。日本で食べるのと違って、結構辛かったです。あと餃子。紙コップに入れられました。ラー油と醤油が欲しかった。

南大門市場に出てきました。韓国って感じですが、アメ横にも見えます。どうして日本人だとわかるんでしょう？いろんな人に声をかけられました。
「完璧なニセモノあるよ。」って。

友人に会うまで、時間があります。ショッピングモールによりました。なんだか妙な食べ物を発見。
ノリ巻きとサンドイッチのコラボみたいです。

ミニストップでしょうか。でも、なんか違う気もしますが…？

ついに来ました、キムチ博物館！
観光客は来ないらしく、かといって地元の人も来ません。結構探して、道も聞きまくりました。
韓国の人たちは日本人以上に英語が苦手なようで、道を尋ねるのも結構苦労しました。
博物館では、キムチの歴史について、詳しく説明がなされています。しかもジオラマで。
英語の解説もありました。

キムチの作り方です。犬がいい加減ながらも、いい味出しています。

キムチの歴史は、以外にも日本と深いかかわりがあります。大昔、そもそもキムチは白かったそうです。
ところが１６世紀、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、日本から唐辛子が伝わったそうです。
唐辛子の原産地は南米ですが、韓国よりも先に日本に南蛮経由で入ってきていたのです。
日本の高校の英語の教科書（唐辛子の課）にそう載っていました。
ところが、博物館の展示にはそのことが触れられていません（英語解説）。「昔のキムチは白かった」から、何の説明もなく、いきなり赤いキムチが登場しています。
韓国文化の象徴的なキムチが、朝鮮出兵の副産物というのが、気にいらないのでしょうか。それとも由来が定まってないのでしょうか。

キムチお母さん（人形）と写真が撮れるコーナーがありました。ここにはちゃんと（？）日本語がありましたよ。

キムチお母さんです。優しそうな気もしないでもありませんが、厳しい顔をしています。目線が違っています。キムチももちろん偽物です。
自分が「あ〜ん」しているところを写真に撮れます。

本物のキムチを食べに行きました。と言っても、サムゲタンを食べに行ったのです。付け合わせのキムチだけでも食べきれないほど沢山出てくるのが韓国流です。

グツグツ煮えた状態で出てきました。
一見、食べにくそうで引きますが、スプーンでつつくとやわらか〜く崩れていきました。

元祖サムゲタンを掲げていますが、本家もあるかも知れません。

下町歩きも楽しいのですが、ハングルばかりです。
友人の話によると、最近の韓国では、ハングル文化を尊重するあまり、漢字教育がおろそかだそうです。自分の名前すら漢字で書けない人が多いそうです。

友人と合流して、地元の人しかいかないお店に。
床に座るタイプのお店です。日本で言うと、居酒屋ですね。チゲ鍋を頼みました。魚肉ソーセージが入ります。しめの麺は、インスタント麺を入れるのが韓国のお約束だそうです。

ほら、こんな風になります。なんだかとっても家庭的です。

なんだか赤い食べ物ばかりです。
食べてばかりで、あまり名所の写真を撮らずに終わってしまいましたが、初韓国はこんな感じで終わりました。