2009/06/05 - 2009/06/05
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maki5963さん
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ドライブ4日目も快晴の朝。宿でこの辺りの見所を聞くと、ローマ時代のモザイクがあるNennigという所を教えてくれました。そこからSarburg→Orscholz(ザール川の大蛇行)と立ち寄り、ザールブリュッケンを東へと向かい、Pirmasens→Spiyarと立ち寄ってシュパイヤー郊外の宿まで行きました。
ほとんど知らないところばかりで知識もなく、帰ってから改めて自分の足跡や位置関係を地図で辿りました。マイナーな町や観光地が多いですが、まとめて紹介したいと思います。
【おおよその旅程】6月1日~8日
6/1:名古屋10:35→Frankfurt15:15/15:58→Mainz16:25 市内観光
6/2:ライン川沿いに,Mainz→Rudesheim→Bacharach→Boppard→Koblenz
6/3:モーゼル川沿いに,Thurant城→Eltz城→Cochem→Bernkastel-Kues
6/4:Randshut城(ベルン)→Trier→Luxemburg→Perl(宿泊)
★6/5:Nening→Saarburg→Orscholz→Pirmasens→Spiyar
6/6:ネッカー川沿いに;Hirschhorn→Hornburg→Guttenberg→Schwabisch-Hall→バイエルンの友人宅
6/7:近くの森の散策などのんびり→Wurzburg17:15着
6/8:Wurzburgレジデンツ&庭園など、13:56発IC→Frankfurt空港15:21着(名古屋からの友人と待ち合わせ)19:10→Ljubljana20:30へ
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宿から北へ車で15分ほどの所にあるPerl-Nenningのローマ時代の邸宅遺跡跡(Roman villa in Nenning)。ここもほとんどルクセンブルク国境近く、ドイツ西端です。
この静かな小さな町が有名なのは1852年にここで3世紀初期のローマ時代のモザイクが発見されたことに始まります。160?ものモザイク画は大きな屋敷の中のレセプションホールの床を飾っていました。 -
このモザイク画はまもなくシェルターに覆われて保護され、現在はこの上に建物が建ち上から見渡せるようになっています。この時は他に高校生くらいの学生たちが来ていました。
上方にフロアデザインをまとめるように大理石板で作られた噴水があります。
モザイクは現在でもチュニジアやクロアチアなど各地で作られているようで、昔のままの作り方をテレビで見たことがあります。それは色んな色の石を小さく割って、それでグラデーションをつけて絵を描く、というものです。とても根気の要る作業でこれだけ大きく、精巧で美しいモザイク画はとても豪華で贅沢なものだったに違いありません。 -
幾何学模様の絵柄の中に、中央のグラディエーターの戦闘、八角形の中には動物とグラディエーター、音楽の演奏者など異なった絵柄が描かれています。まさに芸術品というくらい美しい作品です。
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中央のグラディエーターの戦闘場面。筋肉まで見事に表現されています。
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敷地内の遺構。随分大きなお屋敷です。
Poman villa in Nenning
RomerstraBe 11 Perl-Nenning
www.kulturbesitz.de
4月〜9月:8:30〜12:00、13:00〜18:00
3/10/11月:9:00〜12:00、13:00〜16:30
12/1/2月&月曜休館
入場料1.5E、ドイツ語、英語など3ヶ国語で書かれたパンフレットがあります。 -
Nenningからさらに北北東、Saarburgへ着きました。
正面に見えているトンネルを通ってきて、見えている道路(実はザール川にかかる橋Altstadtbrucke)の上からの景色。高台に見えているのは教会Evangelischhe kerkです。 -
ザールブルクの町とザール川。
見えている大きな建物はSt.Laurentius。両岸に自転車道もあります。
あとでパンフレットを見たらこの町の中をザール川の支流Leukが流れ、滝や小ベニスといった景観があるステキな町並みでした。立ち寄らなかったのが残念で・・ -
こちら右手下流側。観光船乗り場と、丘の上に古城が見えます。ザール川はこの先北に流れ下りモーゼル川に合流します。
鉄道駅はこの橋の手前を行った少し行ったあたりにあるようです。
Saarburg:www.Saar-Obermosel.de -
このザールブルクの町を高台から展望できる、というのでチェアリフトに乗りました。
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ザールブルクの町やザール川などの展望が広がります。
車でも来ることができるようですが、この頂上あたりは子供向けの遊園地になっています。でもここの一番のお勧めは乗り物でスライダーを滑り降りるSommerrodelbahn(夏用のリュージュ?)のようです。 -
山の斜面はブドウ畑。この先、ザール川の源流はフランス領にあります。
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ザールブルクから南Mettlach方向に行って、Orcscholzのザール川の大蛇行の展望ポイント駐車場に来ました。広い駐車場と大きな池、観光センターのような建物があります。
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展望ポイントにはこの森の中の道を少し歩いていきます。
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ザール川の大蛇行。ラインより川幅が狭い分角度がきつく、よくまぁこれだけ曲がったままの姿で残っているなぁと思います。
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展望所はそう広いわけではないので、どう撮っても見え方はそんなに変わりません^_^;
いずれにしても雄大な眺めで、便もあまり良くないので来ることができて良かった! -
展望所の後ろにはこんな建物があります。このおじさんは自家製の各種リキュールを販売してました。
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蛇行周辺の地図
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オルショルツからメルツィックを経由して一気にPilmasensの町へやってきました。Kaiserslauternの南にあります。
ザールブリュッケンは西部の大きな町ですが、このあたりは工業地帯で戦争で大きく破壊されあまり興味ある所がない、というのでアウトバーンを一気に東へ向かい、途中「この町は来たことがある」というので通りがかりに立ち寄りました。
この町はちょっと変った造りになっていて、道路が3,4本横切って階段状に何層かになっています。これは一番上の道路にあった塔のある教会らしき建物。 -
この水牛?のような特徴のある噴水がこの町の風景を代表してるのかもしれません。何段も滝のように流れ落ちる大きな噴水です。
車は下のほうの道路に駐車したので、ここまで来るのに階段を登り、建物内のエレベーターで何階か分昇り、、と来たのでどれだけ上なのか定かでなく・・
とにかく町はこの下にも広く続いているのが見えました。 -
町の上部から下の町並みの風景。大きな広場があります。
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滝の下から上を見あげて、、
横から全体を撮ろうとしましたが大きすぎてフレームに入りきらず・・ -
滝が流れ落ちる下の広場の噴水。川はないけれど代わりにこの水の音と流れ。水のある風景ってホッと安らぎます。
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下の広場の左右に広がる通りは人が行き交うメインストリートのようです。上の道路は大きくて車が走ってます。手前の噴水の上の像は何?
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この人が手に持っているのは靴とハンマー、この町は靴作りで有名なんだとか。ドイツの靴って職人がオーダーで造る、ってイメージですね。
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車が通らないのか、この通りでは地元の人たちがのんびり寛いでます。この後階段をどこに駐車したかな?と少々迷いつつ下りて、無事見つける事ができました。
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Pirmasensからさらに東へ一般道を走ります。
農場風景が広がるので「シュパーゲル畑はないかな?」と見てたら、これはラディシュの収穫風景です。大勢働いているのは東欧などからの出稼ぎ労働者のようで、手を振ったら応えてくれました。 -
Speyerの町に到着、適当なところに駐車して町歩き開始。ここも来たことがあって大聖堂がある、というのでおまかせ観光です。最初ここがその大聖堂だと間違えて入った教会Retscher-Kirch、・・少々頼りないかも、、^_^;
この時は何も知らず詳細はあとで知りました。
この教会は屋根の模様からプロテスタント教会かな?
Speyerはラインラント・プファルツ州にあるローマ時代から続く古い町です。位置的にはハイデルベルクの南西15Km、マンハイム南20Kmといったトライアングルポイントにあります。 -
教会入り口。誰か分からないけど立派な像があります。
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教会内部祭壇。
間違えて入った所でしたが、ここのステンドグラスは見事でとても印象的に残りました。 -
正面祭壇上のステンドグラス。
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全ての窓がこういった鮮やかなステンドグラスで飾られていてとても美しい。
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たくさん撮りましたが数が多すぎてきりがありません。歴史は比較的浅いようですが美しい教会でした。
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これも立派な教会。これかな?、、と思いましたがこれでもなくて・・
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違う方向から見た同じ教会ですが青空に映えて美しい。
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もっと行くと時計塔のある塔門が見えてきました。Altportel。1230年〜50年頃作られた古い塔だそうです。
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塔門をくぐると正面に大聖堂が見えました。あれだ♪というのでこの通りをまっすぐ進みます。
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この通りはマキシミリアン通り。正面に見える大聖堂は2本の塔しか見えていませんが、4本の塔を備えたロマネスク建築のユネスコ世界遺産です。
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大聖堂の前あたりにも教会が、、教会の多い町だなぁという印象。手前にあるブロンズ像はJakobspilger像(誰なのか詳細は不明)。
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Domと左に市庁舎別館Stadthhaus。
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市庁舎別館正面。
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大きな大聖堂内部正面。奥行きが広いです。
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この聖堂は窓の下にこのような宗教画がずらりと掲げられています。
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大聖堂を敷地内から。
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ここにあったオリーブ山の像。1505年から1512年頃制作と古いもの。
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Domのすぐ近くにある歴史博物館。この日シュパイヤーでは音楽的なイベントかなにかあったらしく、通りがかりの1軒に聞いてみた宿は満室で。。。
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やっぱり郊外にしましょ、と町を出てしばらく行ったKetchにある宿となりました。こじんまりした田舎町で、町の人にお勧めの宿を聞いたらこのホテルレストランZur-Roseを教えてくれました。
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2回テラスから見た部屋の一部。部屋から中庭の大きな木の緑が見えて安らげます。
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ここのレストランの夕食はシュパーゲルと豚ヒレ肉のソテー、シュパーゲルスープ。ワインともおいしく頂きました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ココアさん 2009/09/02 06:00:00
- 存じませんでした
- ザールブルクの滝や小ベニス、お恥ずかしい限りですが、存じませんでした。とっても気になります。いつか立ち寄ってみたいと思います。
また、白アスパラで、とっても体に良くて、最高のご旅行ですね。
ココア
- maki5963さん からの返信 2009/09/02 23:31:37
- RE: 存じませんでした
- ザールブルクは私もまるで知らなくて、パンフレットなどで町の様子を知ったのは町を出た後のこと、美しい町のようでちょっとだけでも立ち寄ればよかった、、と心残りです。
Webはパンフレットと同様の情報が載っています。
鉄道駅も近いようなので車でなくてもいけると思いますが、何しろまだ行きたい所が多いうえここは西部国境近く、と遠くて、私はまたの機会があるかどうかですが、もし機会があればこじんまりと可愛らしい町のようでお勧めしたいです。本当に今回は得がたい旅でありがたかったです。
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