パレルモ・パレルモ　～2009～

2009/07/25 - 2009/07/27

去年も訪れたシチリア、パレルモの街

それはほんの４日の滞在だったけれど、
旅行の前半に時間を掛けて廻ったナポリやアマルフィ海岸の
他の町の印象を吹き飛ばす強烈さをシチリアに感じた


その抗いがたい魅力に呼び寄せられるように
今年もまたシチリア、
そしてパレルモへ・・・


これは私がイメージするパレルモ






去年、私が旅行記に付けたタイトル「パレルモ・パレルモ」

大好きな振付家が創作した舞台から勝手に拝借したのだけれど、
そのピナ・バウシュも２ヶ月前帰らぬ人となってしまった

いつかこの舞台を観て、彼女の目にパレルモの街が
どう映ったのか、それがどんな風に表現されているのか
この目で観るのが夢だったのだけれど、
それが叶う日は来るのかしら・・・

エリア シチリア島(イタリア)

旅情を誘うクワットロ・カンティ（四つ辻）

四面の建物が私を覆う、
その圧迫感が妙に心地いい

パレルモに着いたという実感を感じる

見上げると空が４つに割れていた

街の至る所にある彫刻


ヨーロッパでは特に珍しいわけではないが、
この街の彫刻たちは、より力強い存在感を感じる

まるで今にも羽ばたきそうな・・・

規則正しい蹄鉄の音が街中を闊歩する

力強い影

力強くも同時に繊細さを感じさせる

有無を言わさない、圧倒的なその存在感

全てをも支配する

天にも届きそう

生茂る椰子の木

まるで地面に刺繍をしたかのよう

パレルモの町は２人乗りのスクーターが似合う

風を直接感じたら暑さも和らぐかな

異国情緒たっぷりの赤い丸屋根

街のあちこちで見かける市場

活気あふれる商人と

それに集う地元の人たち

態度は荒々しく、
初めは少し無愛想だけれど
しばらくすると柔和な笑顔を見せてくれる

イタリアのセンスは健在