チュニジアの夜をもとめて1（チュニス～スファックス～ケルケナ～エル・ジェム）

2009/07/21 - 2009/07/24

ディジー・ガレスピーのCDを聞いていたら、あの「ナイト・イン・チュニジア」が流れてきました。アップテンポでアフリカンなパーカッションも楽しい名曲です。チュニジアかぁ…、どんなとこかな、これがきっかけです。調べてみるとなかなか見所の多いところのようで、期待感がどんどん膨らみます。
そして実際に行ってみて、これほど安全で安く楽しめるところはそうないのではと思います。駆け足での旅ですが、8日間のチュニジア滞在で、費用はホテル・移動・みやげ代も入れて全部で4万円でおつりがきました。夜も危険はなく、女性の一人旅もお勧めできる国ですね。

エリア チュニジア

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー

チュニス到着、最初の宿はオテル・サランボです。駅のそばで、安くて清潔です。スタッフのおじさんもとても親切でした。遅かったので、シャワー・トイレなしの部屋にしました。20D（約1500円）。窓を開けっ放しで寝たら、かなり蚊にくわれてしまいました。チュニジアに出かける皆さん、虫除けスプレーは必携ですよ。

翌日8時の特急に乗り、3時間でスファックスに到着。列車は冷房も効いてて快適でした。

スファックスの街並み。地中海に面した明るい街です。

メディナの手前で、明るいお兄さんに呼び込まれ、コーラと、チキンの料理を適当に指さしで注文。ハリッサ激辛！うまいんだけど、量が多すぎ。6D（約450円）。

メディナの入口、ディワン門です。

メディナの中。活気があります。

観光客向けのものはほとんどありません。地元の人々の生活の場だと感じました。

メディナの中。

メディナを北に突き抜けたところにあるジェブリ門。

ジェブリ門を出ると、右手に大きな魚市場があります。

魚市場の中。おじさんたちの掛け声がものすごく威勢がいい。というか怒鳴ってるみたい。

入ったのが午後だったせいか、売り物の魚はかなりくたびれていました。

メディナの片隅で昼寝中の猫。

さらにドアップ。かなり気持ちよさそうです。ピクリとも動きませんでした。

メディナの中。住宅街のようです。人も少なく、とても気持ちのいいぶらぶら歩きができました。

白壁に真っ青な空が実にきれいです。

一度ディワン門を出て、カフェでシーシャ（水タバコ）とミントティーで一休み。シーシャはもちろんりんご味。

カスバに登り、街を眺めます。

高いところが苦手の私でも、このぐらいなら大丈夫です。

カスバはイスラム建築博物館の中にあります。

博物館の植え込みにはなんと小さなスイカが。

街にはきれいな建物がたくさんあります。

これはホテルかな？

フェリー乗り場にきました。時刻表です。これからケルケナ諸島のレムラに行きます。

立派なフェリーです。これで1時間少しの船旅を楽しみます。ちなみに料金は片道0.65Dです。安っ！

船内で出会った地元の少年です。ケルケナに住むおばあちゃんに会いに行くそうです。とてもうれしそうに話してくれました。

遥かな大海原。

船内はこんな感じです。

ケルケナの港シディ・ユセフが近づいてきました。

早くも下船のため人々が集まってきました。

シディ・ユセフ到着。いやあ実に気持ちのいい船旅でした。これからバスでレムラに向かいます。

島内を結ぶバスの中です。このバスは、リゾート地のシディ・フレジをとおりレムラまで行きます。私は高価なリゾートを求めるタイプではないので、シディ・フレジはパスです。

車窓からの風景。ほとんど荒地です。

約30分でレムラに到着。バス賃は0.92Dでした。レムラは島内では一番大きな町ですが、とても小さな町です。

レムラでお世話になったホテル、オーベルジュ・ラエドです。

この看板が目印です。レムラのバス停から3分ほどです。私が歩いてみた限りですが、ほかにホテルは見当たらなかったです。こじんまりしていますが、ホットシャワー、トイレ、扇風機がついてて、快適なホテルでした。

小さなモスクがありました。

海に向かう道を歩きます。

海に着きました。しかし海岸は海草が漂着してかなり臭かったです。ここの海には入れませんでしたね。

白と青のきれいな建物が並んでいます。

ここでもやはりカフェでシーシャ。ミントティーも2杯たのんで2.5D。読書しながら約1時間をゆったり過ごしました。

鼻から煙を吹き出し恍惚とする私。

町のはずれにはちいさな市場がたっていました。

ホテルの隣のレストランで昼食、隣のテーブルの老夫婦が食べていたのと同じものを注文。トマトスープにチキンと豆と青とうがらしが入っています。パンにつけて食べてもおいしいです。

これは夕食です。適当なレストランで、よくわからないままスパゲティーなんとかかんとかをたのんだら、タコのたっぷりはいったトマトスパゲティーがでてきました。す、すごくうっまーい！4.6D。

シディ・ユセフの港の隣は海水浴場になっています。これから、一度スファックスに戻り、つぎはエル・ジェムを目指します。

気持ちいいですね。

スファックスからルアージュでエル・ジェムに着きました。遠くにコロセウムが見えてきました。

コロセウムです。威風堂々としています。

これは通路です。

地下の通路です。

エル・ジェム博物館には、ローマ時代の見事なモザイク画がたくさん展示されています。見ごたえあります。圧倒されます。コロセウムの入場料とセットになっていますので、こちらもぜひ見てほしいです。

虎が獲物にかぶりついています。

こちらでは、人が喰われています。

博物館の中庭です。