ツーリング　バイク初海外　ジェベルで行く韓国

2009/07/01 - 2009/07/01

ジェベルで韓国まで行ってきました。

自宅から下関までは行きを下道、帰りを半分フェリーでした。

韓国をバイクで走ることが出来るのは知っていましたが、下関まで自走するというのとフェリー代が高いのでずっと先延ばしにしていました。

韓国一周の予定は雨続きで大幅に遅れ、海沿いだけになりました。

結局高くついてしまいましたが、それでもバイクで国境を越えたことはいい経験になりました。

韓国でのルートは
ユーラシア大陸横断時の後半とほとんど同じでした。
http://4travel.jp/traveler/shirouma/album/10351761/
自転車とは風景の流れも全く違いますがとっても懐かしかったです。

韓国に限っては用意するのが国際免許証と登録証書だけなので意外と簡単に行くことが出来ます。
日本のナンバーで外国を走れるなんて不思議な感じです。
高速に乗れるバイク以外は今のところ持って行くことは出来ません。
韓国は高速道路が走行できないのと右側通行なのでそこだけ注意すればとても旅しやすい国だと思います。

韓国のバイクツーリングの情報はブログにアップされている方が多いので料金や手続き等の情報は検索すれば簡単に手に入ります。
地○の歩き方以上の親切さです。
僕もそのおかげで安心して行く事が出来ました。

エリア 韓国

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船

長野から自走で下関へ。フェリーでプサンに行き７号線を北上、３８度線から少し上がったヤンヤンの街で折り返して、帰国後は、門司からフェリーで大阪、そこから自走して長野へ。

長野から下関までちょうど１０００ｋｍ
韓国での走行距離もちょうど１０００ｋｍでした。

海外を走るためにはまず国際免許証を作らなければいけません。
免許証のパスポートです。
免許証と一緒に持たなければ意味がありません。
国際免許証は運転免許試験場で申請します。
即日交付で１年間有効です。
警察署だと発行まで日にちがかかるようです。

海外でバイクをレンタルするならこの国際免許証とパスポートと旅行保険、クレジットカード（要らないところも多いです）があれば行けます。

バイクで韓国を走るためには国際免許証と英文併記の登録証書が必要です。

登録証書を申し込むにはナンバーを登録している陸運局に行かなくてはいけません。

そこで練馬で登録していたものを松本に変更します。

自賠責と任意保険は後でネットで申し込むので
車で軽自動車検査協会に行って、古いナンバー、住民票、届出済証を持って手続きをします。

新しいナンバーと届出済証が来ました。
机の引き出しから出てきてヘンな感じがしました。

隣の建物が陸運局で登録証書を申請します。
場所によって即日交付と後日交付と分かれるようです。
松本は後日交付でしたが日にちに余裕を持っていかれたほうがいいと思います。

これで出発できます。

天気が大荒れで出発できず、出発を後日に延ばしても雨。
結局翌日の昼に土砂降りの中出発しました。

名古屋に入る頃はもう暗くなりました。

名阪国道。
高速を使わないケチケチ旅行なのでこの道はありがたいです。

朝までベンチで仮眠。

２号線のバイパスで前が見えないくらいの土砂降りで、スーパーやマックに避難したり大変でした。

バイクの辛いところは雨のときにお店に入りづらいところです。

岩国、上のほうには岩国城が見えます。

結局この日は岩国でキャンプ。

下関国際フェリーターミナル到着！
大雨で進めず、ここの時点で２日遅れ。
韓国に行くべきか辞めるべきか考える。
行ったところで天気予報はずっと雨。
予定もギリギリ。

行くか？

辞めるか？

行くか？

辞めるか？




受付終了１５分前まで悩む。

そして


アメックスのカードを出しました。

チケット購入

してしまいました。

チケット２等４８０００円＋税関６０００円＋施設使用料６００円

往復１５０００円位の自転車とは大違いです。


この時点で韓国一周から、行けるところまでツーリングに変更になりました。　

ゼロより半歩です。

下関から韓国へ。フェリーに乗り込みます。

バイクはしっかり固定していただきました。

下船時、バイク問題ありませんでした、という書類にサインをします。

釜山港に到着、三回目の韓国、外国に来た感覚はもうありません。

九州を走ってきたと言う韓国のライダーが、韓国ではオフロードタイプのバイクを見たことが無いと言っていました。

負けるなジェベル！

釜山フェリーターミナル。
入国スタンプを押した後、税関でＸ線で荷物をチェックしバイク持込料金１２００００ウォンと自賠責保険に入り、晴れて入国。
韓国ウォンの手持ちが無いので係員にお金を渡して書類を書いている間に両替に行ってもらいました。
日本語が話せる人がいるもんだと思っていたけどいませんでした。
でも問題はなし。
日本のナンバープレートのまま走れるなんて不思議な感じ。

船を降りてから入国手続きを終わるまで２時間くらいかかったと思います。
初日は無理をしないで慶州に泊まることにしました。

右側通行はすぐに慣れました。
不安になったら曲がるときに
右、右、右　と言い聞かせれば良かったです。

市外地図が簡単なものしかなくて迷いながらやっと観光案内所を見つけて道を尋ねます。

ヘウンデの海水浴場。
大きな観光案内所には英語が話せるスタッフがいました。
とても親切に道を教えていただきました。
晴れていればよかったが、天気だけはどうしようもない！

慶州の街。
日本だと京都のような世界遺産の街。
ファミリーマート発見。

ファミリーマートでお弁当購入。
２０００ウォンで水つき。２００円しません。
安いぞ！

雨で動けずネットが出来ると書いてあった旅館に泊まります。
３００００ウォン。日本で２５００円では宿に泊まれません。
泊まるときには、
バンイッソヨ。（部屋は空いていますか？）
イルパク　オルマエヨ　（一泊いくらですか？）
でオッケー。

案内された部屋。

なんだか場違いですよ......

ネットはちゃんと使えました。持ってきたノートパソコンをＬＡＮ接続してみたらしっかり使えました。

ファンタオレンジ。
韓国版の色のほうがオレンジっぽいです。

キムチチゲ。

周りのおかずが辛いのに、メインが一番辛いです。

韓国版吉野家風チェーン店。
おかずを減らしてその分安い！
韓国にきたらまずこのお店を探します。
キムパブ（海苔巻き）を目の前で巻いてくれます。

韓国といえばやっぱりビビンパブ。
韓国ではここにコチジャンをたっぷりかけて
ぐちゃぐちゃにかき混ぜてたべるのですが
僕はこのまま食べます。
アジュンマ（おばさん）に見つかると
あんたは食べ方が間違っている！
と親切心からかき混ぜてしまうので注意。

なおこのお店。あなたは旅人だからと無料にしていただいたことがありました。

こういうときにお返しできるものがあればいいのにといつも思います。

韓国の道路。
幹線道路はルートナンバーが書いてあるので
ナビが無くてもわかりやすいです。

僕は地球の歩き方の地図しか持っていませんでしたが、
これなら地図を買わなくていいかなと買いませんでした。
そして
後で痛い目にあいました。

海に出ました。
ここから海岸線の道が続きます。
釜山あたりは雨でしたが、北上するにつれて晴れてきました。

ドライブインにて昼食。

値段と写真つきなので注文は指差しで簡単です。
オイシソウ。

店員さんは、おばさん（アジュンマ）トーク真っ最中。
写真を指差してお金を渡すと
最後まで携帯片手に料理を作ってくれました。

冷やし麺注文。

めんのほうは味なし。キムチは激辛。

海沿いでの食事。

青空を期待するのは贅沢だろうか？

カニのモニュメント。
大きくてリアルです。

雰囲気も日本とそっくりです。

ついに来ましたバイク走行禁止、ここから大きく迂回することに。

いったん山に入ります。

やっと着きました。
３８度線の記念碑。

軍事境界線は東に向かって右上がりになっているのです。

思いつきで日程もキツキツながらここまで来てしまった。

コレも記念碑？

可愛らしいクマさんもいます。

３８度線から約１０数キロ、ヤンヤンの街、ここでもうタイムアップ。泣く泣く引き返す。またくるぞ〜。

夜、山道で道に迷い（実際は正しい道だった）
ホテルに宿泊で出来ず、夜通し走ることに。
虫除けを忘れ休むと虫まみれ。
事故を起こさなくて良かったです。

でも意外と半寝状態でも右側走行に順応出来ています。
日程に余裕があれば......

一箇所登り線のみ検問あり、パスポートチェックのみ。

明るくなってから道端で３時間ほど仮眠を撮りました。

日本にいるときとなんら変わりません。

東海沿いの町はカニの町。
僕はシーフードが食べられないので華麗にスルー。

韓国で幅を利かすファミリーマート。
釜山ではセブンイレブンやミニストップあり。

夜走って時間に余裕が出来たので真っ直ぐ釜山に行かずプルコギを食べに慶州に寄る事にしました。

ここは慶州？

慶州に戻りました。

世界遺産の碑の前で。

日本語が出来るガイドの方に声をかけられ、逆に一人でも食べられるプルコギのお店を教えてもらいました。

プルコギは一番高い１２０００ウォン。
１０００円位で食べられるなんて最高です。

隣のテーブルまでくっつけて....

一人でテーブル占拠していいのでしょうか？

これとご飯だけあればそれでいいんです〜

すごい量！

ごめんなさい。

限界です。

いくらなんでもコレは食べきれません。
やっぱりすき焼きと一緒でプルコギは大勢で囲んで食べたほうがいいですね。

でも韓国の食を楽しめました！

釜山の市街で迷子になりました。

最後は本屋で市街地図を買って店員さんに現在地を教えてもらってやっと辿りつけました。
英語のツーリストガイドに電話してもらって親切にしていただきました。

そんなドタバタでフェリーターミナル到着。
帰りの引換券を渡してチケットをもらいます。
しばらく待つと係員が来てバイクを税関に通します。

バイクを税関に通すときにこの２枚の紙を返します。
この紙は絶対無くさないように！

韓国の走行距離約１０００ｋｍ。
自宅から下関までも１０００ｋｍ。

道に迷ったりしたこともありましたが、思ったより走りました。

後は簡単な荷物検査をして船の横にバイクを置いていったん外へ。
お土産を買ったり、休んだりして、時間まで待ち、他の乗船客と一緒に乗船します。

出航まで時間があるので近くを散歩しました。

洒落たオブジェです。

通り沿いに点在しています。

他の乗客と一緒に出国手続きをして乗船したあと
係員に誘導してもらって
船の車庫から外に出てバイクに乗り中に乗り込みます。
とコレで出国準備完了。
いったりきたり面倒です。

乗り込みます。

ああ残念。

釜山の夜景。

何度見てもきれいです。

下関が見えてきた。

つかの間の晴天でした。

降りる前にバイクチェックしたという書類にサインして下船。車について税関へ。
入国完了です。税関から出るとここに降りてきます。
税関はどんな旅行をしてきたかという会話。
自転車のときはかなりチェックされたけど、バイクは楽でした。
隣の部屋で入国スタンプを押してもらったあと出国のときに無くさないでといわれた書類を渡して一枚書類をもらいます。
それだけで手続きは終了。
韓国側の税関以外はすべて日本語が通じたのでトラブルはほとんどありませんでした。

今回は消化不良だったのでもう一度行きたいです。
でも本当に行ってよかった！

下関名物アンクルカレー。
チキンカレーとビーフカレー両方楽しめます。

２号線を自走する気力も無く新門司から大阪までフェリーを利用することにしました。
国際フェリーもそうでしたが、夜を船で過ごせるのでお得です。

時間があるので少し観光します。

展望台から見下ろします。

関門大橋のサービスエリアから。

初めてフリースポットでネットしました。

サービスエリアからは土砂降りで出られず、お昼はここで。
ふく丼。（こちらではふぐのことをふくと呼ぶ）

阪九フェリーのおねえさんからコンビニで割引券が買えると教えてもらいました。
ありがたい。
高速千円で苦境に立っていると聞いていますが、がんばってほしいです。

それにしても阪九フェリーの建物、かっこいいです。

乗り込みます。

平日ということもあり
２等席、がら空き。
トラックの運転手たちは個室にいたので
レストランは混雑していました。
２等のお客さんはそれぞれの部屋で貸切状態！

カーテンがあるので大部屋は本当に巨大なシングルルームになっていました。

瀬戸内海の夕日

美しいの一言。

夕日その２

夕日その３

大阪港に着きました。

朝に着くのでホテル代と思えば安いですね。

大阪からはまた名阪国道にお世話になりました。

それでも大阪市内の渋滞がひどく疲れました。

渋滞です。なかなか動かないし、すり抜けも出来ません。
平日なので周りはトラックだらけです。　
コワイ〜

やっと奈良井宿。
ひと息つくには良い場所です。

もうすぐ帰宅。とにかく天気の影響を受けすぎました。

次回は余裕を持って行きたいです。