2004/05/01 - 2004/05/09
42位(同エリア95件中)
Nobさん
GWを利用してインドへ行ってきました。インドではガイドをするとか、土産を買わないかとか常に誰かにつきまとわれてホッと出来ない状況でした。ただ、最後に訪れたブッダガヤでは人もさほど多くなく、しつこさも少なく、大変癒されました。
ブッダガヤはブッダが悟りを開いた街で、ブッダ四大聖地の一つです。またこの木の下で悟りを開いたという大菩提樹が世界遺産にも指定されており有名な場所です。
インドは仏教発祥の国ですが人口の95%以上がヒンドゥー教徒です。ご存じの通りヒンドゥー教は身分制度が厳しく、それに反発したブッダが亡くなれば誰しも仏になれる平等な宗教である仏教を開いたそうです。イエスキリストのような絶対神がいるのではなく、亡くなった祖先(仏様)を信仰する宗教は他に類を見ないと思います。子供の頃から仏教徒を自負しておりましたが、改めて仏教の良さを感じることが出来ました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- エアインディア
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寝台鉄道でバナラシに到着しました。インドの列車は駅に到着した際のアナウンスもなく、みんな何となくで降りていきます。しかも到着が3時間ほど遅れ、ここが本当にバナラシなのか不安でしたが、乗務員や乗客に聞いて確認しなんとか到着出来ました。駅でブッダガヤ行きの切符を購入し、ホテルにチェックインした後すぐにガンジス川を見に行くことに。
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ガンガー(ガンジス川)が見えてきました。バナラシのガンガーはヒンドゥー教徒最大の巡礼地で、この地を死地に選びやってくる教徒もたくさんいます。ここではたくさんの人達が沐浴をしていました。
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私もこの辺りの川岸(ガート)で膝下辺りまでの沐浴をしました。日本人は全身沐浴をしてしまうと下痢になることも多いそうです。
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ここでは彼がずっと一緒でした。少し前は長渕剛を案内したとか言ってましたが、明らかに嘘でしょう。自分はガイドではない、お金はいらないと言っていましたが、最後には泣きつきながら家族の養育費と言ってお金を要求されました。そんな約束ではないとはっきり断りました。疲れるなあ。翌日は朝一の鉄道でブッダガヤに向かいます。
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ブッダガヤの街に到着。ブッダガヤへはまずバナラシから鉄道でガヤに行き、そこからオートリクシャーで30〜40分ほどで到着しました。到着後街で食事をしているとインド人のバイクの後ろに乗った日本人がやって来て、宿を斡旋してきました。「別にここにしなくても良いですけど、今日は日本人多いですからいかがです?」とのこと。値段も安く宿泊することに。
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宿にチェックイン後、しばらく休んで宿の人に街を案内してもらうことに。またか、と思いましたが宿泊客に対するサービスで無料とのこと。ここストゥーパでグプタ王朝のに建てられたものだそうです。
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スジャータ村に近づいてきました。悟りを開けず悩んでいたブッダに村の娘のスジャータが御粥を与えた村だそうで、娘の名が村の名前の由来になっているそうです。
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スジャータ村近郊の寺院に来ました。この像は修行を一旦断念し山を下りてきてすぐのブッダだそうです。断食修行の後なのでがりがりにやせ細っております。
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御粥を与えられたブッダです。悟りを開けず修行を断念しかかっていましたが、この御粥を食べた後吹っ切れたようになったそうです。この後菩提樹の下で暝想・悟りが開けたそうです。
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その後大菩提樹のあるマハーボーディー寺院へ行きました。ここにある菩提樹の下でブッダは悟りを開いたそうです。ちなみにブッダとは覚者、悟りを開いた人という意味で、もともとはスィッダールタという名の釈迦族の王子だったそうです。
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寺院は現在改築中でした。この建物の裏手に大菩提樹はあります。
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この蓮の池でブッダは沐浴したそうです。
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こちらが寺院本堂の中のブッダ像です。
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こちらが世界遺産の大菩提樹です。菩提樹は現在のもので5代目です。この大菩提樹の下でブッダは悟りを開いたそうです。三蔵法師も目指したガンダーラはここなのです!感激です!樹の回りに囲いをしてあるのは以前朝原彰晃が柵内に侵入したからだそうです。
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一旦宿に戻りその後一人で街を歩きました。街には各国の仏教寺院があります。こちらはチベット寺。
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こちらはタイの寺院・・だったかな?
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こちらが印度日本寺です。ここでは座禅を組み講話を聞かせてもらいました。非常に感慨深かったです。
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日本寺の近くにいたストリートチルドレン達です。カメラを向けると照れながら本当に嬉しそうでした。
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日本寺には大仏もあります。大仏があるのは日本寺のみのようでした。この日はこれで宿へ帰り、宿泊していた日本人達とカレーを一緒に食べました。ナンだと思って食べていたのは実はチャパティーというもので、ナンは卵が入った高級なものだそうです。ちなみにこの日宿泊の日本人は私を含め5人で日本を出発後最長3年の方から1年、3カ月と長期旅行者ばかりでした。びっくりです。サラリーマンパッカーにとっては夢のような人達ですね。うらやましい。
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翌日は宿のインド人にバイクでブッダが修行した前正覚山に連れて行ってもらいました。こちらは有料です。
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バイクで走ること30分くらいでしょうか。前正覚山が見えてきました。
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こちらの山の麓まで行き、歩いて山を登ります。30分ほどで登れます。
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山の途中には猿もいました。インドザル?
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入山したてのブッダです。まだふくよかですね。
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断食でやせ細ったブッダです。この後修行を諦め一旦下山したみたいです。
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ブッダ像の入り口にいた方です。なんとイタリア人か?と聞かれました。メキシカン?とは何度か言われたことはあったのですが、イタリア人とは。
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山の山頂からの写真です。なかなかの絶景でした。
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この後学校に宿にいた日本人と一緒に連れられて行きました。ここで教育出来る子供達はごく一部だそうです。
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学校内の風景です。インドでは基本的に男の子が生まれると全額投資し教育を受けさせて、その子に養ってもらうそうです。この学校は日本人の投資による学校のようで、女の子もたくさんいましたが。
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学校を後にして、これでブッダガヤ観光も終了。宿で一緒の日本人とニューデリーまでの鉄道が一緒のようで一緒にガヤ駅に向かいました。ガヤ駅では鉄道が遅れ駅員と話していると、当初と全然違うホームにニューデリー行きの列車が到着したとのこと。ヒンドゥー語のアナウンスが流れているとのことでしたが、解るはずもなく。駅員と話していなければ乗れないところでした。あぶないあぶない・・
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列車はもちろん遅れましたが無事ニューデリーの駅に到着。ここでは一泊しますが後は帰るのみです。
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帰りはオートリクシャーで空港まで帰りました。オートリクシャーも乗り納めです。
そう言えば帰りの鉄道で一緒だった日本人は空港からタクシーでメインバザールまで来たらしいのですが、800ルピー払ったらしいです。最初2000ルピーでふっかけられ、交渉しての800ルピーだそうですが、私の乗ったプリペイドタクシーは250ルピー、今回オートリクシャーで50ルピー。ただし空港へ入るのにはリクシャーも別料金がかかる(60ルピー?)ため手前で降ろされ歩きましたが。
値段を知らないって怖いですね。 -
空港に到着。
インドでは本当に疲れましたが、インド人は実はとても純粋で人間の本質を見れた気がします。時間がゆっくりと流れ、ゆっくりと自分を見つめ直すことが出来ました。タージマハールでは本当に感動しましたし、ブッダガヤでは改めて仏教にふれることが出来、勉強になる旅だったと思います。インドに行ったことがない方は絶対に一度は訪れて欲しい国だと感じました。
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