2009/05/03 - 2009/05/06
1272位(同エリア1986件中)
きよすけさん
4/25〜5/7 北欧+オランダ12日間の旅
最後の国はスウェーデン。(5/3〜5/6)
スウェーデンと言えばデザイン大国。
古い重厚な街並みと、人々のスタイリッシュさが入り混じる、とても素敵な国でした。
ストックホルムでは、デザインパトロール、建造物・景色を堪能すること、
そして何より、グスタフスベリ陶磁器博物館に行くこと、が目的でした。
最後の最後に雨に降られて、とても寒かったのが残念ですが、
それでも良かったと思えるスウェーデン・ストックホルム。
とてもスタイリッシュな街でした。
写真は、泊まった船のユースホステルaf Chapmanとガムラスタン。
21時ころ、そろそろ日没かな、と思い客室から上の甲板に出て
ガムラスタン側を見た時の景色。
声にならないとはこういうことだと思うほどの素晴らしい夜景だった。
ちょうどいい時間帯だったようで、日没前後の青い空が広がり、
対岸のガムラスタンの夜景が絵葉書のように綺麗に輝いていた。
もう、とても感動して、そのままぐるりと回ってガムラスタンまで歩いた。
行くまでの間に完全に太陽は沈んでしまったけど、
ガムラスタンのちいさな街頭が幻想的で、映画のワンシーンのようだった。
22時になったころ、王宮の方から声が聞こえたので行ってみると、交替式をしていた。
見物人は私だけだった。
ユースはまったく期待していなかったのに、改装後だったようで、とてもとても綺麗だった。
4人部屋のミックスドミトリーには、他の客がいなく、気兼ねなく使えたこともあるが、
シャワールームやトイレ、すべてが清潔で大満足だった。
-
5/3(1日目)
写真は王宮での衛兵交替式。
2日の17時にフィンランドのヘルシンキ、オリンピアターミナルから大型フェリー「シリアライン」に乗って、翌3日の9時30分(定刻通り)にスウェーデン、ストックホルム バッタムンターミナルに到着。
フェリーから降り、すぐそばのバス停から中央駅行きのバスに乗り、
バックパックをコインロッカーに預けた。
ストックホルムは寒かった。
ヘルシンキで必要になるかもしれないと思い、ダウンジャケットを持って行っていたので、
それを持ち歩きようのリュックに詰めた。
地下鉄でガムラスタンへ向かおうと、改札まで行ったけど乗り方が分からない。
まぁ、歩けるかな。とすぐに諦めて、地上に出た。
外に出て、ガムラスタンへと歩いた。
12時になると王宮で衛兵の交替式があるので、
それにあわせて周りをふらふらしながら王宮へと向かった。
ガムラスタンに入ると、中世の街並みが広がり、まるで別世界のような、
ファンタジー映画の背景のような街並みが広がっていた。
もうそれだけで胸がいっぱいになった。
「魔女の宅急便」の舞台になった場所だと聞いていたので、映画を思い出しながら、
足取り軽く坂を登り、王宮へと向かった。
途中、寄り道しながら30〜40分程で、王宮についた。
交替式と言えば、ロンドンのバッキンガム宮殿で見た式が華やかで印象的だったので、
そんなイメージで行ったけど、簡素なもので、ちょっと期待はずれだった。
たぶん夏には豪華になるんだろう。
衣装もまだ冬服で、底冷えするのか、特徴的なブーツを履いていた。
交替式は静かに行われ、静かな王宮に衛兵の掛け声が響き、淡々とした式が行われた。
交替式が終わった後もガムラスタンをゆっくりと見て回った。
細い入り組んだ路地に、黄色がかったベージュの壁の、細長く背の高い建物が連なり、
ごつごつした石畳と伝統的な街並みが、中世の世界にいるようで、とても魅力的だった。
海沿いに向かうと、対岸に一層の船が停泊しているのが見えた。
この日泊まるユースホステルのaf Chapmanかな、と思った。
天気が良く、気温も上がってきたので、
ガムラスタンから船で野外民族博物館「スカンセン」に行くことにした。 -
スカンセンへはたくさんバスが走っているようだったが、
せっかく島が点在する国に来たので、ガムラスタンから、小さな船に乗って、
スカンセンのある、2つ隣の島に行くことにした。
15分程で着くと、そこにはチボリ公園があった。
コペンハーゲンにしかないと思っていたのでちょっと拍子抜け。
その先にスカンセンがあった。
チケット売り場でカード決済した時に、受付のおねえさんが漢字を美しいと言ってくれた。
ちょっと誇らしくてうれしい。
中に入ると、スカンジナビア地方の動物を集めた、ちいさな動物園と、
スウェーデンの各地から集めたという、古い民家や農家が並んでいた。
観光客も子供連れのファミリーがほとんどで、ほのぼのしていた。
建物の中に入ると、民族衣装を来た人が、伝統工芸を実演していたり、
移築された小学校では、当時の先生の衣装を来た女性が案内をしてくれた。
個人的には、スカンセンはとてもよかった。
もともと行く予定でいたけれど、
前日、シリアラインの中で、スウェーデン人におすすめの場所を聞いたとき、
スカンセンをすすめられたので、きっと地元の人にも人気の場所なんだと思う。
素朴で、でもあたたかい印象のする、地元の人に愛される場所なんだな、と感じた。
少しはずれの方に行くと、高台になっていて、そこからガムラスタン(たぶん)が一望できた。
天気も手伝って、とてもいい眺めで、ガムラスタンで聞こうとiPodに入れていた
「魔女の宅急便」を聞きながら、しばらく芝生に座って眺めていた。
また船でガムラスタンに戻り、歩いて駅に戻り、
バックパックを背負って、ユースへ向かった。 -
5/4(2日目)
朝から冷たい雨が降っていた。
この旅で最初の雨だった。
船のユースがとても快適だったので、次のユースをキャンセルして延泊しようかと、朝から悩んでいた。
キッチンでコーヒーと誰かが残してくれたパンをかじりながら、どうしようかと思っていると、
おじいさんがにこにこと話しかけてきた。
昨日、甲板で出会ったおじいさんだった。
イギリスから遊びに来ているそうで、私のこともすぐ日本人だとわかってくれた。
(ずっと中国人に間違えられていたので、うれしかった・笑)
レンジの使い方が分からないのか、困っていたので見てみると、コンセントが抜けていた。
ふたりで大爆笑。かわいいおじいちゃんだった。
そんな出会いもあってますますここのユースを出ることが惜しくなったけど、
何事も経験だと思い、チェックアウトをして、次のユースへ向かった。
この日のユースは中央駅に近くにある「City Lodge」。
WEBで探したときに、北欧らしいファブリックがふんだんに使われているのがかわいくて予約したのだった。
着いてすぐにベッドに案内してくれた。
18人部屋のミックスドミトリーだったけど、カーテンで仕切られていたので、割と快適だった。
出かける準備をして、とにかくお腹がすいていたのと、日本食に飢えていたので
近くのアジアンフードのお店に入って中華料理を食べた。
ユースは中央駅の近くだけあって、近くにスーパーやマーケットも出ていて
非常に便利な場所だった。
その後はデザイン系のお店や、デパートのディスプレイを見るために、
いろんな所をパトロールしに行った。
スウェーデンは人も街もスタイリッシュだった。
フィンランドはナチュラルでかわいらしい雰囲気があったが、
スウェーデンはデザイン大国らしく、シュっとしたかっこよさがあった。 -
左:突然歩道にあった、謎のオブジェ。
びっくりして変な声出したら、
近くにいたおじさんに笑われました。
右上:デザインショップにあった、
赤ちゃん用のくつした。
北欧ファブリックらしい色彩が素敵。
右下:スウェーデンの牛乳っつったらArla社!
なぜか日本語がありました。 -
5/5(3日目)
写真は市立図書館。
この日も雨だった。
寒いのでダウンを着て出かける。
今日はグスフタフスベリという郊外の街の、陶磁器博物館に行く予定だった。
そこに行って食器をたくさん買うつもりでいたので、日本から梱包材まで持ってきていた。
博物館のオープン時間は遅いので、その間に市立図書館に行くことにした。
ユースから歩いて20分も掛からない。
ストックホルムは広そうで、普段たくさん歩いている私には何ともない距離だった。
市立図書館はデザイン誌には絶対取り上げられるような建物で、
写真で何度も見ていたけれど、実際に見てみるのとではまた違った良さがあった。
入った瞬間は、思ってたより小さいな、と思ったけど、
建物の特徴的な形はもちろん、木のぬくもりや、照明のあたたかさが、
あたまに描いていた北欧デザインだった。
地元の人はここで当たり前のように本を借り、調べ物をして…
ということが行われているんだと思うと、この国の人々の育まれる感性は、
私たちの比じゃないと思えてしまった。
静かな図書館に私の一眼レフのシャッター音が響いた。
利用者はみんな慣れているようだったが、さすがに申し訳ないので、
コンパクトデジカメで、この360度広がる素晴らしい空間を、必死に納めていた。 -
中央駅からガムラスタンを超え、その先のSlussen駅の高架下にあるバス停に向かった。
474番のバスがグスタフスベリ陶磁器博物館へと行く。
来たバスの中で切符を買おうとしたら、なんとバス内では買えないと言われた。
近くのキオスクのような所へ行けと言われ、お店のおにいさんに行き先を告げ、
回数券のような切符を往復分買った。
謎のシステムだぁ…。
ようやくバスに乗り、運転手に着いたら教えてください、というと、
陽気に、運転席のすぐ横のシートに座りな☆と言われる。
降りる駅の手前で教えてくれて、帰りのバス停の場所や、だいたいの時間も教えてくれて、
ほんとうに助かった。
スウェーデンの人は、フィンランド人に比べ陽気に感じた。
博物館について中をサササと見て、大本命のアウトレットショップへ行った。
もちろんグスタフスベリを見たかったのだけど、
反対側にはアラビアのショップもあり、かなりの時間お店に居座ってしまった。
ショップの一角に何時間いたのか、というくらい迷って、
結局ベルサのカップ&ソーサーを2セット買った。
レジでは陽気なおばさんが、いい選択ね。なんて言ってくれる。
隣のテーブルに梱包用の紙が置いてあり、そこでまとめて、やっとショップを後にした。
ちなみに、グスタフスベリのアウトレットショップでは、
日本で買う1/3くらいの値段で買うことができたけど、
それでも私には高価だったので、かなり惜しんでどうしても欲しかったものだけに押さえてしまった。
リサラーソンの置物も、迷って迷ってやめてしまった。。
(ちなみに今、高くても買えばよかったと大後悔している…) -
さよなら、ストックホルム。
5/6(4日目)
今日も雨。
朝食をとり、チェックアウトをして、
ユースから中央駅の反対側にある、高速バスのターミナルへ行った。
ユースで知り合った2人が一緒に来てくれたので、スムーズにバスに乗ることができた。
ターミナルで別れ、空港に向かった。
13:15 ARN スウェーデン アーランダ空港(SAS)
14:25 CPH デンマーク カストラップ空港
15:45 CPH デンマーク カストラップ空港
いつも帰りの飛行機では爆睡してしまうのに、
楽しかったこと、不安だったことを想い出すと眠れなくなってしまい、
長いフライトの間、映画を見て過ごした。
5/7
9:30 NRT 成田国際空港
成田に着いて、その足で会社に向かった。
あっと言う間に現実に戻ってしまった。
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