いくぜ!ゴールデンロック!!ミャンマー一人旅（後編）

2009/05/27 - 2009/06/02

いよいよ今回の旅のもう一つの目的地・チャイティーヨに向かいます。雨期のこの時期に無事にゴールデンロックまで行き着けるのか？ポケットには$125まで減ってしまった総予算。体力、予算、そして時間といろんな制限を抱えてヤンゴンに到着。

エリア チャイティヨ(ミャンマー)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー

空港に到着し、その足でチャイティーヨ方面に行くバス乗り場を探します。

さすがに空港からは出ていないようで、タクシーでバスターミナルに向かいました。

バスターミナルは古い日本製のバスが数多くとまっておりました。タクシーの運転手が色々と聞いてくれて教えてくれたのがこのバス。これに乗ってチャイトーまで行けと。

チャイトーまで$5、約４時間弱のバスの旅です。

ヤンゴンからバゴーまでは比較的道も広く、かなり飛ばしていきます。

バゴーをすぎると見渡す限りの平原です。
道は狭くなるので平均速度は落ちるのですが、このバスの運転手は、追い抜き追い越しに生き甲斐を感じているのか、前を走るバスやトラックを次々とパスしては「ﾎｫｳｯ!｣と奇声を発してました。

予定より早くチャイトーに到着。

といってもただ道ばたに降ろされただけで、自分がどこにいるのかは全く把握できません。

雨も降ってきたので食堂に入り、甘ーい紅茶を飲んで一息つきます。

と食堂で働く少年がなんと英語で話しかけてきました。地獄で仏とばかりにゴールデンロックへの行き方を聞いてみると、ここからキンプンという町に行くべきだと教えてくれました。

少年の教えを素直に聞き入れ、小雨降る町に繰り出します。

キンプンキンプンと声をかけているとバイクタクシーが言い寄ってきました。

雨も降ってきて面倒だったので$4で手を打ちました。バイクの後ろに乗りキンプンへ。

うれしいことに雨はすぐにやみ約30分弱で到着です。

バイクタクシーの運転手に紹介されたゲストハウスに泊まることにしました。

Seasar Guest House,一泊$5、部屋は狭く、シャワーは水。もう少し探せば良かったと少し後悔。
ツインの部屋にすればもう少し良かったのかもしれませんが、予算がないから仕方ありません。

翌日は朝から雨でした。

キンプンの町からヤテタウンに向かいます。ここからはトラックの荷台に乗っていきます。

朝６時過ぎに乗り場に行くとすでに何人かの客が出発を待っているようでした。しかし話を聞くと人数が集まらないと出発しないとのこと。40人集まれば出発といってますが、10人も居ませんけど･･･。

とりあえず朝飯食べに食堂へ。

乗り場に戻りベンチで出発を待ちます。

受付?に看板があり、読んでいると片道1,500ﾁｬｯﾄ、でも2,000ﾁｬｯﾄ払えば助手席に乗れるようです。

まよわず助手席ゲット。8時過ぎようやく出発です。荷台にはちょっと少なめですが30人程の乗客が乗ってます。

格闘家の田村潔司選手に似た運転手は、出発前に手を合わせ黙想します。
神に無事を祈るかはたまた神聖な場所に行くことへの許しを請うのか、何となく横にいる私の身も引き締まります。

助手席には私の他にミャンマー人の婆さんとその娘。彼女たちも早速念仏を唱え始めました。

荷台は写真のように既にずぶ濡れです。

トラックでの道のりはかなりやばいです。

急勾配で狭い山道をうなりをあげイスズのトラックは登ります。

山を登るにつれ気温も下がり上着を着込む程です。

急な坂道を下りるときには思わず目の前に貼ってあった出雲大社の交通安全ステッカーに祈りを捧げてしまいました。

約１時間でヤテタウンに到着。タイミング良く雨もあがりました。

ヤテタウンからは歩いて山頂を目指します。
約1時間程です。

これが結構きつい。途中めげそうになったとき、トラックで一緒だった女性2人にまた会いました。言葉はわかりませんが、頑張れと言ってくれていたのでしょう、その言葉に励まされ足を進めます。

ようやく頂上が見えてきました。入山料とカメラ代で$8です。

やりました!ようやく登頂!!

しかしここに来て雨が再び降り始めます。

雲の中にいるように視界がどんどん悪くなってきました。

目指すゴールデンロックはすぐそこ。

折りたたみの傘は風で飛ばされる寸前、吹き降りの雨で全身ずぶ濡れです。

それでもめげずにゴールデンロックの周りを見て回ります。

確かに微妙なバランスでのったこの大岩、不思議な感じです。

岩を見て感動って事はありませんでしたが、ここまで来た自分に何となく満足です。

ここまで来れば達成感は大きいと思いますよ。

ゴールデンロックのすぐ横ある東屋で休憩。

中に入ると同時に外は更に強い風と雨。まるで台風のようです。

１時間程ゆっくりし風雨もおさまりかけたので帰路につきます。

今日はヤンゴンまで帰る予定ですからあまりのんびりできません。

ヤテタウンまでは下りのみなのですぐに到着。

行きに乗ってきたトラックが調度出発のようです。

再び助手席に乗り込みキンプンまで。

キンプンに着くと違うトラックがチャイトーまで行くとのことで、宿に走って荷物をとりすぐに乗り込みます。

チャイトーの路上でバスのチケットを買い、来たバスは滋賀交通？帰りは3800ﾁｬｯﾄでした。

ヤンゴンには夕方に到着。

バスターミナル(ｱｳﾝﾐﾝｶﾞﾗｰﾀｰﾐﾅﾙ)から町までは約45分､$5でした。

ヤンゴン中央駅近くのホテルに宿をとりました。

1泊$15､しかしこの宿代(2泊$30)を払うと残るは$50、ここからはお金にシビアに行かないとやばくなってきました。

シュエダゴォンパヤーです。

宿から歩いていきました。

入場料＄５、南入口から入ります。

ミャンマー最大の聖地というだけあって素晴らしいの一言。

ガイドブック片手に境内を隈無く見て回ります。

高さが約100mある黄金の塔。

多くのミャンマー人がお参りにやってきます。

多くの宝石や使われている金箔すべてが寄付によるものだそうです。

信仰心がとても強い人々なのですね。

シュエダゴォンパヤーで声をかけてきたミャンマー人大学生に教えてもらったシャンヌードル店に行きました。

牛肉ダシで少しピリッとするスープは私の好みの味でした。

ミャンマーでの食事でナンバーワン。１杯2,000ﾁｬｯﾄ。

ボーヂョーアウンサンマーケットに行けば日本円が両替できるのではないかと期待して向かったのですが、なんと市場がお休み。

後は闇両替しかないとふみ、町をぶらついていると声をかけてくる輩が結構おりますね。

数人と交渉し１万円を$95で手を打ちました。

これで土産も買えれば旨いモノも食える。

ヤンゴンの町をぶらついた後、タクシーをチャーターし、チャウタンという町へ。

水中寺院を見てきました。
タクシーで約１時間、$12かけていきましたが、はっきり言ってそこまでかけていくところではありません。

ヤンゴンに戻り最後の夜となりました。

お金もあるので少し豪華にショーを見ながら食事ができるカラウェイパレスというレストランへ。

食事はビュッフェスタイルで$12､ビールは$3。

特にミャンマー料理だけと言うことではなく中華やタイ料理もありました。

でもシーズンオフのこの時期なので私以外は７グループ程、テーブルも半分以上は空いてました。

お腹いっぱいまで食べたので帰りは歩いて帰ることに。

歩き方の地図を見るとそんな距離はなさそうでした。

しかし歩けど歩けど目指す目印が見えてきません。

結局40分以上歩いてようやく到着。食べ過ぎた分ちょうど良かったのかも。

約一週間のミャンマー旅行。

もう少し時間があれば良かったのでしょうが、それがサラリーマンの悲しいところ。

でも何事も腹八分目くらいがちょうど良いのかもしれません。

早朝のヤンゴン国際空港、ここだけがやけに新しい建物です。

こんな金あるなら他にまわせよって思う人結構多いんじゃないかな。

この旅行記へのコメント （2）

• hankaさん 2009/06/26 03:13:51

  空港新ターミナル

  1週間ではちょっとしんどいんですが、良く回られましたね。ヤンゴン空港の新ターミナルは日本の援助（ＯＤＡかな？）で建てられました。インフラ整備に関しては東南アジア全般で援助して上げたらいいと思います。国立マンガ喫茶作るくらいならね。

  tymyさん からの返信 2009/06/27 11:25:55

  RE: 空港新ターミナル

  はじめまして。書き込みありがとうございます。
  
  仰せの通り、一週間での旅路はかなり駆け足でした。
  チャイティーヨの道中は疲労と雨で心が折れそうになりましたが、心優しきミャンマー人の励ましの声で何とか目的を果たすことができました。
  不便な国ではありましたがその不便さも今となっては笑い話ですね。
  それにしてもあれだけ日本車が多いのですから、いっそ左側通行にすればいいのにって思いませんでした？（笑）