釜山・晋洲・統営一人旅Ⅴ　統営③地元の人と行く【統営の知られざる絶景棚田】

2009/05/25 - 2009/05/30

　中央市場で、彼女たちと別れを惜しんだ後すぐ、今度は地元統営の人との触れ合いがありました。

　カメラを肩に、ホテルまでの道をブラブラ歩いていると、突然「ヘイ、ユー！！」と声が聞こえる。
振り向くと「カメラマン？」とたたみ掛けてきた。
うなずき加減に見つめると、相手は笑顔で「プロ？」と問う。
そして、自分を指差し「プロ！」と言った。
　
こうして、自称“プロカメラマン”と４時間ほどの交流が始まる。
「素晴らしいビューポイントがあるけど行かないか？」と、片言の英語と、身振り手振りで僕を誘う。
何か勘違いをしているようだと思ったが、人懐っこくて、ハッタリ屋的な“プロ”に、何故か親近感が湧き、吸い込まれるように彼の車に乗込んだ。
　
向かったのはまたもや弥勒山。
しかし、景色は全然別物だった。
しかも、統営にこのような「棚田」があるとは・・・

エリア 統営(韓国)

• 交通手段: ヒッチハイク

｢プロは助手席に僕を乗せ、山麓らしきところで車を止める。

こんな山道を30分、途中で参加した女性（つれ）も一緒です。

途中すれ違う人もいません。

いまさら悔やんでも、もう遅い。

しかし着いたところで、思わず「ウォー！！」と声がでました。　絶景です！！

プロは「どうだ！」と言わんばかり満足そうにうなずきました。

観光を目的とした日本人で、ここに来た人は多分いないかもしれません。

尾根伝いに弥勒山の山頂が見えます。

午前中はロープウェーであそこまで行っていました。

「プロ」と「つれ」

プロ自慢の600mmの望遠。

彼はこの他、さまざまな器具を持ってきていました。

絶景を撮るには三脚がないと無理みたいです。

プロは僕の初心者用のデジイチ200mmを手に取り「OK!!」

プロのカメラは、愛用のCanonです。

嬉しそうに見せてくれました。

撮影場所はこのような崖の上です。

やはり「プロ」はサマになってますな。

プロにかかれば傘はレンズフード代わりです。

後ろ姿がいいですね！

「プロ」の人柄が表れているようです。

統営にこのような棚田があるとは、何を調べても載っていません。

以下「プロ」の手ほどきをを受けた写真です。

神々しい・・・

金色の海です。

まるで、一幅の墨絵をみるようです。

ここは田舎の原風景がそのまま息付いていました。

ここで採れるお米は美味しいだろうな・・・

いつまでいても見飽きません。

移り変わる景色に見とれてしまいました。

雲とも思えるような、たおやかな海です。

潮目の移り変わりも見えました。　　

荘厳です。

もう・・・

そろそろ日没です。

黄昏の美しさに感動！！

一日の終わり・・・今日の幸運を感謝しました。

「プロ」と「ツレ」と「僕」　4時間ほどの触れ合いでした。

別れのとき、片言の英語で「ビールでも飲まないか？」と誘われましたが、疲れていたので断ってしまいました。

もう少し余裕があったならばと悔やまれました。