2009/05/21 - 2009/05/22
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Travelandcafe34さん
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新幹線に乗って東京・上野駅で下車。
1泊2日のちいさな旅。
現地の友達にガイドをお願いし、
大好きな下町のおいしいもの、すてきな場所を求めて
猫のように気ままに歩いてきました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
-
10:22、上野駅到着。
歩くには申し分ないお天気です。
友達が迎えにきてくれました。 -
お昼ごはんにしよう、ということで
友達が隠れたオススメスポットへ連れて行ってくれました。
都バス(suicaが使えて便利)を乗り継いで…
たどりついたのは「東洋大学」…!? -
6号館の地下の食堂。
ラーメン・洋食・パスタ等など、5件のお店が並んでいました。
あれこれ目移りしてしまうけど…
一番奥にあった、一番気になるカレー屋さん"mantra"
に決定!
食券を買って、お店の人に渡すと… -
インド人のシェフがその場でナンを伸ばして、釜で焼き上げてくれました!!
(※ナンとご飯は選べます。)
こちら本日のおすすめ「チキンカバブマサラ」です。
「タンドール」という釜で焼き上げたチキンの入ったスパイシーなカレー。
大きなお肉がごろごろ、ナンもトレーからはみ出す大きさ!
ヨーグルトドリンクみたいな「ラッシー」もついてきます。
懐にやさしく、お腹も心も満足の一品。
こんなのを毎日たべられる学生さんたちがうらやましい! -
東洋大学の学食という意外なグルメスポットを後にし、
谷中界隈へ戻ってきました。
下町の情緒ある古びた町並みの中に点々と
新しさのあるお店も立ち並んでいます。
どれも個性的で素敵…、ふらっと立ち寄りたくなります。
その中でも友達がすすめてくれたのが
和紙の小物や手ぬぐいなどの「和」デザインの雑貨が手に入る「いせ辰」というお店。
外国の方もいらっしゃり、お土産を選んでいらした模様。
私が選んだのはこの「ぽちメモ」。
こんな素敵な柄の小さな小さな千代紙が150枚も入っています!
どうやって使おうか考えるのも楽しい♪
その後、もう1件のおすすめショップである「イリアス」という雑貨屋さんへも連れて行ってもらいました。
こちらは世界から集めた珍しいグッズ、アンティークの食器やアクセサリー、
様々な作家さんの作品と、何故か「本」にまつわる小物が充実していました。
本好きさんならきっと好きになる、不思議な感じのお店でした! -
さて、少し歩き疲れたところで休憩。
ひょいっと何気なく入った"Blancheur Cafe"というこのお店。
実はもうひとつの顔があって… -
お花屋さんでもあるのです!
沢山のお花に囲まれてティータイム。
紅茶、コーヒーはもちろん、3タイプから選べるハーブティも。
その中から「エレガンスブレンド」という、バラのほのかな香りの付いたハーブティを選びました。
レモンを絞ると色が明るいピンク色に変わる珍しいもの。
ちいさな三日月のようなクッキーも付いてきました。
更に、ハーブティを頼むとプチブーケのプレゼントも!
お花を目で見ながら、味わえるお店。
身も心も癒されます。 -
友達と夜はおうちごはんで、1日目の散策終了。
上野の浅草通りにある「ツクバホテル」という所にて1泊します。
バス・トイレ共用。
お部屋は必要最小限の設備と広さですが、1人旅には丁度いい感じです。
なんといってもお値段。
東京の真ん中で、5000円もしないで泊まれるなんて!
そしてこれはお風呂ののれんです。
このマーク、どこかで見覚えありませんか??(^^) -
2日目、スタート。
ホテルからチェックアウトし、一路上野駅へ。
途中、浅草通りにこんなレトロな歯医者さんが。
それに、この通りはお仏壇屋さんが沢山並んでいます。
そのため別名「仏壇通り」とも呼ばれるそう。
変わってゆく町の中に、昔から変わらないもののある風景。
上野のそんなところが好きです。 -
上野駅で友達と待ち合わせ。
目印はこのジャイアントパンダ君です。
すごく頭がジャイアントです! -
さて、時刻は9:00を少し過ぎた頃。
朝ごはんはレトロな喫茶店のモーニングと決め込むことに。
カフェ、ではなく、喫茶店です。 -
上野駅から徒歩3分ほど、小路の入り口を地下に降りると、瞬時にタイムスリップ。
「喫茶・古城」はその名の通りの内装で、地上とは別世界を味わうことができます。
こんな優雅なステンドグラスや、彫像、シャンデリアがあり、
時間によってはエレクトーンの生演奏が聴けるそう。
座席はゆったり座れるふかふかのソファでした。
朝からセレブな気分です。 -
モーニングセットは4種類程のセットがあり、
その中で「野菜サンド」と珈琲のセットを頂きました。
塩のボトルの中にもコーヒー豆が入っています。
お昼は昔ながらのスパゲッティが楽しめる模様。
1日の間に、古城は様々な表情を見せるようです。
「古城」では、今時なかなか見つからない雰囲気を生かしてドラマの撮影も行われたそうです。 -
続いて訪れたのが、重要文化財の「旧岩崎邸庭園」です。
あの「三菱」の創始者さんが昔邸宅として使っていた洋館で、明治時代に作られたそうです。
門の前に植えられているシュロの木が、ヨーロッパでも日本でも無いような異国の雰囲気をかもし出しています。 -
早速邸宅の中へお邪魔します。
これはエントランスの中から外を見た図。
係員さんの後姿が執事さんのようで素敵です…! -
マントルピース。
沢山のお部屋があるけれど、邸宅内に同じ暖炉は一つとして存在しません。
お部屋に合わせてそれぞれのデザインになっています。 -
廊下に何気なく設置されたストーブまで優雅な装飾が施されています。
-
邸宅の中央にある柱と階段。
これを上ると、当時の人になったような気分になりました。 -
ここから明るい日差しの入るサンルームに繋がっています。
岩崎家の方々が、このサンルームで撮影した写真が展示されていました。 -
サンルームから望む広い庭園。
こんなところで紅茶でも飲めたら最高だと思いました! -
再び室内へ。
本棚には貴重な本が沢山納められていました。 -
とてもお洒落で、凝った造りの窓。
影絵みたいで美しい。 -
2階へ上がります。
これは階段の所にある2本の太い柱。
繊細な彫刻に、表面はニスが永い年月を経て結晶化したキラキラが浮き出ています。
光の加減で宝石のように輝いて、とてもきれいでした。 -
照明器具。
電球は「マツダ」という会社の当時のものだそうです。
(自動車メーカーではないらしいですが) -
2階のお部屋はより明るくやわらかな印象で、
1階のお部屋の重厚なイメージとは異なります。
ここはターコイズグリーンと壁紙に配された金箔との取り合わせが美しいお部屋。
ため息が出ます。 -
ここはご婦人方が集まったというお部屋。
なるほど色合いなどが優美で温かみがあります。
当時の雰囲気が最も感じ取れるお部屋、かな? -
2階の部屋から繋がったバルコニー。
ここから芝庭を一望できます。 -
バルコニーの手すりの装飾。
周りの深い緑と調和する繊細なデザインです。 -
ロイヤルドルトン社のトイレ!
ブランド物です。 -
洋館をひととおり見てまわり、次は和館へ。
この旧岩崎邸は洋館と和館がひとつながりになっています。
和館では、お抹茶とお菓子も出しているそうで、庭園で頂くことができるようでした。
この奥には立派な壁画が残っています。 -
和館の庭園はこんな感じ。
苔むしていて風情があります。 -
金魚鉢。
ついつい覗き込んでしまいます。 -
かわいらしい下駄、誰の下駄?
…と思いきや、ちゃんと名前が書いてありました。
「スタッフ用」と。 -
和館にて、館内見学順路終了となります。
その後は庭園見学。
外から見たバルコニー部分。
丁度、ご婦人方が語らっている様子が当時の方々のように見えて素敵だったので…。 -
丁度バラも綺麗に咲いていました。
サンルームの外側あたりで見つけました。 -
これは撞球室(ビリヤード場)。
カントリーな雰囲気です。 -
撞球室のテラスに、馬車のミニチュアみたいなベンチがありました。
かつてここで岩崎家の人々はつかの間のレジャーを楽しんでいたのかしら。 -
広い芝生の中に混ざって点々とタンポポやシロツメクサが咲いていて、伸びやかな気持ちになります。
芝生の縁には、もうガクアジサイが咲いていました。
ちょっと洋風な美。 -
旧岩崎邸庭園…
本当にどこをとっても、すばらしい場所でした。
また来たいな。 -
その後、不忍池の辺りを歩き、
不忍池の上をサイクリングしたり(?)して楽しみました。
風が強くて流されて大変! -
道中、カラフルな顔彩の絵の具が並んだ画材屋さんを発見。
見てるだけで楽しくなります。
色の博物館。
そういえば付近に「東京藝術大学」があるので、そこの学生さんがよく利用するのかも。 -
さて、友達が「とにかくここにだけは連れて来たかった!」というほどのおすすめの場所に着きました。
古い民家のような佇まいですが… -
その正体は、英国風のティーハウス"Pekoe"というカフェなのです!
(本当は昨日のうちに訪れたかったのですが、満席でした…)
和な門構えに、ユニオンジャックという組み合わせが不思議とマッチしています。
とてもわくわく……。 -
オーダーしたのは「クリーム・ティー」(本場イギリスでクリーム付きスコーンと紅茶のセットを意味する)。
アールグレイとくるみ入りスコーンです。
注文の品が出てくるまでの時間、楽しみましょう!
店内はそう広くはなく、席数も限られていますが、心を掴むものが小さな空間の中にぎゅっと凝縮されているように、密度が濃いのです。
アンティークなどのこだわりの小物が散りばめられていて、それがなぜかウサギのモチーフのものが圧倒的に多いのです。
なので、あちこちに隠れているウサギを探すのも楽しみの一つです。
ちなみに、私が座っているイスの背もたれの間にもウサギさんがいらっしゃいました。
さて、オーダーの紅茶セットが運ばれてきました。
ティーコゼーやマットは手作りで、一つ一つ違うぬくもりある表情。
紅茶には差し湯もついて、ゆっくり楽しむ心遣いが効いています。 -
そして、このお店の素晴らしいところはおいしい紅茶とサービスのみならず、
ステンドグラスに彩られた庭園です!
様々な種類のバラが咲き競っていて、実にいい時期にこれたなぁと嬉しく思いました。
時折、風が吹くとバラの甘い香りが感じられて夢心地になります。
こんなかわいらしいお庭が、お店があったなんて!!
時々、蝶が飛んできて花の蜜を吸いに集まってくる、都会にこんなオアシスがあることにも驚きました。
私のカフェ遍歴の中でもこれは忘れがたい出会いです。
いずれまた訪れたいと思います。
これにて2日間の短い東京滞在は終わり、今度は在来線を乗り継いで6時間の新潟への帰路につきました。
不慣れな東京歩きをサポートしてくれたガイドの友達には、とても感謝しています!
また行くときはよろしくおねがいします!
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