2009/05/18 - 2009/05/18
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スーポンドイツさん
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★★注意★★
お料理はすべて≪イタリアン≫に変わっておりますのでお含みおきください。
2010年11月、平日ランチにデザートビュッフェつき、チョコレートフォンジュもあります。
http://www.maiko-hotel.co.jp/
最近ものわすれが続き、落ちこみがちの母
知人ゆかりの舞子ホテルが創建90周年記念企画として「大正建築の見学と昼食」を開催していることを知り、少しでも母の気分が晴れればと思い誘ってみました。
舞子ホテルは法事や生け花の会などで利用したことがありましたが、もう16年以上前のこと。私たちにとって懐かしさいっぱいの場所でご馳走をいただき、楽しいひとときを過ごすことができました。
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山陽電鉄 舞子公園駅のすぐ北、歩いて数分のところに舞子ホテルがあります。
昨日までの雨もあがって気分も快晴!といきたいところですが、神戸市はインフルエンザの感染が拡大し、市内のホテルでもキャンセルの電話が相次いでいるようです。 -
ここは、日下部汽船のオーナーの別荘として大正8年に建てられ、今年90周年を迎えました。
昭和38年から山陽電鉄がホテルの経営を引き継いでおり、さまざまな記念企画が催されています。
見学ツアーは、6月30日までの毎週月曜日11時から
館内の見学・昼食(松花堂)お土産こみで会費は¥3,500
前日までにフロントへ電話で申し込みます。 -
玄関を入ると打上げ天井になったロビーがあります。
以前は玄関脇に小部屋があって、靴を預かっていただきましたが、絨毯が敷きつめてありそのまま入ります。
右奥のフロントで会費を支払い、この左手応接間で全員揃うまで待たせていただきます。
ツアーの定員は15名、本日の参加者は7名です。 -
浜田さんに案内していただきます。
ここは、待合室として使われている応接室です。南東側(左)は半円形に突き出したコーナーになっています。
見上げると格天井、縦長のシャンデリアは2階で人が歩くと揺れて囁くような音がするそうです。 -
いきなりですが、16年前の1階応接室です。
こんなチビたちが平気で転がりまわっていたかと思うと、ホテルの方もハラハラだったことでしょう(汗) -
床は寄せ木模様張りの仕上げになっています。
大理石の暖炉の両横には象と獅子の置物、テーブルや椅子には龍の彫刻が施されなかなか重厚な雰囲気です。
これらはオーナーが海外で買いつけ、自社の船舶で運んだものだそうです。 -
応接室横の階段の上がり口には柱と一体になったフクロウの彫刻があります。
フクロウは福を呼ぶという他に、(夜行性であることから)景気の悪いときも見通しが利くという意味があるそうです。しっかり頭をなでておきました(o^-')b
また夜の航海を守る守護神でもあるそうです。 -
2階に上がってみましょう。
欄干もいいですねぇ。木のあたたかさが伝わってきます。
右側の洒落たドアはトイレです。 -
2階は寝室として使われていたそうです。1階に比べて軽やかな雰囲気です。
カーテンに隠れて見難いのですが、窓の上部にもシャンデリアのデザインにマッチした緑のステンドグラスがはめ込まれています。
結婚式では写真室として使われているそうです。 -
さきほどのトイレの扉を開けると、中には船室のような丸い窓のついた戸があります。
綺麗になっていますが、引き戸・和式はそのままのところもあり、足がいたむ母は洋式を探していました。 -
階段を下りて大広間へ向かいます。
ランプやステンドグラスがいい雰囲気です。 -
少し庭の景色がゆがんで見えるでしょうか?
大広間の北側、中庭に面するところは、創建当時からの手すきのガラス戸だそうです。
「お子様にべたっと手をつけられると心配なんですよ〜」とは案内してくださった浜田さんのお話。何枚かは割れてしまったそうですから気がかりですね。 -
70畳敷の大広間です。
ここで大昔お花の会がありました。「当時畳敷きでしたが・・」と言いますと、最近椅子席での希望が多いので畳の上に絨毯を敷いていますとのこと。
もちろん利用目的に応じて替えてくださいます。 -
今日はここで昼食をいただく予定、すでにネームプレートが置いてありました。結婚式の時はテーブルセッティングが変わります。
欄間も立派です。この大きさの木はなかなかないでしょう。 -
タイトルの舞子帆照・・舞子ホテルと読めた方はいらっしゃいますか?
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女性の頭の高さからわかるように、欄間はそれ程高くありません。が、天井が高い!
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西側の奥まった和室へ移動します。
靴を脱いで、書斎として使われていた和室を拝見します。 -
欄間の彫刻はつぶれてしまったところもありますが、他にも数種類あり、とても可愛いです。
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五つの和室を持つ平屋建ての二棟は桃山調の書院造りだそうです。
お部屋には雪見障子、床の間も趣向が凝らされています。 -
もと蔵を(柱や梁をそのままに)結婚式場に改装したそうです。天井が高く、手を打つとよく反響します。
神式では生の雅楽演奏もあるそうです。
なんと!キリスト教式にも早代わりするそうですよ。 -
渡り廊下を曲がって、客室を見せていただきます。
北側は昭和初期に建てられた数奇屋普請の2階建てだそうです。
歴史ある佇まいをそのまま残しているため、客室にトイレやお風呂はついていません。 -
使われていないようでしたが、広い勝手口です。
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こちらは結婚式の時、親族の待合室や着付けの部屋となるようです。
客室の入口はそれぞれ意匠が異なり、部屋ごとにすべて写したい衝動に駆られます。 -
2階から明石海峡大橋が見えます。
かつてはお庭からでも海が見えましたが、舞子駅近辺の再開発に伴いビルやマンションに隠されてしまいました。
地震の被害は、大広間の瓦が落ちただけですんだそうです。 -
2階、牡丹の間です。
欄間、ガラス戸の枠、障子、床の間・・どれをとっても日下部氏が近代数寄者だったと想像できます。 -
中庭を眺めながら、渡り廊下を進みます。
花嫁さんがここに佇めば絵になりますね。
ロビー前に戻って、次は玄関からお庭のほうへ出てみましょう。 -
玄関の両サイドにあるステンドグラス、当時の舞子浜が描かれています。
ちょうど南から陽が差し込み美しい時間です。 -
北側は光が入らず、せっかくのステンドグラスが勿体ない気がします。
横の柱のふくらみ具合が素敵です。 -
習慣となって!つい下を向いて撮ってしまいました。
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最初に見学した洋館には地下室があることがわかります。
建物の南側をまわり、手入れの行き届いた路地を抜けます。 -
洋館を振り返ると、ひさしの下まで四角いデザイン!
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ぱっと視界が開けます。
裏の敷地も含めると5000坪
松の樹齢は7・80年、親子三代にわたる専属の庭師の方が毎日手入れされておられるそうです。 -
平戸ツツジが終わって、霧島ツツジが咲いています。
松の緑とのコントラストが鮮やかです。 -
松に栄養剤?
舞子公園のように松喰い虫にやられると葉が赤くなって枯れてしまうので、松の手入れには細心の注意を払っておられることでしょう。 -
洋館の正面、玄関に戻ります。
アーチ、レリーフ、ひさしのデザインもご覧下さい。
日下部汽船の本社は岐阜にあったそうで、そちらにも似た建物が残っているそうです。 -
手すきガラスの向こう、着物姿の仲居さんが昼食の準備をされています。
蹲で手を清めたいところですが、今日はインフルエンザを警戒してしっかり石鹸で洗いましょう。 -
お待ちかね、舞子松花堂です。
新緑の葉に見立てたゼリーが可愛いです。
わぁ〜せっかくのお料理、歪んで撮ってしまった〜 -
なかなか手のこった品々、お味も上品です。
明石海峡のとれたての鮮魚、これはいつもどおり、珍しいのは唐草豆富、山菜が織り込まれていました。 -
あ〜ぁ、やってしまった〜
桜桃葛餅 梅酒流し
上にかぶせてあった板状の寒天はぺろり、気がついたときは半分になっていました。
このあとコーヒーをいただいて、本日の予定終了。 -
お土産にいただいたのは金平糖
一合炊いたご飯が3日あると言っていた母が完食!
また心配し続けていた失くし物も再発行してもらうことができ一安心、身も心も満たされた一日となりました。
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この旅行記へのコメント (12)
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- とんちゃん健康一番さん 2009/06/29 09:56:12
- 素敵ですねぇ☆
- スーポンドイツさんへ♪
素敵なステンドグラスですね♪
日本風のステンドグラスも風情があって良いです☆
昨日はお会いする事が出来てとても嬉しかったですぅ♪
また、ゆっくりお会い出来る日を楽しみにしています。
- スーポンドイツさん からの返信 2009/06/29 23:18:43
- RE: 素敵ですねぇ☆
- とんちゃん健康一番さん、有難うございます。
昨日は楽しかったで〜す♪いつまでもお腹がいっぱいで夕食ヌキでした。
今朝、素人ながらビールコミュにも入れていただきましたよ。またよろしくお願いしますね。
すーぽん
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- Noririnさん 2009/06/05 21:39:29
- ホテル=帆照??
- スーポンさん こんばんは
舞子ホテルって宿泊も出来るんですね♪
結構良い値段みたいですが、大正建築を保存していくだけでも大変ですもんね。
各所にあるステンドグラス。
派手さは無くてもしっかりと存在感があり、なかなか良い雰囲気ですね。
今は和風の結婚式が好まれているとの事。
こういうステキなホテルで結婚式を挙げる人は多いのでしょうね。
大流行のインフルエンザは大丈夫でした?
まだまだ安心出来ませんがお身体に気をつけて!
Noririn
- スーポンドイツさん からの返信 2009/06/05 23:52:36
- RE: ホテル=帆照??
- Noririnさん、ようこそ(o^O^)o
> 舞子ホテルって宿泊も出来るんですね♪
近いので・・宿泊のお値段まで知りませんでしたが、静かで落ち着くと思います。一方神戸市系の舞子ビラなら安くてオーシャンビューも可能(一部×)ですよ。
> こういうステキなホテルで結婚式を挙げる人は多いのでしょうね。
一日2組限定なら、かちあわないですね。海沿いにあるセトレ(式場+宿泊+レストラン+老人向け!?健康プール)も経営が変わってから人気が出てきました。
> 大流行のインフルエンザは大丈夫でした?
有難うございます。免疫のあるらしき世代でしたので(~_~;)
ちょうどあの時2号が東京出張しましたが、関西弁を使うと振り返られたそうです。Noririnさんも気をつけてくださいね。
すーぽん
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- バートンさん 2009/05/29 23:41:36
- 大正時代の美しいホテル!
- スーポンドイツさん、こんにちは。
お母様と一緒に行かれた見学ツアーは親孝行だったんですね。
完食もされとても喜ばれたようで良かったですね。
このホテルはとても素敵♪
お部屋だけじゃなく玄関や廊下までも凝った装飾で目を見張りますね。
最近歴史的建築物を訪れる機会が多いけど、
大体が見学のみで数時間の滞在のみ。
こんなに素敵なお部屋でお食事や宿泊をしたら
どんなに素晴らしい時間を過ごすことが出来ることでしょう。
3500円で見学と美味しいお食事はいい経験をなさいましたね。
お母様にとっても素敵な一日でしたね。
ばーとん
- スーポンドイツさん からの返信 2009/05/31 21:51:18
- RE: 大正時代の美しいホテル!
- バートンさん、いらっしゃいませ〜♪
お返事が遅くなってすみません。
こういう建物は、実際に使い続けているのがいいことだと思います。
ふふ、親孝行に見えましたか?残念なことにランチだし、車だったのでアルコール抜きです。ちょっといい格好しすぎました(^^ゞ
すーぽん
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- まゆままさん 2009/05/22 22:47:33
- 舞子ホテル
- スーポンドイツさん、こんばんは!
舞子ホテル、記念企画でランチ&見学会というツアーされてたんですね〜知りませんでした。
16年前の思い出の場所でお母様とお食事、
お母様も完食され、喜んでいただけてよかったですよね。
ランチだけでなく、建物見学付きというのがいいです。
舞子浜の風景が描かれたステンドグラス素敵です〜
緑のシャンデリアもいいな〜と思いました。
和館の方もスーポンドイツさんが言われていたように広くて立派で、
欄間など見ごたえありますよね。
そういえばステンドグラスといえば、須磨の旧西尾邸もステンドグラスが素晴らしいレストランになっていて
よさそうなので何かの記念にでも行きたいなあ〜と密かに思ってるのですが・・実現できるかなあ?!と
- スーポンドイツさん からの返信 2009/05/23 09:14:31
- RE: 舞子ホテル
- まゆままさん、有難うございます。
撮影会やスケッチ会もありましたよ。
うまく写せなくて・・(-_-;)まゆままさんのように細かい部分に迫ってみればよかったかなぁ〜(^^ゞ
> そういえばステンドグラスといえば、須磨の旧西尾邸もステンドグラスが素晴らしいレストランになっていて ・・
須磨離宮公園の近くです。学生の頃、そこで大丸がテニススクールを開いており、しばらく通いました。今レストランになっている所でグッズの販売をしていましたが、暗いなぁと思う程度で建物のよさに気がつきませんでした。キーを閉じ込めちゃってJAFを呼んだ思い出の場所!?
月見山近辺は立派なお屋敷や洋館が取り壊されてマンションに変わってしまいました。
すーぽん
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- waterlilyさん 2009/05/20 20:13:17
- 舞子帆照は読めませんでした(^^)
- スーポンドイツさん、こんにちは♪
舞子ホテル、初めて聞く名なのですが、とっても素敵なホテルですね。
欄干も天井も、アーチ、庇のデザインも隅々まで趣向が凝らされているのですね。
勝手口がお玄関かと思うほど広い(@_@)
地震の被害が少なかったということは、それだけ作りがしっかりしているのですね。
大正時代の一般住宅の建築物に地下室まであるってすごいです。
お写真のお子様はスーポンドイツさんのお子様のお小さい頃でしょうか。転げまわっていたなんて感じは全然なくて、本を囲んでとってもお行儀良く聡明なお子様方ということが伝わって来ます(^^)
それにしてもスーポンドイツさんって本当に御家族思いで親孝行!
お母様もどんなにお喜びになったことでしょう。完食なさったって、本当に楽しい一日だったからですね。
スーポンドイツさんご一家のお健やかな日々を祝して☆
PS:新型インフルエンザ、大変ですね。どうか気を付けてくださいね。
- スーポンドイツさん からの返信 2009/05/21 08:42:51
- 有難うございました。
- waterlilyさん、ご心配いただき有難うございます。
電車やバスを降りてくるスーツ姿の人が全員マスクというのは、なんだか異常な光景です。マスクもずっと品切れ〜
神戸市といえども西の端の垂水区はまだ安全!?と甘い考えでお出かけしちゃいました(^^ゞ
> 地震の被害が少なかったということは、それだけ作りがしっかりしているのですね。
きっとそうなのでしょうね。
> 本を囲んでとってもお行儀良く・・
優秀な甥っ子です。残念ながらうちはまったくだめです(>_<)
ちっとも親孝行じゃないのですが、私自身もひとりの時の食事はテキト〜になってしまいがち。人と一緒に会話を楽しみながら食事をすることは大事なことなのでしょうね。
すーぽん
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- ホーミンさん 2009/05/20 18:54:22
- 親孝行
- スーポンドイツさま
こんばんは!
親孝行をされているのですね。
お母様にとって良い一日となったことでしょうね。
明石大橋の近くにこのような素敵なホテルがあったとは知りませんでした。
和と洋がうまく調和して、上を向いても横を向いても下を向いても「おおっ」と言う声が出てしまいます。
緑色の照明は珍しいような気がします。
夜になったら部屋は緑色の光で包まれるのでしょうか?
どんなだろう?
見てみたいです。
あの大きなガラスの手入れはたいへんそう。
あのガラスも震災で割れなかったんですか?
強いんですね。
たまには親孝行をしなくてはと思うホーミン
- スーポンドイツさん からの返信 2009/05/21 08:21:57
- RE: 親孝行・・いえいえ(~_~;)
- ホーミンさん、いらっしゃいませ〜
そうそう、先日いらっしゃったプロムナードは駅の南側でしたが、すぐ近くなんですよ。
眺望がよいのは少し東の舞子ヴィラ、アジアからの団体客も多く普段着でも気楽に利用できます。海沿いのホテルも結婚式場会社に経営が変わってから評判になっているようです。でもしっとり落ち着いて会席膳をいただくなら、こちらでしょうね。
緑の照明、いいですねぇ。
夜は橋と淡路島の夜景がきれいなので、またお越し下さいね。
親孝行も、にっこり笑ってすれば値打ちがあるのですが、ついつい怒ったり文句を言いながらするのでだめです(~_~;)
工事中だった橋は地震で多少ずれましたが、震源地の眼の前にありながらここは瓦が落ちただけでした。立派ですねぇ〜
すーぽん
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