ルドルフ皇太子ツアー　ブダペスト３日目　その３

2009/04/01 - 2009/04/11

　ブダペストのオペラハウスで、オペラを見ました。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

　夕方になりました。青空ですが、夕方なのです。５時半頃です。
　バスに乗って、みんなでオペラハウスに向かいます。
　西駅の前を通っていきました。りっぱだな〜。

　ここに世界一美しいマクドナルドがあるらしいのですが、ついに行けなかった。
　毎日、たっぷり食べているので、いつもおなかがいっぱいなのです。

　オペラハウスに到着〜。たしかに小さいですが、老舗の風格漂う建物です。

　オペラが始まってしまうと、写真を撮れないので、いまのうちにぱちぱち。

　うわあ、いいな〜。日本にもこういう劇場あるといいなあ〜。

　１階の客席。

　ロイヤルボックスが見えます。この部屋かな、エルジェーベトが観劇するのに使っていたシシィ・ロオジェって。
　それとも、左がわかな。

　客席から外の階段に出る扉。

　そうそう、ここからは幕間です。第１幕が終わって、ありがたいことに、列のはじっこだったおかげで、だーっとトイレダッシュ（ドアを出て、すぐのところにあった）をしたあと、あちこち撮影して歩くことにします。

　この日の演目はドン・ジョバンニでした。
　えーっと、たしか、女たらしのドン・フアン（ジョバンニ）が、いろいろと女の子あいてに悪さをして、最後には天罰をくらう、という話だったはず。

　どこもここもお城のようですてき。

　いつか、パリのオペラ座に、観客としてはいってみたいなあ。

　ここは飲み物や、ちょっとしたスナックをいただける部屋。ものすごい列になっています。だめだめ、こんなところで飲んだら、トイレに行きたくなる。

　シシィ発見。

　レトロな木の椅子。これが、かなりぎしぎし音をたてます。オペラを見ている間中、特に体格のいい外国の人たちが身動きをするたびに、ぎしぎしぎしぎしぎし、という音がずーっと鳴っていました。
　アットホームでなごみました（笑）。

　これがわたしの坐っていた座席です。椅子の下に見えるのは、むかしの空調設備。ここから、氷で冷やした空気を送っていました。いまはもちろん、普通のエアコンが使われています。

　オペラの感想ですが‥‥
　まず、舞台セットがワイヤーと木箱と木の板だけ、という、えらく簡単なセット。
　ドン・ジョバンニって古典劇だから、もっとオーソドックスな舞台だと思っていたのに、役者さんたちの演技や照明で、同じセットを違う場面として使っていくなんて、なんだか、「ガラスの仮面」の貧乏劇みたい。オペラ、あんまり見たことないから、こういうもんなのかな〜、と思いながら見ていました。

　始まってすぐ、いきなりドン・ジョバンニの家来が、雪だるまの風船人形を、サンドバッグのようにぶん殴ってるし。なぜ？
　なんか、斬新だなあ‥‥

　と思いながら、イタリア語の歌詞がさっぱりわからないので、舞台の上に表示される字幕を見上げると‥‥

　マジャール語！　もっとわからん！！

　ツアコンさんから、予習用のプリントをもらっていなかったら、本当にちんぷんかんぷんでした。
　なぜなら、舞台セットのみならず、演出も斬新すぎて、いまは何が行われているのか、舞台を見ているだけでは、よくわからないのです。

　ドン・ジョバンニって、難しいオペラ‥‥わたしには芸術的すぎて、わからない〜。

　と思っていたら、おばさまがたも「普通にやればいいのに」と言っていたので、今回はかなり特殊な演出だったようです。

　でも、おもしろかったですよ。冒頭でいきなり殺人が起こる陰気な話のわりには、曲はやたらと陽気で、みんなでドタバタ楽しく歌って踊っていたし。

　今度は古典的なセットで、もう一回見たいな、と思いました。

　ブダペストのオペラハーズは、とても小さくて、すぐそこに舞台があるので、芝居小屋、という感じがして楽しかったです。

　このあとはバスに乗って、ホテルに帰って晩ご飯です。

　オペラのあとだったので、みんな眠い〜。
　というわけで、ホテルで軽く、スープとパスタをいただくことになりました。
　そして、このスープがおいしい〜！　なんだっけ、なんのポタージュだっけ。
　おいしかったことしか覚えてません。

　そして、パスタ。上にのっているのはチーズの板です。
　ペンネ・アラビアータのお味は、とってもおいしい。
　ほんとに、東京のおいしいレストランで出てきても、おかしくない味でした。
　ただ、まったく具がないんですが（笑）。全部パスタ。
　しかし、おいしかった‥‥

　というわけで、ソフィテル・ホテルのレストラン、かなりレベル高いです。
　日本人の口にあいます。