2009/05/06 - 2009/05/06
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ねりねり(nemo-lin)さん
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ホイアンから50kmの位置に、世界遺産に登録されたミーソン聖域(遺跡)があります。
訪問前に日本のガイドブックを見る限りでは、「カンボジアのアンコール遺跡群の中の“ロリュオス遺跡群”に似てるなー」とか、「でもロリュオス遺跡よりもさらに屋根の部分のぺんぺん草の生え方が激しいなー」とか、そんなことばかり言っていました。
この遺跡のことはほとんどどのガイドブックにも詳しく掲載されていなくて、理解することが難しいと感じていたから、ガイドさんにいていただいてよかったなー、とつくづく思いました。
同日にホーチミンシティまで移動し、宿泊は最後の訪問都市・ホーチミンです。一週間なんてあっという間だな。
【★印がこの旅行記の範囲でーす】
5月
1日 成田出発、ハノイ泊
2日 ハノイ (ハノイ泊)
3日 ハロン湾(ハノイ泊)
4日 フエ (フエ泊)
5日 ダナン、ホイアン(ホイアン泊)
★6日 午前ホイアン、午後、ミーソン遺跡(ホーチミン泊)
7日 ホーチミン、深夜出発
8日 朝、成田着
【 6日の日程(つづき) 】
13:30 世界遺産ミーソン遺跡見学
15:30 ダナンのホームセンター立ち寄り
16:30 ダナン空港着。ガイドさんとドライバーさんとお別れ
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
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いきなり車の中からの写真で失礼します。
車道の中ほどまで黄色いものが両端から敷き詰められていますよね。この黄色にご注目。 -
正解は、お米。
こうやって乾かして保存するんですって。
お米の乾燥はべトナム中部ではフエでも何処でも、よく見かけました。車の通りの多い国道でも、一車線は完全にお米に占領されていて驚きました。 -
今度は黄色い大きな袋が。
これから乾燥するのか、作業が終わって袋詰めされたお米か、どちらかだそうです。 -
お米乾燥エリアが終わったら、今度はオアザイ女子高生の軍団に遭遇。女子高生は皆、髪の毛も長いなあ。
こうしてミーソン遺跡までの50kmは飽きずに移動致しました。 -
ミーソン聖域に到着です。
チケット売り場から更に2kmくらいある小屋まで車で入れまして、そこからいよいよ徒歩での散策です。
チャンパ王国という民族のお墓を、聖なる山のふもとに建てたというのがミーソン遺跡。
チャンパ王国。カンボジアのアンコール遺跡を見たときに敵軍として出てきた名前だなあ。 -
ミーソンとは美しい山という意味で、感じだと「美山」。ベトナム語って漢字表記にしてみると、意味がわかったり発音し易かったりしますね。
向こうに見えるのが「ミーソン(美山)」ですよ、とガイドさんが教えてくれました。言われなければわからないまま終わったかも。 -
ミーソン聖域は、A群とかB群とかアフファベットで区域に分かれていて、その順番は形が整っているものからABCD・・という風にグループ名が付いているそうです。
「じゃあA群が一番しっかりしているんですね」と陽気に私が聞きますとガイドさんから「それが昔は一番しっかり残っていた遺跡だったんですが、しっかりし過ぎて、ベトナム戦争の時に爆撃され、今ではすっかり残ってないんですよ」とのこと。
ありゃあ、それはもったいない。
ということで、現在残っている一番しっかりしているグループはB・C・D連合群なんですって。 -
残っている遺跡も、ご覧のようにぺんぺん草状態ですし。カンボジアのアンコール遺跡群を見たかただと、正直見劣りしてしまう印象を持つと思います。
だから私が「この遺跡の世界遺産登録の理由って、絶対に負の遺産によるものだろうなあ」と思うわけです。 -
この塔は、保存状態の良いBDC群のうちのひとつの塔です。
それにしても誰もいない・・・。
そうなんです。ミーソン聖域の見学は午前中のツアーが多いんだとか。あるいはランチの後、しばらくしてから。団体の場合、つまり暑いピークを避けるらしいのです。我々はツアーでも個人手配で、しかも夕方のフライトをわがままで早い便にしてもらったので、ランチの後、すぐに遺跡に来たため、閑散タイムだったのです。
遺跡を見て回った間中、我々夫婦と西洋人の一人旅のかたが2名ほどしかいませんでした。ほぼ貸切の世界遺産遺跡巡りってどうよ。 -
日本のツアーパンフレットを見ていますと、ベトナム中部が含まれたツアーだとしても、だいたいフエとホイアン巡りが主で、ミーソン遺跡は含まれないものが多いので、つまりはミーソンを訪れる旅行者の絶対数が元々少ないということもあるのでしょうね。
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それにしても、ベトナム戦争前のミーソン聖域を見てみたかったな。
だってA群の跡形もない瓦礫を見ると、本当に愚かしい行為がなければ、って思えちゃうんですもの。
イデオロギーと文化って何なのだろう、とか。 -
こちらリンガーですね。
アンコールワットでも沢山見たなあ。
繁栄のシンボル。男性と女性を表しているという。 -
首の切られた像。
ガイドさんに乗せられて、パンちゃんの記念写真。
「西洋の人がよく顔出して写真撮ってますよ」って。 -
サンスクリット語かチャンパ語で書かれている碑。
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ベトナム戦争の爪あと。
銃の跡が痛々しい。 -
遺跡の「あと」。
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コチラも、草ぼうぼうですが、遺跡の「あと」の上に生えています。
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この塔はE群。
修復中なのかなー、と思ってそう口にしたら、ガイドさん曰く「修復はできなくて、脆くて危ないので支えているだけなんです」とのこと。 -
比較的しっかり残っている牛さん。
ヒンドゥー教では、牛は神様をお衛りする神聖な動物です。 -
F群の塔。
ありゃりゃりゃ。辛うじて形が残ってますが、F群に至っては雨でもやばいらしくて、屋根で覆われて保護されています。
こちらもくどいようですが、修復中ではなく、ただ保護しているだけ、だと。 -
遺跡の中で、こんな水溜りとか、大穴がいくつか見られます。
ベトナム戦争の時の爆弾が落ちた跡だそうです。 -
ということで、正味1時間くらいの見学だったでしょうか。
また小道を歩いて、スタートの小屋の地点まで戻ります。 -
戻る途中で見かけたK群遺跡。N群っていうのも行きに見かけたけど、一体いくつまであるんだろう。聞くのを忘れてしまった。。。
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この日の観光はミーソン聖域だけなので、あとはフライトに間に合うようにダナン空港へ向かうだけ。
ちょっと時間があるというので、ダナンのホームセンターへ立ち寄ることになりました。
結局何も買わなかったけど、家電とか生活道具が見られて面白かったです。庶民には割高なお店なんだろうなあ、とか思いながら、拝見していました。 -
16時くらいにダナン空港に到着。
ここで、2泊3日ともにしたガイドさんとドライバーさんとお別れです。
2泊3日で食事が付いて、ガイドさんとドライバーさんも出張でホイアンに泊まって、観光料も全て込み込みで一人3万2千円でした。
この料金はGWでも平日でも同じ。専属の車での3日間だったので正直安かったなあ、とつくづく思います。
もちろん、最後にチップも少々差し上げました。 -
チェックインもすぐに終わり(何とガイドさんが手続きを行ってくださいました)、正直手持ち無沙汰〜。
小さな食堂は隣接しているものの、ちゃんとしたレストランのようなものはなく、ひたすら待合室でビールやkジュースを飲んだりするしかないのです。 -
ベトナムて、ここで便利なのが、無線ネット。あまりに暇なのでPC立ち上げてみたら、おおーーー!やった。待合室に十分な電波が来ているではありませんか。
ということで、私はネットで遊んでいました。 -
ベトナム第3の規模の商業都市というダナン。でも空港は、日本でよくある地方都市のそれと同規模。
しかも搭乗は一階のこのゲートから出て、タラップです。
一応国際空港らしいのですが、これでやっていってる程度のフライトなのかな?もう少しお店があったら、いろいろお金を落とすのにな。なんて、考えてしまっております。
フライトは1時間でホーチミンシティへ。因みに国内線ではお水しか配給はありません。ハノイからフエへの朝移動も同じでした。でも、時間帯によるのかな?国内線でもランチボックスのようなものがある、とあちこちで読んだのですが、廃止になったのかしら。真相は謎。
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