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<br />2009年4月16日(木)<br /><br />先日亡くなったばかりの、即真(元比叡山大僧正)と会いに行きました。<br /><br />仏壇に飾られた彼は素晴らしく明るい顔で、元気そうでした。<br /><br />奥さんの話を伺いながら、彼のことを思い出します。<br /><br />彼と深く交わり始めたのは、1944年(昭和19年)、金沢一中二年生の時でした。<br /><br />この年は終戦の前年で、日本全体が緊張のピークに達していたように覚えております。<br /><br />同じ二年三組三班で、班長を仰せつかった私は「学校で一番の班を作ろう」と、<br />大きな夢を追いました。<br /><br />この一年は、私の人生でも非常に大きな思い出を残している、大きな一年でした。<br /><br /><br />長いご無沙汰の後に再会したのは、1978年(昭和53年)のこと、私の大阪着任がきっかけでした。<br /><br />34年ぶりの彼は、比叡山で磨かれたのでしょう、一中時代とは見違えるばかりに立派に見えました。<br /><br />私はアフリカ生活から頂いた余光で、最高に心の充実を感じていました。<br /><br /><br />それから何年か経ち(1990年 平成2年)、ある日彼から電話があって「講話をして欲しい」とのことです。<br /><br />彼は天台宗教務部長という重要な役目を担い、「その年の比叡山仏教文化講座(夏安居=げあんご)で、100名ほどの善男善女に、2時間の話を」との依頼でした。<br /><br />この年の文化講座のサブタイトルは「心に慈愛(あい)の輝きを」。<br /><br />それを受けて、私の講和のテーマは「平和のために何ができるか」とし、私のアフリカ生活で得た生々しい経験と反省を話しました。<br /><br />「平和は一人ひとりの、毎日の行動の蓄積で得られる」<br /><br />「平和の原点は人類各人の相互理解で、相手を知ろうとするだけでなく、大切なのは自分を相手に理解させようとする工夫と努力である」<br /><br /><br />2001年私がリタイアしたとき、彼から「宗教の国際活動のあり方を議論する委員会に入って欲しい」と要請されたが、私の力の限界を感じて固辞しました。<br /><br />「もう少し経験を積んでから…」と申しながら、つい時期を失ったしまったことに、申し訳なさを残していました。<br /><br /><br />その間彼は一層の成長を遂げ、「一隅を照らす」をスローガンに、円熟した人間らしさを増して行きます。<br /><br />別れに際し仏前で、金沢一中の校歌を捧げました。<br /><br />「雲に聳ゆる白山の 高き理想を心とし…」<br /><br />その校歌を聞き、彼の写真は一層の輝きを増したように感じました。<br /><br />

日記【09.04.16】写真の即真君は明るく溌剌と語りかけていた

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2006/04/16 - 2006/04/16

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ソフィ

ソフィさん


2009年4月16日(木)

先日亡くなったばかりの、即真(元比叡山大僧正)と会いに行きました。

仏壇に飾られた彼は素晴らしく明るい顔で、元気そうでした。

奥さんの話を伺いながら、彼のことを思い出します。

彼と深く交わり始めたのは、1944年(昭和19年)、金沢一中二年生の時でした。

この年は終戦の前年で、日本全体が緊張のピークに達していたように覚えております。

同じ二年三組三班で、班長を仰せつかった私は「学校で一番の班を作ろう」と、
大きな夢を追いました。

この一年は、私の人生でも非常に大きな思い出を残している、大きな一年でした。


長いご無沙汰の後に再会したのは、1978年(昭和53年)のこと、私の大阪着任がきっかけでした。

34年ぶりの彼は、比叡山で磨かれたのでしょう、一中時代とは見違えるばかりに立派に見えました。

私はアフリカ生活から頂いた余光で、最高に心の充実を感じていました。


それから何年か経ち(1990年 平成2年)、ある日彼から電話があって「講話をして欲しい」とのことです。

彼は天台宗教務部長という重要な役目を担い、「その年の比叡山仏教文化講座(夏安居=げあんご)で、100名ほどの善男善女に、2時間の話を」との依頼でした。

この年の文化講座のサブタイトルは「心に慈愛(あい)の輝きを」。

それを受けて、私の講和のテーマは「平和のために何ができるか」とし、私のアフリカ生活で得た生々しい経験と反省を話しました。

「平和は一人ひとりの、毎日の行動の蓄積で得られる」

「平和の原点は人類各人の相互理解で、相手を知ろうとするだけでなく、大切なのは自分を相手に理解させようとする工夫と努力である」


2001年私がリタイアしたとき、彼から「宗教の国際活動のあり方を議論する委員会に入って欲しい」と要請されたが、私の力の限界を感じて固辞しました。

「もう少し経験を積んでから…」と申しながら、つい時期を失ったしまったことに、申し訳なさを残していました。


その間彼は一層の成長を遂げ、「一隅を照らす」をスローガンに、円熟した人間らしさを増して行きます。

別れに際し仏前で、金沢一中の校歌を捧げました。

「雲に聳ゆる白山の 高き理想を心とし…」

その校歌を聞き、彼の写真は一層の輝きを増したように感じました。

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