タチレク側へちょっとだけ足を踏み入れたいアナタの為の(たぶん)最新情報

2009/04/09 - 2009/04/09

メーサイのバスターミナルからのソンテウはイミグレの正面で下ろされる。
向かって左側が出国の入り口。
中に入ると出国カードをもぎ取られ、ポンポンとハンコをいただくとあっさり終了。
橋の上へ追い出されます。
今度はミャンマー側イミグレの入国は右側にあるので橋を横断。
建物の脇で鷹の目を持つ監視員が「お前あっち、アンタ向こう」と、
外国人と地元民を見分けています。
逆らわずパスポートコントロールの部屋へ入ろう。
ここで部屋の入り口付近、右手の机に座っている男が「×××、500B！」
と言うので、ここはあえてレートの良い10$をその男に払う。
何かブツブツ言われながら、部屋の正面の席へ座るように促される。
ここでパスポートを提示し、普通の入国審査のように事が進み、
最後にCCDカメラで顔を写され、
カタカタカタとプリンタで簡単な入国許可証が印刷されると、
パスポートの替わりにそれを渡される。
往復ハガキくらいの大きさで、絵はがき程の厚さがあり、下手に折ると怒られそうなので、
もてあまし気味にウチワのように扇ぎながらの、ミャンマー入国となる。

入国すると、まず私たちを熱烈歓迎してくれるのは、バイタクのドライバー達。
同窓会に10年ぶりに参加した時のように取り囲まれてちやほやされる。
折角なので市場見学の前に、バイタクで市内見学しましょう。(100B)
先程からドライバーが腰を振りながら「レディ、ボン！ボーン！」と
とりあえず置屋に行っとくか的な感じになっているので、
ここは誘惑に負けず、はっきり言ってやろう「まだだ」と。否、「ノーだ」と。
しぶしぶドライバーは SHWEDAGON PAGODA へ連れて行く。
唯一の見所と言っていい SHWEDAGON PAGODA は山の上の大きな仏塔だ。
駐車場に着くと早速子供たちのお出迎え。
「暑いだろ、扇いであげよう」と必死に紙を振る心優しき少年たちには退いて頂き、
中へ入ると下駄箱があり、靴を預けると2B払う事となる。
観光客は今のところ私しかいないようなので、
やれお供物を買えだ、やれ小鳥を買えだ、やれ日傘を差してあげようだ、
大勢の取り巻きを引き連れての参拝となる。

ここで SHWEDAGON PAGODA のお参りの仕方をお教えしましょう。
大きい仏塔の周りには日曜から土曜までの一週間7ヶ所の祭壇があり、
順に回るのだが、
1ヶ所につき仏様と大きな人と干支の動物があって、
器から水を掬い、
仏様に3回、大きな人が手に持つ白い何かに2回、動物に1回、水をかける。
あとは適当にお祈りなり読経なりすると良いだろう。(以上、正月仕様かも？)

日傘を持ったおばさんにいろいろ教えていただいたので、
おばさんの売っている(本業の)お土産をとことんマケさせて買ってあげることにした。

さてドライバーはここでとうとうシビレを切らし、置屋への強行突入となる。
知ってる方なら、つまりああいう感じなのだが、
いわゆる普通の民家にホームステイに来ました、みたいな。
ご家族一同が私の前に勢揃いすると、
これから聖徳太子ゲームでも始まりそうな感じだ。
ここはやっぱり勇気を振り絞って、はっきり言ってやろう「また来る」と。否、「帰る」と。

当てにしていたバックマージンが入らずがっくり肩を落とすドライバーにムチを打ち、
次の見所へ行ってもらう。
野郎の気持ちを表すかのような、名も知らぬ寂しいお寺を2ヶ所回り、
「カレン族(首長族)の村に行くなら140Bくれ」と言われるが、
夕方、国境が閉じてしまうのが心配なので「市場へ帰れ」と言うと、
「…だろうな」みたいな感じであっさり引き下がり、市内観光は終了する。

市場は広い。しかも暑い。買いたい物が見つからない。タバコ売りがウザい。
お奨めする物が何も無い。
くまなく5周は歩き回ると、そろそろいいお時間。
夕方、国境が閉まる前にイミグレへ。
来た時の逆パターン、向かって右の入り口へ行くと、
再び鷹の目を持つ監視員が観光客と地元民を見極めている。
促されるまま部屋に入り、入国許可証を中のおじさんに渡すと、
病院の薬の窓口みたいに箱の中のパスポートの束から探し出して返してくれる。
外へ出て、タイ側のイミグレは橋を渡り向かって左が入国。
出入国カードに記載し、この時慌てていたので、
FamilyNameとFirstNameと逆に書いたり、パスポートナンバーを間違えたりして、
グチャグチャとして脇に小さく書き直したのに、
何も問題なく通過できたので、審査官たちがしかめ面で怖そうなのは
実はハッタリであるという事が判明した。

最新の越境状況はこんな感じです。

エリア その他の都市(ミャンマー)

タイのイミグレ
これはミャンマー側から見てるので
左が入国、右が出国窓口

ミャンマーのイミグレ
タイ側から見てるので
右が入国、左が出国窓口

観光客目当てに
バイタクが勢揃い

排気音は凄まじいが、
あまりスピードはでない

SHWEDAGON PAGODA
山の上にそびえる
大きな仏塔

真ん中の水槽の中の仏様に3回、
その後ろの大きな人が持つ白い何かに2回、
一番下の動物に1回、
水を掛ける

え？どこ行くの？
もしかして置屋？

学校のようなお寺
中は見られない

イルミネーション・ブッダ
とガイドブックに載ってそう
残念ながら、電飾が安っぽさをかもし出している

安いだけがこのマーケットのすべて
次から次と現れるタバコ売りが超ウザい

迷子になったらここで落ち合おう

タロイモだかサツマイモだかを
春巻風に揚げたもの（15B）
他にお茶屋さんでペットボトル入りの
甘いウーロン茶を買いました（10B）

滞在2週間可能な入国許可証（表面）
サイズは往復はがきくらい

入国許可証（裏面）
顔写真入りで、市場で売ってる何よりもお土産にしたい一品