二度目の台北も、新しい発見がいっぱい！　1の巻

2009/04/01 - 2009/04/04

燃油サーチャージも安くなったし、円高だし
恒例の春休み旅行は、久しぶりの海外となりました。

7〜8年前に行って以来、2度目の台北。街はどれくらい変わっているのかな。
前回行った時には建築中だった101も完成したし、MRTも延長したし、
故宮博物院もリニューアルしたし・・・。

気候も人も暖かくて、活気があって、食べ物がすごく美味しい、
大好きな街台北の旅行記です。

1の巻は、1・2日目です。

[旅行日程]
1日目　自宅→車にてセントレア→台北（夜着）
　　　　夕食＠久沺屋（火鍋）　

2日目　【団体行動】
　　　　九ｲ分→　昼食＠梅子（台湾料理）→　
　　　　足つぼマッサージ→　忠烈祠→　故宮博物院→　
　　　　ショッピング→　夕食＠鼎泰豊→　士林夜市

3日目　【フリー】
　　　　101見物＆三越ショッピング＆ランチ→　
　　　　MRTにて北投温泉→　淡水→　夕食＠欣葉

4日目　台北→セントレア→自宅

エリア 台北(台湾)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス タクシー
• 航空会社: キャセイパシフィック航空

静岡市から海外に行く場合、名古屋のほうが東京よりちょっとだけ近い。
東京（成田or羽田）のほうが、安いツアーがあるんですけどね。
2009年6月、富士山静岡空港が開港するので、もう少しだけ便利になるかもしれません。

今回も、名古屋からの出発です。
15時に名古屋に着けるよう、のんびりお昼に静岡を出発です。
途中、浜名湖S.A.で休憩。桜が見ごろでした。

浜名湖を望む広場では、桜の木の下にブルーシートを敷いてお花見をする人たちもいました。
高速道路のS.A.なので、お酒抜きなのかな？

日本語以外もちらほら聞こえ、アジア圏からの観光客もたくさん来ているようでした。
東京からバスで関西方面に行くのでしょうか？

セントレアに到着。

キャセイパシフィック航空、台北経由香港行きです。

コストカットのあおりなのか、機内食はなんだか貧相。

鶏肉のパスタとフレッシュフルーツ、パイナップルケーキでした。

ま、台北についてから、夜ご飯美味しいもの食べたいので、このくらいでいいか。

ホテルは、台北フルトンホテル　南京館
Fullerton Hotel

それほど新しくは無いけれど、部屋は広くてゆったりできる。
窓からは、台北101が見える。
MRTの最寄り駅は、国父記念館。

ホテルの隣にはコンビニがあり、通りも明るいので食べる所は見つかりそう。

ホテル着は22時近かったけど、夕食を食べにぶらぶらと出かけることにした。

ホテルから5分くらいの所にあったお店
赤い看板で内装もきれいそうなので入ってみることにした。

外にあったメニューには、日式とあり、
カレーとかとんかつとか書いてあったけど・・・、
399元（約1200円）で食べ放題の鍋料理屋さんだった。

5種類あるスープから、辛いスープ（右）と北海道産昆布のだし（左）をチョイス。
辛いスープは、湯気だけでむせてしまうくらい、半端なく辛い！！
もう一方を昆布だしにしたのは、賢明な選択だった。

辛くてひーひー言いながら、ビールが進む、進む！
お店のビールが足りなくなったようで、店員さんが斜向かいのコンビニにビールを買いに行くのが見えた・・・。
（注：ビールは飲み放題じゃありません）

お肉と魚介類がまず運ばれてくる。
お肉は、牛・豚・羊など5種類。
魚介類、いろいろ。

野菜、水餃子、麺類、付けダレは、バーカウンターに自分で取りに行く。

ハーゲンダッツと明治のアイスクリームも10種類くらいあって、これも食べ放題。だけど、がちがちに凍っていてなかなか掘れない。

これが魚介類。

ハマグリ、いか、たこ、海老、白身、カラス貝・・・の舟盛り風。

たぶん、この辺が‘日式’なのか。
なんか、勘違いなんだけど。

全部、がちがちに凍ったままです。

厨房の近くのテーブルに置かれていた唐辛子。

[2日目]

九ｲ分

ホテルを8：10に出発して、今回の目的のひとつ、九ｲ分にバスで向かう。
9：30ころ着いたのだが、まだちょっと早いのか、お店はほとんど開いておらず、準備中。

洞窟の入り口のよう
何のお店かな？

沖縄、と言っても通るかも。

こんな雰囲気の建物が、道の両端に並んでいる。

狭い石段を降りていくと、「悲情城市」で有名になった茶楼がある。
ツアー客の中には高齢の方も多く、石段を降りるのを躊躇している。

年間2/3は雨が降るという九ｲ分。
この日は、傘をささなくてもいいくらいの小雨が、ぱらぱらと降ったくらいで、すぐ止んだ。

せっかくなので、この茶楼でお茶することにした。

これが、「千と千尋の神隠し」の湯ばぁばの屋敷のモデルになった、といわれる茶楼。

阿妹茶楼

「悲情城市」という映画にも出てくる有名な茶楼だそうで、何ともいえない風格がある。
ここを舞台に、どんなストーリが展開されるのか、映画を見てみたくなった。

赤い提灯は、夜になると燈されるそうで、これも見てみたい。幻想的なんだろうなぁ・・・。
週末は、ナイトツアーもあるとのこと。

かけられているお面の顔は、怖いけれど、これも風情のひとつ。

茶楼は3階建て
これは、3階の部屋

私たちは、2階の部屋でお茶を飲んだ。

一人300元（約900円）で、3種類のお茶菓子と4回分くらいの茶葉が付いている。

お店のお姉さんが、お茶の入れ方を説明してくれる。

長い筒状の茶碗は、聞香杯といって、1煎目に淹れたお茶の香りを楽しむための茶碗。
阿里山の高級な茶葉、とのことで、甘くさわやかないい香りがする。

お菓子は、白ゴマと黒ゴマの甘い薄焼きせんべい、甘い梅干、緑豆のしっとりと柔らかい落雁（←これ、おいしい）。

余った茶葉は、持ち帰り用の袋に入れてくれた。
お茶を売りつけられることも無く、ゆっくりお茶を楽しむことができた。

お茶を飲みながら、数年前、台湾茶ブーム（？）の時、茶器のセットを買ったことを思い出し、夫に笑われた。

茶楼を出て、てくてくぶらぶら歩いていて見つけたお店。

見えるのは東シナ海

ビルの右隣、草がもしゃもしゃ生えているのは、古い映画館。

これが、その映画館の入り口

陶芸品のお店の案内版

一点モノの茶器など手作りの陶芸を扱うお店の入り口にあった、猫の行灯

同じく入り口の左側には、里芋の葉っぱの下に陶製のカエルたち

ごちゃごちゃしたお店が多い中、ここの店は、洗練された雰囲気で、素敵。

木彫り、木工の民芸品のお店

仏像のコーナーの隣にあった、餃子を包む時に使うへらを2本買った。
帰ったら、早速、餃子を作ろう！と思う。

九ｲ分は、昔、金が採れたそうである。

八番坑
この店の名前は、金の鉱山であったことの名残か？

観光客には見向きせず、犬が、てくてく歩いている。

比較的きれいな犬が多く、首輪もつけているので、飼い犬なのであろう。

友人宅で留守番中の、我が家の犬たちのことを思い出す。
ちゃんとやっているかなぁ・・・、
離れて24時間も経っていないのに・・・、
親バカである。

極彩色のお寺

パチンコ屋さんの開店の時のような花輪が出ていた。
お葬式なのだという。

そして、台湾のお墓は、このお寺を小さくしたような、家の形をしたお墓なのだそう。

市内に戻り、昼食。

梅子という、台湾料理のお店。
同じツアーの人たちと一緒に卓を囲むので、いろいろな種類を少しずつ食べられて、良かった。

ただ、午後も観光の予定が目白押しのため、なんとなく急かされる。

麻婆豆腐、炒飯、豚の角煮など定番料理も美味しかったけど、一番気に入ったのは、牡蠣のもろみ炒め。
2cmくらいの小ぶりの牡蠣が、甘辛い味付けで野菜と炒めてあり、初めて食べた料理だが、本当に美味しかった。

忠烈祠

戦争で亡くなった人たちを祭ってある場所で、日本の護国神社のような場所だ、と説明を受ける。

衛兵交代は1時間毎、しかも1回30分くらいかけているので、日中はいつ行ってもほとんど見ることができるようだ。

台湾は徴兵制。
ここの衛兵さんたちは、身長175cm以上のエリートなのだそう。
陸・海・空軍それぞれの制服を着た衛兵が、行進してきた。
ロンドンやスウェーデンで見たような音楽隊付きではなく、5人＋お付きの者2人での交代式。

白い制服は海軍、あとの陸・空は忘れた。

奥に見える黒いスーツの人が、お付きの者。
進行方向を塞ぐ観光客に注意などしている。

戦争の様子を表しています

海軍の兵隊さんが、これから任務です。

故宮博物院

超〜駆け足で、メインの展示物を紹介され、その後、フリータイムはたったの20分。
トイレに行って、ショップにたどり着いておしまいだった。

私たちは、前回の台北旅行でゆっくり見ているので、まぁ許せるが、初めての人たちどうだったのだろう？
リニューアルした外観や庭園も、もっとゆっくり見たかったなぁ・・・。
パッケージツアーの泣き所です。

写真は、ミュージアムショップにあった、食器のレイアウト。
かわいいけど、非常に高い！！

とりあえず、大急ぎで、お土産に、有名な翡翠白菜が付いた耳かき（100元）を買って集合場所に。

故宮博物院の後、連れて行かれたお土産屋さんにて。
これ、故宮博物院の翡翠白菜を模した、大理石の置物（超デカイ）

れっきとした売り物です。
ちなみに約4000万円。

リーマンショック以前のオリンピック好景気のころだったら、ポーンと買ってしまう中国人、いたんだろうなぁ、と思う。

他にも大きくてどこに置くんだろうと思うような石や流木関係の置物がたくさん。
全部値札が付いているので、ある意味、博物院より価値が分かりやすい。

同じお店にて

象牙でできた伊勢えびの彫刻
（ちなみに約1000万円）

トイレは総大理石だった、と夫の弁。
記念に行っておけばよかった。

ここでは、故宮博物院よりゆったりとした自由時間がとってある。
さすが格安ツアー。

しかし、買いたいモノ（買えるモノ）が無い・・・。

お待ちかねの鼎泰豊！

お店の外では他のお客さんたちが行列して待っているのだが、ツアーで席が予約されているので、どんどん入っていける。
これは、ちょっと優越感。うれしい。

定番の小籠包のほか、前菜、海老餃子や野菜餃子、炒飯、スープなどいろいろ出てきて、満足、満足。

小籠包は、スープがたっぷり入っているのに、皮が全然破れないのが不思議。

台湾ビールの生ビール、美味しかった
（これは、別料金）

食事の後は、士林夜市。

食べ物の屋台が並ぶ通りと、雑貨や衣類のお店と通りが分かれている。
お腹がいっぱいなので、雑貨をぶらぶら見て歩く。
途中で、スイカの形の小物入れを購入（100元）。

写真は、美容整形ではなく、韓風整形、というのが面白かったため撮影。

買ったお土産たち

・からすみ（ご近所さんに）
・チャイナ服の形のバッグ（姪っ子に）
・餃子用のへら2本（自宅用）
・白菜の耳かき（夫用）
・スイカの小物入れ（自分用）
・プラダのストラップ（夫用）
・お茶葉（九ｲ分にて）
・スナック（・・・夜食用）

この旅行記へのコメント （5）

• キートス・メルシーさん 2009/04/12 10:52:31

  白菜？？？

  こんにちは、
  
  この置物は白菜？？
  違っていたらごめんなさい。
  白菜を4000万だして飾る金持ちの姿を想像してしまったです。
  
  セントレアからの出発だったんですね。
  セントレアはどんどん飛行機が減っているので今のうち
  利用しておくのがよかったかも。
  
  小ロンポウだけを食べに台湾にいってもいいと思っているので
  行列せずにいけたのはうらやましいです。
  

  杏仁さん からの返信 2009/04/12 11:33:06

  RE: 白菜？？？

  こんにちは！
  
  > この置物は白菜？？
  そうなんです、白菜。
  故宮博物院に、翡翠でできた白菜があるのです。
  ↓　良かったら　↓↓
  http://www.npm.gov.tw/ja/collection/selections_02.htm?docno=1244&catno=16&pageno=2
  
  
  > 白菜を4000万だして飾る金持ちの姿を想像してしまったです。
  
  ほんと、買う人を見てみたい限りです。
  でも、未だ売れていない。
  これが売れたら、世界経済、回復の兆し、ということで・・・。
  
  
  > セントレアからの出発だったんですね。
  > セントレアはどんどん飛行機が減っているので今のうち
  > 利用しておくのがよかったかも。
  
  そーなんですね。
  空いてていいなぁ、なんて思ってしまったのですけど。
  静岡空港も、開港前から赤字覚悟か！
  海外は、上海とソウルくらいしか飛ばないようです。
  
  セントレアでは、山ちゃんの手羽先を買って帰りました！
  
  > 小ロンポウだけを食べに台湾にいってもいいと思っているので
  > 行列せずにいけたのはうらやましいです。
  
  確かに、熱々の小籠包は美味しい。
  お店も清潔で、接客もよかったです。
  名古屋駅の高島屋にも、鼎泰豊、あるようですね。
  
  

• 悠太郎さん 2009/04/09 19:47:49

  九ｲ分良いですね

  　僕は、九ｲ分と似ているかなと思われる鹿港の町をぐるぐる歩き回って疲れ
  たところです。九ｲ分は、ゆっくりできたみたいで良かったですね。故宮博物
  院は、時間が少なくて残念。1日いても飽きないのですけど。。。
  今、台中に居て明日帰国です。早すぎ。

  杏仁さん からの返信 2009/04/09 20:21:41

  早速！

  悠太郎さん
  
  早速の訪問、ありがとうございます！
  それも、台湾から！
  そちらの天気はいかがでしょうか？
  楽しんでいらっしゃるようですね！
  
  帰国後、悠太郎さんの写真、楽しみにしています。
  
  たった今、アルバム1巻完成した所です。
  出来立てほやほや。
  北投温泉＆淡水編は、また後日。
  
  杏仁

  悠太郎さん からの返信 2009/04/09 23:23:01

  ゆっくり楽しんでいます

  杏仁さん、
  
  　今朝は、窓を開けて寝ていたので、寒くて眼がさめました。10時位まで、
  長袖の薄着のトレーナーが必要でした。今日は、彰化という場所にも行った
  のですが、風が強かったです。Tシャツ一枚でしたけど。八卦山という山に行
  ったのですが、そこからの風景の拡がりと風の心地良さで爽やかでした。
  天気は、晴天でした。雲ひとつなかったです。
  
  悠太郎