世界一周の旅：その１～カナダ編。

1998/09/15 - 1998/11/30

スターアライアンスの世界一周航空券は、当時21万円位。日本を発ち、太平洋と大西洋を1回ずつ渡って、帰国。旅行途中でも予約の変更、経路の変更が可能なチケット。ただし、インターネットの発達していない当時、予約変更も対面式、現地のカウンターに行かなければならない。

スーツケースひとつで過ごした半年の旅だった。

日本出発は一週間遅れた。1998年、Canadian Pasific(CP) Airの経営は悪化、現在は消滅したこの航空会社がストライキを実施。留守止めした自宅のガスを再開して待ち、行先もバンクーバーからトロントに変更、やっと発った。

宿は、同じくCP系(当時)ホテル・チェーンを主に利用。Royal York Hotel(トロント)はUnion駅前にあり、荷物もポーターが駅構内まで運んでくれた。VIA（カナダ大陸横断鉄道）も同系列。

カナダ滞在は2か月半。関空～トロント～モントリオール～ハリファックス。トロント～モントリオールでVIAに乗ったと言うと、カナダ人に「何でまた?」と聞かれた。飛行機なら１時間少々で着くのに、６時間かけて500km余りを鉄道で旅したから。乗ってみたかっただけ･･･貨物列車のようだった。

表紙写真：カナダ雁。外敵の少ない公園等で生息するため、至る所で普通にお目にかかれる。(フィルムから起こした写真による旅行記です。）

エリア ハリファックス(カナダ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 レンタカー
• 航空会社: エアカナダ

Halifaxは、カナダ・ノバスコシア州(Nova Scotia=New Scotland)の州都。人口34～35万人（当時）。トロント（500万人都市）、モントリオール（300万人都市）と回った後、到着すると、小さな田舎町といった風情。こちらはGeorge Wright House。タイタニック号の沈没で亡くなった富豪の家。映画”Titanic"(1997)直後だったため、タイタニック関連の観光地がよく整備されていた。沈没場所は、Halifaxから数百km沖と近かった。

The Cathedral Church of All Saints（英国国教会＝組織はカトリックに習い、信仰はプロテスタントらしい）, built in 1900(ハリファックス)。クワイヤに参加して、平日夜の練習や、日曜の礼拝で歌った。聖歌隊に参加したのが初めてで、礼拝中、お布施の袋が回ってきた時、小銭を用意しておくべきだと思った。

St.Mary's Univ.(ハリファックス)研究棟。St. Mary=聖母マリア という名称通り、カトリック系。Halifaxでは、The Lord Nelson Hotel(since 1927)に長期滞在レートで泊まった。体調が良くない日も、客室清掃のため、昼間２時間位外に出なければならなかったこと以外は、快適な滞在だった。TVも客室で観ていた。カナダ時間は、６つの標準時に分かれており、チャンネルを回すと、別の標準時（別のエリアの時刻）が表示されるのが面白かった。

Mary Queen of the World Cathedral(モントリオール)。

Mont Tremblant Resort(モントリオール近郊)。

Chateau Montebello(モンテベロで泊まった宿)。ケベック州。世界最大級のログハウスで、1981年G7サミット開催ホテル。

ケベック空港からタクシーに乗車。まさか、空港待機のタクシー運転手が、英語を話せず、仏語のみ通じるとは。旧市街の入口、城壁で降ろされそうになり、思わず、bateau, bateau と連呼。何とか、港まで行き着いた。セントローレンス川をケベック旧市街より見下ろす。

Chateau Frontenac(ケベック旧市街）。ここには泊まらなかったけれど、美しい外観。この世界一周の旅では、12月1日に初雪のハリファックスを発ち、大西洋を渡って欧州大陸、Münchenへ(Halifax～München 直行便利用)。