【ドイツから日帰りベルギー紀行 6】 ゲンブルー

2008/09/27 - 2008/09/27

続くこの日５本目の鐘楼はゲンブルー。

もともと1999年にベルギーの世界遺産「フランドル地方とワロン地方の鐘楼群」として登録されていた鐘楼群。これが2005年にフランスの２３本の鐘楼群も追加登録となり、登録名称も「ベルギーとフランスの鐘楼群」に変更となった。この時、ベルギー側から唯一追加登録されたのがこのゲンブルーの鐘楼。

大学構内に建つゲンブルーの鐘楼が、何故1999年の段階で登録されなかったのかはわからない。しかし、こんな度肝を抜かれる扱われ方をされている世界遺産は見るのは初めてだった。

エリア ジャンブルー(ベルギー)

鐘楼の見える、小さな青空駐車場に車を停める。
街自体も大夫小さく、大学の他に目立った施設は無い感じだった。

歩いて鐘楼を目指す。
周りはただの住宅街といった感じ。そして正面の鐘楼から鐘の音が聞こえてきた。

鐘楼の前をさしかかったところ、突然「ウワーッ」と頭上で人の叫び声が右から左に流れていった。

鐘楼にはワイヤーがはってあり、その鐘楼から滑車で人が滑り降りたのだった。

鐘を鳴らした人のご褒美か何かか？

鐘楼の前を過ぎても入り口らしきものは見あたらなかった。たぶん、大学の正門から回っていかないと入れないらしい。
そのまま、高い壁に囲まれた狭い階段を降りて行く。

また駐車場に戻る方向で歩いてると、小さな商店街の広場に出た。すると、また上の方から人の叫び声が。

世界遺産の鐘楼から滑車で滑り降りる人の図。

この日限りの何かのイベントなのか、大学で落第してしまった生徒へのお仕置きなのか、少し時間を空けながらも、次から次へと人が滑り降りてくる。

見ると老若男女を問わず、降りてるようなので、赤点や落第者へのお仕置きではなさそう。

着地点。
安全管理者か、審査員らしき人が待機している。

衝動で股を広げたくなるのだろうか…。

ランディング。

退いて撮すとこんな感じ。

ゲンブルー、とんだサプライズに遭遇。
これが鐘楼巡りの醍醐味でもあるが（とまとめてみる）