秘境・トカラ列島－中之島1泊でトカラ列島最高峰のトカラ富士(御岳)を登ってきた。?～サイクリング知覧＋フェリーとしま・中之島上陸～

2009/01/16 - 2009/01/16

トカラ列島。
紹介されるときには大抵「日本最後の秘境」という枕詞が付されます。
（他にも「日本最後の秘境」と呼ばれているところはありますが。）
周りの離島好きの旅人の中でも「トカラに行った」というのは皆無。
離島好きには憧れの島。
しかも遠い島…。
関心のない人には、存在すら知られていない島。

遠いというイメージが先行していため、よくよく船のダイヤを調べたことがありませんでした。
ところが、ふと思い立ち改めて調べてみると、初日夜鹿児島出港、翌日到着、翌々日鹿児島帰着で船が運航されていることに気が付きました。
（知ってる人は知ってたと思いますが。）

「今世紀最長の皆既日食」が見られるということで俄かに知名度が急上昇していますが、皆既日食の話題が出る前から、トカラに行ってみたいと思っていたわけです。

今のうちに。

そういうことなら行ってみましょう。
さて、そんな短い日程でどの島に行こうかと。
有人７島。
北から口之島、中之島、平島、諏訪之瀬島、悪石島、小宝島、宝島。
名前を見ただけで旅心が刺激されるじゃありませんか。
自然や民俗など、どの島も個性に溢れているようです。

中之島・御岳。
またの名を「トカラ富士」。
標高９７９ｍ。
北方領土を除く離島の中では、屋久島・宮之浦岳、利尻島・利尻山、佐渡島・金北山に次ぐ国内第４位。
中之島にケテーイ\(^O^)／

島内１泊２日でトカラへゴー！
とはいえ、鹿児島からの船中１泊を含め、羽田発着だと最低でも４日は必要。

１泊だけなので、島内の宿を予約。
２軒は満室。
‘秘境’を謳い知名度低レベルのトカラのくせに満室？
旅のオフシーズンとはいえ、工事関係者の方々が通年で宿泊しているということで。
最後、３軒目で宿確保。

というわけで、愛車のブルーラッセラー号を携えて、秘境・トカラへ。

エリア トカラ列島(鹿児島)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 船 自転車 JALグループ

『日本一の結婚式場』
（しつこいけど、http://4travel.jp/traveler/kuidaorebanzaiokawari/album/10267270/）
を見下ろしながら、
トカラの起点・鹿児島へ。

フェリーとしまの出航は23:50。
それまでの時間、バスとブルーラッセラー号を駆使して知覧へ。

平川から錦江湾越しに桜島。

知覧武家屋敷へ。
　　　　∧__∧
　　　（　´∀｀）　チリソチリソ♪
　　　(　O┬O
≡◎-ヽJ┴◎

周囲の山並みを借景に。
静かな佇まいの武家屋敷群。

琉球文化が知覧にも。
丁字路の石敢當。

庭の上に広がる知覧の空。

知覧の武家屋敷には、生活が息づいていました。
文化財の保全や活用そして相反する開発との調和は、多くの街が抱える課題だと思います。
余所者がとやかく言うことはできませんが、武家屋敷に今もお住まいの方々の心配りには頭が下がります。

知覧特攻平和会館。
思うところは多々ありますが、胸の裡に秘しておきます。
唯々、祖国に殉じた英霊達の御冥福を御祈り奉ります。

嗚呼、知覧基地も、今は昔。
知覧の野に日が沈む。

鹿児島市に戻る。
「天文館むじゃき」で黒豚ロースカツ御膳とともに白熊を食う。
この時期、さすがに頭にキーンとくる…。

　　　∩＿＿＿∩
　　 | ノ　　　　　 ヽ
　　/　　●　　　● |　クマ──！！
　 |　　　　( _●_)　 ミ
　彡､　　　|∪|　　､｀\
/　＿＿　 ヽノ　/´>　 )
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　|　/　　　 )　 )
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鹿児島港南埠頭・としま待合所へ。
出港を待つフェリーとしま☆

トカラといえば、今年７月２２日の今世紀最長の皆既日食。

フェリーとしまに乗り込みま〜す☆

フェリーとしまは週２便運航。
台風や冬の時化など、海が荒れると欠航するというフェリーとしま。
このダイヤの読めないところがまた、トカラを遠いものにさせている。
長期滞在者ならともかく、短期旅行者では欠航＝予定期日に本土に戻れないというリスク。
まさに、トカラ列島＝十島村のライフライン、フェリーとしま。

実は、鹿児島に着いてからも、船が出航するのか不安だった。
予定どおり行かないなら、トカラ行きは断念しなければならない。
夜になってから運航会社に「今夜は出航するのかどうか、明日の復路便は本土に戻れそうか」電話で確認。
「往路は出航、復路も気象予報では特に問題なし」との回答。

そして、23:50、定刻どおりに鹿児島をひっそりと出航。

後から聞いた話では、１週間前の鹿児島発(２便前)は強い低気圧が日本列島を通過したため往復とも欠航。
前々日の復路便・宝島発（１便前）は、宝島で１日待機、遅れて翌日出航、だったとか。

今回は無事に往復できそうだ。

月下のフェリーとしまは、桜島を見送りながら南下。

夜半、口永良部島・屋久島間を通過。

甲板から見上げる空に星が瞬く。

未だ夜も明けない6:00過ぎ、トカラ列島最北の口之島へ。
人と積み荷を慌ただしく下ろし、次の中之島へ出港。

間もなく日が昇りそうな7:00頃、予定より40分ほど遅れて中之島へ接岸。

ほんの僅かな旅行者と工事関係者のみ下船。
港には、田舎のバス停のような小さな待合所しかない。
それでも、目指すトカラ富士は正面に。
ブルーラッセラー号とともに上陸。

【マターリと、次に⊃⊃〃＜.._〆(ﾟ∀ﾟ*)】

この旅行記へのコメント （2）

• きなこさん 2009/05/24 21:41:32

  愛車のブルーラッセラー号

  こんにちは〜
  いつもパワフルで楽しい旅行記　拝見しているだけで　ワクワクしてきます（＾＾）
  なんといってもコメントが最高です（＾＾）v
  
  愛車のブルーラッセラー号とトカラですか　いいですね。
  わたしは、この皆既日食騒ぎでクローズアップされるまで、知りませんでした。
  愛車のブルーラッセラー号とは、いい相棒なんですね。
  私も以前「はなこ」と言うロードレーサーの相棒がいましたが、今は埃をかぶってます（ゴメン）
  
  わくわく愉しい旅行記をこれからも楽しみにしています。
  
  きなこ

  高級和牛の会のかいさん からの返信 2009/05/25 00:02:24

  書き込みありがとうございます

  きなこさん、こんばんは。
  書き込みありがとうございます。
  
  前々から気になっていたトカラですが、皆既日食前に行ってきました。
  旅行記の方はあと1回分あるんですがなかなか手がつかなく･･･。
  いずれ更新します。
  
  ロードレーサーだと輪行の幅も広がりますね。
  はなこさんを大事にしてやってくださいね。
  私のは持ち運びと組み立ては楽です。
  
  今後ともよろしくお願いいたします。