2009/03/10 - 2009/03/10
1050位(同エリア1322件中)
もろずみさん
松島の瑞巌寺の正式名称は松島青龍山瑞巌円福禅寺と言います。
元々、天長5年(828年)に慈覚大師円仁が開創した時は延福寺と言う寺名で、のちに臨済宗に変わった時から円福寺と文字も変わりました。
奥州藤原家、鎌倉幕府の庇護を受け、最終的には伊達政宗公が仙台城とともに周辺の寺社仏閣を造営した頃から瑞巌寺となりました。
慶長14年(1609年)に現在の姿が完成して、ちょうど400年になります。
古刹が多い東北地方でも特に寺格が高いのは、伊達家の庇護があったからでしょう。
国宝・重文の建物がいくつもあるお寺は関東では見られません。
さらりと見て来ただけですが、内容は結構濃かったです。
- 交通手段
- 新幹線
-
昨夜は飲み過ぎかな?
という状態なので遅めの出発です。
いつの間にか便利な高速道路が開通しているので松島まであっという間でした。
日本三景の一つ松島の観光です。 -
昔、芭蕉翁があまりの絶景に言葉もなく、
「松島や ああ松島や 松島や」
と詠んだという景色ですが、この句は愚作だな。
海に浮かぶ無数の小島が思い浮かびません。 -
桟橋にはたくさんの観光船が休む間もなく出入りしています。
船に乗らないと松島に行ったということにならないみたいです。
が、初めてではないし、天気は良いけど風が強いので止めました。(^^; -
今回の旅のテーマは奥の細道ではなく伊達政宗です。
松島と言えば瑞巌寺、瑞巌寺と言えば五大堂というわけです。 -
足元が透けているので「すかし橋」。
さすがに一級の観光地だけあって、この季節にも結構人が多いです。
日本語ばかりじゃないのは最近どこに行っても、ですね。 -
何しろ歴史の古い分、建物自体も古色蒼然の五大堂です。
坂上田村麻呂が奥州遠征の際に毘沙門堂を建立したのが始まりというから1200年前のこと。
建物は慶長9年(1604年)に伊達政宗公が再建したもので、すでに400年になります。
国の重文指定であるのはいうまでもなく。 -
五大堂の名は慈覚大師(円仁)が瑞巌寺を創建した際に仏堂を建立した時から。
その名の通り、ご本尊は5体の明王です。
大聖不動明王を中心に、降三世明王・大威徳明王・軍荼利明王・金剛夜叉明王がそれぞれ東西南北に配置されています。
ご本尊は秘仏ですが平成18年(2006年)に御開帳がありました。
33年毎の開帳なので次回30年後に来てみましょう。 -
松島の海にいる海鳥はウミウ、ウミネコなど。
羽を休めているのはセグロカモメのようです。
風が強いのでなかなか飛び立てません。 -
さて、本命の瑞巌寺に向かうとします。
まずは惣門。その先に大きな杉の木が整然と立ち並んでいます。
花粉散布もスタンバイOKの様子でした。 -
参道脇には大きくくり抜かれた洞窟群。
僧たちが修行を行った所です。
その前にずらりと西国霊場の写し観音が並んでいます。 -
かなり広い境内なのは伊達家の庇護を受けてきた格式でしょう。
林間の苔むした様子などは、まるで京都にでも来たような気分にさせてくれます。
都の文化を奥州のこの地まで運んできたようです。 -
岩の上に建つ鐘楼も威厳に満ちています。
冬場の今は木々が葉を落としていますが、春になると景色は一変すると思います。 -
残念なことに重文の中門は工事中でした。
無骨な囲いの門をくぐると国宝の本堂が現れます。
慶長14年(1609年)に落成した入母屋造りの大本堂です。
材料は遠く熊野から運ばせたと言います。 -
もちろん堂内は撮影禁止ですので写真は外だけ。
拝観順路は長い回廊を巡ります。
お城のような立派な部屋がいくつも並んでいます。
それそれの部屋の襖絵は、狩野派の絵師によって描かれた一級品ばかりです。 -
こっそり撮ったわけではありません。
パンフレットを写した文王呂尚図です。 -
こちらは松に孔雀図。
襖絵を見るだけでも価値があります。 -
本堂で唯一撮影できるのは左甚五郎作と伝えられる「葡萄に栗鼠(きねずみ)」。
明治の頃、島崎藤村がこれを見て処女詩集「若菜集」に詩を載せたという曰くが付きます。
舟路も遠し瑞巌寺
冬 逍遥のこゝろなく
古き扉に身をよせて
飛騨の名匠の浮彫の
葡萄のかげにきて見れば
菩提の寺の冬の日に
刀 悲しみ鑿愁ふ
ほられて薄き葡萄葉の
影にかくるゝ栗鼠よ -
本堂以外のもう一つの国宝である庫裏。
内部は非公開ですが、9月から裏手の大書院とともに特別公開されるそうです。
というのも、本堂が保存修理されて拝観できなくなるから。
平成の大修理前に本堂を見られたのは滑り込みセーフでした。
修理期間は9年間というので、松島観光される方はお早めに。 -
中門脇にある梅が伊達正宗公が朝鮮出兵の際に持ち帰ったとされる臥竜梅です。
左右に紅梅・白梅と揃っていますが、やっと蕾が膨らみ始めたところ。
花の見頃は4月になってからのようで、来るのがちょっと早かったか。 -
庫裏を正面から撮ってみました。
中には彩色の大きな観音立像がありました。
そして、庫裏に対するように真新しい建物である青龍殿(宝物館)もあります。
もちろん見てきました。正宗公の甲冑像があります。 -
ということで、瑞巌寺の参拝は時間がいくらあっても足りないほどでした。
最後に「四寺回廊」の御朱印を頂きます。
四寺回廊とは、慈覚大師の開いた古刹4ヶ寺の巡拝のこと。
http://www.shijikairou.com/index.cgi
最近始まった巡拝なので気になっていました。
早速、専用の御朱印帳を購入します。 -
はい、瑞巌寺の御朱印を頂きました!
御朱印帳は観音開きになっていて、開いたまま仏壇に立てられるという優れもの。
印の文字は「仏法僧寶」のうち「法」です。
始めちゃったので、立石寺・毛越寺・中尊寺と続けることにしましょうかね。 -
表の惣門から入ったので、帰りは裏手の寺町小路へと抜けてみました。
偶然ですが、僧形の人がやって来て風情たっぷり。 -
通りに面してある圓通院の山門です。
このお寺も伊達家に縁りがあるらしい。
有名なのは松島を模したという石庭です。
今回は時間の関係で(瑞巌寺が見所満載だったので)拝観しませんでした。
次回のお楽しみ。 -
寺町小路にぽつんと建っている茅葺きのお堂。
なかなか鄙びた感じが良いです。ちょっとした発見。
これは三聖堂と言い、聖観世音・達磨大師・菅原道真公が祀られています。 -
道真公のご威光か、紅梅が早くも咲き始めていました。
春は瑞巌寺の臥竜梅も咲くので華やかになりそうな松島です。
四寺回廊も始められたし、久々に名刹をじっくり拝観できて心が洗われたような気分です。
さぁ、次回も仙台拠点で山寺の立石寺かな?(^^)
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