アルゼンチン　驚異の大自然　～3日目～

2009/01/10 - 2009/01/19

アルゼンチン驚異の大自然ツアー　３日目

大都市ブエノスアイレスのド真ん中から、今度は風の大地パタゴニアへ。一昨年世界最北端都市を訪れてからはずっと憧れていた世界最南端の都市ウシュアイアへ上陸！
３日目は寝不足も気にせずにマルティアル氷河トレッキングとビーグル水道クルーズを楽しんじゃいます。

エリア ウシュアイア(アルゼンチン)

３日目の朝。
昨日はタンゴ鑑賞からホテルに戻ったのが夜中の０時過ぎ、なんだかんだで１時に消灯。
今日は３時半に迎えが来るので、２時半に起床(-_-;)
でも楽しいことの為・・・頑張って起きましょう!
ホントは国内線から出発のはずが、３日前の出発前日に急遽国際線から出発に変更。そんな変更もアルゼンチンでは普通みたいです。あー、眠い・・・

早朝で道はすいてるので３０分程度でエセイサ国際線空港に到着。
まだ出発便も少ないため、がら〜ん。
まあこんなガランさもきれい。

昨日到着時にペソへ両替した銀行。
旅行会社の人にはBanco Nacionがレートが良いと言われていたのですが、送迎の運ちゃんに進められここで。１ドル３４ペソでした。両替のときはパスポートを提示します。
スペイン語でよくわからなかったので、紙にメモ書いて両替してもらいました。

５時半発のウシュアイア行きに乗り込みます。
朝早いのでお店も空いていませんでした。。。

アルゼンチンの飛行機は時間の遅れやいきなりの欠航が多々あると聞いていました。もし、今日の便が遅れたら一日の計画はキャンセルになっちゃうので、時間通り出発してくれた時はとても安心しました。
アルゼンチン航空は、２-２の座席で全席革張り。
なんだかゆったりしてる感じです。

まずは機内食。国内線でもちゃんと出るんですね。
パンとフルーツとカフェコンレチェ。
アルゼンチンの朝ごはんです。

３時間半のフライトで世界最南端の都市に向かいます。今日は晴れるかな。

しばらくすると眼下にビーグル水道が見えてきました。空から見るビーグル水道素晴らしかったです。

奥には山々も見えてきました。
真夏だというのにたくさん雪が残っています。

島に船が着岸しています。オタリアがいる島でしょうか。期待が膨らみます!
私たちの座った左側の席からはビーグル水道を見ることができました。右側からはウシュアイアの町並みを見ることができたようです。

ウシュアイアの空港は１本の道路以外は海で囲まれています。木造建築で味がある〜。
お迎えのマイクロに乗り、ホテルへ向かいます。

ウシュアイアの町並み。
あらゆる所にペンギンの看板などがありとてもかわいらしい町。

本日のホテル『HOSTAL DEL BOSQUE』に到着。
木造のアパートタイプの建物です。
なんせまだ９時前。通常は１５時チェックインなのでチェックイン出来るか不安でしたが、ＯＫ（＾▽＾）V

外の通路を通って部屋へ。ベットルームもなんだか落ち着く感じ♪パタゴニアっぽいデザインです。

ソファーやテーブルも素朴でかわいい♪
高級ホテルよりこっちのが味がありますよね。

ちゃんとおかってもあるんですよ（＾ｓ＾）

じっとしていられないので、
早速ホテルを出発し市内散策♪♪♪
昨日の睡眠１時間半なんてヘッチャラです！！
ホテルの前は２車線の道路が。みんな結構スピード出しています。

街の到る所、庭の到る所に
ルピネスの花が咲いています。
ウシュアイアの気候に合っているのでしょうか。

なんがか空がきれい☆
昨日のブエノスアイレスと同じ国とは思えない、
なんだかのんびりとした街です。

振り返ると氷河を被った立派な山が。あれがマルティアル氷河かな？

ビーグル水道の方へ向かって坂を下っていきます。ウシュアイアは結構坂の多い街です。
ホテルからサンマルティン通りまでは４ブロックで、
４００メートルくらい。行きは楽チンです♪

ここはメイン通りのサンマルティン通り。お店がたくさん集まっています。ロンドンの２階建てバスのようなのが止まってました。

ガイドブックで見た通りお土産屋さんの店頭にはペンギンがいっぱい!ペンギンはこの町のシンボルなのです。

マネキンがペンギン！！？？
ショーウインドウにもペンギンがたくさん!
ブエノスアイレスで感じた緊迫感はまるでなく、とっても癒される町です!

昔っぽい車。
なんかいい味出してますよね〜♪

このお店はチョコレート屋さんでしょうか？ランチの後で寄ろうかな？

石造りの教会もとってもオシャレです。青空に映えます！

TOKIO 17,017km
東京からこんなに遠いところに来てしまった(-_-;)
南極まで1,000kmだから、南極へ行ったほうが近いです！！！
改めてすごいところにいるなと実感しました！

お腹がすいて我慢できなかったので、ちょっとオシャレな感じのお店に立ち寄りランチタイム。これはトマトベースのシーフードソースのラビオリ。ウシュアイア名物のカニもたくさん入っていました。

こっちは何種類かのチーズソースのラビオリ。どっちのパスタもとってもおいし〜い♪♪♪一緒にたのんだレモネードがまたおいしくて、おかわりしちゃいました。

ここは『Tante Sara』というお店で、ホテルから真っ直ぐ下ってきた角にあり、観光案内所の斜め前です。ガイドブックにも載っていました。オススメです!

無事腹ごしらえも終わり、これからいよいよマルティアル氷河トレッキングへ！タクシー乗り場を目指して海の方へ向かいます。

これはガソリンスタンドでしょうか。

建物の壁画。
なんだかなんでもオシャレ☆
とってもかわいい絵です。

ビーグル水道に面したマイプー通りに着きました。バスとタクシーのロータリーがあるので、ここからマルティアル氷河へ向かいます。

海側からの町並み。

世界最南端っぽいモニュメントが。今さらですが本当に最南端へ来ちゃったんですね！

お土産屋さんがあったところにありました。
これはペンギンのところに顔を出すやつかな？

ウシュアイアは結構路駐が多いです。
でもそれも絵になっちゃってます。

左側のとんがった山と、右側のギザギザの山もウシュアイアのシンボルになっています。

船着場のすぐ近くにはこの看板が！これ、これ！ここで絶対記念写真を撮りたいと思ってました。「fin del mundo」っていうのは「世界の果て」っていう意味です。感動〜♪♪

世界の果ての鳥。
かもめとも違うしナンだろう。

この大きい船は南極行きでしょうか？ここウシュアイアは南極クルーズの拠点。もう少し休暇と予算があれば南極まで行きたかったな〜。

これも世界最南端都市ウシュアイアのモニュメント。写真スポットが目白押しです！

タクシーでマルティアル氷河のリフト乗り場までやって来ました。
アルゼンチンのタクシーはぼったくりが多いいと聞いていましたが、始めに行き先と金額を確認すれば大丈夫！！特にいなかなら安心です。
山の上は少しヒンヤリします。ここから１５分程リフトに乗り、そこから山頂まで１時間程度トレッキングをします。

木の上に丸いボンボンみたいのがあります。
なんだろう鳥の巣かな？？？
なんだかかわいい♪

小さな川が流れています。
氷河の雪解け水でしょうか。
どんどん氷河が近くなっています。
どんどん寒くなってきます。
夏なのに〜(-_-;)

正面に氷河を望みリフトは進みます。
あの小屋が到着駅。
15分リフトに乗るって、結構長いですね。
でも素晴らしい景色なら気になりません♪

リフトを降り、いよいよここからトレッキングです。雪解け水でできた小川もとってもキレイ。

けっこう歩いている人はたくさんいます。
みんなあの氷河まで行くのでしょうか。
下から見ると近く感じたのに、
歩いていると遠くなっちゃた気がします。。。

歩いてる途中に氷河？がありました。
冬はこの辺まで氷河があったのでしょうか。
上に乗っている人もいました！
雪を見るとなんだか、ワクワクします（＾。＾）

すずめかな？
鳥がたくさんいます。

かなり急な上り坂。
しかも砂利というか登りにくい。。。
あんなに寒かったのに、
どんどん軽装になって行きます。暑い！！

森林限界なのか周りの山もあまり木が生えていません。冬はきっと雪がすごいのかな？
昔はあの砂利のところまで氷河だったのでしょうか。

コンドル発見！！
ちょっと遠くて写真撮れませんでしたが。。。
羽を広げすごく大きかった！！
南米に来た〜っ！！って感じ♪

マルティアル山のほぼ頂上までやって来ました。この山は標高1,450ｍあるそうです。

近くで見る氷河はキレイで、そして迫力があります！でも、昔はもっと大きな氷河だったかと思うと一抹の寂しさが込み上げてきます。
あと何年かしたら、この氷河もなくなってしまいそうな気がしてきてしまいます。

コケもたくさん。
コケの生えてるところはすごくフカフカして
歩きやすかった♪
ホントは歩くところじゃないのかも！！

山頂から眼下を望むと、これぞまさに絶景！！ウシュアイアの町とビーグル水道が一望できちゃいます！ホントに頑張って登ってきた甲斐があります。途中で諦めてた人がいたけど、これは絶対見ておかなきゃですね。

さて下山します。
ゆっくりしたかったけど、
飲み物を買いそびれなんせのどがカラカラ(-_-;)
やっぱり登山は計画的に！！ですね。
登山といってもあんまり道がないので、
下り道は特に怖いです。
勢いあまって転がってしまいそう。。。

なんの植物でしょう。

これはマタネグラかな？？

つくしボンボン。
そんな感じの植物。
目をこらして見るといろんな見たことのない
植物がたくさんあります。

下りのリフトに乗ります。下りは素晴らしいビーグル水道の景色を正面に見ることが出来ます。
このトレッキングは片道１時間ちょっととはいえ急な上り坂のため、途中でやめちゃう人が多かったです。
でも、登った感動って素晴らしい☆
帰りも急な坂ですから体力使いますけどね・・・

リフトを降り、またタクシーで船着場へ移動。ビーグル水道クルーズまで時間があるので、サンマルティン通りにある観光案内所へ。ここでは世界最南端を訪れた証明書（写真）と、パスポートに記念スタンプを押してくれます。

そろそろ時間になったので、観光桟橋へ。今日のメインイベント「ビーグル水道クルーズ」へ！

クルーズはロス・ロボス島やロス・パハロス島、そしてエクレルール灯台を訪れる２時間半ほどの短いコースと、ペンギン生息地のあるゲーブル島まで行く５時間のコースがありますが、私たちはもちろんペンギン島まで行っちゃいます！

ペンギンさん、今から行くから待っててね！

さよ〜なら、ウシュアイア！！
だんだんと市内が小さくなっていきます。

アルゼンチンの国旗が大きく揺れています。
やっぱり船の上はサムイ(-_-;)
ウインドブレーカーとニット帽に手袋、これ必需品です！

もうあんな遠くにマルティアル氷河が。
ついさっきあの氷河のすぐ近くまで行ったなんて信じられません。

すれちがった船。
なんかかっこいい☆
南極にでも行ってきたのかな？

ビーグル水道。フィヨルドの様です。
なんだかこの曇り空が最果てに来た感じがします。

あそにに灯台と船が見えます！
島には何か動物がいるのでしょうか（＾▽＾）
ワクワクして、船の端を陣とってカメラを構えます！！さ〜こいっ！！！

いました！！
発見！！海鵜の大群です！！！

海で泳ぐとこんな感じ。
カルガモみたい。

こんだけいるとすごい迫力！
一瞬ペンギンと間違えちゃう感じです。
氷河の山をバックに映えます!

オタリアもいました！！
気持ちよさそうに寝ています！！
オタリアはオス1頭に１０頭のメスを集め、
ハーレムを形成するそうですが、
どれがオスなんだか。。。

あのてっぺんにいるのは。ボスでしょうか。
あの上から見下ろしたらまたすごい光景でしょう。
同じような写真を撮りすぎちゃいます(-_-;)

この島には海鵜とオタリアが共存しています。
オタリアは海鵜を食べちゃったりしないのでしょうか。それにしてもかわいい（＾▽＾）

次の船が着たわよ〜♪
そんな感じの風景です。

この海鵜は家族かな？
手前の小さいのは子供かな？？
なんだかほのぼのしちゃいます。

人間たちが見物されているようにも見えます。

エクレルール灯台が見えてきました。

この灯台は太陽エネルギーで発電しているんだそうです。

近くで見ると迫力があります。なぜかこの島にはオタリアも海鵜もいませんでした。あとで陸に戻ったら、絶対この灯台の置物をお土産に買おーっと。

ここからペンギン島までは距離があるそうなので、船内でちょっとひと休みします。

乗船券にはドリンクチケットがついており、冷えた体をコーヒーで温めます。
少しウトウト・・・
さすがに睡眠不足が答えてます。。。

窓の外には小さな灯台みたいのが。先端で鳥が休憩していました。

外の冷たい風はあの雪をたくさん被った山から吹いてくるのでしょう。

アナウンスで何か言い始めたので急いで外へ出てみると、遠くに難破船モンテ・サルミエント号が見えました。ちょっと距離があったけど、ズームしてバッチリおさめました。

眠気を覚まそうと外にいることにしました。ペンギン島はまだかな・・

奥に見えるのは世界最南端の村「プエルトウイリアムス」。ビーグル水道を挟んで向こうはお隣りの国チリです。ちょっと寄ってみたかったな。

海鵜かな？

船に驚いて飛び立ちました！！
なんだか立派な肉体です。

このへんは風が強いせいか、木があまりありません。

出発してしばらく経ち、ただいま１８時頃。だんだん太陽も下がってきます。
雲に隠れてなんか神秘的☆

寒い中まだかまだかと待っていると、
船に乗っていたカメラマンが近くにいたので、
ペンギンアイランドまでどれくらい？
ときいたところ、あそこだよと指差しました！！

まだ放送する前だったので、
人は中にいたのでここぞとばかり、
いい場所を陣取りました！
放送が流れみんな外へ出てきました。
島の波打ち際に黒いものがいます！
もしや・・・

すごく興奮してきました！！
すごい量のペンギンがいます！
さっきの海鵜とオタリアの島を想像していたのに、
すごい大きな島にすごいたくさんのペンギンが
うじゃうじゃです！！

山の岩肌には海鵜がビッシリ！！

船はだんだん近づいきます。

あの砂に上陸します。
船の中から観察します。
ペンギンの住む島。すごい。。。

すごい唖然とする数のペンギンがいます。
ここはどこ？？
って思ってしまうくらい。

びっちりのペンギンです。
こんなに入るもんだとは思いませんでした。

くちばしキッスをしてるみたい（＾３＾）
マゼランペンギンです。

この子は子供かな？
まだ毛が生え変わってないみたい。
この毛が抜けると、親のような固い毛になるそうです。動かずじっとしています。
寒いのかな？？

マゼランペンギンの模様。
白と黒でシンプルなデザイン。
目がちょっと赤いのかな？
ほんとにかわいい〜♪

ペンギン３兄弟。
ラララ３兄弟♪チャンチャン♪♪

私のママはどこ〜？？？

なんか声を出しています。
ペンギンは声を出して自分の子供や相棒を
呼ぶそうです。
みんな呼んでても親の声は分かるらしい。
家族ってすごいね！

伏せているのはメスが卵を温めているのでしょうか？

ペンギンがこんなに泳いでるのを見るのも初めてです。水の中に潜るとすごい速い！

泳ぎを教えてるのでしょうか。

さあ陸に上がってくるのよ！！

波を使って陸に上がってきます。
サーファーみたい。
なんか波に乗ってかっこいい☆

反対側にもたくさんのペンギンがいます。

ひなたぼっこ〜♪
卵かな？？
みんな同じ向きで伏せてます。

ペンギンは本当は宇宙人で、自分たちの故郷を偲んで空を眺めているんじゃないかなんて思ったりします。

ゴミがついてるわ。
とってあげる☆
そんな感じ〜

なんかがらの違うペンギン。
黄色くてまたかわいいけど、
ここではみにくいアヒルの子的な
存在なんでしょうか。

この２匹はケンカしているみたいです。

威嚇されても知らんぷりしてます。

光が注いでなんてステキな風景。
思わずたくさんの写真を撮ってしまいました。
ペンギンだけで１００枚は撮っちゃった。
なんせかわいすぎてたまりません。　

またもやケンカ。
この首の回りよう。。。
すごい威嚇(-_-;)

船が岸から離れていきます。寂しさが込み上げてきますが、ここは人間がいるべきところではないので仕方ありません。これからもこの島の自然が守られ、ペンギンたちには元気でいてもらいたいと思いました。

ペンギン島から出た後。
えさを求めて海にいるペンギンの群れに会いました。
なんだか別れを惜しんでくれてるように、
思えてすごく愛らしい（☆▽☆）

バイバイ　ペンギン達♪
見送りに着てくれたみたいで、
すごくうれしい！

４時間半ほどのクルーズ。
後は戻るだけ。
少し疲れたので、港に着くまで爆睡！
この度はかなりハードなので、
寝るときは寝。はしゃぐときははしゃぐ。

爆睡して、気づいたときにはウシュアイア。
さすがに２１時暗くなってきました。
１月は日がとても１日が長く感じます。
そりゃ２時半起床してるから、
長いはず・・・(-_-;)

ガイドブックにも載っているお店『Moustacchio』へ。ウシュアイア名物のカニ（セントージャ）が有名なお店です。

店内には大きなカニが飾られています。このカニはキングクラブといい、日本でいうタラバガニだそうです。

まずはカニ入りスープを。ほぐしたカニの身がたくさん入った、ちょっとスパイシーなスープ。温まります！

夕食時ということもあり、店内はかなり賑わっています。並んでいる人もいました。

これはカニのグラタンみたいの。

これは何だったかな？上にはポテトを揚げたボールみたいのが乗っています。

中にはこんな太いカニの足がまるごとゴロゴロ！！日本では考えられません！カニの宝石箱や〜♪

クルーズで芯まで冷えたあとにはよいレストランです。食べ終わるといつの間にか外は暗くなっていました。

この町には他にもカニ料理のお店がたくさんあります。明日もたくさん食べるぞー♪

ここにもペンギンのアートが。ウシュアイアはペンギンと共生している町なのです。

長い、ながーい３日目も終わりホテルへ戻ります。それにしてもウシュアイアはほのぼのとした、とっても癒される町です。ここなら永住してもいいかななんて思えました。