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※只今工事中ですので、次の旅行記への移動をお願いします。<br /><br />今回の旅行で一番の楽しみだった、美術館めぐり。<br /><br />出会った名画の感想などを少しずつ書いていこうかと思っています。<br /><br />まずは、オランダアムステルダム国立美術館。<br /><br />建物はアムステルダム中央駅を設計した、カイペルスによるもの。<br />博物館としての建築物としてはヨーロッパ最古だとか。<br /><br />2009年02月、大幅な修復作業に入っているので、全面閉館となっていましたが、特別展が南棟(フィリプス棟)で開催されていました。<br /><br />この特別展は、国立博物館のお宝だけ!!が展示されているので、とっても濃厚な展示となっていました。<br />ツアーの工程上、一時間しか時間が取れませんでしたが、一時間で最高級の絵画を観るには最高です。<br /><br />

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2009/02/20 - 2009/02/20

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ソピアー

ソピアーさん

※只今工事中ですので、次の旅行記への移動をお願いします。

今回の旅行で一番の楽しみだった、美術館めぐり。

出会った名画の感想などを少しずつ書いていこうかと思っています。

まずは、オランダアムステルダム国立美術館。

建物はアムステルダム中央駅を設計した、カイペルスによるもの。
博物館としての建築物としてはヨーロッパ最古だとか。

2009年02月、大幅な修復作業に入っているので、全面閉館となっていましたが、特別展が南棟(フィリプス棟)で開催されていました。

この特別展は、国立博物館のお宝だけ!!が展示されているので、とっても濃厚な展示となっていました。
ツアーの工程上、一時間しか時間が取れませんでしたが、一時間で最高級の絵画を観るには最高です。

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  • ■夜警■ 1642年 レンブラント・ファン・レイン<br /><br />集団肖像画の巨匠、レンブラントの最高傑作といわれる作品。<br /><br />それまでの集団肖像画は証拠写真的な意味合いが強かったが、レンブラントはこの作品で「自衛団が今まさに警備に出かける瞬間」を描いたことで高い評価を得た。と言われています。<br /><br />「躍動感がある」と評論されていますが、私はこの絵画を観たとき「レンブラント、ブチギレた!!」と、怒りというかレンブラントの訴えの様なモノを感じました。<br /><br />「テュルプ博士の解剖学講義」の様に無難に描けばいいハズの集団肖像画を、どうしてここまで躍動的に描く必要があったのか?<br /><br />そんな疑問が浮かんできます。<br /><br />画家として芸術的な欲望を籠めて描いたのか?<br />高い評価が欲しかったのか?<br /><br />どれも違うように思えました。<br /><br />また、この絵画のもう一つの魅力は、隠された謎がちりばめられているということ。<br />依頼主たちと無関係に思われる少女が描かれており、その少女には光が集まっている。<br />しかも、その少女は何故か鶏を手に持っており、実はこの少女は妻のサスキアではないか?などといわれています。<br /><br />その、少女の横には鉄火面をかぶった少年?が鉄砲を発砲しており、どう見ても黄色い服の人の頭部を狙っています。<br /><br />詳しいことは専門書にまかせるとして、私の感想ですが「レンブラントはこの依頼主たちに何か悪い印象を持っていて、『こいつらは肖像画を描く値は無いぞ!!』ってそれを絵画を鑑賞する人たちに理解して欲しい!ってその一身で描いたように思えるのです」<br /><br />たとえば、私がレンブラントだったとして(っぉい)「今回の内閣の集団肖像画を書いてくれたまえ、君」とか依頼をされたら。<br />「依頼料は三億円ね」とか、たいした金額じゃないし、とすらっと言われて。<br /><br />街には倒産や失業者があふれてて、年金もどうなるかわからないのに、「何が三億円じゃ!!しかも、そのお金は税金だぞ、おい!!」って、怒りませんか?<br /><br />しかも、総理大臣は高級ホテルのバーで高いお酒を毎日飲んでるとか?大臣たちは海外で泥酔記者会見するし・・・。<br /><br />うーん、バックに高級ホテルの風景描いちゃえ!大臣の足元にワインの空瓶を2・3本置いとけ。そうそう、歴代総理の悪事も新聞紙の紙面に書き込んじゃえ!拡大しないとわからない様に・・・・。<br /><br />レンブラントが生きた時代、今よりひどい格差や差別がたくさんあって、レンブラントも人生の頂点から底辺への過程の中で、世の中の理不尽を訴えたかったのではないか?<br /><br />そんな思いが浮かんだ作品でした。

    ■夜警■ 1642年 レンブラント・ファン・レイン

    集団肖像画の巨匠、レンブラントの最高傑作といわれる作品。

    それまでの集団肖像画は証拠写真的な意味合いが強かったが、レンブラントはこの作品で「自衛団が今まさに警備に出かける瞬間」を描いたことで高い評価を得た。と言われています。

    「躍動感がある」と評論されていますが、私はこの絵画を観たとき「レンブラント、ブチギレた!!」と、怒りというかレンブラントの訴えの様なモノを感じました。

    「テュルプ博士の解剖学講義」の様に無難に描けばいいハズの集団肖像画を、どうしてここまで躍動的に描く必要があったのか?

    そんな疑問が浮かんできます。

    画家として芸術的な欲望を籠めて描いたのか?
    高い評価が欲しかったのか?

    どれも違うように思えました。

    また、この絵画のもう一つの魅力は、隠された謎がちりばめられているということ。
    依頼主たちと無関係に思われる少女が描かれており、その少女には光が集まっている。
    しかも、その少女は何故か鶏を手に持っており、実はこの少女は妻のサスキアではないか?などといわれています。

    その、少女の横には鉄火面をかぶった少年?が鉄砲を発砲しており、どう見ても黄色い服の人の頭部を狙っています。

    詳しいことは専門書にまかせるとして、私の感想ですが「レンブラントはこの依頼主たちに何か悪い印象を持っていて、『こいつらは肖像画を描く値は無いぞ!!』ってそれを絵画を鑑賞する人たちに理解して欲しい!ってその一身で描いたように思えるのです」

    たとえば、私がレンブラントだったとして(っぉい)「今回の内閣の集団肖像画を書いてくれたまえ、君」とか依頼をされたら。
    「依頼料は三億円ね」とか、たいした金額じゃないし、とすらっと言われて。

    街には倒産や失業者があふれてて、年金もどうなるかわからないのに、「何が三億円じゃ!!しかも、そのお金は税金だぞ、おい!!」って、怒りませんか?

    しかも、総理大臣は高級ホテルのバーで高いお酒を毎日飲んでるとか?大臣たちは海外で泥酔記者会見するし・・・。

    うーん、バックに高級ホテルの風景描いちゃえ!大臣の足元にワインの空瓶を2・3本置いとけ。そうそう、歴代総理の悪事も新聞紙の紙面に書き込んじゃえ!拡大しないとわからない様に・・・・。

    レンブラントが生きた時代、今よりひどい格差や差別がたくさんあって、レンブラントも人生の頂点から底辺への過程の中で、世の中の理不尽を訴えたかったのではないか?

    そんな思いが浮かんだ作品でした。

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