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新幹線の駅がある兵庫県の町ということだけしか知らなかった。<br />相生の文学碑を訪ねる日帰りの旅の計画を練り、実際に旅を実行してみて、様々なイメージが自分の内に出来ていった。<br /><br />海辺で塩を焼く煙、シバナの群生、造船の槌音、働く人々と青春、等々。<br /><br />

相生文学碑の森を訪ねる

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2009/02/28 - 2009/02/28

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田園ヘ長調

田園ヘ長調さん

新幹線の駅がある兵庫県の町ということだけしか知らなかった。
相生の文学碑を訪ねる日帰りの旅の計画を練り、実際に旅を実行してみて、様々なイメージが自分の内に出来ていった。

海辺で塩を焼く煙、シバナの群生、造船の槌音、働く人々と青春、等々。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル
  • 岡山からJR各駅停車、相生行きの電車に乗った。<br />所要時間は1時間と少々。<br />

    岡山からJR各駅停車、相生行きの電車に乗った。
    所要時間は1時間と少々。

  • 相生駅前から白竜城(ペーロンジョウ)までバスに乗る。<br />運賃190円。

    相生駅前から白竜城(ペーロンジョウ)までバスに乗る。
    運賃190円。

  • 道の駅白竜城で昼食。文学碑巡りの散策の途中でもここが良い休憩所になる。<br />

    道の駅白竜城で昼食。文学碑巡りの散策の途中でもここが良い休憩所になる。

  • 白竜城から道路を渡って中央公園に入る。坂を上る。<br />

    白竜城から道路を渡って中央公園に入る。坂を上る。

  • 相生市立図書館。相生湾を見下ろす丘にある。この周囲に文学碑が点在している。<br />

    相生市立図書館。相生湾を見下ろす丘にある。この周囲に文学碑が点在している。

  • 畦に火を放ち畑うつ男かな  鶏肋<br /><br />半田鶏肋の句碑。<br />

    畦に火を放ち畑うつ男かな  鶏肋

    半田鶏肋の句碑。

  • 水守亀之助「野火」文学碑。<br /><br />野火燃えて尽きず 春風吹けばまた生ず<br /><br />野の草を詠った白楽天の詩句。

    水守亀之助「野火」文学碑。

    野火燃えて尽きず 春風吹けばまた生ず

    野の草を詠った白楽天の詩句。

  • 野口雨情の詩碑。<br /><br />相生(おう)の港はなつかし港 軒の下まで船がつく<br /><br />雲の蔭から雨ふり月は 浜の小舟の中のぞく<br /><br />  「播磨港ぶし」<br /><br />

    野口雨情の詩碑。

    相生(おう)の港はなつかし港 軒の下まで船がつく

    雲の蔭から雨ふり月は 浜の小舟の中のぞく

      「播磨港ぶし」

  • 昭和の庶民派作家、佐多稲子の文学碑。<br />佐多稲子は造船所で働く父のもとで青春の一時期を過した。後にその体験を「素足の娘」という小説に書き上げた。<br />碑文はその一節。<br />

    昭和の庶民派作家、佐多稲子の文学碑。
    佐多稲子は造船所で働く父のもとで青春の一時期を過した。後にその体験を「素足の娘」という小説に書き上げた。
    碑文はその一節。

  • 縄乃浦に塩焼くけぶり<br /> 夕されば行き過ぎかねて山にたなびく<br />             日置少老の歌(万葉期)<br /><br />都から遠く来ての旅愁。<br />那波という地名は今も中央公園を含む一帯に残っている。<br />

    縄乃浦に塩焼くけぶり
     夕されば行き過ぎかねて山にたなびく
                 日置少老の歌(万葉期)

    都から遠く来ての旅愁。
    那波という地名は今も中央公園を含む一帯に残っている。

  • 冬日はとくさの直線<br /><br />しんじつに打ちこむことの尚難し<br /> 桐の若葉は夕陽に透きて<br /><br />浦山貢の句と歌。<br />

    冬日はとくさの直線

    しんじつに打ちこむことの尚難し
     桐の若葉は夕陽に透きて

    浦山貢の句と歌。

  • 釈文

    釈文

  • 釈文

    釈文

  • 釈文

    釈文

  • 釈文

    釈文

  • 文学碑のある丘から相生湾(那波の浦)と造船所を眺める。<br />

    文学碑のある丘から相生湾(那波の浦)と造船所を眺める。

  • 民俗資料館の前をシバナ群落のある汀へ下りる。<br />

    民俗資料館の前をシバナ群落のある汀へ下りる。

  • シバナの花は夏季である。その頃にまた訪れることができたらいいなと思った。<br />

    シバナの花は夏季である。その頃にまた訪れることができたらいいなと思った。

  • 帰りのバスが少ないので要注意。

    帰りのバスが少ないので要注意。

  • 帰りの車内。<br />

    帰りの車内。

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