2009/02/19 - 2009/02/26
12位(同エリア17件中)
kay-mickさん
- kay-mickさんTOP
- 旅行記4冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 13,258アクセス
- フォロワー0人
冬でも暖かいというコスタデルソル(太陽海岸)でロングステイの疑似体験をしようとコンドミニアムに滞在しました。老後はスペインで暮らせるでしょうか。
-
マドリッドの空港に着きました。本日はここで1泊します。空港から市内までは車で30分くらいです。
-
翌日、今回の手配をお願いした旅行社へチケットを受け取りに行きました。スペイン広場の近くの賑やかな通りにあります。看板に落書きされていました。悲しい。
-
タクシーでアトーチャ駅へ。新幹線専用の入り口。広いドーム型の駅舎。大きいです。スペインは何でも建物が大きいのですが、駅もそうでした。
-
ドームの中は植物園のように木々が植えられています。とにかく広い、広い。入り口を間違えるとすごく歩きます。
-
新幹線(AVE)の入り口。手荷物検査があります。ここは実は撮影禁止。隠し撮りです。セキュリティーのお姉さんが仁王立ちしてました。
-
構内に入ると人・人・人。週末なので特に混んでいるのでしょうか。スペインの新幹線には特等、1等、2等と3つのクラスがあります。特等と1等のチケットを持っていると専用のラウンジが利用できます。空港のビジネスクラスラウンジに似ています。SALA CLUBというピンクの看板が目印。
-
中ではゆったりとしたソファーでアルコール、ソフトドリンク飲み放題。ビジネスマンが多く、みなさまラップトップコンピュータでお仕事してます。駅構内は人が多いし、座るところもないので、1等以上の切符を持っている人は是非利用したほうがいいです。
-
1等席は 2人掛けと1人掛けの横3列。広くて快適です。時間帯によっては食事がでます。機内食みたいでお世辞にもおいしいとは言えません。でもコーヒーはまあまあだったかな。
-
約3時間でマラガに到着。早いですね。さすが新幹線。途中コルドバに1回停車しただけでノンストップです。
-
新幹線の車体。のぞみに少し似ています。マラガの駅は新しくできたばかりで広々しています。日差の強さがマドリッドとは違います。南国っぽい感じでうれしくなりました。
-
マラガ駅の構内。たくさんのお店やファーストフードのレストランが入っています。ここからローカル線に乗り換え、フエンヒローラへ向かいます。
-
今回滞在するコンドミニアムに着きました。マラガからはローカル線で40分。駅からは歩いて5分程度でした。海岸通りに面しています。
-
こちらがお部屋です。2人用。40平方メートル。結構広いです。ソファーとバルコニー、バスルームと小さなキッチンが付いています。今回はここで自炊して暮らすのだー。という覚悟で来ております。
-
早速、キッチンのチェック。広さは畳半畳くらい。学生時代のアパートを思い出しました。電熱器が2つあります。
-
上には食器棚。大なべ、小なべ、フライパン、湯沸し用の小さなやかん、まな板、フライ返し、お玉、レモン絞り器。食器はコーヒーカップ、大皿、小皿、サラダボウル。ざるがひとつ。スープを入れるような深いおわんのようなものがあるといいのになーと思いましたが、まあ一応は揃っています。
-
小さな食卓。ウェルカムワインのミニボトルが置いてあります。ナプキンとテーブルクロスがありました。
-
食卓の引き出しにはナイフ、スプーン、フォークなどのカトラリーが。ない!と思って一瞬あせってしまいましたがこんなところにあるとは。よかった。よかった。
-
キッチンを利用する前に部屋の入り口にあるブレーカーを入れます。注意書きがあるのですが、読みづらい。気が付かないとつかえない!と騒ぐことに。
-
電熱器のツマミ。メモリがありません。どっちにまわしたらよいのかわからない。やってみたら実は日本とは反対でした。右側にひとまわしがMAX、その後まわすごとに弱くなります。はじめはわからずに目いっぱいまわし、いつまでたってもお湯がわかないので困ってしまいました。うーん、よその国はむつかしい。
-
大きなソファ。お昼寝にぴったりです。ただ、かなり使い込まれていてスプリングがきかない。ベッドもそうでしたが飛び乗ったりするとボコッとへこみます。
-
キッチンの下には冷蔵庫と生ごみ用のバケツ。ごみは毎日すててくれました。ゴミだしにいかなくてもいいみたいです。冷蔵庫は製氷室があり、氷は作れます。アイスクリームくらいは入れられる広さがありました。
-
バスルーム。バスタブ、シャワーノズル付き。トイレとビデがあります。アメニティは石鹸だけ。シャンプー、リンスはありません。当然歯磨きもなし。オマケにドライヤーもありませんでした。これはまいったな。レセプションで借りられましたが、数が限られるので持参したほうがよいでしょう。
-
翌朝、バルコニーからの眺め。海岸線がずっと続いています。気温は17度くらい。でも乾燥しているので空気がひんやりしています。
-
地中海の日の出。カモメの声が聞こえます。バルコニーにはテーブルと椅子があるので、朝日をみながら朝食、なんてこともできます。でもまだ買出しに行っていないので何にもありません。コンドミニアム内のバーで朝食をとることもできます。また、周りにはBREAKFASTと書いたカフェがたくさんあり、めんどくさければ外で朝食も可。
-
初日からサボってはいけません。買い物、買い物。フエンヒロラの駅のとなりには市場があります。この建物の2階が食料品市場です。
-
市場の中はそれほど広くはありません。精肉コーナー、魚介類のコーナー、野菜のコーナー。生花やスパイスのお店もあります。市場はどこの町でも楽しいところです。
-
さて、今度はスーパーへ。町のあちこちにあります。行ってみてわかったのは日本で言うコンビニサイズというものがないことです。洗剤も、油も、牛乳も、マヨネーズもみーんな容器がデカイ。あちこち探しましたがない!1週間程度の滞在だったら持参するしかないかも。
-
こちらのスーパーのカゴは床において引っ張るタイプ。ごろごろ引きながら棚からとったものを放り込んでいくわけですが、ついつい買いすぎて持ち帰るのにえらく大変だったりします。地元の人は。。と見ると、皆さん車輪つきのお買い物カードを持ってきていました。うー、肩がいたいよ〜。
-
初日のお買い物。まず、食器を洗う洗剤とスポンジ、ペーバータオルは必須。洗剤は使いきれないので持って来るべきでした。調味料はある程度持ってきましたが洗剤のことは思いもしませんでした。反省。食材は安いです。とくにトマトは4つで90円という安さ。
-
遅い朝ごはん。オムレツと生ハムのサラダ。野菜スープにクランベリーのジュース。パン。チョコアイス(朝から!) 実はこの先、朝食メニューはほとんど変らず。(材料が多くて使い切れないのだ)
-
お腹もいっぱいになったのでさて、お出かけ。路線バスで「白い村」として日本の観光ツアーでも有名なミハスへ。フエンヒローラから20分くらいです。1.15ユーロというハンバな運賃。小銭を持っていないと乗れません。
運転手に直接払います。5ユーロ以上の紙幣はお断り。
フツウの路線バスなのでボロいバスです。途中の住宅街で何度が停車します。 -
ミハスの村は小さくて1時間くらいで1周できます。見晴台からはフエンヒローラの町と地中海が。いい眺めです。
-
たしかに白い村なんですが、すっかり観光化されたというか日本人を含むたくさんの観光客でごった返していてなんだかお土産屋テーマパークみたいです。
-
それでも奥のほうへ行くと静かな通りもあり、なかなかの雰囲気。
-
かわいらしい玄関。こんなところに住むと時間がゆっくりながれるのだろうなと思います。
-
午後、戻ってきてから今度はフエンヒローラの海岸どおりを歩きます。スペインはバルセロナ〜アルヘシラスまで約200キロ海岸線が続いており、海辺にはびっしりホテル、コンドミニアム、マンションが立ち並んでいます。昨年までは住宅バブル。そしてこの国も同様に現在バブルは崩壊しているとのことです。
-
フランスのコートダジュール(石ころの浜)と違ってきれいな砂浜です。天気がいいので砂浜に寝転がって本を読んでいる人が何人もいいます。
-
中には泳いでいるヤツも。いくらなんでも寒いだろうに。冬は日の差さない北の国からきた人たちなんでしょう。信じられない。
-
いい感じのビーチですが、2月はやっぱり寒いよね。少し曇ると急に涼しくなります。
-
ビーチサイドにはシーフードのレストランがずらっと並んでいます。イワシ、タコ、イカの炭火焼きにレモンをかけて食べる。おいしー!自炊する気は吹っ飛んでしまい、満腹でかえりました。
-
3日目、ローカル線でマラガへ見学に出かけました。日曜日の朝、町中の通りは閑散としています。前の週にカーニバルがあり、その名残りが町のあちこちにありました。
-
マラガはピカソの生まれた町です。今回の旅行はピカソ三昧。マドリッドのソフィア芸術センターでゲルニカをはじめとするピカソの絵を堪能した後なので感激もひとしお。こちらはピカソ美術館。ピカソのお父さんも絵の先生だったのですが、10歳の頃のピカソの絵を見てその才能にショックを受け、以降、絵を描くのやめてしまったそうです。別にある生家には数少ないお父さんの絵があります。
-
旧市街はローマ時代からの町並み。狭い路地に趣があります。が、危険な地区であることも事実。荷物に注意です。
-
壮麗な装飾のカテドラル。ミサの最中でした。1973年に信仰の自由が認められてから、日曜日に教会に行く人は半減したそうです。このカテドラルには鐘楼がひとつしかありません。もうひとつを造る前に資金がなくなったそうです。中は祭壇が17個もあって広い。装飾もみごとです。
-
ムデハル様式のアルカサル(城)。アルハンブラ宮殿のような装飾が少しだけ見られます。
-
カテドラルの外観と庭。植物が南国らしいですね。街路樹にはオレンジの実がなっています。
-
ローマ遺跡には必ずネコの姿が。外敵もいなくて餌も与えられ、だらけきっています。
-
町の中心の広場。子供達がカーニバルの衣装で遊びにきていました。午後になると人がどっと出てきて大混雑。
また、イワシのフライやイカリングを食べ(やっぱりおいしい。)早めに帰ってお昼寝(シエスタ)しました。 -
4日目はバスで遠出しました。フエンヒローラのバスターミナルは駅の近くにあります。ミハス行きの路線バスもセビリヤやコルドバ行きの長距離バスもここから発着します。長距離バスの切符は早めに買いましょう。バスはマラガを起点に、トレモリノス、フエンヒローラ、マルベーリャ、サン・ペドロに停車します。はじめはすいていましたがどんどん人が乗ってきてサンペドロで満席になりました。
-
フエンヒローラから1時間45分でロンダに到着。バスターミナルは町外れにあります。闘牛場目指して歩きます。約10分くらいで白い円形の建物が見えてきました。
-
闘牛場の正面玄関。ロンダは闘牛発祥の地。この闘牛場もスペインで最古のもののひとつだそうです。見学の入り口はここではなく裏手になります。
-
ここの内部見学はとても見ごたえがありました。この写真は牛の控え室。闘牛開催時には扉の奥で牛さんが出番を待っておるのです。
-
闘牛場です。下におりることもできます。200年以上前に建てられたのにとても清潔に整備されています。大切に守られてきた、という感じですね。
-
SON BRA(日陰席)は2階です。階段には陶器でできたと闘牛の様子の絵柄が張られていました。白と青できれいです。
-
日陰席からみた闘牛場。フランスのグループが入ってきておおはしゃぎ。牛の真似して走り回っている人もいます。どこの国にもおバカなヤツはいるものなんだな。
-
闘牛場の裏手には公園があり、そこに見晴台があるというので行ってみました。
-
柵から下をみてびっくり。100メートル近い断崖絶壁です。ワタクシは高所恐怖症。一瞬で固まってしまい、そろりそろりと後ずさり。でも素晴らしい眺めです。ずっと続く丘陵に白いアーモンドの花が咲いています。
-
見晴らし台を遠くからみるとこうなっています。崖の突端にバルコニーみたいに突き出しています。おそろしや。
-
ロンダの新市街(バスターミナルがある側)と旧市街を結ぶヌエボ橋。この橋からの眺めもすごいです。谷底には少し水が流れていました。
-
旧市街の町並みはとても雰囲気があり、散策するには楽しいところです。抜けるような青い空に白い壁。まさに、アンダルシア!です。
-
緑がまぶしい街路樹にはオレンジの実。これもまさにスペイン、アンダルシアの定番ですね。
-
旧市街の中心にあるサンタ・マリア・ラ・マヨール教会。もとはイスラムのモスクで、鐘楼はムデハル様式。内部はバロック様式です。
-
ロンダの守り神マリア様。スペインでは主に信仰の対象はマリア様なのだそうです。
-
旧市街の城壁から見たロンダの新市街。ほんとうに白い街です。この町は高台にあるので冬はとても寒いらしいのですが、この日は快晴で小春日和。ラッキーでした。
-
帰りのバスは到着と同時に購入することをお薦めします。オフシーズンだというのにバスは満員でした。どこの国でもお年寄りは気が早い。16時30分発のバスなのに16時前から並んでいます。
-
18時30分ごろフエンヒローラに戻ってきました。なんだかただいまーと家に帰ったような気分。3泊くらいでも自炊していると生活している気分になれるのかもしれませんね。
-
最終日の朝、またビーチでウォーキング。カモメの群れが朝日に向かって佇んでいます。日本の1.5倍くらいの大きさです。最初はトンビかと思ってしまいました。ほんとにデブカモメです。何を考えているのやら。
-
リゾートっぽいマラガの空港。イージージェット、ライアンエアー、ベルリンエアーなど北国からの格安便、チャーター便がたくさん発着しています。この日は暑いというくらいの気温。みなさん、名残惜しそうに出発していきました。
-
飛行機の関係で帰りはチューリッヒに1泊しました。朝起きたらマイナス4度。町全体が凍りついています。北ヨーロッパの人たちが冬でも太陽サンサンのコスタデルソルに憧れるののも無理ないことだと実感。日本からでも寒い季節はコスタデルソルに泊まってあちこち観光するのもなかなかいいものだと思いました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
フエンヒローラ(スペイン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
69