北極圏でオーロラウォッチング　ホワイトホース

2009/01/16 - 2009/01/21

いつかは見たいと思っていた、夜空をゆらめくオーロラ。
友人達となんとか都合を合わせ、この冬やっとウォッチングツアーが実現しました！

・晴天率の関係からカナダがいいらしい
・現地ツアーに参加せずに見られる

などをかんがみ、行き先はホワイトホースに。
-40℃を覚悟して、防寒等も準備万端でのぞみました！

エリア ホワイトホース(カナダ)

• 同行者: 友人
• 航空会社: エアカナダ

ホワイトホースは、バンクーバーから約２時間のフライト。
空港で熊ちゃんがお出迎え。
動いていなければカワイイが、
実際会ったら怖い怖い･･･。

初日は軽く市内観光を。
かつてユーコン川で活躍したクロンダイク号。

このとき、気温は確か０℃位。
ものすごい寒さを覚悟していたためなんだか拍子抜け。
現地の人には夏のように思えたようですよ。

ユーコン川はとても澄んでいて綺麗。
流れも速いです。

サケはこれを逆流するんですよね･･･すごいわ。

ホワイトホース・ビジターセンター内部。

開拓時代に現地で活躍した日本人「和田重次郎」の波乱万丈ドキュメンタリー（DVD・日本語）が鑑賞できます。

ホワイトホース市街地。
小さいですが結構活気もあって、
なかなか住みやすそうです。

スーパーで買出しも済ませ、
ロッジに籠る準備万端です！

今回のお宿「サンドック・リトリート」は
ホワイトホース市内から車で約３０分。
周囲には街もお店もありませんが、
ロッジ（キャビン）が点在する敷地内にはサウナ･ジャグジーや会議場なんかもあり、全体的に新しくて綺麗でした。

ログハウス風の室内。いいムードです（笑）。

同じく室内。

初日の夜、北〜東の方角ににかけて白っぽくぼんやりした帯状の光が見えていたんですが、北方で時々緑色に光り、これがオーロラなんだと気づいたわけです。
肉眼ではうっすらとした光でしたが、デジカメで撮ると綺麗に写るんですよね。
ただしオーロラ用にカメラの設定が必要です。自分のではうまく写せなかったのですが、Oさんグッジョブ！！

２日目はあいにく雨で、オーロラどころか星も見えず･･･。室内でごちそうを作ったり、手芸をして過ごしました。

現地時間10:00過ぎにやっと日の出です。
北極圏は太陽がごくゆるやかな軌道を描いていて、
日中は地平線のすぐ上を太陽が横にすべっていくような動きをします。ゆえに、日の出、日の入り前後も明るい時間が長いです。

ついに3日目の夜、これぞオーロラ！と呼べるものを見ることができました。
1日目のように薄い光の帯が見えていたのですが、
23:00頃だったかな？北の方角にカーテン状にゆらめく緑の光が見えました！！みんなで小躍り（笑）。

よい写真が無いのですが、カーテンのほか光の柱状のオーロラも見られ、実に神々しく心洗われる思いがしました。心のメモリーにはしっかり焼き付けたので十分です♪

実際、このように綺麗なオーロラが出ている時間はわずかでしたが、星がよく見え、天体観測もばっちり楽しめました☆星座も10個以上は覚えられたかも。
北極星の位置はさすが天頂に近くて、日本では暗くてなかなか見えないこぐま座もたどることができました。

いよいよ最終日。なかなかのお天気で、敷地内を散歩してみました。
キャビン全景。

敷地内に点在するキャビンはセントラルヒーティングで、この炭焼きの熱が地下を伝って暖めているそう。
合理的ですね。

薪割りも見せていただいたのですが、
この写真に写っている分で2年分とか。
けっこう少ない気がしました。エコ生活ですね〜。

残念ながら4晩目は雲が多く、星すら見えず･･･。

オーブンが無い中、レンジで工夫して作ったオニオングラタンスープが、この夜の思い出。

なんとも名残惜しい、帰りのホワイトホース空港で。

今回の旅では２晩、オーロラを見ることができたので
大成功のうちに入るでしょう。
それでも欲が出るもので、次回は空いっぱいに見える爆発が見たいよ〜、などと同行者とも話していましたが（笑）。チャンスさえあれば何度でもトライしたいです。数年後にはオーロラチャンス最大の年が来るらしいですしね。

私達の滞在期間中はずっと０℃前後の気温でしたが、帰国後すぐ-30℃程度の通常に戻ったそうで、
そのあたりも運が良かった？と思うのでした。