上海・春節前：　「中華人民と共にチケット争奪戦」

2009/01/15 - 2009/01/16

今年は「うるう年には春節は１月になる」らしい。
２００８年２月はうるう年で２９日あった。

中国ではまだ春節がやって来てないので、今はまだ、２００８年は終わっていないことになる。
普通の年の春節は、２月１０日前後で、昨年は２月７日だった。

今年も早くて、２月４日くらいかなあ？っと軽く考えていた。
だから、事前に調べておかなかった。

「生兵法、大怪我の もと」である。
中国のテレビ報道では、１２月１３日くらいから、人民の長距離列車予約合戦は始まっていた。

For emergency pages;
http://www.geocities.jp/ariyan9909n/eurasia3_005.html

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

いつものように、下船するとすぐに銀行で両替。

３７番バスにのって人民広場へ。
地下鉄で、上海南駅へ急いだ。

しかし、地下鉄内で１３億人民の大移動の鼓動が感じられた。
その混み具合は半端ではなかった。

１月１５日（木）は平日で、ﾜﾚﾜﾚが地下鉄に乗ったのは正午近かった。

にも拘らず、人、ひと、ヒト、、、、

上海南駅では多くの警官がでて、コンコースへの入口を規制していた。

すごい人の数で、チケット購入する前から、戦意が喪失しそうになった。

「もし買えなかったら、どうする？ドウスル？どこへ行く？どうする？」
っと、弱気の虫が、頭の中をグルグルと巡る。

イチカワご夫妻の案内役を買ってでた手前、弱気の虫を端に押しやって
「何とかなるでしょう。大丈夫です！」

当日券は「完売」、翌日の南寧経由昆明行きソフトベッドを結局ゲットできた。
薄氷を踏む思いであった。

昆明行きには４つのチャンスがある。
①K79直行便ﾊｰﾄﾞﾍﾞｯﾄﾞ②K79直行便ｿﾌﾄﾍﾞｯﾄﾞ③K181南寧経由ﾊｰﾄﾞﾍﾞｯﾄﾞ④K181南寧経由ｿﾌﾄﾍﾞｯﾄﾞ

電光掲示板で，当日の全ては完売。
窓口で，翌日のK181のどこかの席が残っていたので，良く確かめずに買ってしまった。
イチカワさんの奥さんが「１月１６日　K181　軟臥」と書いた紙で，ｿﾌﾄﾍﾞｯﾄﾞのチケット購入できた。

ﾜﾀｸｼのチケットには「硬座etc」と書いてあったの で、
「アチャーッ！これはイカン！ハードシート（硬座）を買ってしまった。とんでもないワイ！」
イチカワさんの奥さんが気をきかせて、「K181　軟臥」と書いた紙を差し出してくれたので、必死にソフトベッドへの交換を係官にお願いした。
運良くソフトベッド２席に交換できた！

案内人のくせに、ちゃんと買えないなんて、、、
ﾄﾎﾎﾎ ﾎﾎﾎ、、、

あれだけの人民の津波のなかで、自力でチケットを買えたなんて、一種の快挙ではないか！
しかもバックパックを持ったままで。

とりあえず、人民広場まで帰ってきて、イタリアンカフェみたいな処で一服。
ﾊﾟｰﾄﾅｰが、「この近くにユースホステルがあったから、そこに泊まらん？」っと、のたまった。
ﾜﾀｸｼの行きつけのHan-Boﾎﾃﾙが嫌いなのだ。

ＹＨがどこにあるか、おぼろげにしか覚えていないが、一度見に行くことになった。
イチカワさんのご主人が、一緒に着いてくることになった。奥様連中はカフェで荷物番と休憩。

ここのカフェ、
Espresso：デミタスカップの底に、数ﾐﾘだけのコーヒーで18元(243円),American15元(203円),CheeseCake18元(243円)。
つまり、ケーキセット２人前で、約700円なのだ。
日本の喫茶店なみだ。
つまり、驚くほど高い！のである。

（うどん、そばがたったの60 -70円の国なのに）

人民広場周辺は、ご存知の方は、ご存知のように、摩天楼そびえる、現代上海の象徴的なところです。

高層のナントカホテルのワキに確かあったハズ、、
っと、ウロウロしていて、こんな貧民窟のような下町にでてしまった。

摩天楼街に、まだ胡同が細々と息をしていたのだ。

結局ユースは見つからず、行きつけのホテルに行くことになった。

新鑑真号ターミナル前にあり、船に乗る人にとっては便利、観光客にとっては全く不便な場所柄ではある。

ビジネス・カードには、相変わらず１５０元となっているが、２００７年から１９０元となっている。

今回初めて分かったことだが、ＶＩＰカード提示で１２０元となる。
２００７年にゲットしたＶＩＰカードがものを言った。
一緒に来られたＩさん夫妻は残念ながら１９０元。

上海では、２人で２００元以下の宿はまず無い、といわれている中、このＶＩＰカードでの１２０は本当に安い、と思う。
また設備もそこそこなのだ。

場所、周辺についてはﾜﾀｸｼの2回目の旅行記を参照してください。⇒http://4travel.jp/traveler/ariyan-eurasia/album/10163622/

行きつけの拉面屋。

蘭州拉面がメインで一杯４元。
２００７年に比べ、１元の値上げとなっていた。
しかし、今だに安いものである。

東長治路のこの店は、近辺の数あるラーメン屋の中でも良く流行っており、いつもお客が絶えないのだ。

安くておいしい、下町のラーメン屋です。

参考にこのラーメン屋のメニューを。

苦労してゲットしたチケットです。

上海⇒昆明の寝台列車には２通りあって、
直行便のK79、
南寧経由のK181がある。

K181は走行距離約2,900kmで、K79は約2,700km。

さすが昆明直行便の、K79は売り切れとなっている。

２通りの上海⇒昆明ルートマップ。

ﾜﾚﾜﾚの寝台列車は南寧経由のルートだ。

午後４時台の出発なので、午前中がスッポリ空いた。

イチカワご夫妻は、初めての上海ということで、上海の外灘と南京東路の観光に一緒に出かけた。

上海に来て、これくらいは見ておかないと、行ってきたとは言えないのでは？

外灘の遊歩道から見るフェリーターミナル。

実はﾜﾚﾜﾚ夫婦も、この外灘を歩くのは初めてだった。

いつも上海は、交通上の交差点で、いわゆる観光というものをしたことがなかった。

これは、これで、良いものだった。

南京東路に向かう。

春節の飾りつけ。