2009/01/19 - 2009/01/21
305位(同エリア571件中)
nasubonさん
- nasubonさんTOP
- 旅行記116冊
- クチコミ216件
- Q&A回答2件
- 1,457,570アクセス
- フォロワー8人
迷宮で有名なフェズ。
いわゆる記念写真ポイントがないから、
日本人向けの観光地ではないかもしれない。
迷子になるのが目的の場所?なのかな。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- ロイヤルエアーモロッコ
PR
-
メディナに入る前に、まずは観光案内所へ。
ここはガイドの紹介が仕事なのだそうだ。
某誌によれば、日本語ガイドもいるという話で、
それを期待して訪ねてみた。
結果はもちろん×。英語ガイドだけだそうだ。
また、ガイドさんは常駐しているわけではなく、
注文が入ったら手配する感じのようだった。
ぼくが行ったときは、お姉さんがひとりだけで、
観光客もいなくて、かなり暇そうだった。 -
ガイドがダメなら、もう自分で歩くしかない。
持って行った地図を片手にメディナへ。
観光案内所の目の前にプチ・タクシーのりばがあり、
メディナの入口のブー・ジュルード門までは10DHくらい。
いかにもイスラム的なデザインの門は修復中。
1月を旅行の時期に選んでからというもの、
もう修復中というのが当たり前となった。 -
いったんメディナに入ったら、もうこんなとこばっか。
確かにどこを歩いているんだか、分からなくなる。
この写真もどこで撮ったかは???
ブー・ジュルード門から入った場合は、
タラア・セキーラ通りというのがまっすぐ伸び、
向かって左に1本ずれたタラア・ケビーラ通りがある。
この2本がメディナを東西に貫くメイン・ストリート。
メディナの中央あたりで2本の通りは合流し、
カラウィン・モスクへとつづいていく。
この2本から外れなければ、迷うことはない。
ブー・ジュルード門を基点に行き帰りで2本とも歩くなら、
セキーラから入って、ケビーラで戻ってくるのがいい。
ケビーラからセキーラへの分岐点がわかりにくいからだ。
ノンストップでカラウィン・モスクまで往復すると、
ふつうに歩いて1時間くらいか。
狭い道に人がひしめき、アップダウンも多く、
交通の優先権はロバが握っているから、
距離以上に時間はかかると考えたほうがよい。
かなり疲れるし…。 -
ロバはこんな風にやってくる。
この写真を撮ったところはかなり道幅があったが、
メディナの中には人同士のすれ違いもやっとの
えらく狭い道が散在しているのは当然として、
そこにもロバは必ず入っていく。
後方からいきなり鼻面を突っつかれることも多く、
なかなかスリリング、、、かも。 -
とりあえずの目的地になるカラウィン・モスク。
ケビーラ通りの先っちょにある。
ただ、街が入り組んでいるから、
遠くから眺められないし、
イスラム教徒でないと中に入れないから、
こうしてちょっと覗く感じでしか見ることができない。
観光客から見れば、これはちょっと不満なんだけれど、
宗教施設であることを考えれば、これが当然で、
教会や寺院などがへんなのかもしれない、、、
まぁどっちもきちんと理屈を通しているわけだから、
考え方の違いで、客が選ぶようなものではないが…。 -
こちらがカラウィン・モスクの正面。
サファリーン広場に面している。
この広場は真鍮細工のスークが密集し、
タンネリへの入口にも当たるから、
けっこう観光客も多い。
ただ、ピースサインで写真を撮るような場所ではなく、
そういうところが日本人向きではない。
そのせいか、欧州の団体さんは多かったけれど、
珍しく日本の団体さんには会わなかった。 -
カラウィン・モスクのさらに先には、
タンネリがある。なめし革の職人街だ。
で、この川の左岸にあるのだけれど、
ぼくは行かなかった。臭いってのもあるし、
そばに行くと子どもが近寄ってきて、
「なめし革?屋上、フォトポイント、タダ」
みたいなことを言い寄ってくるのが、かなりうざい。
こうしたところは、すべて出口はショップに直通し、
買うまで放さないみたいなことになる。
多くの日本人をカモにしてきたようで、
態度もでかくて生意気で図々しい。
イスラム流の商売には、なかなか馴染めないのだ…。 -
2本の通りをメインにした歩き方というのは、
まず迷う心配がない初心者的な方法論。
その一歩上を行くモデルコースが用意されている、らしい。
こんな看板が掲示され、6つのコースが用意されていた。
が、案内はすべてフランス語。
日本語はもちろん、英語表示さえもないのは辛い。
よくわからないけれど、スークを巡るコースとか、
モスクを回るルートとか、そういう感じのようだった。 -
そのモデルコース上には、要所要所にこんな表示がある。
この看板を目印に歩いていけば、迷うことなく、
きちんとメディナのポイントを効率よく回れるのだ。
でも、案内表示が少なく、この看板が意味するところは、
帰る直前に理解した。
返す返すもフランス語だし…。
こーゆーのが日本のガイドブックで紹介されないのも、
かなり珍しいことのように思う。
それだけフェズへ行く日本の観光客が少ないのかな? -
で、メイン通りに飽きてくると、
こーゆー怪しげな路地みたいなところに入りたくなる。
こんな道を2〜3本抜けると、一瞬で迷子になれる。
もし、迷うのが怖いのであれば、
分からなくなりそうになったら、即、大きな通りに戻る。
これが鉄則になるだろう。
知り合いは迷子になったときに、
そこらへんの子どもにチップを渡して案内させたら、
さらなる迷宮へと連れ込まれて、
チップの増額を要求されたそうだ。
アホだと思うが、いったん迷ってしまうと、
どこに連れていかれても、ほんとにわからないし、
英語もほとんど通じないから、迷うのもほどほどに。 -
メディナもフトー門のほうまで行くと、
かなりイメージが変わって迷宮ではなくなる。
道はかなり広いし、クルマもばんばん入ってくる。
ここらへんは、どこぞ朝市にでも紛れ込んだ気分。
観光客のことなんか目に入ってないような感じで、
食品系の屋台なども目につくようになる。 -
さて、メディナの中で迷おうという場合、
いちばん大切なことは何かというと、たぶんトイレ。
メディナに散らばっているスークやらショップは、
たいがいは地元民だけで成り立っているわけだし、
観光客が目当ての店にしても、英語はほとんど通じない。
だいたいボディ・ランゲージだし、
向こうは勧誘と価格交渉のほかに関心はないから、
客用にトイレを用意しているところはほとんどない。
だから、どこで用が足せるかということは、
つねにチェックしておかなければ、いざというとき、
かなり苦しい思いをすることになる。
アンダスール・モスクそばには公衆トイレがあった。
他にもあったのかもしれないけれど、見つからなかった。
もちろん有料だし、イスラム式で使い慣れないスタイル。
でも、1カ所でも知っておくと、気持ちはかなりラク! -
もう1カ所、ソフィテル・パレ・ジャメイも使った。
メディナの中心からは少し離れているのだけれど、
やっぱりホテルのトイレは借りやすいということで、
チェックしておいて、大いにお世話になってしまった。
ここのホテルはべらぼうに高いけれど、
価格に見合った景色があり、メディナの眺望がバツグン。
お茶するポイントとしても、使いやすかった。 -
メディナに行くときは、帰りのことを考えておくのも、
じつはけっこう重要なことであるかもしれない。
どこでプチ・タクシーを拾えるかということだ。
それと、プチ・タクシーが列になって待っているか、
これも重要。向こうの人たちは並ぶという感覚はなく、
プチ・タクシーを拾うのは早いもの勝ち。
また、同方面の客は同乗するのが基本みたいだから、
その交渉ができない外国人はかなり不利。
個人的には、イスティクラル広場ののりばでは、
まったく捕まえられなかった。
フトー門やマルーク門は捕まえやすかった。
写真のルシーフ広場は、目的地に使ったほうがよさそう。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
フェズ(モロッコ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
14