飛騨高山・古川旅行記(ブログ) 一覧に戻る
旅行会社のパンフレットを見ていると「高山祭り」の文字が目に入った。 高山祭りは4月14日、15日の二日間だそうだ。 飛騨高山は「からくり」の乗った山車が出ることで有名。 急に見てみたくなった。 高遠城址のこれも有名なコヒガン桜見物とセットになったツアーにのっかることにした。 <br /><br />4月14日(月) 福岡→中部空港→飛騨高山→平湯温泉<br />朝、福岡空港を発ち中部国際空港へ。 中部空港からはバスでひたすら高山へ。 高山に着いたのは午後2時過ぎ、もうすでに町に入る道路は渋滞。 途中でバスを降りて20分ほど歩いて町なかまで。 古い町並みの上三之町通りにはもう観光客がぞろぞろ。 <br /><br />高山祭りは春と秋に行われる。 春の祭りは日枝神社(山王神社)の例祭で毎年4月14日、15日に行われる。 秋は八幡祭。 16世紀後半から17世紀初め頃始まった祭りらしい。 山王祭で行われる行事は「屋台曳き揃え」「からくり奉納」「御巡幸」「夜祭」。 <br /><br />午後3時過ぎ、御巡幸祭があるとのことで上三之町のみやげ物店などをのぞきながら見やすいところへ。 ところでこの時間に日枝神社では「からくり奉納」が行われていたらしい。 ガイドさんがちゃんと教えてくれていれば見ることができたものを、残念! もちろん日枝神社のお旅所(奉納をするところ)には寄ってみたのだが、この時には既に「からくり奉納」は終わっていたみたい。 町を南北に流れる宮川にかかる中橋(なかのはし)には神楽台がとまっていた。 この屋台が先導するらしい。 「からくり奉納」は「三番痩(さんばそう)」「石橋台(しゃっきょうだい)」「龍神台」の3台の屋台(山車)で行われるそうだ。<br />「御巡幸」は屋台を奉納している各町の人たちが袴裃をつけた昔の装束で練り歩き、神輿や雅楽、獅子舞などがつづく。 各町とは高山市内の旧高山城下の宮川の東側にある12の町、そして、この12の町にそれぞれ屋台(山車)がある。 <br />御巡幸を見た後、町の東端の通りに曳き揃えてある屋台を見てまわる。 夜祭の曳き回しに備えて12台が100mくらいの間隔で道路にスタンバイしている。 屋台は屋根飾りまでいれると高さおおよそ8mくらい、最下段の長さ5〜6m、幅3mくらい。 最上段は畳4畳くらいの広さか、子供たちが乗っているのを見ると15〜6人は乗っていそう。 中央には屋台によって恵比須や大黒やその他が飾られており、これがからくりになっている。 さらに見事なのが屋台の下段に飾られている彫刻模様。 屋台によって異なるが龍であったり、獅子であったり、透かし彫りもあって見事な彫り物。 屋台を7〜8台も見たろうか、夜祭を見るための早い夕食の時間とてバスに戻る。 <br /><br />夕食の後、夜祭を見るため再び町に戻る。 屋台の曳き回しは午後6時半頃の予定、見るのによい場所を捜し歩く。 屋台が通るルート沿道にはロープが張られ人々はもう思い思いの場所を確保、腰を下ろしている。 あちこち場所を探して歩いたが、結局屋台の出発地点すぐの中橋横のお旅所の前に陣取った。 この付近はすでに見物客で一杯、頭越しでしか見えそうもない、失礼ながら人を掻き分けてできるだけ前に出る。<br />屋台の出発は少し遅れてあたりが暗くなってきた午後7時前頃。 まず先導する神楽台が出てくる。 この屋台は屋根がなく最上段には太鼓が積んである。 太鼓は両面打ちだが、この打ち方が面白い。 屋台の両側面に打ち手が座り、体をのけぞらせてバチを打つ。 上半身の半分近くは屋台の外に出て、下手をすると屋台から落ちそう。 <br />屋台は曳き手が5〜6名、押し手も5〜6名くらいでかなりゆっくり進む。 そして、道路の曲がり角で必ず止まる。 ここからが見もの。 屋台の前と後の扉を開け人が上がってなにやらしていると、小さな車輪が降りてきて屋台を少し持ち上げる。 つまり屋台全体がこの前後の小さな車輪で支えられる。 この小さな車輪は屋台の向きに直角になっている。 つまり屋台の側面を向いている。  そこで屋台の前後をそれぞれ逆方向に押して屋台の向きを90度変える。 屋台の向きが変わったらまた屋台の中にもぐりこんで小さな車輪を格納する。 さすがにからくり屋台。 この方向転換のやり方はどの屋台もすべて同じ、したがって道路の曲がり角では結構時間がかかる。 <br />からくり屋台も登場、龍神台は樋を伝って現れた竜神が紙吹雪を散らしながら舞う。 見物客からいっせいに「ウワァ〜」と驚嘆の声。 その他次々と現れる(といってもゆっくりと)屋台はどれも豪華絢爛。 6〜7台も見たところで集合時間が近づいてきたのでバスの駐車場まで。<br />が、これが大変! 見物客がびっしり隙間なし、身動きが取れない。 前方から「NO WAY ! NO WAY !」という声が聞こえる。 「WHY ?」と聞くと人垣が立ち塞がっていて進めない という。 何とか近づいてみると若い日本の女性。 外国人を案内して高山祭りを見に来たらしい。 道路は座り込んで見ている人の外側に立って見ている人の群れで隙間もないという。 とにかくここを突破しないと帰れない。 人と人との間に肩を差し込みこじ分けて少し隙間を作りそのまま体を差し込んでゆく、これの繰り返しで前進。 件の女性、後ろを付いて来て「道ができた。道ができた。」と喜んでいる。 <br />やっとのことで人ごみを抜け夜の高山の江戸時代の名残の残る町並みを見ながら集合場所へ。<br /><br />宿泊地 新平湯温泉までバス。<br /><br />4月15日(火) 平湯温泉→高遠城址公園→中部空港→福岡<br />ホテルを発って高遠城址へ。 <br />高遠城は何時建てられたかは不明。 室町時代諏訪家の一門の高遠家が居城していた。 その後、武田信玄が高遠家の内紛を利用し同家を攻め滅ぼした。 武田家の所領となって城は山本勘助によって改築されたとされている。 城の曲輪には勘助曲輪の名が残されている。 現在は城の建物はすべてなくなっている。 公園として整備されたのは明治になってから。 また桜もその頃から植えられ、現在は1500本ほどの桜の林になっている。 <br />高遠城址の下を流れる三峰川の横にあるホテルの駐車場にバスを止め、城跡まで徒歩で15分くらい。 高遠城は平山城、川から少し上る。 時間は11時頃、公園前の信州高遠美術館前の広場にはすでに観光客や花見客がいっぱい。 中にはもう弁当を広げている人たちもいる。 公園に入るとどこもかしこも人、人、人。 本丸跡、二の丸跡、曲輪跡を合わせた公園の広さは5.4haだそうだ。 そして桜。 公園内はほとんど桜の樹の林。 タカトウコヒガンザクラは花弁はやや小さく、色はごく薄いピンク。 可憐というか可愛いという印象。 これが公園全体を覆っている。 公園の中を1時間半ほど歩き回る。 桜、桜、桜、人、人、人。 城址のすぐ近くに絵島囲み屋敷がある。 江戸時代、絵島生島事件の後 絵島が流され幽閉された屋敷。 屋敷内を一回り見学してバスに帰還。 <br /><br />車中で昼食をとりながら中部空港へ、そして福岡へ。<br /><br />以   上<br />

高山祭りと高遠のコヒガン桜

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2008/04/14 - 2008/04/15

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tetsu60さん

旅行会社のパンフレットを見ていると「高山祭り」の文字が目に入った。 高山祭りは4月14日、15日の二日間だそうだ。 飛騨高山は「からくり」の乗った山車が出ることで有名。 急に見てみたくなった。 高遠城址のこれも有名なコヒガン桜見物とセットになったツアーにのっかることにした。 

4月14日(月) 福岡→中部空港→飛騨高山→平湯温泉
朝、福岡空港を発ち中部国際空港へ。 中部空港からはバスでひたすら高山へ。 高山に着いたのは午後2時過ぎ、もうすでに町に入る道路は渋滞。 途中でバスを降りて20分ほど歩いて町なかまで。 古い町並みの上三之町通りにはもう観光客がぞろぞろ。 

高山祭りは春と秋に行われる。 春の祭りは日枝神社(山王神社)の例祭で毎年4月14日、15日に行われる。 秋は八幡祭。 16世紀後半から17世紀初め頃始まった祭りらしい。 山王祭で行われる行事は「屋台曳き揃え」「からくり奉納」「御巡幸」「夜祭」。 

午後3時過ぎ、御巡幸祭があるとのことで上三之町のみやげ物店などをのぞきながら見やすいところへ。 ところでこの時間に日枝神社では「からくり奉納」が行われていたらしい。 ガイドさんがちゃんと教えてくれていれば見ることができたものを、残念! もちろん日枝神社のお旅所(奉納をするところ)には寄ってみたのだが、この時には既に「からくり奉納」は終わっていたみたい。 町を南北に流れる宮川にかかる中橋(なかのはし)には神楽台がとまっていた。 この屋台が先導するらしい。 「からくり奉納」は「三番痩(さんばそう)」「石橋台(しゃっきょうだい)」「龍神台」の3台の屋台(山車)で行われるそうだ。
「御巡幸」は屋台を奉納している各町の人たちが袴裃をつけた昔の装束で練り歩き、神輿や雅楽、獅子舞などがつづく。 各町とは高山市内の旧高山城下の宮川の東側にある12の町、そして、この12の町にそれぞれ屋台(山車)がある。 
御巡幸を見た後、町の東端の通りに曳き揃えてある屋台を見てまわる。 夜祭の曳き回しに備えて12台が100mくらいの間隔で道路にスタンバイしている。 屋台は屋根飾りまでいれると高さおおよそ8mくらい、最下段の長さ5〜6m、幅3mくらい。 最上段は畳4畳くらいの広さか、子供たちが乗っているのを見ると15〜6人は乗っていそう。 中央には屋台によって恵比須や大黒やその他が飾られており、これがからくりになっている。 さらに見事なのが屋台の下段に飾られている彫刻模様。 屋台によって異なるが龍であったり、獅子であったり、透かし彫りもあって見事な彫り物。 屋台を7〜8台も見たろうか、夜祭を見るための早い夕食の時間とてバスに戻る。 

夕食の後、夜祭を見るため再び町に戻る。 屋台の曳き回しは午後6時半頃の予定、見るのによい場所を捜し歩く。 屋台が通るルート沿道にはロープが張られ人々はもう思い思いの場所を確保、腰を下ろしている。 あちこち場所を探して歩いたが、結局屋台の出発地点すぐの中橋横のお旅所の前に陣取った。 この付近はすでに見物客で一杯、頭越しでしか見えそうもない、失礼ながら人を掻き分けてできるだけ前に出る。
屋台の出発は少し遅れてあたりが暗くなってきた午後7時前頃。 まず先導する神楽台が出てくる。 この屋台は屋根がなく最上段には太鼓が積んである。 太鼓は両面打ちだが、この打ち方が面白い。 屋台の両側面に打ち手が座り、体をのけぞらせてバチを打つ。 上半身の半分近くは屋台の外に出て、下手をすると屋台から落ちそう。 
屋台は曳き手が5〜6名、押し手も5〜6名くらいでかなりゆっくり進む。 そして、道路の曲がり角で必ず止まる。 ここからが見もの。 屋台の前と後の扉を開け人が上がってなにやらしていると、小さな車輪が降りてきて屋台を少し持ち上げる。 つまり屋台全体がこの前後の小さな車輪で支えられる。 この小さな車輪は屋台の向きに直角になっている。 つまり屋台の側面を向いている。  そこで屋台の前後をそれぞれ逆方向に押して屋台の向きを90度変える。 屋台の向きが変わったらまた屋台の中にもぐりこんで小さな車輪を格納する。 さすがにからくり屋台。 この方向転換のやり方はどの屋台もすべて同じ、したがって道路の曲がり角では結構時間がかかる。 
からくり屋台も登場、龍神台は樋を伝って現れた竜神が紙吹雪を散らしながら舞う。 見物客からいっせいに「ウワァ〜」と驚嘆の声。 その他次々と現れる(といってもゆっくりと)屋台はどれも豪華絢爛。 6〜7台も見たところで集合時間が近づいてきたのでバスの駐車場まで。
が、これが大変! 見物客がびっしり隙間なし、身動きが取れない。 前方から「NO WAY ! NO WAY !」という声が聞こえる。 「WHY ?」と聞くと人垣が立ち塞がっていて進めない という。 何とか近づいてみると若い日本の女性。 外国人を案内して高山祭りを見に来たらしい。 道路は座り込んで見ている人の外側に立って見ている人の群れで隙間もないという。 とにかくここを突破しないと帰れない。 人と人との間に肩を差し込みこじ分けて少し隙間を作りそのまま体を差し込んでゆく、これの繰り返しで前進。 件の女性、後ろを付いて来て「道ができた。道ができた。」と喜んでいる。 
やっとのことで人ごみを抜け夜の高山の江戸時代の名残の残る町並みを見ながら集合場所へ。

宿泊地 新平湯温泉までバス。

4月15日(火) 平湯温泉→高遠城址公園→中部空港→福岡
ホテルを発って高遠城址へ。 
高遠城は何時建てられたかは不明。 室町時代諏訪家の一門の高遠家が居城していた。 その後、武田信玄が高遠家の内紛を利用し同家を攻め滅ぼした。 武田家の所領となって城は山本勘助によって改築されたとされている。 城の曲輪には勘助曲輪の名が残されている。 現在は城の建物はすべてなくなっている。 公園として整備されたのは明治になってから。 また桜もその頃から植えられ、現在は1500本ほどの桜の林になっている。 
高遠城址の下を流れる三峰川の横にあるホテルの駐車場にバスを止め、城跡まで徒歩で15分くらい。 高遠城は平山城、川から少し上る。 時間は11時頃、公園前の信州高遠美術館前の広場にはすでに観光客や花見客がいっぱい。 中にはもう弁当を広げている人たちもいる。 公園に入るとどこもかしこも人、人、人。 本丸跡、二の丸跡、曲輪跡を合わせた公園の広さは5.4haだそうだ。 そして桜。 公園内はほとんど桜の樹の林。 タカトウコヒガンザクラは花弁はやや小さく、色はごく薄いピンク。 可憐というか可愛いという印象。 これが公園全体を覆っている。 公園の中を1時間半ほど歩き回る。 桜、桜、桜、人、人、人。 城址のすぐ近くに絵島囲み屋敷がある。 江戸時代、絵島生島事件の後 絵島が流され幽閉された屋敷。 屋敷内を一回り見学してバスに帰還。 

車中で昼食をとりながら中部空港へ、そして福岡へ。

以   上

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
5万円 - 10万円
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • 高山の町

    高山の町

  • 高山祭りの御巡幸

    高山祭りの御巡幸

  • からくり屋台

    からくり屋台

  • 夜祭の屋台曳き回し

    夜祭の屋台曳き回し

  • 夜の高山の町

    夜の高山の町

  • 高遠城址公園の桜

    高遠城址公園の桜

  • 高遠城址公園本丸跡の桜

    高遠城址公園本丸跡の桜

  • 高遠城址公園本丸跡の桜

    高遠城址公園本丸跡の桜

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