夕暮れの防府天満宮＆周防国分寺

2009/01/17 - 2009/01/17

久しぶりに防府天満宮に行きました。
目当ては梅の開花状況。
元々早めな上、例年にない寒さもあって全く咲いてませんでした。
でも、参拝客は思いのほか多いです。
なぜでしょう？

この日はセンター試験の日。
まさに受験シーズン真っただ中でした^^;

エリア 防府(山口)

• 交通手段: 自家用車

全国的に天神様っていったら、太宰府天満宮とか京都の北野天神が有名です。
でも、日本最古の天満宮は防府天満宮。
ゆえに、太宰府・北野に並び、日本三大天神の一つになっています。

規模はだいぶ小さいですけどね^^;

防府の天神様は小山の中腹にありまして、駐車場もすぐ横、写真のななめ裏手くらいにあります。
いつも裏口から入って参拝ですが、一緒に行ったいもうとに「正面から行かないと」と力説されて正門から入ります。

今年は丑年ですから、天神さまの牛さんとも写真を撮っておきましょう。

防府天満宮では節分の時期に牛替神事があります。
牛替券というくじがありまして大々的に販売され、節分の時に当選番号が決まります。
このくじの一等は生きた子牛。
御神幸大祭（裸坊祭）でお網代を曳く牛が当たります。
とても名誉だけど、名誉以外ではとても困っちゃう景品（委託先で育ててくれるけど、えさ代は当たった人もちという噂）なので、買う人が「1等以外が当たりますように」と願うことが多いくじも珍しいです。

牛替神事について、詳しくはこちらをご参照ください。
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/gyosei/koho/kengai/its/contents/vol_3/shukusai.html

夕暮れ時なもので、写りは太陽を背にしたこっちの方がいいかな？
お正月も過ぎたから人が少ないと思ってたのに、わりに人はいるし、露店もちょこちょこ出ています。
梅ヶ枝餅（本来これは太宰府名物）が買いたかったけど、タッチの差で閉店しちゃいました。
16時くらいには閉店のようです。

本殿です。
中で祈祷されてる人が随分います。
そういえば受験シーズンでした。

初詣で引かなかったとかで、いもうとはおみくじを引きます。
天神さんのおみくじは、お金を入れたら自分で箱開けて好きなのをとります。

ところで、日本全国のおみくじは、山口県製が多いって知ってますか？
周南市鹿野にある女子道社がおみくじのトップシェア(7割らしい）を誇っています。
http://www.kanko-shunan.com/saihakken/josidousha.html

おみくじの販売機も女子道社が作って、これが日本最古の自動販売機とも言われているんだそうです。

と、書こうとして思い出しました。
去年山口県立博物館で開催されたロボット展におみくじ販売機も出品されていたことを。

こんな仕組みになってます。

撮ったのはいいけど日の目を見なかったので、使う機会があってよかった〜

境内散策。
春風楼に行ってみましょ。

春風楼は、もともと江戸末期に五重塔を建立するつもりが建築を断念したところに、塔の一層部分軒下の組み物をそのまま床下に取り込み楼閣様式に建立したものなんだそうです。（防府天満宮サイトより抜粋）
このあたりの彫り物も、その当時のものなんでしょうか？

春風楼から見る防府市内。
本当は右側に広がる西浦の海を撮りたいんですが、見事に逆光です。

せっかくなので、参道も撮っておきましょう。
いつも車で来るので、こっちを利用することがあまりないんですよねえ。

あ、こんなところがあったんだ？
既にお茶できる時間は終了してましたが、見学は自由みたいなので入ってみましょ。

こちらの建物は、暁天楼。

解説版によると、復元再建された建物のようです。
瑠璃光寺五重塔のある香山公園内の枕流亭や大殿大路の十朋亭（じっぽうてい）のような、維新の志士が倒幕の密議を行ったところでした。

有名人がかなり来ているようでした。

建物より、入口のお花が気になります。
ロウバイたくさん、いい匂いです。

そういえば、天神様に来た本来の目的は、梅林の確認でした。

下まで降りてきました。
左手には観光案内所もありますが、こちらも閉まってます。

さて、戻りましょ。

マンホール発見。
鮎と、花はたぶんエヒメアヤメなんでしょうね。

多分私設の、お土産物屋さんの山頭火資料館。
お土産の外郎、防府の外郎屋さんはコーヒー外郎その他諸々、変わった外郎を作ってます。
個人的には正統派が好きなんだけど、しっかり試食はさせてもらいました。

豆腐アイスの幟が気になった雑貨屋さん。

ここで時間使いすぎました。
防府駅前の居酒屋で飲み会の予定があったいもうと、駐車場に戻るより早いからと、歩いて駅まで行く羽目になっちゃいました。
まあ、帰りに商店街でまたいい雑貨屋見つけたようなのでよかったけど。（店めぐりが趣味なのです）
ちなみに、駅まで徒歩約15分だったそうです。

こちらは、また参道上がって戻りましょう。

もう中は通らず、

ぼけ封じのお宮さん横を通って、

駐車場・・・の前に、本来の目的。
梅林の開花状況。
既に行きに確認してましたけど、やっぱり全然咲いていませんでした。
でも、兆候はありますね。

白梅ももうちょっと先のようです。

防府天神の梅まつりは2月15日からだそうです。

帰り際、ついでに周防国分寺に行ってみることにしました。
天満宮からほど近いところにあります。
裏手の駐車場に停めたので、本堂の裏が最初。

でも、やっぱり正面から参拝の方がいいかな。

楼門の仁王さまは室町時代のものだそうです。
暗くてよく見えませんでしたが。
数年前に国分寺は大改修工事をやりまして、その時に中の仏像を美術館に集めて国分寺展をやってました。
かなりいい彫刻だったような気がします。
(すでにうろ覚え）

改めまして、御本堂。

敷地内が殺風景なのは、発掘調査の影響もあるんでしょうか。
創建当時の場所に立つ国分寺は珍しいんだそうです。

クマがいる場所には、かつて塔が建っていたようです。

御本堂。
正確には、金堂です。
違いは・・・聞かないでください・・・

拝観は有料で500円です。
でもって16時までなので、この日は見学できません。
まあ、お寺の見学は暖かい時に行かないと、足もとから寒さが来るのでこの日は見学する気はなかったわけですが。

こちらの仏像は重要文化財がゴロゴロ。
お寺で拝観だったら、写真撮らせてもらえるかなあ。
経験上、お金取るところほど撮影に厳しいから無理かなあ。

異国情緒な装飾。

帰りの佐波川での信号待ち。
ほんのり夕焼け。

翌日、同じところを通れば冬の空。
まだまだ春は遠いようです。