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057《国境をうっかり越えると、不死の生命が得られるという、いつものホラ話》<br /><br />ベトナムの国境ラオカイで入国スタンプを無事に手にした。<br />オランダ女性のミミ、亜瀬尾君、金髪君、留学生カップル、そして世界旅行者の6人は、国境を後ろにして、橋のある方へゆっくりと歩き出した。<br /><br />するとそこへ、バイクが二台トットコ、トットコとやってきて、乗せていくと言う。<br />もちろん、タダではなくて、お金を取る。<br /><br />これがバイクタクシー、バイタクだね。<br />オランダ女性のミミは、さっそくバイタクと値段の交渉を始めた。<br /><br />他の数人も、そのまわりをとりまいて、一緒に値段を聞いている。<br />僕は、みんなからちょっと離れて、バックパックを背負ったまま、立っている。<br /><br />そして、英文ガイドブック「Lonely Planet」(ここからロンプラと呼ぶ)を取り出して、急いで「サパ」の項目を読み始める。<br />僕が英語を読むのが速い理由、それは、いつもその場でぎりぎりになって、焦ってロンプラを読むからなんだよね(笑)。<br /><br />サーッとロンプラを読んだ結果、僕はラオカイからはバスでサパまで行くことに決定する。<br />ロンプラによると、ラオカイからサパまで38kmあって、不定期に(おそらく人が集まれば)走るミニバスが1人2ドル、バイタクだと5ドル。<br /><br />値段は、交渉によって決まるだろう。<br />また実際の値段は、調査時点より高いことも安いこともあるし、交渉力によっても違うだろう。<br /><br />一応、目安としてだけ考える。<br />サパはもともと避暑地で高地にあるだろう。<br /><br />登りの山道で38kmならば、1時間以上2時間近くはかかると考えられる。<br />それに、雨季の山道を不安定なバイクに重いバックパックを背負ったまま乗るのは、まずとにかく、メチャ危ないよ(涙)。<br /><br />山の中でバイクが転倒して、足の骨でも折ったら、これは冗談では済まない。<br />すると、僕の戦略としては、できるだけ多くの旅行者を集めて、いっしょにミニバスに乗り込む方がいい。<br /><br />山道をバイクで登ると気持ちがいいなんて、そんな冒険心に満ちた、若者の好きそうな間違った考え方は、阻止しなければならない。<br />すなわち、結論としては、他の旅行者がバイクに乗るのは妨害すべきである。<br /><br />そこで、「おーい、ミニバスがあるらしいからそれで一緒にサパへ行こうよ!みんな一緒がいいよー」と、声をかける。<br />日本人は「みんないっしょに」という言葉に絶対的に弱いので、日本人旅行者のみなさんは、とたんにバイクから離れて僕の方へやってくる。<br /><br />しかし、独立心の強いオランダ人のミミは、もちろん1人で行動することが好きだ。<br />風を受けてバイタクに乗ることが、危険でも、というか危険だからこそ好きだ。<br /><br />それが欧米人というもので、欧米人はとにかく危険を犯すことが大好きなもの。<br />日本人は出来るだけ安全に、他の人と一緒に集団行動をしたがるもの。<br /><br />これが残念ながら、昔から変わらない日本人の本質なんだよ。<br />ミミはもちろん、自分ひとりで運転手と交渉を成立させて、バイクにまたがってニコニコしながらとっとと行ってしまった。<br /><br />女性がバイクが好きなのは、バイクにまたがると、バイクの振動がダイレクトに股間に響くので、バイブ代わりに乗っているわけだけどね。<br />この信頼できる報告も、僕のところにたくさん届いているよ。<br /><br />暴走族がモテるのは、カンボジアのアンコール遺跡で有名なシェムリアプのバイタクの運転手諸君が、女の子にモテモテなのと同じ理由なんだと、僕は知っている。<br />つまり、バイクの振動、すなわち女の子を「バイクという形のバイブ」でその気にさせるってことなんだけどさ。<br /><br />ミミを除いた日本人5人で、また歩き始めると、反対側から日本人旅行者が1人、とっとことっとこ歩いてきた。<br />僕は、もうとっととミニバスを見つけに行きたいので、ちょっと挨拶しただけで、皆さんの前を先頭になってずんずんと歩く。<br /><br />後ろを振り返ると、亜瀬尾くんがその日本人旅行者とちょっと話をして、小走りに追いついてくる。<br />彼は「歩き方を交換しました!」と言う。<br /><br />亜瀬尾くんが持っていた「地球の歩き方」の中国編と、今の日本人旅行者が持っていたベトナム編を交換したらしい。<br />さすが、最初の旅行で大冒険をしたらしく、気が利くじゃないか!<br /><br />日本人の個人旅行者というものは、正直、ほとんどは「地球の歩き方」に頼っている。<br />「地球の歩き方」は最近はずいぶんよくなったとはいっても、基本的に旅行を知らない編集プロダクションが作っている。<br /><br />つまり、「地球の歩き方」は間違いが多すぎる。<br />自分で個人旅行したことがないので、旅行者が一番知りたいところが書いてない。<br /><br />「地球の歩き方」の情報が正確でない、校正がいい加減なので矛盾したことがそのまま書いてある、等々、たくさんある。<br />結果、それが理由で、熱心な読者ほど怒らせてしまう(適当に読んでいる人は怒らない)。<br /><br />だから、「地球の歩き方」は、旅の途中、または旅が終わると同時に捨てられてしまう。<br />熱心な読者は怒って捨てるし、熱心じゃない読者は旅が終われば邪魔なだけなので、捨てるってワケね。<br /><br />ただこれは、旅行ガイドブックの本質、「間違ったガイドブックほど面白い、話のネタになるものはない」という真理がわかってないんだよね。<br />というのは、正しいことは常に一つだが、間違いには無限の種類があるので、とても興味深いんだ。<br /><br />間違いのあり方によって、本を書いたライターがどんな旅行をしたのか、それがよくわかる。<br />どんな考え方で本を作ったのか、なぜ間違ったのか、編集者はどこがわかってないのか、全く何もわかってないのか、それがいろいろと想像できるところが面白いんだよ(笑)。<br /><br />だから、本に間違いを発見したからと、ガイドブックを捨てるのはもったいないので止めた方がいい。<br />旅の途中で必要なくなったら、実家や友人のところへ送りつける方がいいだろう。<br /><br />しかし、その例外があって、その一つは、本を交換すること。<br />これは、意味があるからね。<br />亜瀬尾君は、だから、ベトナム旅行を終えた旅行者からベトナムの「地球の歩き方」をもらって、彼が持ってきた「地球の歩き方」の中国編と交換したわけだ。<br /><br />そこで、「地球の歩き方」のベトナム編を開くと、ちゃんとラオカイの地図が載っているじゃないか。<br />僕が考えたとおり、前方の紅河にかかる橋を渡ったところに、バスターミナルがあって、そこからサパへのバスが出ているようだ。<br /><br />ただ、「地球の歩き方」の地図ほどあてにならないものはないと、これがちょっとでも旅行を知っているものの常識。<br />でもとにかく、正しいか間違っているかは別にして、ここではそのバスターミナルへ行ってってみればいいだけの単純な話。<br /><br />万が一、そこにバスターミナルがなくても、「地球の歩き方」を信じた日本人旅行者が、毎日大勢やってきているはず。<br />すると、その場所で聞けば、必ず本当のバスターミナルの場所はわかる。<br /><br />これが、「地球の歩き方」の本当の使い道なんだよ(笑)。<br />僕は、先ほどロンプラを読んで得た情報を出した。<br />「サパに行けば、現地の旅行代理店で、ラオカイからハノイへの列車の切符を手配してくれる」ってこと。<br /><br />つまり、今からラオカイの鉄道駅へ行っても、列車がいつ出るかわからないし、切符売り場が開いているのか、切符が買えるかどうかもわからない。<br />しかし、このままサパへ行けば、そこで列車の切符は買えるのだから、そちらの方が有利だということになる。<br /><br />一応観光名所のサパも見学できる上に、列車の切符も確実にゲットできるわけだからね。<br />それを亜瀬尾くんに説明すると、彼も、一緒にサパへ行くと、考えを改める。<br /><br />留学生2人組は、サパへは行かず、2人きりで鉄道駅へ歩いていく。<br />これは多分、単に、カップルなのだから、僕たちと別れて、2人になりたかっただけだと思うから、説得はしない。<br /><br />まあ何も問題はない。<br />だってまだ、朝の8時ちょっとすぎなんだからね。<br /><br />さっき国境を越える時、8時半だといってたのに、間違えてる!と一瞬思った読者さんもいるかもしれないね。<br />僕の読者はかなり頭がいいから、もうわかっていると思うけれど、一応説明しておきます。<br /><br />これは、中国とベトナムの間に、一時間の時差があるから起きたことなんだよ。<br />つまり、中国の8時半は、ベトナムの7時半。<br /><br />国境を越えるのがスムーズに行ったので、今僕たちがいるベトナムでは、まだ朝の8時過ぎなんだよ(中国では9時過ぎね)。<br />時差というのは、絶対に日本国内にないから、面白いよね。<br /><br />国境をちょっと越えると、そこは、時間が違っているって、楽しいね。<br />まあ、国境を越えたところで時間がずれているくらいならまだいいよ。<br /><br />米国みたくに、米国本土の中で時間帯が4つもあるところがある。<br />これも、アラスカやハワイなんかを考えると、頭が痛くなるから止めましょう。<br /><br />この時差のあるところを、何も考えずに、下手に通ると大問題になることがある。<br />人間には寿命があり、それは神によって定められている。<br /><br />例えば、この前神様に会った時に聞いたら、僕の場合は死亡の日付は、あと50年くらい先の気候のいい春先だそうだ。<br />これは、生まれた時からきっちりと決まっているので、自分の力では変えられない。<br /><br />この死亡予定日、時間というのは、「現地時間で決まっている」とか。<br />ということは、ヘタに移動して、時差のあるところを超えたら、自分の死亡時間を失ってしまうかもしれないよ。<br /><br />わかりやすく説明すると、ある日の午前10時に死ぬことに決まっていたのに、その直前の9時半にベトナムから中国へ移動したら、9時半は中国では10時半になってしまう。<br />つまり、10時をスキップしたので、死亡しそこなったわけで、こうなると、永遠に生き続けなければならない。<br /><br />これが時差に隠された本当の秘密だったんだ…。<br />恐ろしいよね…。<br /><br />もちろん普通の人は自分の予定死亡時間を知らないので、時差を利用して永遠の命を得ることは難しい。<br />ただ、旅をしていて、たまたま自分の死亡予定時間にを失った人たちはいるわけだよね。<br /><br />実際僕も、そういう不死の旅行者と、旅先で何人か、出会った事がある…。<br />ま、その続きのホラ話はまた、いつか、適当な話を思いついたときに語ろう。<br /><br />いまはただ、朝の8時過ぎだ。<br />ベトナムのラオカイで、サパへのミニバスを捜しに、日本人3人でとことこと歩いているシーンで、ここは終わります。<br /><br />次回は、偶然再会したミミが殺されそうになる話。<br />それを、勇敢な世界旅行者が救う。<br /><br />ミミは感謝のキモチから、「今夜…、うふふっ♪」と、世界旅行者に耳打ちする場面がありますから、期待してください。<br />(「世界旅行者・海外説教旅」#57)<br /><br />http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/sekkyo/vietnam03.htm<br />

上海~バンコク旅行記57話

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2002/08 - 2002/08

59位(同エリア62件中)

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

057《国境をうっかり越えると、不死の生命が得られるという、いつものホラ話》

ベトナムの国境ラオカイで入国スタンプを無事に手にした。
オランダ女性のミミ、亜瀬尾君、金髪君、留学生カップル、そして世界旅行者の6人は、国境を後ろにして、橋のある方へゆっくりと歩き出した。

するとそこへ、バイクが二台トットコ、トットコとやってきて、乗せていくと言う。
もちろん、タダではなくて、お金を取る。

これがバイクタクシー、バイタクだね。
オランダ女性のミミは、さっそくバイタクと値段の交渉を始めた。

他の数人も、そのまわりをとりまいて、一緒に値段を聞いている。
僕は、みんなからちょっと離れて、バックパックを背負ったまま、立っている。

そして、英文ガイドブック「Lonely Planet」(ここからロンプラと呼ぶ)を取り出して、急いで「サパ」の項目を読み始める。
僕が英語を読むのが速い理由、それは、いつもその場でぎりぎりになって、焦ってロンプラを読むからなんだよね(笑)。

サーッとロンプラを読んだ結果、僕はラオカイからはバスでサパまで行くことに決定する。
ロンプラによると、ラオカイからサパまで38kmあって、不定期に(おそらく人が集まれば)走るミニバスが1人2ドル、バイタクだと5ドル。

値段は、交渉によって決まるだろう。
また実際の値段は、調査時点より高いことも安いこともあるし、交渉力によっても違うだろう。

一応、目安としてだけ考える。
サパはもともと避暑地で高地にあるだろう。

登りの山道で38kmならば、1時間以上2時間近くはかかると考えられる。
それに、雨季の山道を不安定なバイクに重いバックパックを背負ったまま乗るのは、まずとにかく、メチャ危ないよ(涙)。

山の中でバイクが転倒して、足の骨でも折ったら、これは冗談では済まない。
すると、僕の戦略としては、できるだけ多くの旅行者を集めて、いっしょにミニバスに乗り込む方がいい。

山道をバイクで登ると気持ちがいいなんて、そんな冒険心に満ちた、若者の好きそうな間違った考え方は、阻止しなければならない。
すなわち、結論としては、他の旅行者がバイクに乗るのは妨害すべきである。

そこで、「おーい、ミニバスがあるらしいからそれで一緒にサパへ行こうよ!みんな一緒がいいよー」と、声をかける。
日本人は「みんないっしょに」という言葉に絶対的に弱いので、日本人旅行者のみなさんは、とたんにバイクから離れて僕の方へやってくる。

しかし、独立心の強いオランダ人のミミは、もちろん1人で行動することが好きだ。
風を受けてバイタクに乗ることが、危険でも、というか危険だからこそ好きだ。

それが欧米人というもので、欧米人はとにかく危険を犯すことが大好きなもの。
日本人は出来るだけ安全に、他の人と一緒に集団行動をしたがるもの。

これが残念ながら、昔から変わらない日本人の本質なんだよ。
ミミはもちろん、自分ひとりで運転手と交渉を成立させて、バイクにまたがってニコニコしながらとっとと行ってしまった。

女性がバイクが好きなのは、バイクにまたがると、バイクの振動がダイレクトに股間に響くので、バイブ代わりに乗っているわけだけどね。
この信頼できる報告も、僕のところにたくさん届いているよ。

暴走族がモテるのは、カンボジアのアンコール遺跡で有名なシェムリアプのバイタクの運転手諸君が、女の子にモテモテなのと同じ理由なんだと、僕は知っている。
つまり、バイクの振動、すなわち女の子を「バイクという形のバイブ」でその気にさせるってことなんだけどさ。

ミミを除いた日本人5人で、また歩き始めると、反対側から日本人旅行者が1人、とっとことっとこ歩いてきた。
僕は、もうとっととミニバスを見つけに行きたいので、ちょっと挨拶しただけで、皆さんの前を先頭になってずんずんと歩く。

後ろを振り返ると、亜瀬尾くんがその日本人旅行者とちょっと話をして、小走りに追いついてくる。
彼は「歩き方を交換しました!」と言う。

亜瀬尾くんが持っていた「地球の歩き方」の中国編と、今の日本人旅行者が持っていたベトナム編を交換したらしい。
さすが、最初の旅行で大冒険をしたらしく、気が利くじゃないか!

日本人の個人旅行者というものは、正直、ほとんどは「地球の歩き方」に頼っている。
「地球の歩き方」は最近はずいぶんよくなったとはいっても、基本的に旅行を知らない編集プロダクションが作っている。

つまり、「地球の歩き方」は間違いが多すぎる。
自分で個人旅行したことがないので、旅行者が一番知りたいところが書いてない。

「地球の歩き方」の情報が正確でない、校正がいい加減なので矛盾したことがそのまま書いてある、等々、たくさんある。
結果、それが理由で、熱心な読者ほど怒らせてしまう(適当に読んでいる人は怒らない)。

だから、「地球の歩き方」は、旅の途中、または旅が終わると同時に捨てられてしまう。
熱心な読者は怒って捨てるし、熱心じゃない読者は旅が終われば邪魔なだけなので、捨てるってワケね。

ただこれは、旅行ガイドブックの本質、「間違ったガイドブックほど面白い、話のネタになるものはない」という真理がわかってないんだよね。
というのは、正しいことは常に一つだが、間違いには無限の種類があるので、とても興味深いんだ。

間違いのあり方によって、本を書いたライターがどんな旅行をしたのか、それがよくわかる。
どんな考え方で本を作ったのか、なぜ間違ったのか、編集者はどこがわかってないのか、全く何もわかってないのか、それがいろいろと想像できるところが面白いんだよ(笑)。

だから、本に間違いを発見したからと、ガイドブックを捨てるのはもったいないので止めた方がいい。
旅の途中で必要なくなったら、実家や友人のところへ送りつける方がいいだろう。

しかし、その例外があって、その一つは、本を交換すること。
これは、意味があるからね。
亜瀬尾君は、だから、ベトナム旅行を終えた旅行者からベトナムの「地球の歩き方」をもらって、彼が持ってきた「地球の歩き方」の中国編と交換したわけだ。

そこで、「地球の歩き方」のベトナム編を開くと、ちゃんとラオカイの地図が載っているじゃないか。
僕が考えたとおり、前方の紅河にかかる橋を渡ったところに、バスターミナルがあって、そこからサパへのバスが出ているようだ。

ただ、「地球の歩き方」の地図ほどあてにならないものはないと、これがちょっとでも旅行を知っているものの常識。
でもとにかく、正しいか間違っているかは別にして、ここではそのバスターミナルへ行ってってみればいいだけの単純な話。

万が一、そこにバスターミナルがなくても、「地球の歩き方」を信じた日本人旅行者が、毎日大勢やってきているはず。
すると、その場所で聞けば、必ず本当のバスターミナルの場所はわかる。

これが、「地球の歩き方」の本当の使い道なんだよ(笑)。
僕は、先ほどロンプラを読んで得た情報を出した。
「サパに行けば、現地の旅行代理店で、ラオカイからハノイへの列車の切符を手配してくれる」ってこと。

つまり、今からラオカイの鉄道駅へ行っても、列車がいつ出るかわからないし、切符売り場が開いているのか、切符が買えるかどうかもわからない。
しかし、このままサパへ行けば、そこで列車の切符は買えるのだから、そちらの方が有利だということになる。

一応観光名所のサパも見学できる上に、列車の切符も確実にゲットできるわけだからね。
それを亜瀬尾くんに説明すると、彼も、一緒にサパへ行くと、考えを改める。

留学生2人組は、サパへは行かず、2人きりで鉄道駅へ歩いていく。
これは多分、単に、カップルなのだから、僕たちと別れて、2人になりたかっただけだと思うから、説得はしない。

まあ何も問題はない。
だってまだ、朝の8時ちょっとすぎなんだからね。

さっき国境を越える時、8時半だといってたのに、間違えてる!と一瞬思った読者さんもいるかもしれないね。
僕の読者はかなり頭がいいから、もうわかっていると思うけれど、一応説明しておきます。

これは、中国とベトナムの間に、一時間の時差があるから起きたことなんだよ。
つまり、中国の8時半は、ベトナムの7時半。

国境を越えるのがスムーズに行ったので、今僕たちがいるベトナムでは、まだ朝の8時過ぎなんだよ(中国では9時過ぎね)。
時差というのは、絶対に日本国内にないから、面白いよね。

国境をちょっと越えると、そこは、時間が違っているって、楽しいね。
まあ、国境を越えたところで時間がずれているくらいならまだいいよ。

米国みたくに、米国本土の中で時間帯が4つもあるところがある。
これも、アラスカやハワイなんかを考えると、頭が痛くなるから止めましょう。

この時差のあるところを、何も考えずに、下手に通ると大問題になることがある。
人間には寿命があり、それは神によって定められている。

例えば、この前神様に会った時に聞いたら、僕の場合は死亡の日付は、あと50年くらい先の気候のいい春先だそうだ。
これは、生まれた時からきっちりと決まっているので、自分の力では変えられない。

この死亡予定日、時間というのは、「現地時間で決まっている」とか。
ということは、ヘタに移動して、時差のあるところを超えたら、自分の死亡時間を失ってしまうかもしれないよ。

わかりやすく説明すると、ある日の午前10時に死ぬことに決まっていたのに、その直前の9時半にベトナムから中国へ移動したら、9時半は中国では10時半になってしまう。
つまり、10時をスキップしたので、死亡しそこなったわけで、こうなると、永遠に生き続けなければならない。

これが時差に隠された本当の秘密だったんだ…。
恐ろしいよね…。

もちろん普通の人は自分の予定死亡時間を知らないので、時差を利用して永遠の命を得ることは難しい。
ただ、旅をしていて、たまたま自分の死亡予定時間にを失った人たちはいるわけだよね。

実際僕も、そういう不死の旅行者と、旅先で何人か、出会った事がある…。
ま、その続きのホラ話はまた、いつか、適当な話を思いついたときに語ろう。

いまはただ、朝の8時過ぎだ。
ベトナムのラオカイで、サパへのミニバスを捜しに、日本人3人でとことこと歩いているシーンで、ここは終わります。

次回は、偶然再会したミミが殺されそうになる話。
それを、勇敢な世界旅行者が救う。

ミミは感謝のキモチから、「今夜…、うふふっ♪」と、世界旅行者に耳打ちする場面がありますから、期待してください。
(「世界旅行者・海外説教旅」#57)

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/sekkyo/vietnam03.htm

  • 【ラオカイ側の橋から国境を振り返る】

    【ラオカイ側の橋から国境を振り返る】

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