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1996年11月24日、ホテルで気持ちよく起きる。<br />僕のキューバ旅行は4泊5日になっていて、到着した夜にすでに1泊した。<br /><br />あと3泊あるわけだが、最終日は午前5時40分にピックアップされる。<br />ということは、実質3日しかないわけだ。<br /><br />キューバに来てまずやること、それはオールドハバナの歴史地区を歩くこと。<br />「オールド・ハバナとその要塞群(Old Havana and its Fortifications)」は世界遺産になってるからね。<br /><br />ツアーデスクのおじさんに、オールドハバナへの行き方を聞く。<br />すると「ホテルからオールドハバナの中心まで5キロあるので歩けない」「タクシーで7〜8ドル」だそうだ。<br /><br />「帰りのタクシーを拾うのも大変だから、ハバナのあちこちを案内して50ドルではどうだ」という話になる。<br />ふむふむ。<br /><br />僕はまず、旅行業者の言うことを全く信じない。<br />手許には空港で3ドルで買ったハバナ地図がある。<br /><br />だとしたらまず、「新しい町は歩くのが基本(世界旅行主義)」だ。<br />手許にある地図「Ciudad de la Habana」を開く。<br /><br />まず、自分の位置を調べなければならない。<br />僕のいる「Hotel Kohly」をハバナの市街地図で捜すが、地図に載ってない。<br /><br />しかし、それよりも大きいハバナ地域の地図を見ると、市街地図からちょうど外れたところに「HOTEL KOHLY」が見つかる。<br />市外地図を良く見ると、この地域の名前が「KOHLY」となっている。<br /><br />つまり、例えて言えばこのホテルは「麻布にあるホテル麻布」みたいなものなんだね(??)。<br />僕の地図の問題点は、縮尺がないこと。<br /><br />縮尺がなければ、距離がわからない。<br />うーんと考えたが、ツアーデスクのおじさんがオールドハバナまで5キロと言っている。<br /><br />旅行業者というものは、「何も知らない観光客を騙して、脅して、金儲けをするもの」と相場が決まっている。<br />ということは、多分3キロ程度ではないか。<br /><br />たとえ本当に5キロあるとしても、僕は歩くのが早いので、1時間で歩けるだろう。<br />それに、旅に出たらとにかく歩くのが世界旅行主義だ。<br /><br />そこでホテルを飛び出して、歩きにかかった。<br />地図があるし、朝の日差しで方角はわかる。<br /><br />それに結構な数の人が歩いているよ。<br />経済制裁で石油が入らないのだろうと考える。<br /><br />ところで、ハバナの道路はとてもわかりやすい。<br />道路にすべて番号が振ってあって、その番号が道路にも書いてあるんだ。<br /><br />HOTEL KOHLYの前の道路が「Calle 49(49番通り)」だ。<br />地図を見ると、次に左に折れて36番に入り、右に折れて47番へ入る。<br /><br />47番を歩いていくと、川を渡る。<br />これが「ALMENDARES」川だ。<br /><br />アルメンダレス川を渡って、「Calle 47」は名前が「Calle 23」に変わったが、とにかくまっすぐに歩く。<br />歩いていると、同じ速度で歩く人と並んでしまう。<br /><br />「日本人か(ハポネス)?」とスペイン語で話しかけられた。<br />僕はスペイン語はもちろんしゃべれるので、日本人だと返事をする。<br />途中でフェルナンド君という若者と同じスピードだったので、自然と一緒に歩いた。<br />すると、「おしん」のことを話す。<br />ただ、おしんのことを「オチン」と言うので、最初はわからなかったね。<br />他の人も、僕を日本人だと思って、顔を見ると「オチン」と呼びかける。<br />僕も意味もなく、「オチン!」と返しながら歩く。<br />23番通りを歩いていると、キューバ名物の古いアメ車が停まっている。<br /><br />と思ったら、車は壊れていた。<br />実際、1996年には、古いアメ車で動いているものをほとんど見かけなかったけどね。<br /><br />僕が日本から来た観光客だというと、フェルナンド君は僕を案内しようと言い出した。<br />ただ僕は、自分で歩くのが好きなので、それはお断りする。<br /><br />23番通りをずんずん歩いていくと、海にぶつかる。<br />これが、「Ave. Maceo(Malecon)/マレコン通り」だった。<br /><br />ここまで1時間はかかったと思う。<br />地図を見ると、海岸沿いにマレコン通りを歩いていけば、オールドハバナ(La Habana Vieja)へたどり着けるだろう。<br /><br />というわけで、世界旅行者みどりのくつした(みどくつさん/みど先生)は、さらに歩き続けます。<br /><br />http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/cuba/calle23.htm

『HOTEL KOHLYからCALLE47/CALLE23を歩き、次々と「オチン」と声をかけられ、FERNANDO君と話をする』

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1996/11 - 1996/11

773位(同エリア812件中)

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

1996年11月24日、ホテルで気持ちよく起きる。
僕のキューバ旅行は4泊5日になっていて、到着した夜にすでに1泊した。

あと3泊あるわけだが、最終日は午前5時40分にピックアップされる。
ということは、実質3日しかないわけだ。

キューバに来てまずやること、それはオールドハバナの歴史地区を歩くこと。
「オールド・ハバナとその要塞群(Old Havana and its Fortifications)」は世界遺産になってるからね。

ツアーデスクのおじさんに、オールドハバナへの行き方を聞く。
すると「ホテルからオールドハバナの中心まで5キロあるので歩けない」「タクシーで7〜8ドル」だそうだ。

「帰りのタクシーを拾うのも大変だから、ハバナのあちこちを案内して50ドルではどうだ」という話になる。
ふむふむ。

僕はまず、旅行業者の言うことを全く信じない。
手許には空港で3ドルで買ったハバナ地図がある。

だとしたらまず、「新しい町は歩くのが基本(世界旅行主義)」だ。
手許にある地図「Ciudad de la Habana」を開く。

まず、自分の位置を調べなければならない。
僕のいる「Hotel Kohly」をハバナの市街地図で捜すが、地図に載ってない。

しかし、それよりも大きいハバナ地域の地図を見ると、市街地図からちょうど外れたところに「HOTEL KOHLY」が見つかる。
市外地図を良く見ると、この地域の名前が「KOHLY」となっている。

つまり、例えて言えばこのホテルは「麻布にあるホテル麻布」みたいなものなんだね(??)。
僕の地図の問題点は、縮尺がないこと。

縮尺がなければ、距離がわからない。
うーんと考えたが、ツアーデスクのおじさんがオールドハバナまで5キロと言っている。

旅行業者というものは、「何も知らない観光客を騙して、脅して、金儲けをするもの」と相場が決まっている。
ということは、多分3キロ程度ではないか。

たとえ本当に5キロあるとしても、僕は歩くのが早いので、1時間で歩けるだろう。
それに、旅に出たらとにかく歩くのが世界旅行主義だ。

そこでホテルを飛び出して、歩きにかかった。
地図があるし、朝の日差しで方角はわかる。

それに結構な数の人が歩いているよ。
経済制裁で石油が入らないのだろうと考える。

ところで、ハバナの道路はとてもわかりやすい。
道路にすべて番号が振ってあって、その番号が道路にも書いてあるんだ。

HOTEL KOHLYの前の道路が「Calle 49(49番通り)」だ。
地図を見ると、次に左に折れて36番に入り、右に折れて47番へ入る。

47番を歩いていくと、川を渡る。
これが「ALMENDARES」川だ。

アルメンダレス川を渡って、「Calle 47」は名前が「Calle 23」に変わったが、とにかくまっすぐに歩く。
歩いていると、同じ速度で歩く人と並んでしまう。

「日本人か(ハポネス)?」とスペイン語で話しかけられた。
僕はスペイン語はもちろんしゃべれるので、日本人だと返事をする。
途中でフェルナンド君という若者と同じスピードだったので、自然と一緒に歩いた。
すると、「おしん」のことを話す。
ただ、おしんのことを「オチン」と言うので、最初はわからなかったね。
他の人も、僕を日本人だと思って、顔を見ると「オチン」と呼びかける。
僕も意味もなく、「オチン!」と返しながら歩く。
23番通りを歩いていると、キューバ名物の古いアメ車が停まっている。

と思ったら、車は壊れていた。
実際、1996年には、古いアメ車で動いているものをほとんど見かけなかったけどね。

僕が日本から来た観光客だというと、フェルナンド君は僕を案内しようと言い出した。
ただ僕は、自分で歩くのが好きなので、それはお断りする。

23番通りをずんずん歩いていくと、海にぶつかる。
これが、「Ave. Maceo(Malecon)/マレコン通り」だった。

ここまで1時間はかかったと思う。
地図を見ると、海岸沿いにマレコン通りを歩いていけば、オールドハバナ(La Habana Vieja)へたどり着けるだろう。

というわけで、世界旅行者みどりのくつした(みどくつさん/みど先生)は、さらに歩き続けます。

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/cuba/calle23.htm

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  • ハバナのCalle47

    ハバナのCalle47

  • チェ・ゲバラの写真

    チェ・ゲバラの写真

  • エルメンダレス川

    エルメンダレス川

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