先輩：恒久氏夫妻、会津に遊ぶ

2008/08/31 - 2008/09/03

　8月末、会社時代の先輩が奥様同伴で最近興味をもたれたという,素人農業の実態を見に来られたのに遭遇しました。まさかインテリ津川恒久氏が農業？と誰しもが首をかしげることだけに丁度居合わせた我々もビックリした次第です。堀越オーナーの指導でソバ打ちを初体験され、皆でワイワイガヤガヤ昔日を思い出し、津川夫妻の打たれたソバと喜美子ママの畑で取れたばかりの野菜の天ぷらのおいしい昼食をいただきました。
　このところ地区の行事が重なって忙しいとは聞いていましたが、獅子沢の畑に行ってみると畑の入口がわからないほどの雑草、雑草。何処から手をつけてよいやら迷いましたが、トラクターと草刈機で畑の輪郭を作り、夕方には何処に何が植わっているかがわかる状態になりました。翌日には秋野菜の畝を作って種蒔きと苗植えもし、背の高さほどもあるアカザやヒエと戦い、各畝の境界がはっきりわかる状態に戻りました。まだまだ伸びそうな雑草と戦いながら今月末にはニンニクの植え付けが始まるそうです。

エリア 喜多方(福島)

秋ソバの花が咲き誇る畑に入った津川夫人とオーナーです

ソバウチ2段のオーナーの指導でソバ打ちが始まりました。湿度の高い日は水は少なめにするらしいです。

やっと粘り気が出てきました。

奥様は子供や孫に旦那さんの奮闘振りを写真メールするらしいです。

粉のねりが終わって形が整いました。10人分の２：８ソバだそうですが、ちょいと水が多くなってしまったそうです。

手のひらで丸く広げてゆきます。

いよいよのし棒の出番です。

丸から四角に薄くのされたソバは折りたたまれてリズムの良いソバ切りに移ります。

見るに見かねて奥様が切ってみましたが、結果はどうだったのでしょうか？

順に堀越2段、津川旦那、津川奥様の作品ですが、余り出来ばえに差異はありません。

オーナーのキッチンでソバの茹で方も伝授されました。

手をつけていないという梅畑は雑草の林状態です。木の下からヤゴが多数出てしまい目も当てられません。来年の高田の梅はどうなるのでしょうか・・・。

梅の隣のカキ畑も荒れ放題ですが、実はかなりついていました。

カキ畑の様子です。

専門家にかなりお願いして管理している田んぼのイネは順調で、今年は雑草も少ないようです。

しかし、周りの田んぼのあぜ道に比べると雑草が目だったので、手で取れるものを取りました。

イネの敵クサネム(マメ科）はその辺に捨ててはいけないので軽トラに積んで運びました。

権現森の畑は雑草の中ながらカボチャが順調に育っていました。この栽培法も研究の途上の一つだそうです？？？

最初にカボチャを見つけたときは思わず歓声を上げてしまいました。、

こんなカボチャがあちこちにドンドン出来てゆく予定です。

獅子沢の畑に入る道にも腰までの草が生えていて車は入れませんでした。前回使った日よけのシートには沢山の雨水がたまって中心の柱が座屈していました。

何処から手をつけてよいのかただ呆然としてしまいました。

去年マルチに植えたアスパラは雑草まみれの中でも精一杯育ち、新芽が黒いビニールのなかで出口を探してさまよっていたようです。オーナーはこれを見てホワイトアスパラが出来たとふざけていました。

マルチの無いアスパラ畝は雑草の中からアスパラを探して、アスパラより大きく育った雑草を丁寧に引き抜き、抜いた雑草を畝間に敷き詰める事にしました。これをオーナーは雑草マルチと呼んでいました。

可愛らしい名前のついたトマトは丸や楕円球でオレンジ色のが一番甘い種類のようでした。しかしせっかく実っても人様の口に入るのはごく僅かで、下には沢山の実が落ちています。

次の作業は如何するかオーナーは考慮中です。

トラクターでアスパラの隣を整地し、秋野菜の種蒔きと苗を植えることになりました。

畑への道を開墾し、日よけテントを直してやっと作業準備が出来ました。

大根の種蒔きをすることになり、深い畝を作ってみました。中央が大根、両サイドが秋採り葉菜のレタス、サラダ菜、カブ類・・・だそうです。

収穫を終えて雑草畑になっていたところをトラクターで走り回りました。

収穫を終えたタマネギのマルチはその穴を利用してタマネギの苗作りに使うそうなので、一つのマルチに5粒の種をまきました。・・・そうすると来年のタマネギは今年の5倍くらい作るつもりなのでしょうか？？？

雑草をなぎ倒して雑草が見えなくなりアスパラの茎が風で揺れるようになりました。鉄棒の上のネズミよけ缶も心地よい音をたて始めています。日よけテントの屋根も形よく見えます。

沢山植えたはずのコダマスイカは2ヶしか有りませんでしたし、季節的に絶望なので潰してしまいました。

キュウリとゴーヤは周りの草がなくなって、蔓を無理やり棒に結んだので弱ってしまいました。雨でも降れば回復してくれるでしょう？
一方陽の光が届くようになったバジルは元気モリモリに見えました。

見えなかったゴーヤが沢山収穫できました。

右がミニトマト、左がピーマンやナスの畝です。

オレンジキャロルとか言うのはとても甘いフルーツ野菜です。

そろそろ収穫時期を迎える期待のヤーコンも雑草の壁が取り除かれ元気そうになってきました。

これは正月のクロマメに使う丹波の黒豆です。芽が出たら6葉で摘芯するはずでしたが、成長に任せたそうです。

アスパラの茎は晩秋に全部茶色くなったら下からバッサリ切ります。

ネギとサトイモが姿を現しましたが、サトイモは上出来のようです。

雑然と置かれてあった組み立て資材を整理するのは大変な作業でした。

堆肥箱から毎年出るズッキーニは沢山花をつけています。

ラベンダーも雑草に巻けずに新芽を出して秋花をつけそうです。

レタス、サラダ菜の苗も植えてみました。

秋ソバの花は咲きそろいとてもきれいです。台風にやられずに育って欲しい物です。

秋ソバの種を蒔いて丁度1ケ月、見事に咲いていましたが、ソバは今年限りだそうです。最後のソバ蒔きに参加できて思い出が大きく残りそうです。

9月始めに蒔いた大根と蕪が一斉に芽を出した12日の写真がオーナーから送られてきました。3枚前の写真と比べるとどうやらレタスとサラダ菜はダメだったようです。