プラハ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 03時30分、目覚めた。一瞬ここはどこ?、ああバスに乗っていたんだ。見ると前方の東は少し明るい。地上には霧のようなものが漂っている。外を見ながらうとうとしているうちにオートグリルに入る。04時15分だ。<br /> 例によってまずトイレ。まだドイツと思っていたので、サンドイッチを買おうと値札を見るとコルナ表示。「もうチェコなのだ」と思う。初めてのチェコ、遠い憧れのチェコなのに半分眠っているせいか感動は無い。<br /> <br /> サンドイッチは諦め出ようとすると、視野のふちにEXCHANGEの文字が飛び込んできた。隅の一角に小さなブースがあった。日の丸もついていたがちょうど財布に50ユーロ紙幣があったので、それを小さな窓口から入れて目を上げてびっくり!!。 まさに思い描いていた東欧の美女が座っていた。いっぺんに目が覚めた。小顔をつつむ白っぽいブロンドの髪、透き通るような白い肌と青い瞳。差し出されたコルナ紙幣を受け取ろうとすると、目の前に服からはみ出そうな白い豊かな乳房。惜しげもなく半分以上と思われるほどさらけ出し、細身の身体とアンバランスなほどの豊かさに、自分の視線を剥ぎ取るように礼を言って離れる。(テニスのシャラポアに似ていたと思うが、搗き立ての餅のようなのを見たショックで忘れた)<br /> カメラを持ってこなかったのが悔やまれる。持っていたとしても撮る勇気はないかも知れないが。<br /><br /> 再びバスに乗り出発。だんだん明るくなってくる。きれいな田園風景が続いている。人家はほとんど見えない。<br /> 初めての陸上での国境超えだが、知らぬまに通ってしまったみたいだ。心なしか道路もフランスと比べるとツギハギが目立つ。しかしまわりの風景は見た事もない素晴らしさ。これぞ田園風景という感じだ。感動のあまり隣の女性に「チェコ、素晴らしい」と言うと「そうでしょう」というふうに微笑んだ。カメラを出して撮り始める。<br /> <br />  4時58分、おとぎの国のような民家が固まっていた。<br /> 5時00分、左側にはじめて防音壁らしきものがあった。民家の屋根がみえたので多分街なのだろう。地表にうっすらと霧かモヤが漂っている。モヤのなかに木々の影が見えるが、それが湖の中から立ち上がっているように見える。なんとも幻想的な景色だ。すぐにバスは霧に包まれてしまう。100メーターくらいしか見えない。しかし空には青空が見える。<br /><br />  5時9分、サービスエリアに入るが、そのまままた道路に出て走り出す。<br /> 5時13分、行く手に大きく真っ赤な太陽が見えてきた。ピルゼンあたりを走っているみたいだ。<br /> 5時15分、初めてトンネルを通る。フランス、ドイツでは起きていた時は一度もトンネルは通らなかったな。<br /> <br />  行き先表示にプラハの文字が出だした。<br /> 5時24分、右も左にもちょとした魅力的な街並みが見えてきた。嬉しくなり隣の女性に「チェコ、最高」というと、カメラを指差し身振りで、リュックへカメラをしまえという。「デンジャラス?」と訊くと、うんうんとうなずき自分のハンドバックを両手でぎゅっと抱きしめるようにした。やはりプラハは危険か、冷や水を浴びせられたような気持ちでカメラをしまう。「フロレンツ・バスターミナル、デンジャラス?」と訊くとまたうなずく。<br /> (チェコに入ってから、幻想的な景色やおとぎ話に出てくるような家を見て撮影したはずが、朝日の写真しか残っていない。なぜだかいまだに不可解)<br /> <br /> カメラをしまうと皮肉な事に、素晴らしい建物が目白押しに並ぶ街をバスが走る。パニックのようにそれらを見ているうちに、6時30分、定刻どおりプラハ・フロレンツ・バスターミナルに到着。今までの街並みとは違う荒廃した感じのターミナルだ。例の女性は別れ際に、早く地下鉄でここを出なさいと言う風な身振りをした。<br /> <br /> 荷物は最初に入れたので奥のほうだ。やっと空いたので覗くと自分のリュックがない。押しやられたかと反対側に行くがそこもない。すうっと身体が冷えていく感じがする。元に戻るとど真ん中にぽつんと私の大リュックがひっくり返っていた。ほっとして取り出し担ぎ歩き出す。すぐに地下鉄の入口があった。入口にも怪しげな若者がたむろしている。<br /> <br /> 地下に降り地下鉄の自販機の前にいくと、バスを降りた人が並んでいる。皆、苦労しているみたいだ。コインを入れて叩いている人もいる。コインが無くてはキップも買えない。インフォメーションも時間が早いので開いていない。<br /> 飲料の自販機があったので紙幣を崩せるかと行くが、紙幣を挿入する自販機はひとつもないし、コインを持っていたとしてもどう買っていいのかさっぱりわからない。<br /> <br /> 地下街の店もひとつも開いていないし困り果てる。参考のためにと人がいなくなったキップ自販機のそばに行き、どうなっているか見る。幾つかのボタンがならんでいて、それには**コルナの表示があって、横に液晶画面があってなにかチェコ語での表示が出ている。さっぱりわからない。<br /><br /> パリの宿でT君が教えてくれた安宿はこの近くだ、歩いていく事に決めた。<br /> <br />  再び地上に出て芝生のある広場を突っ切り、広い道路に出た。早朝でもあり人も車も少ない。しかも日曜日だ。できるだけ人の姿のあるほうを選んで、地図で見当をつけた方に歩いていく。すると意外なほど早くトラムのある大通りに出た。<br />  ここらは綺麗な建物が続いている。少しほっとする。大通りを渡り左が建物で右はロータリーのようなところを進んでいく。左の中程に三ツ星ホテルがあった。朝日があたって明るく魅力的に見えたが、贅沢、贅沢と言いきかせ通り過ぎる。<br /> <br />  次の角で左に曲がる。静かなところだ。教会がある。そこを左に曲がると綺麗な建物が並んでいる。撮りたいと思うがカメラを出す勇気がない。まずはホテルと地図を見る。方向感覚が狂ったのか、地図と実際の街が合致しない。うろうろして歩いているうちにマサリク駅を見つけ、そこからはすぐわかった。しかし、入ってレセプションの男性(なぜか東南アジア系)に「シングルありますか?」と訊くと、「無い、ドミならあるよ」と言う。夜行で疲れていたのでシングルにしたいと思いやめる。<br /> <br /> 今、来た道順を戻る。が、迷っているうちに有名な「ホテル・ツェントラル」の前にでた。最近読んだ本では「アール・ヌーヴォーのホテルで有名だが、維持が充分でないせいか、60ユーロで泊まれる」とあった。しかし外観も中も凄く綺麗だ。一応念のためレセプションで交渉すると、「一泊158ユーロ」と言われすごすご引き返す。<br /><br /> あの最初にみかけたホテル、値段はわからないが行ってみようと思った。すると皮肉なものでなかなかたどり着けない。背中のリュックが重くなる。ようやくさっきの教会を見つけ、そこからは簡単に行き着けた。そのホテルは「MERKUR」と言う名であった。レセプションにいくと係りの男性は電話中。カウンターの上に値段表がったので見ると、「シングル=3555コルナ」とある。1コルナ7円として26000円はする。「こりゃダメだ、また、恥をかかないように」と引き返そうとすると、係りの男性が声を掛けてきたので、半分背を向けながら「ハブ ユー ア ルーム トゥナイト」と言うと、「イエス、70ユーロ」というので思わず「OK」と返事をしてしまった。少しは値切ればよかったと思うが、とにかく早く荷物をおろしたいばかり。見栄を張ってアメックスゴールドで決済。レシートは1700コルナ。<br /><br /> <br /> 部屋は二階で窓は広く高い。ちょうどロータリーに面している。大きなツインベッドの片方に荷物を置く。部屋は広く朝日が差し込んで眩しい。ちゃんとしたバスタブもある。早速湯を張る。その間に歯を磨く。きれいなバスタブに浸り一息つく。<br /><br /> さっぱりして少し休み洗濯をする。連泊ではないので靴下とトランクスとTシャツのみ洗う。とめる所がないので苦労して紐を張り、洗濯物を干す。<br /><br /> あすのウイーン行きをバスにするか鉄道にするか決めなければいけない。ノートを見るとバスだと安いが早朝出発か夜遅く着くのしかない。鉄道は手持ちのコルナでは買えない。カードで買えればいいが。鉄道は昼の出発で景色も見える。鉄道に決める。<br /><br /> 今日の予定は散歩しつつプラハ本駅へ行き、明日のウイーン行きのキップを買う事のみ。あとは心置きなく街歩きをしよう。ただひとつ心配なのはコルナが余らないようにし、かつ不足して困らないようにもしなければいけない事。手持ちは1100コルナ、およそ8800円だ。昼食と夕食なら大丈夫だろう。<br /><br /> <br /> 10時過ぎ、小さいリュックにカメラを入れて出発。ホテルの入口を出て左に歩く。これが間違いの元で迷い続ける事になる。右に行けば最初に着いたトラムの走っている大通りで、ここを起点にすれば判り易かったのに。<br /> 左にいくと右手はピンク色の華麗な「ホテル オペラ」。角を左に曲がり先程の教会に出る。カメラを恐る恐る出して撮る。その先の綺麗な建物も撮る。綺麗な建物がそれこそ続々と現れるので、段々撮るのが億劫になってくる。何事も過ぎたるは及ばざる如しだね。<br /><br /> 安宿を探したマサリク駅に出る。ここでヨーロッパに来て初めて酔っ払いを見た。それも若い青年だ。何かわめきながらフラフラとよろめきながら歩いていた。<br /> マサリク駅の東南角から南に下ると「ヴルフリッキ公園」。その向こうに本駅の建物が見えた。<br /> 公園を突っ切って駅に入る。ガランとした駅で本駅という名にふさわしくない。キップ売り場へ行くと、珍しく窓口に人は並んでいない。しめしめと窓口に行き例のカードを見せると、「インターナショナル」と上を指す。二階に上がるとあった。1,2人並んでいる。すぐ番がきてカードを出す。サイフを出しクレジットカードと1000コルナ紙幣を出すと、紙幣でもいいというので渡りに船とばかり差し出す。ユーロ換算で36.84ユーロ。すると6千円ちょっと。事前に調べたよりも安い。プラハで買うから安いのだろうか。<br /><br /> 今日の予定終了と気持ちも軽く一階に降りる。案内所があったので地下鉄の一日券を買おうと行くが、窓口のいかにもロシアのおばさんと言う感じの人が、にべもなく「ノー」と言った。取り付く島も無いという感じだ。(後で気付いたのだが、これは例えば、JRの案内所に行って地下鉄の回数券を欲しいというのと同じである、反省!)<br /> <br /> プラハ本駅にはアール・ヌーヴォーの素敵なカフェがあると知っていたが、忘れていたのと本駅の雰囲気からとてもそれを思い出せず、行かずしまいで後で思い出して悔しかった。駅を出て公園内の道を南に歩く。<br /><br /> 壮麗な建物が見えてきた。地図を見ると「国立博物館」だ。ここから西北にヴァーツラフ広場(というより大通り)がある。角にマックがあった。店の前にはデッキみたいなのがあってテーブルと椅子が置いてある。昼飯はここでしようと中に入る。<br /> チキン、コーク、ポテトを頼む。セットになっているのかどうかわからない。背の高い綺麗なお姉さんが全く愛想が無い対応をしてくれた。105コルナ(約840円)。トレイを受け取りデッキに出て食べる。博物館を眺めたり、通る人々を観察する。白人が殆どであり、アフリカ系は見かけない。昨日のバスの物静かな男性はどこへ行ったのだろうか? ここでも韓国や中国の観光客を良く見る。日本人らしき突飛な格好をした若者を二人見掛けた。<br /> 食べ終えてトレイを返しトイレの場所を聞くと「アップステアー」と言われ、、二階に行くとトイレ係りがいて5コルナ(約40円)取られた。おいおいマックでも取るのか?。<br /><br /> マックを出てヴァーツラフ広場を北西に下る。後ろを振り返ると博物館がのしかかるように見える。広場の左右には素晴らしい建物が目白押しに並んでいる。道路に挟まれた中央の公園みたいな空き地でGPSの乾電池を交換する。<br /> <br /> まわりは綺麗な建物ばかりで目移りしてしまう。有名な「グランドホテル・ヨーロッパ」を上から下までなめるように撮る。隣の建物も優美である。軒並み撮り続けて下っていく。<br /> 大きな通りが交差しているところに出た。そこを少し進み左手の店を覗く。高価そうなボヘミアガラスの店などが並んでいた。<br /> <br /> 「ウ・ノヴァークの家」を見たくて交差点から南西に折れる。トラムが走っている。やはり両側にいろいろな装飾を持った優美な建物がずらり。いったいどうなっているんだ?。東欧って貧乏で暗くてという印象があったけど、これらの建物を見ていると、日本よりはるかに豊かに思われる。<br /> しばらく撮りながらいくと「U、NOVAKU」と表示されたアール・ヌーヴォー風のドアが見えてきた。パリはラップ大通りのアパートのドアに感じが似ている。建物の壁面には綺麗な彩色の壁画が描かれている。これだけでもプラハに来た甲斐があると思った。<br /> そう思うと急に感興が減っていくような気がした。余りにも綺麗で興味を引く建物ばかりで、半分パニックになり、半分食傷気味になっている感じだ。<br /><br /> 「プラハ保険会社」の建物がある大通りに出て、国民劇場に向かう。その手前に「WC」の案内があったので入っていく。空き地の向こうに公共建築(ふつうのビル)があるので行くがトイレは無い。元の場所に戻ると地下に降りる階段がありそこがトイレであった。そんなに尿意はなかったがあるところでと思い入る。10コルナ。<br /> <br /> プラハに入って半日以上たって、ようやく観光ハイライトのヴルタヴァ川に出た。橋好きの私だがカレル橋は以前ほど好きではなくなった。どんどん変で珍奇な橋が好きになってきたのだ。<br /> <br /> チェコ軍団橋を渡る。思ったより川幅は広い。ゆったりして心地いい。遠くにカレル橋が見える。建物ばかり見てきた目には良い気分転換だ。しばし欄干にもたれてぼおっとする。時計を見るとまだ13時54分。<br /> 橋を戻り川に沿って北上する。道路わきの道は広くは無いが、並木の間に所々ベンチが置いてある。歩きずめであるので空いたベンチに座る。水が無くなりのどが渇いてきた。しかし残り少ないコインは明日使う地下鉄代に取っておかなくてはいけない。それに水ひとつ買う場ところが無い。我慢してリュックからノートを出して日記を書く。(後で気付いたがここで愛用のボールペンを落としたようだ)<br /><br /> 再び歩きだす。カレル橋が近づいてくるにつれ、空が暗くなってきた。橋の手前の川に出っ張っている建物の近くに来たら、いきなり大粒の雨が勢いよく落ちてきた。慌てて建物に走り寄り雨宿り。少し雨脚が弱くなったので傘を差し、この建物が道路をまたいでいるアーチの下を潜る。アーチが尽きると左手に写真で良く目にする橋塔がすくっと立っていた。レンズが濡れないよう傘をかざし写真を撮る。<br /><br /> 橋塔を潜るとすでに雨に濡れたカレル橋が目の前に広がっていた。橋の上の人々は傘を指し戻ってくる。売り物の絵などにはビニールがかぶせてある。どんどん進むにつれ人は減っていく。<br /><br /> 橋の反対側は工事中であり柵の間を通って対岸へ。こちらの橋塔を潜ると上り坂。<br /> せめて聖ヴィート大聖堂だけでも見たいと、マメのできた左足を引きずりつつ坂を上る。プラハの小さい石を敷き詰めた歩道が会わないのか、段々痛くなってきたのだ。今朝はまだ何とも無かったのに。<br /> 雨が降るし足は痛むし喉は渇くしで、いやになってくる。折角、憧れのプラハに来たのにと思う。写真を撮るのもおっくうになってきた。<br /> <br /> コーヒーも飲みたいが良さそうな店も無い。あってもコルナが無い。カードを使える店で無いといけないし。と、くじけそうな心を無理やりひっぱり痛む足で坂を登る。<br /> 「CHENGE」と看板を掲げた小さな店があったので入る。日の丸のマークは無かったが「YEN OK?」と訊くとうなずいたので、ちょうどサイフにあった千円を出す。水さえ買えれば良いと思ったのである。114コルナが返ってきた。<br /><br /> 店を出てさらに上る。水が買えると思うと少し元気が出てきた。いつしか雨も止み青空が出てきた。最後に凄い急な階段を登るとプラハ城であった。衛兵の交代をしているみたいで人が大勢群れていた。広場の端のテント張りの店に行き水を買う。ノンガスの0.75リットルがなんと79コルナ(約632円)。折角両替したのに残りは僅か。まあ、最大目的の水を買えたので仕方なし。人生最高価格の水だな。<br /><br /> 広場からは市街が見下ろせる。遠くの右に意外にも高層ビルが見えた。プラハはチェコの首都なんだと改めて思った。<br /> 城内に入り聖ヴィート大聖堂に向かう。青空が出ているのに雨がパラパラと落ちてくる。<br /> 広い中庭の向かいの建物の上から二本の塔が頭を尖らせている。建物を潜り抜けると目の前に聖堂が威圧するように立っている。少し並んで聖堂内に入る。意外と中は明るい。お決まりになったステンドグラスを撮り、祭壇を取る。そんなにたくさんの聖堂を見てきた訳ではないが、みなどれも同じに見えてきてしまう。<br /><br /> すぐ聖堂を出て城も出て石畳の階段を下りていく。青空なのに時折思い出したように雨がパラパラと落ちてくる。<br /> カレル橋の上に来るとまたも空は曇ってきた。橋の中程で日本人ツアー客を見掛けた。夫婦で写真を撮りながら「お父さん、その向きは変よ」なんて言っている。独り旅の寂しさがわきあがってくるね。<br /><br /> クレメンティヌムを抜けて旧市街広場に出る。なんか無感動になっていて、ただ機械的に写真を撮る。例のからくり時計をみても「あ、例のやつだな」と思うだけである。帰心矢の如しと言う感じで、雨の中をおおよその方角に向けホテルを目指す。そんな目で見るプラハは、朝とは違って灰色の無味乾燥な建物が続く街に見えた。<br /><br /> 痛む足をかばいつつどれくらい歩いただろうか、もうそろそろホテルの近くのはずと思って辺りを見回すと、道の先に橋が見えた。地図で確認するとカレル橋から数えて4つ目の橋みたいだ。ホテルよりまだ西にいるし少し北に来すぎている。<br /> 判りやすいように橋のたもとまで行き。、ヴルタヴァ川に沿って東に向かう。そろそろ南東に斜めに方向を変えなければというところで、運良く品の良さそうな中年の男性がいたので、英語のカタコトで「このホテルに帰りたいのですが、どう行けばいいのでしょうか?」とたずねた。その男性は「その道を右に曲がり、ライトターン、ライトターン……」と教えてくれた。しかし終わりの方は聞き取れなかった。また、そこら辺りで聞けばいいやと思い丁重にお礼を言って歩き出す。<br /><br /> しかし、行けども行けども見覚えのある所に出ない。しかも人も歩いていなくて訊く事もできない。持っている地図は大雑把なものだし、どうも自分の自信のあった方向感覚もさっぱりである。<br /> するととたんにものすごい不安になってきた。ヨーロッパの辺境で、誰も知る人もいない土地で迷子になり掛けている。<br /> <br /> 長い人生で初めて迷う怖さを知った気がする。<br /> <br /> 通りの表示がチェコ語で馴染めないし、読み方も判らずついつい道路のつながりや、著名建造物で確認をするのだが、この辺りの地図は道路のみでそんな建造物も無い。自分のいる場所がわからなくてはどうしようもない。もう一度腕時計のコンパスで方位を確認し、今いるところを道路の感じで適当に決めて、ホテル方向に向かう。<br /> するとしばらくして朝見た教会を見つけた。ほっとした。教会から東を見るとピンク色の「ホテル・オペラ」が見えた。帰ることができたと安堵した。こんなに道に迷って不安になったのは初めてで気分が落ち込んでしまった。<br /><br /> ホテルの部屋にもどりしばらくぼうっとしていた。折角、プラハに来てこんな気分では情けないと思う。家内に心配を掛けて旅に出てきたのに、こんなんでは申し訳ないと思い気合を入れ直す。まず、洗濯をした。こういう雑用をするのが一番。<br /> <br /> 気分が変わったところでフロントへ行き、明日乗る地下鉄のキップ代を教えてもらう。例の手帳に「SUBWAY、フロレンツ→ホレイショヴィッツ、?コルナ」と書き、手持ちのコインを全部出す。するとフロントマンはコインをいくつか取り上げ差し出す。それを受け取り押し頂くようにして、コイン入れにしまう。あとで数えると26コルナであった。残りは40コルナほど。これで明日の昼までもたせなくてはいけない。<br /><br /> コルナがないので夕食をどうしようか。チェコ料理はわからないし、かといって軽食ではコルナが必要だ。ぼうっと窓の外を見ていたら、向かいの高架の下にマックの看板が見えた。「そうだマックだ」と思うが「昼もマックだったな」と気付いた。しかしマックなら食べ物もわかってるし、ひょっとしたらカードで決済できるかもしれない。<br /><br /> トラムのある大通りを渡りマックに向かう。結構カウンターは混んでいる。店内も客が結構いる。お姉さんに「カードOK」とカードを見せつつ訊くと、だまって何やら取り出しレジの横に載せた。読み取り機だ。「ビッグマック、メニュー」というと判ったみたいで、トレイの上にマックとコーク、ポテトを並べた。レシートを見ると109コルナ。昼の博物館前のマックより高い。ビッグマックだからかな。<br /> 円形にカーブした全面ガラス張りの壁の横の席に座り、大通りを行く車や人たちを眺めつつ食べる。夕方になって雨も収まり昼間より明るくなっている。<br /><br /> ホテルに戻り風呂に入る。今日二度目だ。頭も洗う。風呂から出て荷物の整理をする。窓の外をトラムが走っている。窓からトラムを撮る。そういえば「ホテル・ツェントラル」に行ったが、撮影をするのを忘れていたのを思い出した。<br /> <br /> Tシャツ一枚でカメラをぶら下げホテルを出る。またも左に曲がったせいか道には迷わなかったが、目的のホテルに行けない。トラムの大通りに出たのを潮に、ホテルに引き返す。<br /> 小さなスーパーみたいなのがあったので入る。コカコーラの「コーラ・チェリー」なるものがあったので買う。12コルナ。水0.75リットルが13コルナ。レジでビニール袋をくれたので、30コルナ出して「おつりは要らない」とジェスチャーでいうと、おかみさんが「いいよ」と言う風に5コルナ返してくれた。それだけの事で嬉しくなった。この街に冷たい感じを受けていたので余計嬉しかった。<br /><br /> 気分良くホテルに帰り、パジャマに着替えてTVを見る。欧州選手権のせいかサッカーばかり。テーブルに座ってコーラチェリー(何ともいえない味)を飲み、口直しに水を飲みつつ日記を書き、折鶴を二個作り枕元のテーブルに置く。歩き疲れたのかすぐ寝入ったようだ。<br /><br /><br /> 読めると言う事が大切と思わされた一日であった。プラハの地図(地球の歩き方のもの)の主要なところはカタカナ表記であるが、他は現地のもの。子音が少なくどう読めば良いのかさっぱりわからない。<br /> 読めないと言う事は覚えられないし、地図の上に確たる位置として認識できない。「この通りをこう行って、ここからここへと」と言う具合にしか分からないし覚える事もできない。<br /> フランス語もイタリア語もさっぱりだが、なんとなく通りの名前などは自分なりにも発音でき覚える事が出来る。<br /><br /> だからいまだに私の中のプラハは、グニャグニャした線がのた打ち回っている感じだ。<br />

プラハ迷い歩き*遊路(ユーロ)半突きの旅(五日目)

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2008/06/08 - 2008/06/08

1263位(同エリア4531件中)

10

99

たぽじい

たぽじいさん

 03時30分、目覚めた。一瞬ここはどこ?、ああバスに乗っていたんだ。見ると前方の東は少し明るい。地上には霧のようなものが漂っている。外を見ながらうとうとしているうちにオートグリルに入る。04時15分だ。
 例によってまずトイレ。まだドイツと思っていたので、サンドイッチを買おうと値札を見るとコルナ表示。「もうチェコなのだ」と思う。初めてのチェコ、遠い憧れのチェコなのに半分眠っているせいか感動は無い。
 
 サンドイッチは諦め出ようとすると、視野のふちにEXCHANGEの文字が飛び込んできた。隅の一角に小さなブースがあった。日の丸もついていたがちょうど財布に50ユーロ紙幣があったので、それを小さな窓口から入れて目を上げてびっくり!!。 まさに思い描いていた東欧の美女が座っていた。いっぺんに目が覚めた。小顔をつつむ白っぽいブロンドの髪、透き通るような白い肌と青い瞳。差し出されたコルナ紙幣を受け取ろうとすると、目の前に服からはみ出そうな白い豊かな乳房。惜しげもなく半分以上と思われるほどさらけ出し、細身の身体とアンバランスなほどの豊かさに、自分の視線を剥ぎ取るように礼を言って離れる。(テニスのシャラポアに似ていたと思うが、搗き立ての餅のようなのを見たショックで忘れた)
 カメラを持ってこなかったのが悔やまれる。持っていたとしても撮る勇気はないかも知れないが。

 再びバスに乗り出発。だんだん明るくなってくる。きれいな田園風景が続いている。人家はほとんど見えない。
 初めての陸上での国境超えだが、知らぬまに通ってしまったみたいだ。心なしか道路もフランスと比べるとツギハギが目立つ。しかしまわりの風景は見た事もない素晴らしさ。これぞ田園風景という感じだ。感動のあまり隣の女性に「チェコ、素晴らしい」と言うと「そうでしょう」というふうに微笑んだ。カメラを出して撮り始める。
 
4時58分、おとぎの国のような民家が固まっていた。
 5時00分、左側にはじめて防音壁らしきものがあった。民家の屋根がみえたので多分街なのだろう。地表にうっすらと霧かモヤが漂っている。モヤのなかに木々の影が見えるが、それが湖の中から立ち上がっているように見える。なんとも幻想的な景色だ。すぐにバスは霧に包まれてしまう。100メーターくらいしか見えない。しかし空には青空が見える。

5時9分、サービスエリアに入るが、そのまままた道路に出て走り出す。
 5時13分、行く手に大きく真っ赤な太陽が見えてきた。ピルゼンあたりを走っているみたいだ。
 5時15分、初めてトンネルを通る。フランス、ドイツでは起きていた時は一度もトンネルは通らなかったな。
 
行き先表示にプラハの文字が出だした。
 5時24分、右も左にもちょとした魅力的な街並みが見えてきた。嬉しくなり隣の女性に「チェコ、最高」というと、カメラを指差し身振りで、リュックへカメラをしまえという。「デンジャラス?」と訊くと、うんうんとうなずき自分のハンドバックを両手でぎゅっと抱きしめるようにした。やはりプラハは危険か、冷や水を浴びせられたような気持ちでカメラをしまう。「フロレンツ・バスターミナル、デンジャラス?」と訊くとまたうなずく。
 (チェコに入ってから、幻想的な景色やおとぎ話に出てくるような家を見て撮影したはずが、朝日の写真しか残っていない。なぜだかいまだに不可解)
 
 カメラをしまうと皮肉な事に、素晴らしい建物が目白押しに並ぶ街をバスが走る。パニックのようにそれらを見ているうちに、6時30分、定刻どおりプラハ・フロレンツ・バスターミナルに到着。今までの街並みとは違う荒廃した感じのターミナルだ。例の女性は別れ際に、早く地下鉄でここを出なさいと言う風な身振りをした。
 
 荷物は最初に入れたので奥のほうだ。やっと空いたので覗くと自分のリュックがない。押しやられたかと反対側に行くがそこもない。すうっと身体が冷えていく感じがする。元に戻るとど真ん中にぽつんと私の大リュックがひっくり返っていた。ほっとして取り出し担ぎ歩き出す。すぐに地下鉄の入口があった。入口にも怪しげな若者がたむろしている。
 
 地下に降り地下鉄の自販機の前にいくと、バスを降りた人が並んでいる。皆、苦労しているみたいだ。コインを入れて叩いている人もいる。コインが無くてはキップも買えない。インフォメーションも時間が早いので開いていない。
 飲料の自販機があったので紙幣を崩せるかと行くが、紙幣を挿入する自販機はひとつもないし、コインを持っていたとしてもどう買っていいのかさっぱりわからない。
 
 地下街の店もひとつも開いていないし困り果てる。参考のためにと人がいなくなったキップ自販機のそばに行き、どうなっているか見る。幾つかのボタンがならんでいて、それには**コルナの表示があって、横に液晶画面があってなにかチェコ語での表示が出ている。さっぱりわからない。

 パリの宿でT君が教えてくれた安宿はこの近くだ、歩いていく事に決めた。
 
再び地上に出て芝生のある広場を突っ切り、広い道路に出た。早朝でもあり人も車も少ない。しかも日曜日だ。できるだけ人の姿のあるほうを選んで、地図で見当をつけた方に歩いていく。すると意外なほど早くトラムのある大通りに出た。
ここらは綺麗な建物が続いている。少しほっとする。大通りを渡り左が建物で右はロータリーのようなところを進んでいく。左の中程に三ツ星ホテルがあった。朝日があたって明るく魅力的に見えたが、贅沢、贅沢と言いきかせ通り過ぎる。
 
次の角で左に曲がる。静かなところだ。教会がある。そこを左に曲がると綺麗な建物が並んでいる。撮りたいと思うがカメラを出す勇気がない。まずはホテルと地図を見る。方向感覚が狂ったのか、地図と実際の街が合致しない。うろうろして歩いているうちにマサリク駅を見つけ、そこからはすぐわかった。しかし、入ってレセプションの男性(なぜか東南アジア系)に「シングルありますか?」と訊くと、「無い、ドミならあるよ」と言う。夜行で疲れていたのでシングルにしたいと思いやめる。
 
 今、来た道順を戻る。が、迷っているうちに有名な「ホテル・ツェントラル」の前にでた。最近読んだ本では「アール・ヌーヴォーのホテルで有名だが、維持が充分でないせいか、60ユーロで泊まれる」とあった。しかし外観も中も凄く綺麗だ。一応念のためレセプションで交渉すると、「一泊158ユーロ」と言われすごすご引き返す。

 あの最初にみかけたホテル、値段はわからないが行ってみようと思った。すると皮肉なものでなかなかたどり着けない。背中のリュックが重くなる。ようやくさっきの教会を見つけ、そこからは簡単に行き着けた。そのホテルは「MERKUR」と言う名であった。レセプションにいくと係りの男性は電話中。カウンターの上に値段表がったので見ると、「シングル=3555コルナ」とある。1コルナ7円として26000円はする。「こりゃダメだ、また、恥をかかないように」と引き返そうとすると、係りの男性が声を掛けてきたので、半分背を向けながら「ハブ ユー ア ルーム トゥナイト」と言うと、「イエス、70ユーロ」というので思わず「OK」と返事をしてしまった。少しは値切ればよかったと思うが、とにかく早く荷物をおろしたいばかり。見栄を張ってアメックスゴールドで決済。レシートは1700コルナ。

 
 部屋は二階で窓は広く高い。ちょうどロータリーに面している。大きなツインベッドの片方に荷物を置く。部屋は広く朝日が差し込んで眩しい。ちゃんとしたバスタブもある。早速湯を張る。その間に歯を磨く。きれいなバスタブに浸り一息つく。

 さっぱりして少し休み洗濯をする。連泊ではないので靴下とトランクスとTシャツのみ洗う。とめる所がないので苦労して紐を張り、洗濯物を干す。

 あすのウイーン行きをバスにするか鉄道にするか決めなければいけない。ノートを見るとバスだと安いが早朝出発か夜遅く着くのしかない。鉄道は手持ちのコルナでは買えない。カードで買えればいいが。鉄道は昼の出発で景色も見える。鉄道に決める。

 今日の予定は散歩しつつプラハ本駅へ行き、明日のウイーン行きのキップを買う事のみ。あとは心置きなく街歩きをしよう。ただひとつ心配なのはコルナが余らないようにし、かつ不足して困らないようにもしなければいけない事。手持ちは1100コルナ、およそ8800円だ。昼食と夕食なら大丈夫だろう。

 
 10時過ぎ、小さいリュックにカメラを入れて出発。ホテルの入口を出て左に歩く。これが間違いの元で迷い続ける事になる。右に行けば最初に着いたトラムの走っている大通りで、ここを起点にすれば判り易かったのに。
 左にいくと右手はピンク色の華麗な「ホテル オペラ」。角を左に曲がり先程の教会に出る。カメラを恐る恐る出して撮る。その先の綺麗な建物も撮る。綺麗な建物がそれこそ続々と現れるので、段々撮るのが億劫になってくる。何事も過ぎたるは及ばざる如しだね。

 安宿を探したマサリク駅に出る。ここでヨーロッパに来て初めて酔っ払いを見た。それも若い青年だ。何かわめきながらフラフラとよろめきながら歩いていた。
 マサリク駅の東南角から南に下ると「ヴルフリッキ公園」。その向こうに本駅の建物が見えた。
 公園を突っ切って駅に入る。ガランとした駅で本駅という名にふさわしくない。キップ売り場へ行くと、珍しく窓口に人は並んでいない。しめしめと窓口に行き例のカードを見せると、「インターナショナル」と上を指す。二階に上がるとあった。1,2人並んでいる。すぐ番がきてカードを出す。サイフを出しクレジットカードと1000コルナ紙幣を出すと、紙幣でもいいというので渡りに船とばかり差し出す。ユーロ換算で36.84ユーロ。すると6千円ちょっと。事前に調べたよりも安い。プラハで買うから安いのだろうか。

 今日の予定終了と気持ちも軽く一階に降りる。案内所があったので地下鉄の一日券を買おうと行くが、窓口のいかにもロシアのおばさんと言う感じの人が、にべもなく「ノー」と言った。取り付く島も無いという感じだ。(後で気付いたのだが、これは例えば、JRの案内所に行って地下鉄の回数券を欲しいというのと同じである、反省!)
 
 プラハ本駅にはアール・ヌーヴォーの素敵なカフェがあると知っていたが、忘れていたのと本駅の雰囲気からとてもそれを思い出せず、行かずしまいで後で思い出して悔しかった。駅を出て公園内の道を南に歩く。

 壮麗な建物が見えてきた。地図を見ると「国立博物館」だ。ここから西北にヴァーツラフ広場(というより大通り)がある。角にマックがあった。店の前にはデッキみたいなのがあってテーブルと椅子が置いてある。昼飯はここでしようと中に入る。
 チキン、コーク、ポテトを頼む。セットになっているのかどうかわからない。背の高い綺麗なお姉さんが全く愛想が無い対応をしてくれた。105コルナ(約840円)。トレイを受け取りデッキに出て食べる。博物館を眺めたり、通る人々を観察する。白人が殆どであり、アフリカ系は見かけない。昨日のバスの物静かな男性はどこへ行ったのだろうか? ここでも韓国や中国の観光客を良く見る。日本人らしき突飛な格好をした若者を二人見掛けた。
 食べ終えてトレイを返しトイレの場所を聞くと「アップステアー」と言われ、、二階に行くとトイレ係りがいて5コルナ(約40円)取られた。おいおいマックでも取るのか?。

 マックを出てヴァーツラフ広場を北西に下る。後ろを振り返ると博物館がのしかかるように見える。広場の左右には素晴らしい建物が目白押しに並んでいる。道路に挟まれた中央の公園みたいな空き地でGPSの乾電池を交換する。
 
 まわりは綺麗な建物ばかりで目移りしてしまう。有名な「グランドホテル・ヨーロッパ」を上から下までなめるように撮る。隣の建物も優美である。軒並み撮り続けて下っていく。
 大きな通りが交差しているところに出た。そこを少し進み左手の店を覗く。高価そうなボヘミアガラスの店などが並んでいた。
 
 「ウ・ノヴァークの家」を見たくて交差点から南西に折れる。トラムが走っている。やはり両側にいろいろな装飾を持った優美な建物がずらり。いったいどうなっているんだ?。東欧って貧乏で暗くてという印象があったけど、これらの建物を見ていると、日本よりはるかに豊かに思われる。
 しばらく撮りながらいくと「U、NOVAKU」と表示されたアール・ヌーヴォー風のドアが見えてきた。パリはラップ大通りのアパートのドアに感じが似ている。建物の壁面には綺麗な彩色の壁画が描かれている。これだけでもプラハに来た甲斐があると思った。
 そう思うと急に感興が減っていくような気がした。余りにも綺麗で興味を引く建物ばかりで、半分パニックになり、半分食傷気味になっている感じだ。

 「プラハ保険会社」の建物がある大通りに出て、国民劇場に向かう。その手前に「WC」の案内があったので入っていく。空き地の向こうに公共建築(ふつうのビル)があるので行くがトイレは無い。元の場所に戻ると地下に降りる階段がありそこがトイレであった。そんなに尿意はなかったがあるところでと思い入る。10コルナ。
 
 プラハに入って半日以上たって、ようやく観光ハイライトのヴルタヴァ川に出た。橋好きの私だがカレル橋は以前ほど好きではなくなった。どんどん変で珍奇な橋が好きになってきたのだ。
 
 チェコ軍団橋を渡る。思ったより川幅は広い。ゆったりして心地いい。遠くにカレル橋が見える。建物ばかり見てきた目には良い気分転換だ。しばし欄干にもたれてぼおっとする。時計を見るとまだ13時54分。
 橋を戻り川に沿って北上する。道路わきの道は広くは無いが、並木の間に所々ベンチが置いてある。歩きずめであるので空いたベンチに座る。水が無くなりのどが渇いてきた。しかし残り少ないコインは明日使う地下鉄代に取っておかなくてはいけない。それに水ひとつ買う場ところが無い。我慢してリュックからノートを出して日記を書く。(後で気付いたがここで愛用のボールペンを落としたようだ)

 再び歩きだす。カレル橋が近づいてくるにつれ、空が暗くなってきた。橋の手前の川に出っ張っている建物の近くに来たら、いきなり大粒の雨が勢いよく落ちてきた。慌てて建物に走り寄り雨宿り。少し雨脚が弱くなったので傘を差し、この建物が道路をまたいでいるアーチの下を潜る。アーチが尽きると左手に写真で良く目にする橋塔がすくっと立っていた。レンズが濡れないよう傘をかざし写真を撮る。

 橋塔を潜るとすでに雨に濡れたカレル橋が目の前に広がっていた。橋の上の人々は傘を指し戻ってくる。売り物の絵などにはビニールがかぶせてある。どんどん進むにつれ人は減っていく。

 橋の反対側は工事中であり柵の間を通って対岸へ。こちらの橋塔を潜ると上り坂。
 せめて聖ヴィート大聖堂だけでも見たいと、マメのできた左足を引きずりつつ坂を上る。プラハの小さい石を敷き詰めた歩道が会わないのか、段々痛くなってきたのだ。今朝はまだ何とも無かったのに。
 雨が降るし足は痛むし喉は渇くしで、いやになってくる。折角、憧れのプラハに来たのにと思う。写真を撮るのもおっくうになってきた。
 
 コーヒーも飲みたいが良さそうな店も無い。あってもコルナが無い。カードを使える店で無いといけないし。と、くじけそうな心を無理やりひっぱり痛む足で坂を登る。
 「CHENGE」と看板を掲げた小さな店があったので入る。日の丸のマークは無かったが「YEN OK?」と訊くとうなずいたので、ちょうどサイフにあった千円を出す。水さえ買えれば良いと思ったのである。114コルナが返ってきた。

 店を出てさらに上る。水が買えると思うと少し元気が出てきた。いつしか雨も止み青空が出てきた。最後に凄い急な階段を登るとプラハ城であった。衛兵の交代をしているみたいで人が大勢群れていた。広場の端のテント張りの店に行き水を買う。ノンガスの0.75リットルがなんと79コルナ(約632円)。折角両替したのに残りは僅か。まあ、最大目的の水を買えたので仕方なし。人生最高価格の水だな。

 広場からは市街が見下ろせる。遠くの右に意外にも高層ビルが見えた。プラハはチェコの首都なんだと改めて思った。
 城内に入り聖ヴィート大聖堂に向かう。青空が出ているのに雨がパラパラと落ちてくる。
 広い中庭の向かいの建物の上から二本の塔が頭を尖らせている。建物を潜り抜けると目の前に聖堂が威圧するように立っている。少し並んで聖堂内に入る。意外と中は明るい。お決まりになったステンドグラスを撮り、祭壇を取る。そんなにたくさんの聖堂を見てきた訳ではないが、みなどれも同じに見えてきてしまう。

 すぐ聖堂を出て城も出て石畳の階段を下りていく。青空なのに時折思い出したように雨がパラパラと落ちてくる。
 カレル橋の上に来るとまたも空は曇ってきた。橋の中程で日本人ツアー客を見掛けた。夫婦で写真を撮りながら「お父さん、その向きは変よ」なんて言っている。独り旅の寂しさがわきあがってくるね。

 クレメンティヌムを抜けて旧市街広場に出る。なんか無感動になっていて、ただ機械的に写真を撮る。例のからくり時計をみても「あ、例のやつだな」と思うだけである。帰心矢の如しと言う感じで、雨の中をおおよその方角に向けホテルを目指す。そんな目で見るプラハは、朝とは違って灰色の無味乾燥な建物が続く街に見えた。

 痛む足をかばいつつどれくらい歩いただろうか、もうそろそろホテルの近くのはずと思って辺りを見回すと、道の先に橋が見えた。地図で確認するとカレル橋から数えて4つ目の橋みたいだ。ホテルよりまだ西にいるし少し北に来すぎている。
 判りやすいように橋のたもとまで行き。、ヴルタヴァ川に沿って東に向かう。そろそろ南東に斜めに方向を変えなければというところで、運良く品の良さそうな中年の男性がいたので、英語のカタコトで「このホテルに帰りたいのですが、どう行けばいいのでしょうか?」とたずねた。その男性は「その道を右に曲がり、ライトターン、ライトターン……」と教えてくれた。しかし終わりの方は聞き取れなかった。また、そこら辺りで聞けばいいやと思い丁重にお礼を言って歩き出す。

 しかし、行けども行けども見覚えのある所に出ない。しかも人も歩いていなくて訊く事もできない。持っている地図は大雑把なものだし、どうも自分の自信のあった方向感覚もさっぱりである。
 するととたんにものすごい不安になってきた。ヨーロッパの辺境で、誰も知る人もいない土地で迷子になり掛けている。
 
 長い人生で初めて迷う怖さを知った気がする。
 
 通りの表示がチェコ語で馴染めないし、読み方も判らずついつい道路のつながりや、著名建造物で確認をするのだが、この辺りの地図は道路のみでそんな建造物も無い。自分のいる場所がわからなくてはどうしようもない。もう一度腕時計のコンパスで方位を確認し、今いるところを道路の感じで適当に決めて、ホテル方向に向かう。
 するとしばらくして朝見た教会を見つけた。ほっとした。教会から東を見るとピンク色の「ホテル・オペラ」が見えた。帰ることができたと安堵した。こんなに道に迷って不安になったのは初めてで気分が落ち込んでしまった。

 ホテルの部屋にもどりしばらくぼうっとしていた。折角、プラハに来てこんな気分では情けないと思う。家内に心配を掛けて旅に出てきたのに、こんなんでは申し訳ないと思い気合を入れ直す。まず、洗濯をした。こういう雑用をするのが一番。
 
 気分が変わったところでフロントへ行き、明日乗る地下鉄のキップ代を教えてもらう。例の手帳に「SUBWAY、フロレンツ→ホレイショヴィッツ、?コルナ」と書き、手持ちのコインを全部出す。するとフロントマンはコインをいくつか取り上げ差し出す。それを受け取り押し頂くようにして、コイン入れにしまう。あとで数えると26コルナであった。残りは40コルナほど。これで明日の昼までもたせなくてはいけない。

 コルナがないので夕食をどうしようか。チェコ料理はわからないし、かといって軽食ではコルナが必要だ。ぼうっと窓の外を見ていたら、向かいの高架の下にマックの看板が見えた。「そうだマックだ」と思うが「昼もマックだったな」と気付いた。しかしマックなら食べ物もわかってるし、ひょっとしたらカードで決済できるかもしれない。

 トラムのある大通りを渡りマックに向かう。結構カウンターは混んでいる。店内も客が結構いる。お姉さんに「カードOK」とカードを見せつつ訊くと、だまって何やら取り出しレジの横に載せた。読み取り機だ。「ビッグマック、メニュー」というと判ったみたいで、トレイの上にマックとコーク、ポテトを並べた。レシートを見ると109コルナ。昼の博物館前のマックより高い。ビッグマックだからかな。
 円形にカーブした全面ガラス張りの壁の横の席に座り、大通りを行く車や人たちを眺めつつ食べる。夕方になって雨も収まり昼間より明るくなっている。

 ホテルに戻り風呂に入る。今日二度目だ。頭も洗う。風呂から出て荷物の整理をする。窓の外をトラムが走っている。窓からトラムを撮る。そういえば「ホテル・ツェントラル」に行ったが、撮影をするのを忘れていたのを思い出した。
 
 Tシャツ一枚でカメラをぶら下げホテルを出る。またも左に曲がったせいか道には迷わなかったが、目的のホテルに行けない。トラムの大通りに出たのを潮に、ホテルに引き返す。
 小さなスーパーみたいなのがあったので入る。コカコーラの「コーラ・チェリー」なるものがあったので買う。12コルナ。水0.75リットルが13コルナ。レジでビニール袋をくれたので、30コルナ出して「おつりは要らない」とジェスチャーでいうと、おかみさんが「いいよ」と言う風に5コルナ返してくれた。それだけの事で嬉しくなった。この街に冷たい感じを受けていたので余計嬉しかった。

 気分良くホテルに帰り、パジャマに着替えてTVを見る。欧州選手権のせいかサッカーばかり。テーブルに座ってコーラチェリー(何ともいえない味)を飲み、口直しに水を飲みつつ日記を書き、折鶴を二個作り枕元のテーブルに置く。歩き疲れたのかすぐ寝入ったようだ。


 読めると言う事が大切と思わされた一日であった。プラハの地図(地球の歩き方のもの)の主要なところはカタカナ表記であるが、他は現地のもの。子音が少なくどう読めば良いのかさっぱりわからない。
 読めないと言う事は覚えられないし、地図の上に確たる位置として認識できない。「この通りをこう行って、ここからここへと」と言う具合にしか分からないし覚える事もできない。
 フランス語もイタリア語もさっぱりだが、なんとなく通りの名前などは自分なりにも発音でき覚える事が出来る。

 だからいまだに私の中のプラハは、グニャグニャした線がのた打ち回っている感じだ。

同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
エールフランス
  •  日の出前のチェコ、幻想的な風景が続く。

     日の出前のチェコ、幻想的な風景が続く。

  •  やっと街らしい街を見かけた。

     やっと街らしい街を見かけた。

  •  5時過ぎ朝日が前方に上がった。

     5時過ぎ朝日が前方に上がった。

  •  これがやっと決まったホテル「MERKUR」。<br /><br /> これからプラハ本駅で明日のウイーン行きのキップを買って、市内散策。

     これがやっと決まったホテル「MERKUR」。

     これからプラハ本駅で明日のウイーン行きのキップを買って、市内散策。

  •  MERKURの斜め向かいの「ホテル・オペラ」。ピンクなので目印になる。

     MERKURの斜め向かいの「ホテル・オペラ」。ピンクなので目印になる。

  •  良いなと思う建物ばかりで目移りしてしまう。

     良いなと思う建物ばかりで目移りしてしまう。

  •  火薬塔かと思ったが違うようだ。

     火薬塔かと思ったが違うようだ。

  •  ホテル近くの教会。目印にしたがホテルから右手に行けばトラムの通る大通りで、そこを起点にたどれば迷わなかったのに、何度もホテルから左に曲がり、この教会を目印にしていて、地理を掴みきれなかった。

     ホテル近くの教会。目印にしたがホテルから右手に行けばトラムの通る大通りで、そこを起点にたどれば迷わなかったのに、何度もホテルから左に曲がり、この教会を目印にしていて、地理を掴みきれなかった。

  •  トラムの走る大通り。

     トラムの走る大通り。

  •  トラムの走る大通りで一番目立っていた建物。

     トラムの走る大通りで一番目立っていた建物。

  •  プラハ・マサリク駅。

     プラハ・マサリク駅。

  •  プラハ・本駅向かいの建物。

     プラハ・本駅向かいの建物。

  •  本駅でなんとかキップを買うことができ、気分良くヴァーツラフ広場に向かう。これは地図からみると「国立オペラ劇場」かな。

     本駅でなんとかキップを買うことができ、気分良くヴァーツラフ広場に向かう。これは地図からみると「国立オペラ劇場」かな。

  •  「国立 博物館」が見えてきた。

     「国立 博物館」が見えてきた。

  •  その塔部。

     その塔部。

  •  ヴァーツラフ広場のヴァーツラフ騎馬像。

     ヴァーツラフ広場のヴァーツラフ騎馬像。

  •  ヴァーツラフ広場を望む。

     ヴァーツラフ広場を望む。

  •  ヴァーツラフ広場の博物館よりにある「聖ヴァーツラフ騎馬像」

     ヴァーツラフ広場の博物館よりにある「聖ヴァーツラフ騎馬像」

  •  屋上にドームのようなものがある建物。

     屋上にドームのようなものがある建物。

  •  綺麗な建物がズラっとある。

     綺麗な建物がズラっとある。

  •  優美なホテル。隣は有名な「グランドホテル・エウロパ」。

     優美なホテル。隣は有名な「グランドホテル・エウロパ」。

  •  「グランドホテル・エウロパ」。

     「グランドホテル・エウロパ」。

  •  「グランドホテル・エウロパ」の上方。

     「グランドホテル・エウロパ」の上方。

  •  ヴァーツラフ広場の真ん中あたりから博物館を望む。

     ヴァーツラフ広場の真ん中あたりから博物館を望む。

  •  建物の壁には必ず装飾がしてある。

     建物の壁には必ず装飾がしてある。

  •  どこまで行っても綺麗な建物が……。

     どこまで行っても綺麗な建物が……。

  •  ヴァーツラフ広場から「ウ・ノヴァクの家」を探しにトラムのある通りに入る。

     ヴァーツラフ広場から「ウ・ノヴァクの家」を探しにトラムのある通りに入る。

  •  「ウ・ノヴァクの家」のドア。

     「ウ・ノヴァクの家」のドア。

  •  「ウ・ノヴァクの家」。

     「ウ・ノヴァクの家」。

  •  こういう遊びが良いね。

     こういう遊びが良いね。

  •  こんなのもあって。

     こんなのもあって。

  •  綺麗な建物ばかりでキリがないからこのあたりで。

     綺麗な建物ばかりでキリがないからこのあたりで。

  •  教会だったかな。

     教会だったかな。

  •  クラシックな路面電車が走ってきた。

     クラシックな路面電車が走ってきた。

  •  また建物、すみません。

     また建物、すみません。

  •  ついでにアップも。

     ついでにアップも。

  •  

     

  •  チェコ軍団橋のたもとの「国民劇場」です。

     チェコ軍団橋のたもとの「国民劇場」です。

  •  やっとヴルタヴァ川にかかる「チェコ軍団橋」がみえてきました。以前、あんなに「カレル橋」に憧れたいたのに、その熱もかなり冷めたようです。

     やっとヴルタヴァ川にかかる「チェコ軍団橋」がみえてきました。以前、あんなに「カレル橋」に憧れたいたのに、その熱もかなり冷めたようです。

  •  「チェコ軍団橋」から見た「カレル橋」です。

     「チェコ軍団橋」から見た「カレル橋」です。

  •  軍団橋から王宮のある丘を望む。

     軍団橋から王宮のある丘を望む。

  •  ヴルタヴァ川沿いの綺麗なホテル?

     ヴルタヴァ川沿いの綺麗なホテル?

  •  カレル橋のつけねの出っ張った建物。このあと急な雨でここで雨宿り。

     カレル橋のつけねの出っ張った建物。このあと急な雨でここで雨宿り。

  •  雨が小降りになったので歩き出す。この先のアーチを潜り左折すれば「旧市街橋塔」。

     雨が小降りになったので歩き出す。この先のアーチを潜り左折すれば「旧市街橋塔」。

  •  旧市街橋塔。

     旧市街橋塔。

  •  折角、熱が冷めたとはいえカレル橋に来たのに、雨のおかげでこの有様。風情があると言えばあるのだが。さっきは遠目にもいっぱい観光客がいたのにどこへ行ったのだろう。

     折角、熱が冷めたとはいえカレル橋に来たのに、雨のおかげでこの有様。風情があると言えばあるのだが。さっきは遠目にもいっぱい観光客がいたのにどこへ行ったのだろう。

  •  カレル橋の上から王宮を望む。

     カレル橋の上から王宮を望む。

  •  小地区橋塔が見えてきた。

     小地区橋塔が見えてきた。

  •  急に光が差して来た。

     急に光が差して来た。

  •  やっと王宮の近くまで来た。

     やっと王宮の近くまで来た。

  •  壁に特徴のある建物。

     壁に特徴のある建物。

  •  衛兵の交代でもあるのか人がいっぱい。このあと水を買ってその余りの高価にびっくり。

     衛兵の交代でもあるのか人がいっぱい。このあと水を買ってその余りの高価にびっくり。

  •  王宮からのプラハ市街の眺め。

     王宮からのプラハ市街の眺め。

  •  衛兵と記念撮影する人たち。

     衛兵と記念撮影する人たち。

  •  聖ヴィート大聖堂。

     聖ヴィート大聖堂。

  •  聖ヴィート大聖堂内部。

     聖ヴィート大聖堂内部。

  •  ステンドグラス。

     ステンドグラス。

  •  ここから戻る。味わい深い小道が続く。

     ここから戻る。味わい深い小道が続く。

  •  こんな仕掛けがありました。どなたかの旅行記で拝見した覚えがある。

     こんな仕掛けがありました。どなたかの旅行記で拝見した覚えがある。

  •  カレル橋を戻りクレメンティヌムに。ここから旧市街に入ります。

     カレル橋を戻りクレメンティヌムに。ここから旧市街に入ります。

  •  観光用に使う古い自動車が並んでいた。

     観光用に使う古い自動車が並んでいた。

  •  旧市街広場。

     旧市街広場。

  •  天文時計。疲れているのか、ただ写真を漫然と撮っていた。<br /> さすが旧市外、今までとは違う凝った装飾の建物が多いが、感興が湧かず、なぜだ?

     天文時計。疲れているのか、ただ写真を漫然と撮っていた。
     さすが旧市外、今までとは違う凝った装飾の建物が多いが、感興が湧かず、なぜだ?

  •  ティーン教会。

     ティーン教会。

  •  そろそろ宿に帰ろう。

     そろそろ宿に帰ろう。

  •  これも特徴のある建物だな。

     これも特徴のある建物だな。

  •  手元のコルナ硬貨。

     手元のコルナ硬貨。

  •  この荷物をまたしまわなければ。

     この荷物をまたしまわなければ。

  •  身分不相応なバス付き。

     身分不相応なバス付き。

  •  眠気と戦いながら左のテーブルで折鶴を二個折った。

     眠気と戦いながら左のテーブルで折鶴を二個折った。

  •  これがチェリー味のコーラ。

     これがチェリー味のコーラ。

  •  部屋の窓からの眺め。

     部屋の窓からの眺め。

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この旅行記へのコメント (10)

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  • rimigardenさん 2011/05/19 22:52:11
    肉体的にも精神的にも大変でしたね(+o+)
    今晩は☆
    たぼじいさん!

    数年前のチェコ関連の旅行記
    拝見させていただきました!


    チェコよりも経済力のあるヨーロッパの国でさえも
    切符の買おうとしても現地語だけで
    英語表記がなくて私も困った事あります。
    中にはお釣りの出ない自販機も
    珍しくありませんでした。

    でもたぼじいさんは
    ご立派にこの冒険を乗り越えられました。
    きっと貴重な体験をしたって
    思える時期が来るかと思いますよ。

    先進国といわれる国でも
    結構日本にはあるシステムが海外にはないので
    苦労することも私の場合多々ありました。

    そんなアクシデントを体験しても
    心底まで嫌いにならず
    海外へ繰り出す気力が
    少しでもあれば
    海外に縁があるんだと
    チョット嬉しくなったりします。
    たぼじいさんもそう思える日が来るでしょう。

    そろそろ梅雨の季節ですね。
    一番嫌いな季節なので
    梅雨のないヨーロッパの初夏のさわやかさが
    恋しくなります。

    ではまた・・・

    りみ


    たぽじい

    たぽじいさん からの返信 2011/05/21 14:41:54
    RE: 肉体的にも精神的にも大変でしたね(+o+)
    りみ様

     コメントと清き一票を有難うございました。

     あれからもう3年になります。ですから苦労した事やハラハラした事など、すっかり忘れて「良かったなぁ」と、良い思い出ばかりです。

    > きっと貴重な体験をしたって
    > 思える時期が来るかと思いますよ。

     先日、久し振りのクラス会がありまして、ほとんど年金生活者なかりですので、近況報告で海外旅行に行ったという人が多かったのですが、私が予約も無しにリュック担いで旅行をしてきたと報告したら、皆に「凄い!」と云われました。あまりこんな事する人は少ないのかなと思いましたね。


    > そんなアクシデントを体験しても
    > 心底まで嫌いにならず
    > 海外へ繰り出す気力が
    > 少しでもあれば
    > 海外に縁があるんだと
    > チョット嬉しくなったりします。

     りみさんは私などよりも旅行体験も多いし、色んな国を旅なさっていますので、余裕綽々で旅行なさっていると思っていましたが、やはりトラベルというくらいですから、旅にアクシデントなどは付き物ですね。

    > たぼじいさんもそう思える日が来るでしょう。

     自分ではまだ分かりませんが、なにしろ旅に出る機会がなくてくさっております。あんな苦労したのに「また行きたい」という気持ちは、ますます強くなっています。

    > そろそろ梅雨の季節ですね。
    > 一番嫌いな季節なので
    > 梅雨のないヨーロッパの初夏のさわやかさが
    > 恋しくなります。

     本当ですね。あれは行った人ではないと分かりませんね。夕方の気持ちよい時間が日本の倍もあって、それだけでもヨーロッパに行く価値はあると思いますね。
     早く行きたい!!

     「ポルタ・ニグラ」を見たいと切に思っている「たぽしい」より

    rimigarden

    rimigardenさん からの返信 2011/05/22 22:48:19
    RE: 肉体的にも精神的にも大変でしたね(+o+)
    たぼじいさん今晩は〜!
    ドイツのトリアーは
    とても面白いところです。

    ポルタ・ニグラ
    カイザーテルメン(浴場跡)
    などなど
    ローマ遺跡がいくつか点在していて
    イタリア・ギリシャ経験なしの私にとっては
    他の町とは違う雰囲気を満喫できた素敵な場所でした。
    わたしもまたヨーロッパ当たりまわりたいのですが
    求職中だし当分無理でしょう。
    もしかしてもう2度と行くことがないのではないか?と
    不安になることもあります(@_@;)

    明日は何が起こっても不思議でない
    世の中になってしまいましたね。
    だからこそ
    渡欧できる機会が巡ってきたら
    逃さずに
    是非トリアーの町歩きしてみてくださいね。

    りみ

    たぽじい

    たぽじいさん からの返信 2011/05/23 18:26:21
    RE: RE: 肉体的にも精神的にも大変でしたね(+o+)
    りみ様

     書き込み有難うございます。

    > ドイツのトリアーは
    > とても面白いところです。
    > ポルタ・ニグラ
    > カイザーテルメン(浴場跡)
    > などなど
    > ローマ遺跡がいくつか点在していて

     私はイタリアでたくさんのローマ時代の遺跡や、まだ健在でそのまま残っている(パンテオンなど)建物などみて、びっくりしました。ヨーロッパに点在しているローマ遺跡を巡る旅も面白そうですね。

    > イタリア・ギリシャ経験なしの私にとっては
    > 他の町とは違う雰囲気を満喫できた素敵な場所でした。

     りみ様でもまだイタリアには行った事が無いのですか?是非、一度は行ってください、私がイタリア好きと言うのもありますが、本当にバラエティに富んだ街が、文化が、食べ物がいっぱいです。ポンペイも凄かったですよ。


    > わたしもまたヨーロッパ当たりまわりたいのですが
    > 求職中だし当分無理でしょう。
    > もしかしてもう2度と行くことがないのではないか?と
    > 不安になることもあります(@_@;)

     まだまだ、お若いからまだまだ何度も行く事ができますよ。それに引き換え私は望みが微かで…。

    > 明日は何が起こっても不思議でない
    > 世の中になってしまいましたね。

     本当にしみじみそう思わされるこの頃ですね。

    > 渡欧できる機会が巡ってきたら
    > 逃さずに
    > 是非トリアーの町歩きしてみてくださいね。

     はい、そんなチャンスがあったら飛びつきますよ!!
  • パパスさん 2010/08/08 13:02:13
    ご無沙汰しております。
    たぽじいさん、大変ご無沙汰しております。

    ちょっと冬眠する積もりが長引きました!(笑)

    半年以上4トラから離れていたので新しい機能が追加されているのに付いていけません。(笑)

    リハビリをしながらまた訪問させて頂きます。

    それにしても凄い旅行をされましたね”!
    ゆっくりと拝見させて頂きます。

    パパス。

    たぽじい

    たぽじいさん からの返信 2010/08/08 15:08:26
    RE: こちらこそ無沙汰しております。
    パパスさま

     こちらこそご無沙汰いたしております。
     先ほどパパスさまの旅行記にお邪魔してきました。奈良の大極殿はじめて見ました。奈良は大好きです。京都は町屋を奈良ではお寺をと巡っています。

    > ちょっと冬眠する積もりが長引きました!(笑)

     冬眠のご理由はわかりませんが、私なんぞはずっと冬眠中です。そのうち「立ち枯れ旅行記」になりはしないかと心配しております。 


    > 半年以上4トラから離れていたので新しい機能が追加されているのに付いていけません。(笑)

     えっ、なにか新しい機能があるんですか?それすら知りませんでした。(笑)

    > リハビリをしながらまた訪問させて頂きます。

     ご病気でもなさったんですか?リハビリを頑張って、また、いっぱい旅をなさってくださいね。

    > それにしても凄い旅行をされましたね”!
    > ゆっくりと拝見させて頂きます。

     2年前のヨーロッパ旅行の事でしょうか? よく考えてみれば無鉄砲な旅行でしたね。言葉が通じない分だけ見聞も減ると言うことがよくわかりました。

     暑い日が続いております、お体をご自愛ください。
  • オリーブさん 2010/02/07 23:13:38
    イタリアからプラハへ
    たぽじいさま、こんばんは!

    きょうは、イタリアのラベンナからシエナに、そして一足飛びにプラハに
    お邪魔させて頂きました。

    4トラさんのサイトは1日で何カ国にも旅ができて嬉しいです♪

    プラハは、私が行った約1年後に行かれたのですね。
    旅行後間もなくの旅行記なので、詳細に旅の様子が描かれていて興味深く
    読ませていただきました。

    たぽじいさんは、文章が流れるように描写されていて目の前に光景が浮かび
    また、それにともなっての心情の変化も書かれていて感銘しました!

    旅の随想を読ませて頂き、お写真を拝見すると一層状況よく理解できました。

    どの旅行記も、文章もお写真も素晴らしく力作ばかりで、
    これから拝見させて頂くのが楽しみになりました♪

    先程は私の旅行記も沢山ご覧下さって投票もして頂き有難うございました。

    また、お名前を間違えていて申し訳ございませんでしたm(__)m

    オリーブ

    たぽじい

    たぽじいさん からの返信 2010/02/08 21:56:57
    RE: イタリアからプラハへ
    オリーブさま こんばんは。

     身にあまるお言葉をいただき、ありがとうございました。旅行記を作成する励みになります。でも、残念なことになかなか旅に出掛けられませんのが実情です。

    > きょうは、イタリアのラベンナからシエナに、そして一足飛びにプラハに
    > お邪魔させて頂きました。
    > 4トラさんのサイトは1日で何カ国にも旅ができて嬉しいです♪

     本当ですね、それに皆さんの個性的なものの見方とか、対象があって飽きませんね。


    > プラハは、私が行った約1年後に行かれたのですね。
    > 旅行後間もなくの旅行記なので、詳細に旅の様子が描かれていて興味深く
    > 読ませていただきました。

     オリーブさまの旅行記、最初に訪問させていただいた時、プラハの旅行記でした。オリーブさまのプラハの旅行記、旅行時期の古い順に読ませていただこうと、最後に残してあります。それを楽しみにそれまでの旅行記を拝読させていただきます。

    > 先程は私の旅行記も沢山ご覧下さって投票もして頂き有難うございました。

     ついつい、先走って早く読んでしまうのを、何とかセーブしつつじっくり拝見しようと思っております。
     こちらこそ、たくさんの一票を有難う御座いました。

    > また、お名前を間違えていて申し訳ございませんでしたm(__)m

     いえいえ、全然気付きませんでした。PC画面上では本当に濁点と半濁点の違いは分かりにくいですね。
     私もよく間違えます、お気になさらないで下さいね。

                          たぽじい
  • 修羅さん 2008/12/31 04:58:49
    すごい!

     初めての個人海外旅行の最初の移動が予定を変更しての夜行バスでの国境2つ越えなんて、よーく考えたら、とてもすごいことですよね。

     道に迷われたり、聞こえてきた日本語に「個人」旅行を意識なされたり、感動の連続で食傷気味になられたり、お疲れモードになられたりと、まさしく「海外ひとり旅」の醍醐味を満喫されていますねー。

     醍醐味を満喫=決して皮肉ではなく、無事帰国なされた今ならしみじみとそう感じられておられるのでは……。
  • 権天使さん 2008/09/19 16:11:35
    やっぱり♪
    たぽじいさん、こんにちは。

    プラハの写真が増えましたね。

    前々回のプラハでは私もフロレンツの近くに泊まったので、

    そこから本駅へ向かう通りの風景やマサリク駅など懐かしく思いました。

    因みに、初プラハはホテル・エヴロパでした。

    そして、極めつけはこの三叉路のこの建物! ↓
    http://4travel.jp/traveler/francesca911/pict/11010864/

    やっぱり♪(笑)

たぽじいさんのトラベラーページ

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