1999/07 - 1999/07
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みどりのくつしたさん
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『国際飯店で泊まろうというチェコ美人の申し出に決断できない世界旅行者は、みどくつチームと京華飯店へと向かう』
燕京号で天津に到着して、そのまま北京へのマイクロバスに乗った。
マイクロバスの中で、旅の話をしているうちに、あっという間に北京に到着する。
北京の到着場所は「国際飯店」で、午後5時45分。
一緒のマイクロバスに乗ったチェコ美人と、「Lonely Planet」のことで話が盛り上がっていた。
彼女は一人旅で、国際飯店に2泊して、シベリア鉄道でヨーロッパへの旅に出る。
「モンキービジネス」という旅行代理店を通して、鉄道でシベリア鉄道に乗り継ぐ。
その切符も国際飯店の予約も、すべて済ませている。
マイクロバスの中で、僕たち2人はすごく感覚が合うことに気が付いた。
チェコ美人は「宿が決まってないなら、私の部屋はダブルだから、一緒に泊まりませんか?」と僕を誘った。
ここで僕が「本物の男」ならば、ゼッタイに一緒に泊まっただろう。
ただ僕は、口先では大胆なことを言うが、実は気が小さい、普通の日本男なんだよ。
例えて言えば、2008年のオリンピックで「金メダル以外はどうでもいい」と大きなことを言いながら、自分のミスで銅メダルも取れなかった星野仙一みたいな人間だ(涙)。
星野仙一と僕の違いは、星野仙一は口先とハッタリで金儲けをしている。
僕は、ハッタリがイヤなので、本を書いても正直すぎて、頭の悪い読者に嫌われているってことかな(涙)。
もちろん、知的な読者は僕の本が大好きなんだけどね。
でも、日本人のほとんどは、自分で何かを考えたりしないから…。
日本の男というものは、言うことは大きくても、いざチャンスが目の前に現れると、すぐに逃げる。
帝国海軍は、「レイテ沖海戦」でレイテ湾への障害がなくなって、突入すればマッカーサーと輸送船団を全滅できた。
そのとき、目の前にチャンスがあったのに口実を作って逃げ出した、栗田健男中将のような人間。
それが、日本男児の本当の姿なんだよ。
でもまあ僕の場合は、自分の気の弱さについて、自分の人生で責任を取っている。
だから、誰からも文句は付けられない。
栗田健男は多くの船を沈め、海軍将兵を殺したが、責任をとらず自決もせず、戦後ものうのうと生き延びた。
星野仙一も、オリンピックでメダルを取らなかった責任も取らず、あつかましく生き延びるだろう。
こういう恥知らずな人間は、韓国だったら、全財産没収されるよ。
責任追及をしない、生ぬるい日本だから、何とか生きてられるんだ。
ここが、日本というシステムの欠陥なんだよ。
責任を感じない、誠実さのない人間ほど、日本社会では成功するということね。
マイクロバスで北京に着いた15人ほどの乗客は、次々とどこかへ消えていく。
最初の一泊はみんな考えているようだ。
僕が燕京号の中で誘った4人グループ。
亜細亜好代さん、拉薩行造(らさ・いくぞう)君、そして美人女子大生の外見純子嬢、そして僕の4人。
僕が提案して、4人でまとまってタクシーに乗り、北京の有名なバックパッカー宿「京華飯店」に行くと約束している。
世界旅行者みどりのくつした(みどくつさん/みど先生)は、心理的にこの約束に縛られている。
僕は「間違いだらけの海外個人旅行」でも、「旅先での約束は守らなくてもいい」とはっきり書いている。
ところが、実際は、旅先での約束に縛られて、目の前のチェコ美人からの誘いにサッと乗れない…。
これが僕の弱さだね(涙)。
本当の男ならば、目の前にいるチェコ美人から、国際飯店のダブルの部屋に一緒に泊まらないかと誘われて、断る方がおかしいよ。
もし道を歩いていて、女性から声をかけられたのならば、それは無視するのが当然。
でも、同じ船でやってきて、同じバスに乗って、同じトイレに入って、そのトイレの使用料を僕がおごってあげて、旅の話で盛り上がって、親しくなってるのだから。
そして彼女は、シベリア鉄道でヨーロッパへ出るまで、2晩も何もすることがなくて暇だとわかっている。
ヨーロッパ女性ならば、当然、旅先で誰かステキな男性が見つかれば、一緒に過ごしたいと考えるものだ。
だから、ゼッタイに美人局はない。
2人でベッドにいるときに、知らない男性が入ってきて、「落とし前を付けろ!」と脅される心配もない。
旅先でその日に出会った知的チェコ美人と同じ部屋に泊まって、2日も楽しく過ごす。
そして、シベリア鉄道に乗るための美女を見送る。
こんなステキなチャンスは二度とないだろう…。
ただ、旅行記に書いたら、だれも信じないかもしれないが。
実際、僕は普通の日本人が信じられないような経験をしている。
が、それを書いたら、だれも信じないだろうから、書いてない話はたくさんあるんだよ。
ま、僕の人生は、いろんなとんでもないことの連続だ。
だから、まだこれから何度も、とんでもないことはあるかもしれないね。
僕は決断しなければならなかった。
問題だったのは、一緒にタクシーに乗る予定の他の3人の日本人が、あまり旅を知らない感じだったこと。
外見純子嬢も、拉薩行造君も旅行は素人同然。
亜細亜好代さんも、アジアをだらだら長期旅行はしているが、本格的な旅行者ではない。
しかもこの3人をまとめたのは、僕自身なんだからね。
中途半端な責任を感じる。
だから、チェコ美人と中途半端な約束をした。
それが「明日午前10時に前門のKFCの隣のマクドナルドで会おう」という約束だ。
北京にきたら誰だって、天安門広場、紫禁城へ行くものだ。
だから、天安門近くの前門で待ち合わせして、それから観光すれば、1日過ごせる。
そのあと、僕とチェコ美人は、2人きりで、国際飯店で楽しい時を過ごす、という暗黙の了解が出来た。
これは、ほんの一瞬の出来事だった。
「それじゃ明日!(See you tomorrow!)」と声をかけて、わかれる。
僕たち4人は、国際飯店前のタクシーに乗り込む。
僕は「Lonely Planet」の北京地図を見て、タクシーに乗った国際飯店と行き先の「京華飯店」の位置関係をつかんだ。
ところがタクシーが動き出すと、とたんに位置関係がつかめなくなった。
実はこの経験から、僕は「旅の持ち物リスト」]に「小型のコンパス(方位磁石)」を入れたんだよ。
かなり不安だったが、京華飯店に無事に到着する。
タクシー代は46元。
自分の進む方向がわからないと、遠回りされているかもしれないと、不安があった。
でも、46元というと、700円くらいだから、ボラれてもたいしたことはない。
タクシー代はワリカンにすることにして、僕が一人で50元を支払った。
確か、一人当たり10元をもらったと思う。
さて、京華飯店はバックパッカー宿だと聞いていたので、ボロボロだと想像していた。
ところが、おいおい、5階建てのまともなホテルだよ(笑)!
受付のカウンターも立派なものだ。
受付には英語のわかる、きれいなおねえさんたちが、ちょっと厳しい顔つきをして並んでいた。
受付で聞くと、この夜はドミは満室。
しかしツィンの部屋が140元。
140元ならば、一元が15円として、たったの2100円。
これならば、ツインの部屋に僕ひとりが泊まればいい。
ところが、問題なのは、僕だけではない。
他の3人の日本人旅行者が一緒なんだ。
彼らはもともとドミに泊まるつもり。
とすれば、僕一人がツインに泊まったら、まずいかな。
もちろん、美人女子大生の外見純子さんと一緒にツインに泊まるのはいい。
でも、僕らの「みどくつチーム」は男性2人、女性2人だ。
常識的には、拉薩行造君と同じ部屋に泊まらなければならないだろう。
本当はイヤだったけどね(笑)。
この夜はとにかく、部屋があるだけで十分。
明日になれば、拉薩君は、ドミに移るだろう。
僕と拉薩君が泊まったのは、ツインの403号室。
部屋代が140元なので、一人70元。
それから、一人当たり百元のデポジットを置いた。
部屋は、テレビ、エアコン、トイレ、ホットシャワーの付いたちゃんとした部屋。
2千円ならば十分に満足だ。
各階に見張りのおばちゃんがいるのは、ロシア風かな。
まだ夜は早いので、ホテルを探検する。
そして、夕食を取りに行きました。
http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/across_asia/jinghua.htm
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