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『モーレア島で泳いで、「くりはま丸」でタヒチ島のパペーテに戻り、「ホテルパシフィック」にチェックインする』<br /><br />朝になって、スカッと晴れたタヒチの日差しは、もうすでに肌を刺し始めている。<br />ファアア空港からユーゲンと一緒に「le truck(ル・トラック)」に乗って、パペーテへ向かう(100パシフィックフラン)。<br /><br />パペーテの港には、大きな観光案内所「OPPATI」がある。<br />知らない人も多いだろうが、フランスという国はものすごい官僚主義の国だ。<br /><br />逆に言うと、国が力を入れているところには、それだけの金をつぎ込んでいる。<br />パペーテの観光案内所で、安宿を聞いたら、ものすごい厚さの資料をポイとくれた。<br /><br />観光客の都合も考えず、分厚い資料をそのまま渡す、これが官僚主義だよ。<br />本当に観光客のことを考えているならば、こちらの懐具合を聞いて、安宿を世話してくれればいいだけなのにね。<br /><br />僕はロサンジェルスにいたとき、タヒチについてはいろいろ考えていた。<br />だって僕がいま使っているニュージーランド航空に、予約を入れなければならないからね。<br /><br />タヒチに行くならば、やはり「ボラボラ島」へ行きたいと考えないでもなかった。<br />しかしボラボラ島に行くにしても、飛行機を使ってはちっとも面白くない。<br /><br />そこで、タヒチ島からボラボラ島まで、船に乗っていくことまで考えたよ。<br />タヒチ島からボラボラ島へ船で行くならば、これは興味深い旅になるだろうしね。<br /><br />ただ、ボラボラ島に到着したあとの絵(イメージ)が思い浮かばなかった。<br />中年の日本人が、世界的なリゾートアイランド、ボラボラ島にいる。<br /><br />ここで長身の金髪白人美女と一緒ならばステキだ。<br />しかし、ボラボラ島に行って、居場所がなくて、誰からも相手にされない自分が想像できた。<br /><br />やはり、タヒチは女の子と来るところだよ。<br />だから、エアーニュージーランドのタヒチからラロトンガへの予約も、翌々日に入れている。<br /><br />この切符は、予約変更可能なので、もちろんなにかあれば、タヒチに残ってもいいけどね。<br />ユーゲンと話をすると、彼はモーレア島のホテルに泊まるつもりだとのこと。<br /><br />それならそれで、まだ朝は早いのだから、とにかく一緒にモーレア島へ行きましょう(笑)♪<br />2人でフェリーに乗って、モーレア島に向かう。<br /><br />フェリーはパペーテを午前9時半発、モーレア島に午前10時40分着(約1時間)。<br />料金は700(パシフィック)フラン、つまり7百円。<br /><br />モーレア島でも、ル・トラックに乗って、終点まで移動した。<br />この料金が200フラン。<br /><br />終点にあったのが「Hotel Residence Tiahura」というホテル。<br />到着したとたんに、突然、激しい雨になった。<br /><br />ユーゲン君は、このホテルに決める。<br />僕はうーんと考えている。<br /><br />つまり、昨夜(というか今朝早く)タヒチに到着した。<br />空港で朝を待って、パペーテへ移動し、フェリーでモーレア島まで来た。<br /><br />飛行機の予約は明日に入っている…。<br />どうせ長居しないのならば、このまま一泊して、明朝ラロトンガへ行った方がいいだろう。<br /><br />だって、しょせん男一人なんだから(涙)。<br />男一人で、リゾート地に滞在するというのは、これはルール違反だよ。<br /><br />そう考えていくと、泊まる場所はモーレア島ではなく、タヒチ島のパペーテということになる。<br />今日はパペーテで泊まって、明朝ラロトンガへ飛ぶ。<br /><br />こう決めたら、すべてがスッキリと解決した。<br />時間が区切られると、その中でなにをなすべきかは、自然と決まるものだ。<br /><br />とにかくまずは、海に入らなければならない。<br />だって、世界旅行者の泳いだビーチのリストに「タヒチ」を加えるかどうか、これは大変な問題だからね。<br /><br />ユーゲン君がチェックインしたので、その部屋にバックパックを置かせてもらって、さっと海に入った。<br />身体を海につけるだけで十分だ。<br /><br />これで、僕がタヒチで出来ることはすべて済ませた。<br />ユーゲンとホテルのレストランで、カツオのブロシェットを食べる。<br /><br />パンと、ジュースと、水が付いて千フラン(千円)なので、まあまあかな。<br />というか、正直ずいぶん高いと思うけど。<br /><br />フランス領のタヒチは、とにかく物価は高い。<br />だから安宿もないわけだしね。<br /><br />ホテル前から出るル・トラックでモーレア島の港へ戻る。<br />午後3時30分発のタヒチ島行きフェリーに乗った。<br /><br />その時に気が付いたのだが、このタヒチとモーレア島を結ぶフェリーは日本の船だったよ(笑)。<br />ペンキを塗りなおしてないので、「くりはま丸」という日本語が残ってた。<br /><br />船のところどころの注意書きも、日本語のままでした。<br />さて、パペーテの港に到着したのが、午後5時近く。<br /><br />僕はパペーテの港に立つ「Hotel Pacific」へと進む。<br />「South Pacific Handbook」に「このホテルは長年、南太平洋を舞台とする諜報機関員がよく利用していた」とあったからね。<br /><br />それと、料金が悪くなかった。<br />このときで、シングル6千フラン(約6千円)だったんだ。<br /><br />タヒチに来る旅行者は、基本的にはリゾートホテルに滞在する。<br />タヒチ島にも、もちろんリゾートホテルは存在する。<br /><br />でも、このホテルパシフィックはパペーテの町の、港に面している。<br />プールもないので、ビジネス客しか泊まらないのではないか。<br /><br />だから、飛込みで行って、すぐに部屋は見つかった。<br />305号室。<br /><br />ベランダ付きの部屋だ。<br />ダブルベッドがあって、バスルームにはシャワーと一緒に大きなバスタブがある。<br /><br />これはこれは、男ひとりで泊まるには贅沢すぎるよなー(笑)。<br />これだけの部屋ならば、かわいい女の子が必要だね。<br /><br />ベランダに出て、港を見ると、屋台が店を開きつつあるところだった。<br />パペーテの港の屋台村、というのは、観光名所らしい。<br /><br />観光客の日本人美女がやってくるかもしれないよ。<br />そこで僕が話しかけてだね、この部屋へ連れてこれるかな?<br /><br />連れてこれるシチュエーションが、どうしても思い浮かばない。<br />それはそれでいい。<br /><br />だって、疲れてないことはないんだからさ。<br />ロサンジェルスの図書館で買ってきた文庫本もあるしね。<br /><br />ベッドに横たわって、本でも読みましょう。<br />それこそが僕の至福のときだから…。<br /><br />確かに、この1泊6千円というホテルは、僕には贅沢すぎる。<br />でもね、昨夜はファアア空港のベンチで寝たんだ。<br /><br />それを考えれば、物価の高いタヒチで1泊三千円のドミに二泊したと考えれば計算は合う。<br />その1泊3千円を、一泊をベンチで無料で寝たことで、流用して、1泊6千円のホテルに泊まる。<br /><br />旅というのはメリハリがないとダメだ。<br />野宿をするのはいい、でもその金でいいホテルにも泊まらないとね。<br /><br />ま、それが世界旅行者みどりのくつした(みどくつさん/みど先生)がやってきたことなんだよ。<br />世界中でね。<br /><br />http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/oceania/tahiti03.htm

タヒチ旅行記(1990)その3

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1990/02 - 1990/02

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

『モーレア島で泳いで、「くりはま丸」でタヒチ島のパペーテに戻り、「ホテルパシフィック」にチェックインする』

朝になって、スカッと晴れたタヒチの日差しは、もうすでに肌を刺し始めている。
ファアア空港からユーゲンと一緒に「le truck(ル・トラック)」に乗って、パペーテへ向かう(100パシフィックフラン)。

パペーテの港には、大きな観光案内所「OPPATI」がある。
知らない人も多いだろうが、フランスという国はものすごい官僚主義の国だ。

逆に言うと、国が力を入れているところには、それだけの金をつぎ込んでいる。
パペーテの観光案内所で、安宿を聞いたら、ものすごい厚さの資料をポイとくれた。

観光客の都合も考えず、分厚い資料をそのまま渡す、これが官僚主義だよ。
本当に観光客のことを考えているならば、こちらの懐具合を聞いて、安宿を世話してくれればいいだけなのにね。

僕はロサンジェルスにいたとき、タヒチについてはいろいろ考えていた。
だって僕がいま使っているニュージーランド航空に、予約を入れなければならないからね。

タヒチに行くならば、やはり「ボラボラ島」へ行きたいと考えないでもなかった。
しかしボラボラ島に行くにしても、飛行機を使ってはちっとも面白くない。

そこで、タヒチ島からボラボラ島まで、船に乗っていくことまで考えたよ。
タヒチ島からボラボラ島へ船で行くならば、これは興味深い旅になるだろうしね。

ただ、ボラボラ島に到着したあとの絵(イメージ)が思い浮かばなかった。
中年の日本人が、世界的なリゾートアイランド、ボラボラ島にいる。

ここで長身の金髪白人美女と一緒ならばステキだ。
しかし、ボラボラ島に行って、居場所がなくて、誰からも相手にされない自分が想像できた。

やはり、タヒチは女の子と来るところだよ。
だから、エアーニュージーランドのタヒチからラロトンガへの予約も、翌々日に入れている。

この切符は、予約変更可能なので、もちろんなにかあれば、タヒチに残ってもいいけどね。
ユーゲンと話をすると、彼はモーレア島のホテルに泊まるつもりだとのこと。

それならそれで、まだ朝は早いのだから、とにかく一緒にモーレア島へ行きましょう(笑)♪
2人でフェリーに乗って、モーレア島に向かう。

フェリーはパペーテを午前9時半発、モーレア島に午前10時40分着(約1時間)。
料金は700(パシフィック)フラン、つまり7百円。

モーレア島でも、ル・トラックに乗って、終点まで移動した。
この料金が200フラン。

終点にあったのが「Hotel Residence Tiahura」というホテル。
到着したとたんに、突然、激しい雨になった。

ユーゲン君は、このホテルに決める。
僕はうーんと考えている。

つまり、昨夜(というか今朝早く)タヒチに到着した。
空港で朝を待って、パペーテへ移動し、フェリーでモーレア島まで来た。

飛行機の予約は明日に入っている…。
どうせ長居しないのならば、このまま一泊して、明朝ラロトンガへ行った方がいいだろう。

だって、しょせん男一人なんだから(涙)。
男一人で、リゾート地に滞在するというのは、これはルール違反だよ。

そう考えていくと、泊まる場所はモーレア島ではなく、タヒチ島のパペーテということになる。
今日はパペーテで泊まって、明朝ラロトンガへ飛ぶ。

こう決めたら、すべてがスッキリと解決した。
時間が区切られると、その中でなにをなすべきかは、自然と決まるものだ。

とにかくまずは、海に入らなければならない。
だって、世界旅行者の泳いだビーチのリストに「タヒチ」を加えるかどうか、これは大変な問題だからね。

ユーゲン君がチェックインしたので、その部屋にバックパックを置かせてもらって、さっと海に入った。
身体を海につけるだけで十分だ。

これで、僕がタヒチで出来ることはすべて済ませた。
ユーゲンとホテルのレストランで、カツオのブロシェットを食べる。

パンと、ジュースと、水が付いて千フラン(千円)なので、まあまあかな。
というか、正直ずいぶん高いと思うけど。

フランス領のタヒチは、とにかく物価は高い。
だから安宿もないわけだしね。

ホテル前から出るル・トラックでモーレア島の港へ戻る。
午後3時30分発のタヒチ島行きフェリーに乗った。

その時に気が付いたのだが、このタヒチとモーレア島を結ぶフェリーは日本の船だったよ(笑)。
ペンキを塗りなおしてないので、「くりはま丸」という日本語が残ってた。

船のところどころの注意書きも、日本語のままでした。
さて、パペーテの港に到着したのが、午後5時近く。

僕はパペーテの港に立つ「Hotel Pacific」へと進む。
「South Pacific Handbook」に「このホテルは長年、南太平洋を舞台とする諜報機関員がよく利用していた」とあったからね。

それと、料金が悪くなかった。
このときで、シングル6千フラン(約6千円)だったんだ。

タヒチに来る旅行者は、基本的にはリゾートホテルに滞在する。
タヒチ島にも、もちろんリゾートホテルは存在する。

でも、このホテルパシフィックはパペーテの町の、港に面している。
プールもないので、ビジネス客しか泊まらないのではないか。

だから、飛込みで行って、すぐに部屋は見つかった。
305号室。

ベランダ付きの部屋だ。
ダブルベッドがあって、バスルームにはシャワーと一緒に大きなバスタブがある。

これはこれは、男ひとりで泊まるには贅沢すぎるよなー(笑)。
これだけの部屋ならば、かわいい女の子が必要だね。

ベランダに出て、港を見ると、屋台が店を開きつつあるところだった。
パペーテの港の屋台村、というのは、観光名所らしい。

観光客の日本人美女がやってくるかもしれないよ。
そこで僕が話しかけてだね、この部屋へ連れてこれるかな?

連れてこれるシチュエーションが、どうしても思い浮かばない。
それはそれでいい。

だって、疲れてないことはないんだからさ。
ロサンジェルスの図書館で買ってきた文庫本もあるしね。

ベッドに横たわって、本でも読みましょう。
それこそが僕の至福のときだから…。

確かに、この1泊6千円というホテルは、僕には贅沢すぎる。
でもね、昨夜はファアア空港のベンチで寝たんだ。

それを考えれば、物価の高いタヒチで1泊三千円のドミに二泊したと考えれば計算は合う。
その1泊3千円を、一泊をベンチで無料で寝たことで、流用して、1泊6千円のホテルに泊まる。

旅というのはメリハリがないとダメだ。
野宿をするのはいい、でもその金でいいホテルにも泊まらないとね。

ま、それが世界旅行者みどりのくつした(みどくつさん/みど先生)がやってきたことなんだよ。
世界中でね。

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/oceania/tahiti03.htm

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