1990/02 - 1990/02
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みどりのくつしたさん
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『リトル東京で見送られ、ロサンジェルス国際空港で俳優にスカウトされ、ドイツ人とビールを飲む』
1990年2月11日、つまりこの日は、日本人なら誰でも知っている「紀元節」だ。
紀元節だからロサンジェルスのリトルトーキョーでは、お祭の神輿が出た。
また紀元節名物の、阿波踊りが一番街から二番街へと繰り出した。
ホテル加宝からも、「ホテル加宝連」が出て、踊りまくった。
という夢を見た(笑)。
実は、リトル東京には、紀元節名物の阿波踊りなどはありません(涙)。
1989年に僕が中南米旅行に出たのは、ロサンジェルスマラソンの後だった。
1990年に南太平洋への旅に出るのも、なにかきっかけが必要だ。
だから、僕の心の中では、紀元節が終わったことをきっかけにして、ロサンジェルスを出ることにしたんだ。
2月12日になる。
また、ホテル加宝の興味深い人たちともお別れだ。
僕がホテル加宝を出るときには、ホテル加宝の廊下の両側に宿泊者がずらりと並んで拍手をしてくれた。
マネージャーの大山さん、ホテルオーナーの一族の皆さんが、「世界旅行者先生のおかげで、ホテル加宝も繁盛してます♪」「またいつでも戻ってきてください。特別室を無料で提供しますから」と涙を流して、感謝してくれる。
バス停まで送るというのを押し留めて、ホテル加宝の玄関で別れを告げる。
ホテル加宝のスタッフ、宿泊者が、「世界旅行者、バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!」と声を揃える。
4番街から3番街へ、日米文化会館の敷地を通って、リトル東京の2番街。
リトル東京ビレッジを通ると、商店街の皆さんが、花束を持って寄ってくる。
アメリカ人、メキシコ人の観光客が「フーイズザットマン?」と聞いている。
「ヒーイズミスターニシモト、ザフェイマスワールドトラベラー」という声が聞こえる。
すると、「オゥ、アイノウヒム!アイブレッドアバウトヒズストーリーインザロサンジェルスタイムズ」などとささやき声もする。
キレイな白人女性が抱きついてくるが、面倒なので、押しのける。
差し出された花束を、荷物になるので断ると、花びらをちぎって、頭からかけてくれる。
みんなは口々に、「世界旅行者先生のおかげで、リトル東京は立ち直りました」と、感謝している。
僕は一番街へ歩いて、2時10分発の439番の急行バスに乗る。
運転手が、「あんたが、あの有名な世界旅行者さんかい。オレのバスに乗ってくれて、ありがとう。あんたを乗せられるなんて、光栄だよ♪今日がオレの定年退職の日なんだ」とウィンクする。
439番のバス乗って、「LAX TRANSIT CENTER」へ。
ロサンジェルス交通局が特別指令を出したようで、LAPDのパトカーがバスを先導しているので、早く着いた。
「LAX SHUTTLE LOT-C」に乗り換えて、ロサンジェルス国際空港のトムブラッドレーターミナルへ到着。
すぐにチェックインする。
座席は「36K」だ。
この席は、窓側の席。
このころはまだ僕は若かったので、トイレのことを気にしていなかった。
窓側の席を選んだのは、長く滞在したロサンジェルスに、窓からサヨナラを言いたかったからだ。
またいつ戻ってこれるか、わからない。
もう二度とロサンジェルスに来ないかもしれない。
ロサンジェルスと、ホテル加宝で出会った数々の人たち。
その想い出にSAYONARAと告げたかったんだ。
でも実際は、一度日本に帰って、半年たったら、すぐまたホテル加宝へ逃げ帰ってきたんだけどね(笑)。
これから世界旅行者は、毎年、ホテル加宝滞在を繰り返すようになります。
トムブラッドレーターミナルのホールが、なぜか大きくロープで仕切ってある。
何かを聞きたかったのだろう、出発ホールのど真ん中にある「案内所」のブースで声をかける。
すると、このブースは本物じゃないそうだ。
なんと、「ダイハード?」の撮影をやっているのだとか。
僕は、ニセのインフォメーションで話をしていた。
と、後ろから声をかけられる。
「いい顔をしているねー、英語も上手だし。どうだ映画に出ないか?」だって。
ただ、僕のフライトは午後6時だ。
僕が「夕方にタヒチへ飛ぶので」と答える。
「それは残念だ。キミならハリウッドスターになれるのになー」と、さらに口説かれる。
僕は、ちょっと迷った。
が、ハリウッドスターよりも世界旅行者の方が格好いいと判断して、スターになるのを断ったよ。
思い出してみると、頭が禿げていたので、あれは「ブルース・ウィルス」だったかもしれないね。
あのときに、ダイハードに出演していれば、僕は渡辺謙と「硫黄島からの手紙」に出演していたかもしれない。
「ロサンジェルスには、あちこちにチャンスが転がってるなー」と、ビールを飲みにいく。
現在はトムブラッドレーターミナルにはバーはなかった記憶がある。
ただ、1990年2月にはホールの片隅にバーが存在した。
バーのカウンターに座る。
映画にスカウトされて焦ったので、心を落ち着けようと、生ビールを頼む。
ところで僕はそれまでアメリカでバーに入ったことがなかった。
気になったのが、カウンターに座っても、チップを払うのかどうかってこと。
隣に白人の若者がいるので、声をかけて聞いてみた。
「カウンターでもチップを出すのか?」ってね。
すると彼もわからないそうだ。
彼はドイツ人で、名前はユーゲンくん。
ドイツで自動車解体屋をやっている。
僕がタヒチへ行くと話をすると、なんと彼も同じフライトでタヒチへ行く。
これはいいや。
ロサンジェルスを午後6時に出発するニュージーランド航空機は、タヒチへの到着が真夜中になる。
ユーゲンくんも宿は決めていないので、2人で協力して宿を見つけたりできるからね。
よしよし、調子いいぞ。
タヒチなんて、男一人で行くところではないだろうが。
しかし世界旅行者は、タヒチだってひとりで行っちゃうわけだ。
それもこれも、すべて神の導きのままだ。
http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/oceania/tahiti01.htm
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