2008/08/02 - 2008/08/04
205位(同エリア298件中)
もろずみさん
昭和39年(1964年)に佃大橋が架かるまで佃島は江戸の町とは地続きではありませんでした。
深川とは相生橋で少し早く結ばれましたが、それも震災復興後のことです。
長いこと孤島であった佃島は独特の風情があります。
歌川広重の名所江戸百景「佃し住吉の祭」は、真ん中に「住吉大明神」と書かれた大幟が立ってます。絵と同じように佃島には大幟がありました。
今年は3年に一度の住吉神社の大祭。いつも炎天下の中で行われるような気がしますが、町の熱気は最高です。
そんな佃島の町とお祭りの一部始終を追っかけた3日間でした。暑かったけど雨に降られずに良かったです。
-
歌川広重の名所江戸百景は江戸の町歩きガイドとして再三ヒントをもらってます。
「佃しま住吉の祭」は大幟が真ん中にあって、江戸湊の風景が描かれています。
その大幟があがるのが3年に一度の夏。 -
住吉神社の大祭は何でこんな暑い時期なんだと毎回思います。
8/2の朝、佃の路地を伝って神社の境内へと向かいました。
暑さで倒れないようにしよう。 -
本佃は下町風情の残る町並がかたまっています。
家々には祭提灯がぶら下がっていて、町全体に一体感があります。
広重の描いた頃とそんなに変わらないかも? -
御仮屋前には揃いの浴衣に白足袋の若衆が集まっています。
佃のお祭りは浴衣で水掛け。夏らしくて良いです。 -
境内ではお祓いを終えた雌雄の獅子が待ちかまえています。
合図とともにここに先ほどの若衆が駆け込んできて、獅子を奪い合います。
境内は大勢の見物客が取り囲んで、今か今かと待ちかまえています。 -
始まりました!
土埃が舞う中で獅子頭が上がりました。
動きが早いのでカメラで追うのも大変。連写です。 -
雌雄の獅子はまるで生きているような動きをします。
その動きは予想がつきません。
寄っては離れ、境内狭しと荒れ狂います。 -
社殿に駆け上がったり、こうして神楽殿のよじ登ったり。
神輿では味わえないような激しい動きです。
見ている方も思わず力が入ります。 -
神楽殿ではお囃子が演奏されています。
獅子頭が飛び込んできても調子は乱れません。
実はここが一等席なんですよね。 -
境内で暴れた雌雄は正面の鳥居をくぐって帰っていきます。
獅子頭の宮出しは3組行われます。このあと次の組が飛び込んでくるわけ。
先回りして正面から出てくるところを狙いました。 -
本佃の町会しか獅子頭の宮出しはやらないので、新佃や月島の人たちは見物に回ります。
これから獅子頭に続いて町内神輿があがるので、人々はそちらに向かいます。
肩車の子の右手にはこれから活躍する水鉄砲が握られています。 -
佃小橋を渡って先頭の獅子がやってきました。
その後ろに高張り。さらに各町内の神輿が続きます。
連合渡御の始まりです。 -
3組の獅子頭に続いて一斉に上がった6基の神輿。
住吉神社の氏子町内の佃、月島、晴海です。
いずれも立派な大神輿です。 -
町内に出ると早速水が掛けられます。
早くも担ぎ手はずぶ濡れになってます。
夏祭りはこうでなくっちゃね! -
連合は月島の西仲通り、通称もんじゃストリートに入ってきました。
先導の獅子頭に続いて手古舞。
手古舞が浴衣姿というのも佃島だけです。 -
先頭の獅子頭。軽々と上げているようですが、かなり重いです。
ずっとこの姿勢で持ち上げて進むというのは神輿担ぎよりきついはず。
時折、ご祝儀の出た店先に門付けの舞もしますので尚更。 -
一直線の西仲通りですから、神輿が連なっているのが一望できます。
こうやって正面から撮ることができますが、左右に注意を払わないといけません。 -
はい、通りの両脇には大きなバケツがスタンバイしています。
神輿見物する場合は、これらのバケツの位置を確認しながら動きます。
気を抜くと頭から水を浴びることになります。 -
こんな感じで神輿には清めの水が掛けられます。
深川では消火栓放水でドシャブリのような水掛けが行われますが、佃島はそこまで荒っぽくありません。
その代わり、見物人にも容赦なく水が降り掛かります。 -
町中で一斉に打ち水しているみたいで、一瞬暑さが和らぐ気がしますね。
カメラマンは自分の身よりカメラを庇いますので、この時点で全身濡れているのは言うまでもなく・・・。(^^; -
初日の見所はこんなところでした。
町中が3年に一度のどんちゃん騒ぎを楽しみにしています。
どんなに水を掛けられても笑顔が消えることはありません。 -
8/3は始発電車で5:30に到着しました。
2日目は宮神輿の宮出しが行われます。
良い位置を確保しようと住吉神社へと急ぎます。
この時間でも佃の町はすっかり目覚めているようですね。 -
境内に着いたら、すでに神事が始まっていました。
それどころかポジションを選べないほど見物人が集まっています。
八角宮神輿に神職が祝詞をあげているところ。 -
予定では6:00に神輿が上がるはずでしたが、かなり暑くなりそうなのか20分も早く始まりました。
まずは神輿を大きく揉みます。 -
続いて高々と差し上げます。
きれいに上がると周囲から盛大な拍手が沸き上がります。
住吉神社の本社神輿は姿も美しい八角の珍しいものです。 -
威勢良く境内で振られた神輿は鳥居をくぐって隅田川に向かいます。
大勢の見物人と一緒に神輿についていきます。 -
ちょっと先回りして渡御行列の前に出ました。
先頭は消防記念会の面々による木遣りでした。
朝から木遣りというのは気持ちがシャキッとします。 -
神輿は堂々と住吉水門の橋を渡って石川島に向かいます。
この宮神輿は割と狭い路地や橋を渡御するので、横棒が短めに切ってあります。
その分、担ぎ手の肩への負担はもの凄いです。 -
佃公園の片隅に立つ石川島灯台ですが、階下は公衆トイレです。
石川島は遠山の金さんが罪人の更正施設で人足寄せ場を作ったところです。今は高層マンションが林立しています。 -
神輿はここから艀に乗せられて海上を渡御します。
2日目の見所は宮出しとこの海上渡御。
隅田川なのに海上というのは、その昔は佃島は江戸湊に浮かぶ孤島だったからです。 -
神輿は無事に艀に乗りました。
あんなに重いものを船に移すのですから見た目以上に大変です。
早速差し上げて中央に神輿を納めます。 -
神事のあと、これも予定の7:00より15分も早く出発です。
船が戻ったら宮神輿は2日かけて氏子町内を巡るわけです。
暑くなるのを見越して早め早めに進行しているようです。 -
神輿や担ぎ手を乗せた船団は、一旦上流に出てからUターンして佃大橋をくぐります。
佃大橋から撮るのも良いかも知れませんね。3年後はあのポジションから狙ってみましょう。 -
早朝からの行事をしっかり見物したのでそろそろ撤収しましょう。
宮神輿は午前中に戻ってきて、今度は陸を担がれて行きますが、この暑さに長丁場の取材はつらいです。
町内巡行は前回も見ていますしね。
佃島と言えば佃煮の元祖。有名店がいくつかありますが、店構えでは天安さんが一番ですかね。 -
路地では神輿の戻りを待つ人たちも日射しを避けてくつろいでいます。
佃は漁師町の風情があって、とても居心地がよい空間がたくさん残っています。
気取らないのが良いですね。 -
どこかのカルチャーサークルでしょうか?
広重の名所江戸百景で佃島のお勉強をしてます。
しかし、この人たちは5:30には境内にいましたね。何時集合だったのでしょうね。 -
トップ写真とは逆方向から佃小橋を撮ってみました。
佃だけでなく、東京を代表する江戸風景です。
埋立てで石川島や月島、晴海と地続きの土地が広がってきましたが佃島そのものは狭いです。
特に本佃は本当に小さいですが、昔ながらの町並が残っているのはこの周辺だけ。
いつかじっくりと周辺の史跡でも巡りましょうかね。 -
8/4の最終日は夕方からの出動です。
まずは月島の西仲通りに出てみます。
町内神輿が勢揃いして、最後の盛り上がりの真っ最中でした。 -
これで最後なので水掛けも最高潮。
10分もしないうちにビショビショになりました。
しかし、平日なのにこんなに人がいるのも凄いです。 -
いたるところで放水が行われています。
一応歩道からの見物ですが、なぜか背中から水を浴びました。
担ぎ手は泳いでいるような状態で大変です。 -
佃の町に行く頃にはすっかり陽も落ちました。
暗雲が立ちこめて遠くでゴロゴロと雷鳴が聞こえてきます。
降り出したら撤収するつもりですが、ギリギリまで頑張りましょう。 -
一際高い掛け声の女神輿。元気あって良いですね。
このまま西仲通りは夜まで大騒ぎが続きます。
これ以上濡れると電車に乗れなくなるので、そろそろ移動しましょう。 -
2日間各町内を順番に巡ってきた八角宮神輿。
これから宮入り道中が始まります。
町神輿に比べるとオーラを発しているような大神輿の姿です。 -
もうちょっと照明があると嬉しいのですが・・・。
3年前にはほとんど撮れなかったので今回は機材も替えて来ました。それでもきついかなぁ。
浴衣姿の役員方が宮神輿を迎えるために勢揃いしています。 -
高張り提灯に先導されて宮神輿が動き始めました。
夜だけに厳かな雰囲気が漂っています。 -
宮入道中は浴衣姿の本佃の担ぎ手だけしか肩を入れられません。
3日間で疲れ切っているのでしょうが、最後の一仕事です。
神輿はしずしずと平担ぎのように進んでいきます。これがまた幻想的で良いです。 -
ゆっくりと神輿は住吉神社の方に吸い込まれていきます。
3日間の祭りもこれが最後のクライマックス。
この神輿を見るのもまた3年後だなぁ。ちょっぴりもの悲しい風情が流れます。 -
宮神輿を見送ったあとは縁日でも冷やかして帰りましょう。
相変わらず空はゴロゴロ言ってます。
しかし、最後まで雨に降られずに良いお祭りでした。 -
ということで佃の住吉神社の大祭ハイライトをアップしてみました。
都内には大きなお祭りがいくつもあります。
江戸三大祭りの神田、山王、深川、それに浅草の三社祭など社域も広くていろいろな楽しみ方ができます。
佃はそれらに比べて小規模ですが、盛り上がりでは負けていませんね。
夏の盛りに一番似合うお祭りです。 -
それにしても今年のポスターは立派でしたね。
祭礼日程も詳しく書いてあって写真も綺麗。
この写真を見ちゃうと自分で撮った写真にガッカリします。
リベンジは3年後です。
さて、広重の見た佃の祭りもこんな風だったのでしょうか?
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
50