1999/01 - 2004/01
2990位(同エリア3592件中)
シギーさん
ネパールという国を意識しだしたのはいつだろう?僕には思い出せない。ただいつのまにか僕の頭の中はネパールで一杯になっていた。特にポカラという地名で・・・・アジアの沈没地ポカラ。
11月はネパールのオンシーズン。乾季であるのでヒマラヤを見れる確率が高い。チケットはHISでバンコク経由、13万で購入した。バンコクでタイ人の友人”チャチャワン”と会ってからカトマンズへ向う。カトマンズ・ポカラどんな街なのだろうか?期待を胸に僕は旅立った。
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- 鉄道
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バンコク発TG319便にてカトマンズに向う。オンシーズンということも機内は満席。かなりの数の白人ツーリスト、そして日本人団体客がいる。定刻通りカトマンズに到着。ネパールはビザが必要だが、空港で申請することができる。かなりの旅行客がいる為入国に1時間以上かかったが無事入国することができた。
カトマンズの安宿街で有名な所はタメル。僕はタクシーでそこに向った。タクシーの運転手がタメルでいいホテルがあるというので彼を信用し連れっててもらうことに。彼の紹介してくれたホテルはなかなか綺麗ではないか!値段も安く、HOTシャワーもちゃんとある。よしここに泊ろう! -
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ダルバール広場。その昔、ここは王宮前広場としてカトマンドゥー王国の中心部であった。それだけに見事な装飾が施された宮殿や寺院が建ち並んでいる。勧告客目当ての物売りなどでにぎわっている。
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☆クマリの館☆(写真のクマリは絵葉書)
クマリのことは以前TVで放映していたのを見ていたのでとても興味があった。生き神「クマリ」。国王でさえもひざまずかせるというその力。その考え方は宗教色の薄い日本人の僕にはとても不思議に思える。TVでは初潮をむかえ人間世界に戻った元クマリの生活を追うものである。彼女から見たクマリはどんな風に見えたのだろう。
クマリ・・・実物を見てみたい!そんなことを考えながら僕はクマリの館に入る。白人の旅行者の団体が中にはいた。ガイドがクマリのことについて説明している。その時彼が「クマリ・クマリ」と声を出す。もしかして・・・・その時クマリがまだ顔を出した。クマリだ!思わず声を出してしまった。先日TVで見たクマリの実物を見れるとは・・・・ -
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タメル地区。ここはバンコク・カオサンを超えるほどの旅行者が集まってくる。ホテルの数はものすごい。過剰すぎるほどだ。夕方になると何処からともなく人が集まり、車・リキシャで大渋滞が始まる。クラクションの音が止まること無く響き渡っている。タメルがこんなすごい所とは・・・・想像以上だ!しかし一歩裏道に入るとそこには別世界が・・・そんな町カトマンドゥーも僕は好きになった。
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僕がこの旅でとても気に入った街のひとつ”バクタブル”。カトマンドゥから15kmほどの所にある。赤茶色のれんが造りの建物がびっしりと並ぶ古い町並みを僕はとっても気に入った。カトマンドゥのような喧燥さはなく、また旅行者もとても少なくのんびりと街を見ることができた。外国人がこの街に入るのは、文化財保護基金としてRs300を払わなければならない。
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インド・ガンジス河の支流であり、聖なる河とみなされるバグマティ河、そしてその川岸にあるネパール最大のヒンドゥー寺院パシュパティナート。ここで僕は人生二度目の人が火葬される場面を見た。遺灰はもちろんこの河に流される。人は死んだらどうなるのだろう?そんなことを小さな頃考えたりしていた。人は輪廻転生する、それがヒンドゥーの考え方だ。河の近くには死ぬのを待つホスピスがある。皆どんな気持ちで河を見ているのだろう。僕には分からない・・・・・
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その昔、都として栄えたパタン。そこには沢山の建造物が残っていた。町中が美術館のようだ。住民の8割が仏教徒であり、工芸の町として有名である。
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カトマンドゥーがまだ湖だった頃から丘の上に建っていたという伝説をもつ、スワヤンブナート。365段の階段を登りきると、そこに白いストゥーパを見ることができた。四方を見渡すブッダの智慧の目は常に変わることなく世界を照らしているのだろう。
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ネパール最大の仏塔、チベット仏教の巡礼地である。そのためここの周りのお土産屋はほとんどがチベット人が経営をしている。ネパールでは本当に沢山のチベット人と出会うことができる。彼らのほとんどは、中国の武力による弾圧によって故郷チベットから逃げてきた人やその子供たちである。彼らは言う。私たちには国籍が無いと・・・・そんな気持もこの仏塔に来ると少しは癒されるのかも知れない・・・・
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タメルを4時30分に出発し直線距離で35km、僕はナガルコットに向った。そこで僕はヒマラヤの日の出を見るためだ。1時間後無事到着。まだ外はかなり暗い。展望台に登る。沢山の観光客が僕と同じよう日の出を見に来ていた。東の空に太陽が昇り始める。それとともにヒマラヤの山々が顔を出す。日が昇るに連れ刻々と色を変えるヒマラヤ。なんて美しいのだろう・・・・皆が帰るなか、僕は最後までこの光景を見ていた。
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カトマンドゥはもう少し静かな所だと思っていたが、それはとんでもない間違いであった。慢性的な渋滞とそれに伴う排気ガス、そして鳴り止まないクラクションの音。。大通りの近くは口をハンカチで覆わないと歩けないほどだ。しかし1本裏道に入るとそこには懐かしい風景をたくさん見ることができる。路地で子供たちが遊び、カメラを向けるとニッコリと微笑んでくれる。レンガ色の街カトマンドゥ。僕は当ても無く路地裏を歩いた。
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