2008/06 - 2008/06
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ニーコさん
ニューヨークで、メトロポリタン美術館に行って来ました。
メトロポリタン美術館を訪れるのは、2回目だったのですが、それにしても巨大過ぎる美術館です。
じっくり見てたら、1週間あっても足りないくらい。
それもそのはず、200万点を超える膨大なコレクションのうち、数十万点を展示しているのだそうです。
もうこの先来ることがないかもしれないので、じっくり見ようと思って行ったのですが、5時間いてもさらーっとしか見られませんでした。
とりあえずの目的は、フェルメールの作品を見ること。
それ以外は、おもしろいもの探しになってしまいました(笑)
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NYの朝は時差ボケの為、4時とか5時から起きてしまいます。
8時頃までは待って、それからホテルの近くのカフェで朝ご飯。
朝食セットメニューの1つ、コンビーフ・ハッシュと目玉焼き。
バターがたっぷり塗られたトーストに安っぽいグレープ・ジェリー、ポテト、ケチャップ、コンビーフ、卵が朝にはすごく美味しく感じるんですよねー。
ペロっと完食です。 -
メトロポリタン美術館。
正面の階段部分が工事中でした。
この正面階段改修プロジェクトは2009年5月までかかるとか。
メトロポリタン美術館の入場料はUS$20。
オーディオガイドはUS$7でした。
オーディオガイドは、日本語にも対応していましたが、日本語だと説明がかなり少ないです。同じ機械で色々な言語に対応しているので、そのまま英語で聞いたりもできます。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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★バドンミントンの石棺(ディオニュソスの勝利と四季の石棺)
「桶型の棺で、豹の背に乗った若い神ディオニュソスを中心に、周りに四季を表す4人の若者が配されている。
これは、英雄となった死者にはもはや時間が必要ではなく、永遠であることを象徴し、その祝祭に参加していることを表現している。」 -
3世紀中頃、北アフリカのものと思われるモザイク画。
ナイルの風景(動物)と小さい人間はピグミー族だそうです。 -
紀元1世紀頃、ローマ時代の「聖なる牡牛の頭」のブロンズ像。
なんか、リアル。 -
美しいです…。
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立派な縦巻きのヒゲ。
名古屋嬢か?! -
石棺の側面に、変な顔発見!
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ギンギラギン…
黄金のマスク from 南米。 -
紀元前12世紀〜9世紀頃、オルメカの「赤ちゃん」。
このお腹が他人事とは思えず…。 -
1階からエレベーターでルーフ・ガーデンへ。
この時は Jeff Koons のエキシビションをやっていました。(2008年4月22日〜10月26日) -
Jeff Koonsの、でっかい風船犬。
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ルーフ・ガーデンからの眺め。
(ダウンタウン方向、5番街付近を見た所)
この土地代が高いマンハッタンの真ん中で、贅沢な空間です。 -
摩天楼にズーム・イン。
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素敵なお尻、発見♪
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「3の倍数と3のつく数字の時にアホになります」
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ここメトロポリタン美術館には、世界に35点しか現存しないというフェルメールの絵が5点収蔵されています。
Johannes Vermeer
"Allegory of the Catholic Faith"
『信仰の寓意』
「片足を地球儀の上に乗せ、片手を胸に当てる女性は信仰の寓意像であり、手前の床に転がるリンゴと血を吐く蛇は原罪の象徴である。
女性の身振りが芝居がかっていて品位に欠ける点、女性の身体把握(特に右脚の位置)に不自然さが見られる点などから、現代の美術界ではあまり高い芸術的評価は与えられていない。」 -
Johannes Vermeer
"A Maid Asleep"
『眠る女』1657年頃の作品
「テーブルの上の2つのワイングラス(1つは倒れている)は、女が酒に酔って眠り、家庭の主婦としての勤めをおろそかにしていることを暗示している。テーブルの上の果物の鉢も性的な堕落を示唆するものである。」 -
Johannes Vermeer
"Young Woman with a Water Pitcher"
『水差しを持つ女』
「左から光が差す室内に立つ女性という、おなじみのテーマである。女性は右手を窓枠にかけ、左手でテーブルの上の水差し(純潔や節制の象徴とされる)の取っ手をつかむ。」 -
Johannes Vermeer
"Study of a Young Woman"
『少女』
「『真珠の耳飾の少女』と同様、無地の暗い背景に少女の上半身のみが描かれている。しかし、『真珠の耳飾の少女』ほど評価は高くなく、絵全体の印象もかなり異なっている。」
この女の子、目が離れていて、漫画っぽい。 -
Johannes Vermeer
"Woman with a Lute"
『リュートを調弦する女』
「保存状態が悪く、画面の傷みが激しい。女性は窓の外を見つめ、誰か(おそらくは恋人)のやって来るのを心待ちにしている風情である。」 -
Pieter Bruegel the Elder
"The Harvesters"
昔からこのシリーズの絵、好きでした。
絵本のような物語のある感じの絵。 -
★レンブラント『ホメロスの胸像を眺めるアリストテレス』
Rembrandt van Rijn
"Aristotle with a Bust of Homer"
「アリストテレスがホメロスの像に手を置き、アレキザンダー大王のメダルのついた金鎖をしている構図で、古代の3偉人を結び付けている。背景の部屋の厳粛さ、古代詩人像に置かれている意味ありげな手と指、哲学者自身の表情などが大きなインパクトを感じさせる。」 -
El Greco(Domenikos Theotokopoulos)
"The Adoration of the Shepherds"
「エル・グレコ(1541年〜1614年4月7日)は、現ギリシャ領のクレタ島出身の画家。本名はドメニコス・テオトコプーロスで、一般に知られるエル・グレコの名はスペイン語で『ギリシャ人』を意味する通称である。」 -
2階の吹き抜けの部分から、1階の「武器・甲冑コレクション」を見たところ。
こちらには、日本国外では最も優れた日本の甲冑のコレクションも見ることができます。 -
これはなんと、ピアノ。
ゴージャス…過ぎて、逆に怖いぐらい。
しかも、この楽器コーナー、人気がないのか、この時展示室にいたのは私だけ。
薄暗い展示室にバイオリンやら、ピアノやら、笛やら
…ホラーな世界でした。 -
★ブルボン王家の王子ルイ(幼児)の鎧
"Armor of Infante Luis, Prince of Asturias"
「曽祖父のルイ14世によって5歳の王子ルイに贈られたといわれる幼児の鎧。王室の武具師であったドゥルア作と伝えられている。表は青と金色で、赤の絹地の裏打ちがされ、頭部にはレオンの獅子、カスティリアの城、そしてフランスの紋章である百合がデザインされている豪華な作品。」 -
メタボなちっちゃいオジサン。
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突如現れた中世ヨーロッパ風のホール。
ここだけじゃなく、このメトロポリタン美術館には当時の建物をそのまま持って来たりして再現した空間などが、各所に展示されていて、興味深いです。 -
日本美術コーナーにて。
仏像。
やっぱり日本人の心に響くものがあります。
ちなみに、この時は有名な尾形光琳のカキツバタは展示されていませんでした…。残念。 -
"Rustic Dancers"
Eastern Han dynasty(25-220)
なんかふざけてる。 -
"Bottle in Human Form"
Cambodia, Angkor period, Khmer style
11th century -
ガネーシャ。
これもまた、他人事とは思えない体型…。 -
ジャイナ教寺院の天井。
ぶれてしまい、撮影が難しかったです。
しかも、日本語を勉強してます、っていう美術館の監視員のおじさんにやたらと話しかけられてて、気が散った。 -
リアル坊さん。
しかも、唐三彩。
"Seated Luohan"
Liao dynasty(916-1125),ca1000 -
2階の大ホールバルコニーのカフェテリア。
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Gustave Moreau
"Oedipus and the Sphinx"(1864)
よっ、甘え上手! -
★サージェント『マダムX(ピエール・ゴートロー夫人』
John Singer Sargent
"Madame X (Madame Pierre Gautreau)"
「社交界で人気者だったフランス人銀行家夫人を描いたもの。当初、モデルやドレスの描き方など(右肩ひもが落ちていた)、品がないと辛辣な批判にあい、描きなおしたという逸話は有名。ポーズや構図にベラスケスの影響を受けている。」 -
Vincent van Gogh
"Bouquet of Flowers in a Vase"
ゴッホの作品も何点もありましたが、なんかこれが好きでした。
ひまわりじゃない花ってあまり見たことがなかったです。 -
Paul Gauguin
"Ia Orana Maria (Hail Mary)"(1891) -
Gustav Klimt
"Mada Primavesi (1903-2000)"(1912)
クリムトの作品は2点並んで展示されていました。
すごい、メトロポリタン。何でもあります。 -
Isamu Noguchi
"Kouros"(1944-1945) -
Jackson Pollock
"Autumn Rhythm(Number 30)" -
Andy Warhol
"Mao"(1973)
前略、毛沢東さん。今あなたの祖国はチベット問題、四川省大地震、オリンピックなど、大変そうです…。
なーんて、絵を描いてるのはベリー・アメリカンなウォーホルでした(笑) -
おりこうさん。
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有名な「デンドゥール神殿」。
明るくて、公園みたいなスペース。 -
古代エジプト人夫婦。
2人共、ロン毛。って言うか、おかっぱ。 -
すぐ外は、セントラル・パークです。
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★ルイス・コンフォート・ティファニーのステンドグラス
Louis Comfort Tiffany
「ルイスはアメリカの有名な銀器店創設者であるC.L.ティファニーの息子。絵画などを学んだ後、ステンドグラスやガラス作品を製作するようになり、アールヌーボー様式のガラス作品でアメリカを代表するデザイナーになった。」 -
こちらもルイス・コンフォート・ティファニーの作品。
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昼食、兼、夕食。
大きいサラダ、トマト・チェダースープ(濃厚で美味しい!)、スープ用クラッカー、juniorsのストロベリーチーズケーキ、カットフルーツ。
いちいち全部高いんですよねー。
サラダ&スープ→約1500円
チーズケーキ→約700円
カットフルーツ→約520円
(しかもメロンが固すぎて食べられたものじゃない)
しめて、2700円とか…。
日本だったらもっと安くて美味しいもの沢山あるのにー、と思ってしまいます。 -
夜は、ジャズクラブ「BIRDLAND」に行きました。
この日の演者は、Keely Smithという年配の女性歌手。
ジャズって言うよりも、懐メロって感じでした。
ミュージック・チャージがUS$40(良い席だとUS$50)。
食事もできます。(ミニマムUS$10〜)
意外と満喫したNYでした。
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この旅行記へのコメント (6)
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- Noririnさん 2008/07/11 21:11:42
- HAPPY BIRTHDAY♪
- ニーコさん お誕生日おめでとうございます!
先月メットに行かれたんですね。
私は1度だけ行った事があるのですが、芸術に興味が無い私は
あくびをしながら友人を待っていたという苦い記憶が^^;
ニーコさんの旅行記を拝見して、こんな楽しみ方があったんだ!!と
今になって後悔・・・
メットでアテレコしているのはニーコさんくらいでは?(爆)
面白すぎてお腹が痛くなりました。
今日はステキなバースデーになりましたか?
新しい1年も楽しい旅が出来ますように。
Noririn
- ニーコさん からの返信 2008/07/11 23:28:31
- RE: HAPPY BIRTHDAY♪
- Noririnさん、ありがとうございます!!!
もうあんまり誕生日も嬉しくないお年頃になってしまいましたが…(笑)
> メットでアテレコしているのはニーコさんくらいでは?(爆)
そうかもしれません…
でもあまりに巨大過ぎて、真剣に集中して見るのも1時間ぐらいが限界で、
あとはおもしろいものしか目に入ってきませんでした(笑)
> 新しい1年も楽しい旅が出来ますように。
本当に、今年も楽しく旅行したいと思います♪
ニーコ
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- ワンダーさん 2008/06/15 23:48:28
- こんばんは
- ニーコ先輩、こんばんは!
相変わらずのボーダレスな展開ですね〜
死海の次はNYですか〜〜
しかしメトロポリタンの収蔵品には目を見張ります。
3の倍数、お尻がセクシーな後姿、埴輪っぽいやつ・・・
はまりました〜〜
と、いまCasa読みつつ、うなってました!
犬島アートプロジェクト、グッゲンハイム・ブルバオ
対極ですが妙にそそられてます。
- ニーコさん からの返信 2008/06/16 12:53:58
- RE: こんばんは
- ワンダーさん、こんにちは。
書き込み、ありがとうございますm(_ _)m
今回、久々のNYでしたが、結局ほぼ終日メトロポリタン美術館にいて終わってしまいました。
広過ぎます!!!
それでも、全然見切れません。
じっくり見るとなったら本当に1週間ぐらいかかりそうです。
ルーヴルもすごいですけど…。
あまりにいっぱい色んなものがあり過ぎて、何をポイントに見ればいいのかわからなくなります。
最初はガイドブックを見ながら「見どころ」を押さえていたのですが、途中から変なモノ、おもしろいモノ探しになってました(笑)
> 犬島アートプロジェクト、グッゲンハイム・ブルバオ
> 対極ですが妙にそそられてます。
犬島、私も気になりますー。
直島に行ったのも、もう大分前になるので、直島再訪がてら行ってみたいなぁ、と思ってます。
日帰りでは行けないので、計画するのがちょっとめんどくさいんですけど…。
じっくり見るには2泊ぐらい必要そうですよねー。
ニーコ
-
- wiz さん 2008/06/08 12:00:45
- ヨルダン〜MET
- ニーコさん、こんにちは!
ヨルダン編とMET編、作成中だけれどお邪魔していまーす。
写真だけでもヨルダンの迫力、スゴイけれど、
?の表紙のコメントどおり実際はものすごいスケールなんだろうなぁ〜
・・・ 私もその場に立ってみたい〜と思いながら・・・。
(聖書の舞台の写真/本やマンガ(苦笑)見ていると
ほんとに実感したい〜! そのうちに〜?!)
関空までのバス〜飛行機、そしてまさかの乗り遅れなんて
ほんと長い道のりで大変だったけれどその日中に到着して良かったですね!
?以降が途中みたいですが、十分楽しませてもらいました(笑)
MET編もコメント未ですが
クリムトにモローにティファニーにエル・グレコ、
そして彫刻群も・・・ 楽しすぎ〜ワンダーランド。
最後はBIRDLANDの写真ですね、いいですねー♪
(NYCは出張?かしら?)
wiz(ex.voodoo)
- ニーコさん からの返信 2008/06/08 20:16:24
- RE: ヨルダン〜MET
- wizさん、こんばんは!
ご訪問&書き込み、ありがとうございますm(_ _)m
旅行から帰ってきてから、疲れ&仕事でなんだかめまぐるしく、とりあえず写真だけはUPしたのですが、コメント完成はまだまだ先になりそうです…。
ヨルダン、本当にすごかったです!
あまり事前によく検討、研究もせずに行ったので、実物が想像をはるかに上回るスケールだったので、感動しましたー。
あと、高校がキリスト教系だったので、聖書に親しみはあったのですが、その舞台はこんなところなのかー、と感心もしました。見渡す限りの岩山、砂って感じで…。
> MET編もコメント未ですが
> クリムトにモローにティファニーにエル・グレコ、
> そして彫刻群も・・・ 楽しすぎ〜ワンダーランド。
METは広過ぎて、とてもではないですが、1日で全部じっくり見ることはできませんでしたー。
とりあえずメインはフェルメール鑑賞ということだったのですが、世界各地の美術品もおもしろかったです☆
アフリカ、中東、アジアなどなど…
写真を撮れるのも嬉しいですよね♪
旅行記にも色々載せたかったのですが、あまりにも枚数が多過ぎて、おもしろいのを厳選してみました(笑)
> 最後はBIRDLANDの写真ですね、いいですねー♪
そうです♪
…でも、演者にもよると思うのですが、私はVillage Vanguardの方がなんとなく良かったかな〜と思いました。
ニーコ
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