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生涯学習として奥の細道を歩き続けてきた私にとって<br />近場は老後の楽しみに取っておいた最後の花園であったにも関わらず、<br />この夏あまりにヒマ過ぎて、とうとう足を踏み入れてしまったのでした。<br />田舎のない私にとって、ただ長いだけの休みのお盆の時期に、<br />各駅停車なら空いてるだろうと、朝、上野駅から<br />宇都宮線に乗り黒磯駅を目指した。<br />ほとんどが小金井、宇都宮乗り換えになるが、<br />運が良ければ黒磯行きもある。(8:54上野発とか)<br /><br />駅前からバスに乗る事になるが、<br />ロータリーの左端にバスチケット販売所があるので、<br />そこで2日間乗り放題の「那須高原フリーパス券(2500円)」を<br />買うとちょっとお得。(那須高原周辺の東野バスのみ)<br /><br />土日はマイカーでの行楽客が多いので、<br />那須街道に入るとすぐ渋滞する事になるが、<br />道の両側に並ぶ、お洒落な美術館やら博物館やらレストランやらが<br />ある程度過ぎ、那須湯本に近づくにつれ、<br />バスはスムーズに走れるようになる。<br />終点は那須ロープウェイ駅。<br />ここまで登ると、例え下界は晴れていても突然の雷雨に見舞われる事もある。<br />(ロープウェイ往復:1100円)<br /><br />山頂駅からは歩きづらい砂地の山道を登る。<br />雷雨で、ロープウェイ駅から退却を促す放送が流れているが、<br />山頂に見えるモクモクと沸き立つ水蒸気がとても魅力的で、<br />正直、引き返す気にならない・・・気持ちもわからなくもない。<br />「そこのサンダル履きの普段着のお前!山をなめんな!」と<br />名指しで言われたら・・・あきらめましょう。ジェントルメンとして。<br /><br />さて、冷えた体は湯本の立ち寄り湯でHP、MPともに全回復。<br />(日帰り湯:600〜1500円)<br /><br />温泉宿を出たらまず、那須温泉神社をお参りしましょう。<br />ここは皆さんご存知、那須与一が扇の的を射る前に心の中で<br />八幡大菩薩とここの大明神に願をかけた事は有名。<br /><br />裏手の歩道を行くと、芭蕉も訪れたという「殺生石」に出られる。<br />岩の間から噴出すガスは毒気を含み、<br />今尚、周囲に人を近づけず草木すら生やす事を許さない。<br />九尾の狐伝説によれば、正体を見破られ成敗された狐が、<br />この地で石に変化し、今でも人間に仇しているという事だ。<br /><br />この毒を吐く岩の裏手には遊歩道があり、<br />登っていくと風光明媚な景色が楽しめる展望台へと出られる。<br />(往復40〜50分のハイキングコース)<br /><br />山を登ったり毒を浴びたり熊を倒したり、すっかりお腹はペコペコのはずです。<br />ここでオススメしたいのが「しゃもの親子丼(1300円)」だ。<br />これで体力回復精力絶倫商売繁盛、間違いなし!<br /><br />湯本から再びバスに乗り下界を目指す。<br />途中、「エミールガレ美術館」や「オルゴール美術館」「ザ・チーズガーデン」や<br />「戦争博物館」「大麻博物館」「私の美術館」など、<br />途中下車し好奇心をそそられる場所に立ち寄ってみても良い。<br /><br />帰りはバスの中でも宣伝している、<br />黒磯駅前の「明治屋の温泉まんじゅう」を買って<br />父ちゃん母ちゃんを喜ばせてあげましょう。<br /><br />※ バスは2日間有効なので翌日に観光をずらして余裕をもって回っても良い。<br />その場合、西那須野にオンシーズンでも意外と空いてるビジネスホテルが数軒あるので、<br />そこを利用してみましょう。(1泊:4980円〜、ペイチャンネル:1000円)<br /><br />黒磯から上野まで隣に座ってたおばさんと話が弾み、後で野菜をたくさん分けて頂きました。<br />この場を借りて御礼申し上げます。<br />

電車で行く那須・殺生石、茶臼岳

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2006/08/13 - 2006/08/14

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zakoneboy

zakoneboyさん

生涯学習として奥の細道を歩き続けてきた私にとって
近場は老後の楽しみに取っておいた最後の花園であったにも関わらず、
この夏あまりにヒマ過ぎて、とうとう足を踏み入れてしまったのでした。
田舎のない私にとって、ただ長いだけの休みのお盆の時期に、
各駅停車なら空いてるだろうと、朝、上野駅から
宇都宮線に乗り黒磯駅を目指した。
ほとんどが小金井、宇都宮乗り換えになるが、
運が良ければ黒磯行きもある。(8:54上野発とか)

駅前からバスに乗る事になるが、
ロータリーの左端にバスチケット販売所があるので、
そこで2日間乗り放題の「那須高原フリーパス券(2500円)」を
買うとちょっとお得。(那須高原周辺の東野バスのみ)

土日はマイカーでの行楽客が多いので、
那須街道に入るとすぐ渋滞する事になるが、
道の両側に並ぶ、お洒落な美術館やら博物館やらレストランやらが
ある程度過ぎ、那須湯本に近づくにつれ、
バスはスムーズに走れるようになる。
終点は那須ロープウェイ駅。
ここまで登ると、例え下界は晴れていても突然の雷雨に見舞われる事もある。
(ロープウェイ往復:1100円)

山頂駅からは歩きづらい砂地の山道を登る。
雷雨で、ロープウェイ駅から退却を促す放送が流れているが、
山頂に見えるモクモクと沸き立つ水蒸気がとても魅力的で、
正直、引き返す気にならない・・・気持ちもわからなくもない。
「そこのサンダル履きの普段着のお前!山をなめんな!」と
名指しで言われたら・・・あきらめましょう。ジェントルメンとして。

さて、冷えた体は湯本の立ち寄り湯でHP、MPともに全回復。
(日帰り湯:600〜1500円)

温泉宿を出たらまず、那須温泉神社をお参りしましょう。
ここは皆さんご存知、那須与一が扇の的を射る前に心の中で
八幡大菩薩とここの大明神に願をかけた事は有名。

裏手の歩道を行くと、芭蕉も訪れたという「殺生石」に出られる。
岩の間から噴出すガスは毒気を含み、
今尚、周囲に人を近づけず草木すら生やす事を許さない。
九尾の狐伝説によれば、正体を見破られ成敗された狐が、
この地で石に変化し、今でも人間に仇しているという事だ。

この毒を吐く岩の裏手には遊歩道があり、
登っていくと風光明媚な景色が楽しめる展望台へと出られる。
(往復40〜50分のハイキングコース)

山を登ったり毒を浴びたり熊を倒したり、すっかりお腹はペコペコのはずです。
ここでオススメしたいのが「しゃもの親子丼(1300円)」だ。
これで体力回復精力絶倫商売繁盛、間違いなし!

湯本から再びバスに乗り下界を目指す。
途中、「エミールガレ美術館」や「オルゴール美術館」「ザ・チーズガーデン」や
「戦争博物館」「大麻博物館」「私の美術館」など、
途中下車し好奇心をそそられる場所に立ち寄ってみても良い。

帰りはバスの中でも宣伝している、
黒磯駅前の「明治屋の温泉まんじゅう」を買って
父ちゃん母ちゃんを喜ばせてあげましょう。

※ バスは2日間有効なので翌日に観光をずらして余裕をもって回っても良い。
その場合、西那須野にオンシーズンでも意外と空いてるビジネスホテルが数軒あるので、
そこを利用してみましょう。(1泊:4980円〜、ペイチャンネル:1000円)

黒磯から上野まで隣に座ってたおばさんと話が弾み、後で野菜をたくさん分けて頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
JRローカル

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  • 携帯のカメラなので荒くてすみません

    携帯のカメラなので荒くてすみません

  • 雨が強くなってまいりました

    雨が強くなってまいりました

  • でも見晴らし最高!

    でも見晴らし最高!

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