2008/04/28 - 2008/04/30
8569位(同エリア8895件中)
黒田夫妻さん
ゴールデンウイークを使って、ベトナム・アンコールワットを回ってきました。
遺跡群もとても興味深いものでしたが、カンボジアの子どもたちのたくましさに感心しました。
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車は、観光客が乗ったバイクタクシーを追い越しながら、畑や民家の間を走っていった。高床式の民家は、遺跡が世界遺産になる前から住んでいる人たちのもので、今は、居住は許されてはいても、家を新築することは禁止されているそうだ。地元の人たちには、ここは生活の場であり、遺跡群の中には学校もある。
ところどころ、日用雑貨食品を売る店や、屋台のような食べ物屋が集まったところがあったが、これらは、地元住民のマーケットのようだ。マーケットには、もちろん土産物も置いてあった。
道路は、アスファルトで舗装されていて、狭い道を大きなトラックがすれ違い、バイクや自転車なども走っていた。ほとんどが、通勤、通学の人たちだそうで、地元の人たちには、大事な生活道路なのだ。
車は、9時半にバンテアイ・スレイに着いた。じりじりと照りつける熱帯の日差しに恐れをなし、妻は、車をおりるなり、みやげ物屋でつばの広い麦わら帽子を買った。
バンテアイ・スレイとは、「女の砦」という意味だそうで、900年代につくられたヒンズー教の寺だ。名前のとおり、遺跡の中心には、「東洋のモナリザ」と呼ばれてきた女性の彫像があるのだが、世界遺産に指定されてからは、中心部への立ち入りが禁止され、今は「モナリザ」の顔を拝見することはできない。
バンテアイ・スレイは、遺跡群のなかでも彫刻が最も美しいとされており、入口の門には、ゾウや神様の精緻な彫刻が施されていた。また、「モナリザ」が入っている部屋の壁には、両脇に女性の像が彫ってあり、とても優美な感じだった。観光客も多く、パンフレット売りがうるさいほどしつこくまつわりついてきた。
ふたたびノイさんの運転する車に乗って、タ・プロームの遺跡にむかった。12世紀中ごろに建設された寺院で、遺跡の中では比較的新しいのだが、いたるところで建物が崩壊している。現在、ドイツのチームが修復をすすめているそうだが、いったい何年かかるか想像がつかない。
崩れた石垣や塀の間に巨大な樹木が根を張り、遺跡と絡み合って不思議な雰囲気をつくっていた。アンジェリーナ・ジョリー主演の「ツーム・レーダー」は、ここでロケーションがおこなわれたそうで、アンジェリーナは、その際に出会ったカンボジアの子どもを養子にもらいうけ、夫のブラット・ピットといっしょに面倒をみている。
遺跡に絡む巨木の根本には、「spung」と記された立て札があり、現地で「スッポン」という意味らしい。たしかに、スッポンのように遺跡に噛みついている。これらの樹木も遺跡の一部であり、当然、保護の対象だが、心ない観光客たちが木に名前を彫りつけていた。その中に漢字を見つけたが、「柳高」という名前は中国人らしく、日本人の仕業でなかったことに胸をなで下ろした。
タ・プロームの遺跡を出たところで、10人ほどの男性が、カンボジアの民族楽器を演奏していた。その脇に、英語や日本語で「地雷の安全撤去を求める」というようなことがかかれた看板が立てられていた。サボットさんは、地雷で手足を失った人たちが、地雷撤去のための寄付活動をしているのだと説明してくれた。よく見ると、外された義足を脇に置いて演奏している男性もいた。
移動に時間を費やしたこともあり、午前中の遺跡観光は2か所だけで終わり、12時近くになって昼食のレストランに入った。地元料理の店で、2種類のカレーが出てきて、ご飯と一緒に食べると、とても美味しかった。
食べていると、20人くらいの日本人の団体がどやどやと入ってきた。日本では、明日からゴールデンウィークに入ることもあり、日本人の数がぐっと増えたようにも思えた。
食事が済むとホテルに引き返し、13時から15時は休憩タイムとなる。カンボジアの人たちは、この時間帯は昼寝をするのが習慣だそうで、観光客も、そのペースに合わせるのだ。
私たちの泊まっているソフィテル・ロイヤル・アンコールのすぐ前に、日本人女性が経営する「アンコールクッキー」の店があった。ちょうど日本を出発する1週間前の新聞で、経営者である小島幸子さんを紹介する記事を目にしたので、クッキーをアンコールワット土産にしようと思っていた。
これといった土産のないアンコールワットで、小島さんは、とても苦労をして4年間かけてアンコールクッキーの製造・販売をようやく軌道にのせたそうである。クッキーはこの店舗でしか売られておらず、空港でも、その他のみやげ物屋でもついに目にすることはなかった。偶然、ホテルの前に店があってよかったと思った。
お目当てのクッキーも買い込み、午後からは、いよいよアンコールワット観光だ。
この後の記事は、
http://kuroda-home.net
をご覧ください。
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この旅行記へのコメント (2)
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- yumidongさん 2008/06/08 21:33:34
- エジ下痢
- はじめまして。黒田さんの旅行記(ホームページの方)、興味深く拝見させていただきました。行かれた国の歴史や文化にお詳しいのですね。
ところで、エジプトでは激しい下痢に襲われたとか。とても他人事とは思えませんでした。というのは、私もアンコールワット&ホーチミンの旅行で同じ体験をしたからです。幸い帰りの飛行機の中で発症したので、観光には影響なかったのですが・・・。エジプト、インドには以前から行きたいと思いながらも、少しびびっています。
それにしても、奥様のお優しい心遣い、だんな様の思いやり、本当にうらやましくほほえましく思いました。また、楽しい旅行記楽しみにしています。
- 黒田夫妻さん からの返信 2008/06/24 18:32:41
- アンコールワットの青空
- yumidongさん こんにちは
はじめまして
当方のホームページをご覧いただき、どうもありがとうございます。
yumidongさんの旅行記も拝見させていただきました。
私たちとは、ちょうど逆のコースを旅されたのですね。
食あたりされたようですが、無事で良かったです。
すでにエジプトに行ってからかなり経ちますので、今回の旅では、
まったく食べ物には不安は感じませんでした。
どちらの国の食事も、大変おいしくいただけたのが何よりでした。
それにしても、yumidongさんの写真のアンコールワットは、バック
の青空がきれいで、うらやましい限りです。
私たちは、ほんと、雨にたたられてばかりでした。
ちなみに、当方のホームページのトップページのアンコールワットは、
もちろん合成写真です。バックは、日本の青空だったりします。
アンコールワットは、もう二度と行けないところと思いましたので、
しっかりと見てきました。その国の文化を勉強するのは、いつも日本に
帰ってきてからです。
行って感激して、勉強して、また、別の国に行きたくなる。
そんな繰り返しでいろいろなところを旅したいですね。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
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