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3. 腎臓結石で七転八倒<br /><br />学校も、宿舎も決まったので一安心。相変わらずさえな<br />い天気だけれど、丁度手ごろなので、電車で20分のCobh<br />の港まで出かけることにする。あのタイタニック号の遭<br />難前の最後の寄港地。<br /><br />Western Road のB&amp;Bから30分程度の道のりをあるきはじ<br />めた。なんとなく左の腰のあたりに弱い痛みを感じるも<br />、ガスがたまったためだろう、そのうちガスが抜ければ<br />・・・と歩きつづける。だんだんと全身から汗がにじん<br />できた。ヤバイ、風邪を引いたか。そういえば宿の亭主<br />が風邪だと言っていた。うつったのでは?<br /><br />駅でトイレにしゃがんだが、ガス抜きできず。なんとな<br />く全身にだるさを感じる。ああ、風邪だ。行くのはやめ<br />ようか?  また歩くよりは、電車に座って景色でも見て<br />いれば、そのうちガスも抜けるだろうなどと、ガスと風<br />邪との間で気持ちがゆれる。<br /><br />景色を見ながら気を紛らわしていたが、終点Cobh駅では<br />そろそろ歩くのがやっと。かろうじてトイレにしゃがん<br />で相変わらずのガス抜きを努力するも、苦しくなってき<br />た。駅の軽食堂に腰かけるも、とうとうこらえきれず、<br />衆目の中で、テーブルにうつぶす。ああ恥ずかしい。<br /><br />たまりかねた女房殿が、いつのまにやら駅員から病院を<br />聞きだし、taxiまで準備してくれた。今までとちがって<br />頼りになる。車の中でも腰かけるのがやっとのほどの疲<br />労感。ああいよいよ入院か?<br /><br />ついたところは、どうも総合病院らしい。全身の疲労感<br />は最大で玄関ロビーの椅子に、うずくまるように座って<br />いた。待つこと5分程度で、なんと驚くほどの美人の看<br />護婦があらわれ、痛みの様子などを聞いて、町のsurger<br />yへ行けと言う。taxiをと言えば、5分もかからぬから歩<br />けと言う。<br /><br />このあたりから急激に体調回復、美人看護婦ショックで<br />石が抜けたのだろうと後で考えた。surgeryへついたと<br />きには、もう医者に会う必要はないなどと言って女房殿<br />にしかられるまでに正常に戻った。<br /><br />医者の診断を受けるころには、タイタニックから始まっ<br />て、第二次大戦のアイルランドの中立政策などを話題に<br />この国の医者の親しみやすい患者対応に感心した。もっ<br />とも日本では健康診断以外で、医者としゃべったことが<br />ないので、多分にエコひいきの恐れあり。<br /><br />尿の検査と、こちらの poor English での状況説明を<br />もとに、風邪には感染していない、99%腎臓結石で薬<br />をやるから、旅行継続せよとのこと。なお心配そうな女<br />房殿を見て、紹介状を書くから再発したらどこでも医者<br />に飛び込めとのこと。<br />        <br />これにて一件落着と思ったら、全快祝いに食べたseafoo<br />dの店に日本語のガイドブックを置き忘れた。帰宅後電<br />話したら在ることが確認できたので、また出かけて行き<br />、できれば、あの看護婦にも再会したい(かみさんには<br />ナイシナイショ)。          <br /><br />

熟年夫婦の珍道中  アイルランド?   Cobh

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2000/04/22 - 2000/04/29

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oiwasan

oiwasanさん

3. 腎臓結石で七転八倒

学校も、宿舎も決まったので一安心。相変わらずさえな
い天気だけれど、丁度手ごろなので、電車で20分のCobh
の港まで出かけることにする。あのタイタニック号の遭
難前の最後の寄港地。

Western Road のB&Bから30分程度の道のりをあるきはじ
めた。なんとなく左の腰のあたりに弱い痛みを感じるも
、ガスがたまったためだろう、そのうちガスが抜ければ
・・・と歩きつづける。だんだんと全身から汗がにじん
できた。ヤバイ、風邪を引いたか。そういえば宿の亭主
が風邪だと言っていた。うつったのでは?

駅でトイレにしゃがんだが、ガス抜きできず。なんとな
く全身にだるさを感じる。ああ、風邪だ。行くのはやめ
ようか? また歩くよりは、電車に座って景色でも見て
いれば、そのうちガスも抜けるだろうなどと、ガスと風
邪との間で気持ちがゆれる。

景色を見ながら気を紛らわしていたが、終点Cobh駅では
そろそろ歩くのがやっと。かろうじてトイレにしゃがん
で相変わらずのガス抜きを努力するも、苦しくなってき
た。駅の軽食堂に腰かけるも、とうとうこらえきれず、
衆目の中で、テーブルにうつぶす。ああ恥ずかしい。

たまりかねた女房殿が、いつのまにやら駅員から病院を
聞きだし、taxiまで準備してくれた。今までとちがって
頼りになる。車の中でも腰かけるのがやっとのほどの疲
労感。ああいよいよ入院か?

ついたところは、どうも総合病院らしい。全身の疲労感
は最大で玄関ロビーの椅子に、うずくまるように座って
いた。待つこと5分程度で、なんと驚くほどの美人の看
護婦があらわれ、痛みの様子などを聞いて、町のsurger
yへ行けと言う。taxiをと言えば、5分もかからぬから歩
けと言う。

このあたりから急激に体調回復、美人看護婦ショックで
石が抜けたのだろうと後で考えた。surgeryへついたと
きには、もう医者に会う必要はないなどと言って女房殿
にしかられるまでに正常に戻った。

医者の診断を受けるころには、タイタニックから始まっ
て、第二次大戦のアイルランドの中立政策などを話題に
この国の医者の親しみやすい患者対応に感心した。もっ
とも日本では健康診断以外で、医者としゃべったことが
ないので、多分にエコひいきの恐れあり。

尿の検査と、こちらの poor English での状況説明を
もとに、風邪には感染していない、99%腎臓結石で薬
をやるから、旅行継続せよとのこと。なお心配そうな女
房殿を見て、紹介状を書くから再発したらどこでも医者
に飛び込めとのこと。

これにて一件落着と思ったら、全快祝いに食べたseafoo
dの店に日本語のガイドブックを置き忘れた。帰宅後電
話したら在ることが確認できたので、また出かけて行き
、できれば、あの看護婦にも再会したい(かみさんには
ナイシナイショ)。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
高速・路線バス

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