ノルウェーの旅・ベルゲン編　

2008/05/23 - 2008/05/26

じっくり計画し、楽しみにしていたノルウェー旅行は
ＪＡＬで行くため、イギリス経由で。
大好きなイギリスだけど、今回は飛行機乗り換えのため一泊
してすぐノルウェーへ。
ノルウェーでは、ベルゲンに一年間留学している娘と会い、
一緒にフィヨルド観光もし、それからオスロへ。
オスロからデンマークに渡り、オランダへ、アムステルダムから帰国。
海外旅行生まれて初めての母との珍道中の旅となりました。

エリア ベルゲン(ノルウェー)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: JAL

ＪＡＬのロンドン行きは、搭乗ゲートで、
新人整備士のみなさんが、航空教室をやっており、
話が終わった後も、ボーディングブリッジで元気よく「行ってらっしゃーい！」と見送ってくれた。

ロンドンからベルゲンまでどうやって行こうか、
あれこれ考え、このサイトでもアドバイスをいろいろいただき参考になりました。
結局、その日にベルゲンに行くのはやめ、翌日朝
Ｎｏｒｗｅｇｉａｎ　Ａｉｒというノルウェーの飛行機でベルゲンに飛ぶことに。
なぜなら飛行機代が一人約８０００円ととても安く、
ヒースロー空港からスタンステッド空港までのコーチバス代と一泊代を入れても一番安い方法だったと思う。
ヒースロー空港ではターミナル３に着き、入国審査はさほど混んでなかったけど、コーチバス乗り場まではえんえんと歩かないといけない。やっと着いてスタンステッド空港行きのバスの時間を調べると、ちょうど出た後で次の便まで一時間近くも待ち時間が・・。
やっと出発したバスは、高速道路で事故があったらしく、渋滞をノロノロ走行でした。
その日に空港を移動して、飛行機に乗る予定にしていたら、はらはらどきどき・・きっと間に合っていなかったかもしれません。

コーチバスは、£２１．５。母はシニア料金で£１７。確かに高いー。到着したスタンステッド空港はいなかにあるけど、近代的で人がたくさん。タクシーで予約しておいた『スタンステッドゲストハウス』へ。タクシーは、空港のタクシー案内所で行き先を告げ、お金を払いチケットをもらい、それを持ってタクシー乗り場へ行きます。
ホテルまでほんの３、４分でした。

『スタンステッドゲストハウス』は、半分改装中だったようで、案内された部屋は、ファミリー４人で宿泊できるとても広い部屋でした。部屋には大きな窓があり、そこから広ーい芝生の庭が一面に広がり、
なんと、うさぎが数匹ピョンピョンはねてる！
スタンステッド空港に到着する前も道路沿いの野原で
野うさぎがいるのを見たのですが・・、
そうか、イギリスはピーターラビットの国なんだもんな、と納得。

ゲストハウスに着いて落ち着いたのは、８時半頃、でもまだ外は明るい。こっちに来ると夜が明るいのをもう実感。

私たちの部屋の隣にあった朝食室。
パンやシリアル数種などのほんとに簡単なセルフサービスの朝食。でもきれいで清潔感があり、さわやかな
朝の始まりです。
空港まではすぐなのだけど、送迎ありと予約の際に書かれてあったのでお願いすると、タクシーを呼んでくれ、タクシー代を宿泊費から差し引いてくれるということ。飛行機は９時２５分発なのだけど、初めての空港をぶらぶらしたいし、早めに７時３０分に空港へ。

ところが、チェックインカウンターへ行ってみると、予約したフライトの出発時間が、８時２５分になっている！ボーディングパスにはボーディング７時５０分から、とあり、え〜！もう時間〜！なぜーー。
そうか、夏時間で一時間早くなるのか？と思いながら聞いてみる時間もなく大急ぎでゲートへ。お店もたくさんあるのに、どこも寄れませんでした。
早めに来たからよかったものの、９時２５分出発と書かれている予約バウチャーをずっと持ってて、あやうく乗り遅れるところだった・・・。
赤と白の鮮やかな機体が青空に映え、いよいよノルウェーに出発。通路を挟んで３席ずつの座席は満席。

ロンドンからベルゲンまで、３時間足らずの飛行時間。ヨーロッパに多数ある格安航空会社は、サービスも最小限。座席に軽食のメニュー表があり、何か飲んだり食べたりしたい人はそれで頼んでお金を払う。
飛行機はずっと北海の上を飛び、いよいよノルウェーが見えてきた。小さな小島がたくさん点在してる。

ベルゲン空港は新しいのかとてもきれい。あっけなく簡単に入国すると、目の前に免税品店があります。
たくさんの人が大量にお酒を買っている。市内に入るととても高いので、みんなここで買っていくんだそう。到着ロビーも明るくさわやか。

空港から市内へ行くバスに乗り、ベルゲン駅らしいことが聞こえたので降りる。大勢降りるんだろうと思ってたのにあまり降りないのでちょっと不安だったけど・・。バスはこの後、港の方へ行くので、そちらでみんな降りるらしい。

グランドホテルテルミナスは駅のすぐそば。駅にはショッピングセンターもあったけど、ちょうど土日だったため、外から見るだけになってしまった。

ホテルは外観と比べ、中は重厚で歴史があり、
クラシックな造りがとてもすてき・・というか、かなり古そう。
ホテルで、娘と１０ヶ月ぶりに再会。

一階のエレベーターのとなりにノルウェーを代表する作曲家・グリーグの顔があります。

しかし、部屋の中は白を基調とし、明るく今風。
天井の灯りがとってもかわいい！

かわいい灯りもあれば、こんな機能的なライトも。

さあ、荷物を置いて街を出掛けよう！
ホテルから石畳の道をぶらぶらして、１０分足らずで街の中心、港の近くへ到着。

お昼は『Ｌｉｄｏ』というレストランへ。サラダバーでも日本円で２５００円もする。高ーい！

この日は土曜日のためか、街はたくさんの観光客でとってもにぎやか。
ブリッゲンの家の前の石畳の広場もオープンテラスになっていて、大勢の人がビールを飲んで、歌を歌ったり陽気に盛り上がっていました。

ブリッゲンの街並みは赤や黄色や実に鮮やか。
青空に映えてとてもかわいい。

サーモンだ！

えびだ！

これはサーモンやかにやら魚の缶詰屋さん。

かわった魚がいるかしら・・。

これはサラミかハム・・肉製品。

セーター売り場。

ノルウェーの妖精、トロルの人形売り場。
でもな・・あんまり可愛くないもんな・・。

魚市場を後にし、フロイエン山に行くことに。
街にあるベンチは、腕を置くところもある！

ケーブルカーに乗って、フロイエン山の頂上へ登ります。ほんの７分くらいで登るのだけど、途中何箇所か止まります。これは、下から見るとよくわかるけど、このケーブルカーは、この山の中腹に住んでいる人たちも使うのです。娘の友達も定期を持ってこれで通学しているそう。

山の頂上からはベルゲン市内が一望できます。
実にきれい。右手が港、左手が空港へ行く方。
ちょっと瀬戸内海の風景と似てるところもあるような気がしました。

こちらは市内中心部。左手すぐ下は駅と宿泊してるホテルがある。
ここで、ドイツに駐在中で、家族でノルウェーに旅行に来ているという日本人ファミリーと会い、写真を撮ってもらった。

この市内を走るピンクバスは、フロイエン山のてっぺんからも走っているのがずーっと追いかけられました。

フロイエン山を降りて、市内を散策。
地元のスーパーに入ってみました。
入ってびっくり。みんなかごを床の上で引きずっているではありませんか！！　引きずる用の長い持ち手があるし・・。ちょっと不思議な光景でした。

このたらこペーストの入ったチューブは、結構おいしくてお勧めなんだそうで、お土産に買うのを楽しみにしてましたが、どこの店でも冷蔵コーナーで売られているので、これから快晴の中一週間も持ち歩いてると日本に帰った頃食べれるのかなあ、と心配になりお土産に買うのは断念。
他にも、チューブ入りチーズや、甘いキャラメルの味がするらしい茶色いヤギのチーズなども買いたかったのだけど、みな冷蔵になってたため、お土産に買うのはやめました。残念・・。

ベルゲン大学隣にあるヨハネス教会。

夕食に入ったレストラン『Ｅｇｏｎ』。この店はノルウェー中にあるファミリーレストランのような店らしいけど、インテリアもすてきでした。

最初にビールとおつまみを、それからメインの料理を。３人で１３、０００円くらいした。ちょいと高い！

市内には日本料理店がいくつかあり、
その中のひとつ、『ｓｕｍｏ』はおすしやさんで、
結構お客さんが入っていた。

夕食も終わり、市内からホテルへの帰り道。山の中腹にカラフルな家がたくさん建っている。

街の真ん中にある池越しに山の方を。
この時確か時間は午後８時ころ。まだまだ真昼の明るさなのです！
そしてホテルに帰って、１１時でもまだ明るい！１２時近くになるとようやく薄暗くなる・・。なかなか寝付けません。そして朝は４時頃にはまた明るくなり、なんとなく目が覚めてきます。体内時計狂いそうーー。

池の近くの建物の庭にグリークの像が。
ここで写真を撮っていると、カナダ人だという男性が話しかけてきて、三人の写真を撮ってくれた。
彼は石油関係の仕事をしている技師さんでベルゲンのずっと北の方の油田にいるらしい。
この日は休みでベルゲンに来て、グリーグホールでコンサートを聴いて、これからまた別のコンサートに行くらしい。彼の、カナダの出身の町が千葉の館山と姉妹都市で館山マラソンに出たことがある、と話をしてくれた。楽しいおしゃべりのひとときでした。

ベルゲン駅は終着駅。
これも夜９時頃。