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スズコは西日本では比較的高い山に自生するネマガリダケ(チシマザサ)という竹の一種の筍のことで、特に兵庫県、鳥取県あたりでスズコと呼んでいます。氷ノ山が有名ですが、とにかくスズコ狩りのシーズンはそれ目当ての人が多いので、行くのに抵抗があります。しかし、兵庫・岡山県境の後山から駒の尾山、千種高原へと至る稜線にはネマガリダケの笹原が広がっており、あまり人も来ないので思う存分楽してスズコ狩りができそうです。それで、スズコの季節を待って駒の尾山へと向かいました。<br /><br />ところでなぜスズコと呼ばれるのでしょうか?この筍はクマの大好物で、人とよく鉢合わせになるところから、鈴を付けて行くところから呼ばれるようになったそうです。スズコ狩りで注意する点がもうひとつあります。スズコを求めて、ネマガリダケの竹薮の中奥深くへ入っていくと方向がわからなくなり脱出できなくなったり、ひどい場合は遭難してしまうこともあります。<br /><br />今回の登山ではクマ除けの鈴を付けていなかったからかどうかわかりませんが、クマと遭遇してしまいました。さすがにスズコ狩りに夢中になって竹薮の中で鉢合わせというわけではありませんが、すぐ目の前(4~5m先)にクマがいました。これからは鈴を付けて山に登ることにします。<br /><br />駒の尾山データ:標高1280.7m(二等三角点、点名:大芽)<br />後山データ:標高1344.6m(三等三角点)、ふるさと兵庫50山(2回目)、近畿100名山

クマと遭遇 駒の尾山~後山縦走とスズコ狩り

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2008/06/01 - 2008/06/01

172位(同エリア221件中)

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GOTOCHAN

GOTOCHANさん

スズコは西日本では比較的高い山に自生するネマガリダケ(チシマザサ)という竹の一種の筍のことで、特に兵庫県、鳥取県あたりでスズコと呼んでいます。氷ノ山が有名ですが、とにかくスズコ狩りのシーズンはそれ目当ての人が多いので、行くのに抵抗があります。しかし、兵庫・岡山県境の後山から駒の尾山、千種高原へと至る稜線にはネマガリダケの笹原が広がっており、あまり人も来ないので思う存分楽してスズコ狩りができそうです。それで、スズコの季節を待って駒の尾山へと向かいました。

ところでなぜスズコと呼ばれるのでしょうか?この筍はクマの大好物で、人とよく鉢合わせになるところから、鈴を付けて行くところから呼ばれるようになったそうです。スズコ狩りで注意する点がもうひとつあります。スズコを求めて、ネマガリダケの竹薮の中奥深くへ入っていくと方向がわからなくなり脱出できなくなったり、ひどい場合は遭難してしまうこともあります。

今回の登山ではクマ除けの鈴を付けていなかったからかどうかわかりませんが、クマと遭遇してしまいました。さすがにスズコ狩りに夢中になって竹薮の中で鉢合わせというわけではありませんが、すぐ目の前(4~5m先)にクマがいました。これからは鈴を付けて山に登ることにします。

駒の尾山データ:標高1280.7m(二等三角点、点名:大芽)
後山データ:標高1344.6m(三等三角点)、ふるさと兵庫50山(2回目)、近畿100名山

同行者
カップル・夫婦
交通手段
自家用車
  • 道の駅あわくらんどから大幹線林道を経て、完全舗装の立派な林道タルガ峰線に入り、駒の尾山登山口に到着。立派な駐車場があります。

    道の駅あわくらんどから大幹線林道を経て、完全舗装の立派な林道タルガ峰線に入り、駒の尾山登山口に到着。立派な駐車場があります。

  • 駐車場には林道の立派な案内図がありました。

    駐車場には林道の立派な案内図がありました。

  • そして立派過ぎる登山口です。

    そして立派過ぎる登山口です。

  • 登山道は非常に整備されていて、登山というよりもハイキングです。標高50mごとにこのような案内板があります。登山口の標高は約960mですから、490m歩いて標高差90mですからかなり緩やかです。

    登山道は非常に整備されていて、登山というよりもハイキングです。標高50mごとにこのような案内板があります。登山口の標高は約960mですから、490m歩いて標高差90mですからかなり緩やかです。

  • 登山口から20分弱で休憩舎に到着。さすがに休憩にはまだ早いので素通りです。

    登山口から20分弱で休憩舎に到着。さすがに休憩にはまだ早いので素通りです。

  • さらに10分ほどで展望台がありました。そこからの展望です。

    さらに10分ほどで展望台がありました。そこからの展望です。

  • 展望台を過ぎた辺りから登山道の両側にネマガリダケが現れました。ネマガリダケの竹の子(スズコ)がこの日のお目当てのひとつです。

    展望台を過ぎた辺りから登山道の両側にネマガリダケが現れました。ネマガリダケの竹の子(スズコ)がこの日のお目当てのひとつです。

  • これがスズコです。あまり地面から出ておらず太目のものを探しますが、目に付くところにはさすがになく、少し竹薮(ササ藪?)の中に入って探しました。

    これがスズコです。あまり地面から出ておらず太目のものを探しますが、目に付くところにはさすがになく、少し竹薮(ササ藪?)の中に入って探しました。

  • 足元にはユキザサが咲いています。

    足元にはユキザサが咲いています。

  • チゴユリも咲いていました。

    チゴユリも咲いていました。

  • 登山道脇にネマガリダケが現れてからスズコを探して足元ばかり気にしていたため、このサラサドウダンに気付かず群生地を過ぎてしまっていました。下山時にはほぼ満開のサラサドウダンを楽しみました。

    登山道脇にネマガリダケが現れてからスズコを探して足元ばかり気にしていたため、このサラサドウダンに気付かず群生地を過ぎてしまっていました。下山時にはほぼ満開のサラサドウダンを楽しみました。

  • スズコを採りながら、それでもわずか1時間で標高1281mの駒の尾山頂に到着しました。

    スズコを採りながら、それでもわずか1時間で標高1281mの駒の尾山頂に到着しました。

  • 山頂からの展望は良好です。南には日名倉山が見えます。

    山頂からの展望は良好です。南には日名倉山が見えます。

  • 東は、これから歩く鍋ヶ谷山、船木山、後山へと続く稜線です。

    東は、これから歩く鍋ヶ谷山、船木山、後山へと続く稜線です。

  • 駒の尾山から船木山への稜線はササ原の回廊と呼ぶに相応しい登山道です。途中標高1253mの鍋ヶ谷山のピークは気付かないまま過ぎてしまったようです。戻るときはしっかり確認しましたが、山頂と呼べるようなものではありませんでした。

    駒の尾山から船木山への稜線はササ原の回廊と呼ぶに相応しい登山道です。途中標高1253mの鍋ヶ谷山のピークは気付かないまま過ぎてしまったようです。戻るときはしっかり確認しましたが、山頂と呼べるようなものではありませんでした。

  • 稜線でもサラサドウダンの大木が見られます。

    稜線でもサラサドウダンの大木が見られます。

  • 森林帯ではギンリョウソウ(銀竜草)が見られました。この植物は腐生植物で、土壌の菌から栄養をもらって生息しており、 光合成をしないため真っ白です。 別名、幽霊茸(ユウレイタケ)とも言うそうです。

    森林帯ではギンリョウソウ(銀竜草)が見られました。この植物は腐生植物で、土壌の菌から栄養をもらって生息しており、 光合成をしないため真っ白です。 別名、幽霊茸(ユウレイタケ)とも言うそうです。

  • 船木山山頂です。ここまでせっせとスズコ狩りに勤しんだためかなり時間がかかりました。駒の尾山から後山への稜線は兵庫県と岡山県の県境で、船木山の山頂も県境にあります。真新しい標柱が立っていますが、この日立てられたようです。2008年に宍粟50名山が選定され、現在標柱を設置している最中のようです。船木山は宍粟50名山No.4となっていますが、50山の高い順に番号が付けられています。

    船木山山頂です。ここまでせっせとスズコ狩りに勤しんだためかなり時間がかかりました。駒の尾山から後山への稜線は兵庫県と岡山県の県境で、船木山の山頂も県境にあります。真新しい標柱が立っていますが、この日立てられたようです。2008年に宍粟50名山が選定され、現在標柱を設置している最中のようです。船木山は宍粟50名山No.4となっていますが、50山の高い順に番号が付けられています。

  • 後山に到着。私は2度目です。宍粟50名山No.3です。後山は岡山県の最高峰で、兵庫県では3番目の高さです。船木山は岡山県では後山についで2番目の高峰です。

    後山に到着。私は2度目です。宍粟50名山No.3です。後山は岡山県の最高峰で、兵庫県では3番目の高さです。船木山は岡山県では後山についで2番目の高峰です。

  • 後山の狭い山頂には登山客がいっぱいです。駒の尾山から縦走してきたのは我々ともう一組だけで、他の人たちは兵庫県側からか後山キャンプ場からのようです。20分ほど休憩して来た道を戻ります。

    後山の狭い山頂には登山客がいっぱいです。駒の尾山から縦走してきたのは我々ともう一組だけで、他の人たちは兵庫県側からか後山キャンプ場からのようです。20分ほど休憩して来た道を戻ります。

  • 確認した鍋ヶ谷山の山頂。これが山頂かい!とツッコミを入れたくなるようなピークでした。ここまで順調で、後山から約50分でほぼ標準タイムです。この後、この日のクライマックスが訪れるとはこの時は知る由もありません。

    確認した鍋ヶ谷山の山頂。これが山頂かい!とツッコミを入れたくなるようなピークでした。ここまで順調で、後山から約50分でほぼ標準タイムです。この後、この日のクライマックスが訪れるとはこの時は知る由もありません。

  • 鍋ヶ谷山山頂付近から見た駒の尾山。ここからはほとんどがネマガリダケのササ原の中の登山道を進むわけですが、ここから少し先でツキノワグマと遭遇しました。この日ネマガリダケの竹薮の中では、時たまスズコ狩りをする人ががさがさと音を立てていることがよくありました。ところがツキノワグマと遭遇した時は少し様子が違い、音はするのですが何か潜んでいるような雰囲気でした。そこで竹薮の中を見ると黒い影が…私たちがその黒い影に気付くと突然私のほうに向かって走り出しました。実際には私に襲い掛かったのではなく、クマが人間に驚いて一目散に逃げたというのが本当のところでしょうが、こっちもびっくりしました。大好物のスズコを食べているところを邪魔されてクマにとっては迷惑な話でしょうね。その間、わずか数秒の出来事でした。この日山で出会った人は誰もクマとは遭遇していないようなので、運がいいのか悪いのかよくわかりません。

    鍋ヶ谷山山頂付近から見た駒の尾山。ここからはほとんどがネマガリダケのササ原の中の登山道を進むわけですが、ここから少し先でツキノワグマと遭遇しました。この日ネマガリダケの竹薮の中では、時たまスズコ狩りをする人ががさがさと音を立てていることがよくありました。ところがツキノワグマと遭遇した時は少し様子が違い、音はするのですが何か潜んでいるような雰囲気でした。そこで竹薮の中を見ると黒い影が…私たちがその黒い影に気付くと突然私のほうに向かって走り出しました。実際には私に襲い掛かったのではなく、クマが人間に驚いて一目散に逃げたというのが本当のところでしょうが、こっちもびっくりしました。大好物のスズコを食べているところを邪魔されてクマにとっては迷惑な話でしょうね。その間、わずか数秒の出来事でした。この日山で出会った人は誰もクマとは遭遇していないようなので、運がいいのか悪いのかよくわかりません。

  • 駒の尾山頂のすぐ手前(後山側)にある避難小屋の前にクマ出没の注意喚起の立て看板がありました。

    駒の尾山頂のすぐ手前(後山側)にある避難小屋の前にクマ出没の注意喚起の立て看板がありました。

  • 再び駒の尾山頂に到着。ここで遅めの昼食をとりました。

    再び駒の尾山頂に到着。ここで遅めの昼食をとりました。

  • サラサドウダンは意外と目立たない花です。後山の山頂で駒の尾登山道の展望台付近にたくさん咲いているとの話を聞いたので、下山時は足元でなく、上を見ながら歩きました。するとたくさんありました。なんで登りの時に全く気付かなかったのか不思議でなりません。

    サラサドウダンは意外と目立たない花です。後山の山頂で駒の尾登山道の展望台付近にたくさん咲いているとの話を聞いたので、下山時は足元でなく、上を見ながら歩きました。するとたくさんありました。なんで登りの時に全く気付かなかったのか不思議でなりません。

  • こんな濃い目の赤いサラサドウダンもあります。

    こんな濃い目の赤いサラサドウダンもあります。

  • まだ蕾の木もあります。全体的にはほぼ満開ですが、まだしばらくは楽しめそうです。

    まだ蕾の木もあります。全体的にはほぼ満開ですが、まだしばらくは楽しめそうです。

  • 花の色が赤く、形も少し違うドウダンツツジがありました。ベニドウダンという花もありますが、それとも少し違うようです。それでもおそらくは同じサラサドウダンでしょう。

    花の色が赤く、形も少し違うドウダンツツジがありました。ベニドウダンという花もありますが、それとも少し違うようです。それでもおそらくは同じサラサドウダンでしょう。

  • 3枚前の写真の花も色は濃い赤ですが、少し違いがあるのがわかると思います。

    3枚前の写真の花も色は濃い赤ですが、少し違いがあるのがわかると思います。

  • これが展望台です。ここまで下りてくれば登山口まではあと少しです。

    これが展望台です。ここまで下りてくれば登山口まではあと少しです。

  • 休憩舎付近で見た花。名前はわかりません。

    休憩舎付近で見た花。名前はわかりません。

  • 登山口まであとわずかのところで見た花。これも名前がわかりません。

    登山口まであとわずかのところで見た花。これも名前がわかりません。

  • 登山口に無事到着。クマに遭遇するというアクシデントもありましたが、スズコも採れたしドウダンツツジも見ることができました。登山開始から約5時間半かかりました(休憩時間含む)。

    登山口に無事到着。クマに遭遇するというアクシデントもありましたが、スズコも採れたしドウダンツツジも見ることができました。登山開始から約5時間半かかりました(休憩時間含む)。

  • この日の収穫。皮をむいてゆがき、天ぷらにしたり、お味噌汁に入れたり、そのまま食べたりといろんな食べ方があります。時期的に少し旬を過ぎているようで、1割くらいは虫が食っていました。それでも毎日夕食にはスズコが出ています。来年もまた楽しみたいと思います。

    この日の収穫。皮をむいてゆがき、天ぷらにしたり、お味噌汁に入れたり、そのまま食べたりといろんな食べ方があります。時期的に少し旬を過ぎているようで、1割くらいは虫が食っていました。それでも毎日夕食にはスズコが出ています。来年もまた楽しみたいと思います。

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