1989/01/10 - 1989/01/10
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みどりのくつしたさん
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昨日の1月9日は月曜日で、その日に一週間分の宿泊費95ドルを払った。
ということは、日曜日まではホテル加宝に泊まる。
中南米へ出発するとしたら、来週の月曜日だ。
そのためには、中南米へ下る準備を少しずつやった方がいい。
中南米へ下る準備とは、不要なものは処分し、必要なものを揃えるということ。
バックパックに入っていた英語の本などは、すでに郵便小包で日本へ送っている。
ただまだ持ってるものがある。
それがケニアの古い硬貨で作ったネックレスとイヤリングだ。
なぜ、僕がこんなものを持っているかというとだね。
それは、1988年の夏、ケニアのモンバサの暑い日のことを語らなければならない。
僕はナイロビからの夜行寝台列車でモンバサへ到着した。
モンバサで一泊して、マリンディへのバスを待ちながら、暇つぶしにモンバサの通りを歩いていた。
モンバサの通りで黒人がアクセサリーを売っている。
古い硬貨をつないで、ネックレスやイヤリングにしてある。
暇つぶしで声をかけて見せてもらう。
するとこの黒人は、「値段を付けろ」という。
僕はまったく買う気がなかった。
しかし、彼は「いくらでもいいから値段を付けろ」と言うわけだ。
僕は古いコインがジャラジャラついたネックレスを、何気なく「50シリング」と値段をつけた。
1988年夏のレートでは、1ケニアシリングが8円だった。
つまり、400円だ。
すると、この黒人は、「100シリング!」という。
僕は「それならいらない」と言う。
だってもともと買う気はなかったんだから。
ところがこの黒人は、怒り出した。
「お前が50シリングと言って、オレが100シリングと言ったのだから、お前は少し値段を上げるんだよ」と言う。
何かこの黒人は商売は下手なんだけれども、商売の仕方をどこかで学んでいる。
その教科書通りにしようと考えているようだ。
もちろん、「ジャ、やーめた!」と立ち去ればそれで済んだはず。
ところがこの日はとにかく猛烈に暑くて、頭が回らなかった。
それで、僕はまったく買う気はなかったが、彼に付き合って「60シリング」と言ってしまった。
黒人は「90シリング!」と言う。
僕は「ジャーネー」と言えばよかったが、なんとなく「70シリング」と答えた。
すると黒人は「80シリング!」と答えた。
僕は、「75シリングで落ち着くんだな」と思った。
ところが、黒人は80シリングで突っ張る。
そこで立ち去ろうかとしたが、この黒人は「値段の交渉をしたんだから、お前は買わなければダメだ」という。
もちろん最初から買う気はないんだから、交渉をやめればよかった。
ただ、このときはなんとなく、買う雰囲気になってしまったんだよなー(涙)。
僕はネックレスに、同じくコインのイヤリングを付けて、80シリングで買ってしまった。
これは、前日に泊まった「キャッスルホテル」が725シリング(5千8百円)という豪華版だったからだと思う。
もちろん、ネックレスを面白いなーとは思ったんだけどね。
そのネックレスをずーっと持ったまま旅をしている。
改めて見ると、まず日本では誰も付けない。
また、普通の女性にプレゼントしても、誰も喜ばないだろう。
ところで僕は、結構普通でない人と友達になってきている。
ロサンジェルスで思い出すのは、サンフランシスコにいる僕の友達の女の子だ。
彼女の日本の実家はものすごい金持ちで、実家に行ったら、大きな庭に観音様の像と滝まで作ってあった。
家の入り口から玄関に行く途中で、道に迷ってしまうほど大きい。
いやほんと、地方の土地持ちというのは、信じられないくらいの金を持ってるものなんだよ。
彼女はかなり変わっている。
僕の変わり方は、彼女を目標にしたみたいなところもあるんだ。
下手なものを送ったらあっさりと馬鹿にされるだろうが、これならゼッタイに面白がってくれるという予測は立つ。
「西本さんも、ちょっと変ね」くらいが、最高のほめ言葉だからね(笑)。
ケニアのコインのネックレスを送れば、ぜったいに面白がってくれる。
彼女ならば、違和感なくすんなりと受け取ってくれるだろう。
そう勝手に思い込んだ世界旅行者は、ネックレスとイアリングを送るための、内側にクッションの付いた封筒を買った。
そのあと、昼にヤオハンへ行って、食料品を買う。
今日は封筒を買っただけでいいだろう。
明日ネックレスを贈ろうっと。
封筒を買うだけで、一仕事を終えた感じだ。
これが、海外個人旅行で長期滞在するときのポイントなんだよ。
何か一つすれば、それでその日の仕事はオワリだ。
一つの仕事を片付けたら、あとはゆったりとしたいね。
部屋でビールを飲んで、裸でベッドに入って、昼寝をする。
寝ていると、ドアがノックされて、掃除をするからと部屋を出される。
この時代までは、ホテル加宝も、長期滞在者の部屋も掃除をしていたようだ。
なんでも、一週間のうち、火曜日は部屋を掃除するということらしい。
僕はこのとき、「部屋に使用済みのティッシュがなくてよかったー♪」と思った。
ホテルというのは、部屋の掃除なんかしてくれないほうが気楽でいいんだよ。
シティホテルなんかでも、部屋の掃除をするために、わざわざ昼間の時間に部屋を出なければならない。
これは、サービス不足だと思うけどね。
ホテル加宝では、宿泊客のプライバシーを確保するために?、しばらくしたら掃除をやめた。
宿泊客が自分で掃除することになったよ。
機嫌よく寝ていたら、起こされてしまった。
起きてしまったので、つい英語の本を読む。
テレビでは、もちろんロサンジェルスのテレビ番組が流れている。
ロサンジェルスの安宿に長期滞在するってことは、英語の勉強にはいろいろといいんじゃないかしらね。
その話はまた、ディープにやりたいと思います。
http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/carver1989/0110.htm
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