2006/08/13 - 2006/08/13
9位(同エリア31件中)
どんぴさん
世界で最も高い場所(標高4070m)にある都市ポトシ。そこはスペイン植民地時代に発見された銀鉱によって繁栄を極めた都市で、ボリビアで最初の世界遺産に指定された。
繁栄の一方、銀山では奴隷にされた原住民が使い捨てのように過酷な労働を強制され、多数の原住民が犠牲になった。その数、一説によると何と800万人!そのためポトシは原爆ドームやアウシュビッツなどと並んで"負の世界遺産"と呼ばれることもある。
現在のポトシは銀が採れなくなり、すっかりさびれた街になった。繁栄の光と影を今も残すボリビアの古都を訪問する。
【今回訪問する世界遺産】
第5弾「ポトシ市街」
□8/5(土) 成田空港出発(15:55)、リマ着(22:46)
□8/6(日) リマ →バジェスタス島 →ナスカ地上絵 →リマ
□8/7(月) リマ →(空路)クスコ
□8/8(火) クスコ →マチュピチュ(アグアス・カリエンテス)
□8/9(水) マチュピチュ →クスコ
□8/10(木) クスコ →プーノ(バスツアー)
□8/11(金) プーノ →(チチカカ湖横断ツアー&ボリビア入国)→ラパス
□8/12(土) ラパス →ティワナク →ラパス→(深夜バス)
■8/13(日) ポトシ →ウユニ
□8/14(月) ウユニ塩湖 →(深夜バス)
□8/15(火) ラパス →プーノ
□8/16(水) プーノ →ウロス島ツアー (空路)→アレキパ
□8/17(木) アレキパ (空路)→リマ
□8/18(金) リマ旧市街→帰国(23:55)
□8/19(土) ヒューストン乗換え
□8/20(日) 成田空港到着(14:20)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
PR
-
05:30、深夜バスがポトシに到着。標高4070mの早朝はかなり寒い。震えながらバスターミナルでしばらく待つ。
07:15、ウユニ行きのバスを運行する(たぶん)唯一のバス会社EMPERADOR社の窓口が開く。ウユニ行きのチケットを買いたいと言うが売れないという。なんで?
そこに来たフランス人カップル(フランス人だからアベック?)の説明によると、ウユニ行きのバスは別の場所から出発するらしい。彼らと一緒にターミナルを出て坂道を登ると「UYUNI」と書かれた看板があった。19:00発のチケットを買う。 -
タクシーを拾って市街地中心へ。まずは街の中心の「11月10日広場」へ。カテドラル(写真左)を見ながら、ベンチに座って休む。
-
そこらへんの街並み。鮮やかな色の壁がコロニアルな雰囲気♪
-
「サン・マルティン教会」
ポトシには銀で巨万の富を得たスペイン人貴族によって多くの教会が建てられている。でも、今日は日曜日なのでほとんどの教会が開いていない。他にもいろいろな施設が休みのようで残念… -
「サン・ベルナルド教会」
白い石でできた建物がきれい。でも開いてない。入れない。 -
「Iglesia Museo Jersalen(ムセオ・イェルサレン教会?)」
開いてない。入れない。 -
サン・ベルナルド教会の横のCamacho通りには先住民女性をかたどった木像が並んでいた。
-
そこらへんの街並み。カラフルな建物が5月に行ったメキシコ各地のコロニアルシティ(植民都市)にそっくり。
-
「サンタ・テレサ聖堂修道院」
赤く塗られた外壁が特徴的。ここは入口が開いていた! -
「サンタ・テレサ聖堂修道院」
中ではミサの最中。建物の質素な外観と違って、祭壇は黄金に輝きとっても豪華。かつてのポトシの繁栄を感じさせる。
撮影をしたらシャッター音が教会中に響いて気まずい雰囲気に… -
街の南側の道を歩いていると「セロ・リコ("富の山"の意味)」が見えた。このセロ・リコこそポトシに繁栄をもたらした銀山だ。あの山の地下で多くの人が犠牲になったのか…。
-
「サント・ドミンゴ教会」
開いていた。どの教会も日曜は基本的には中に入れないけど、ミサなど限られた時間だけは中には入れるようだ。 -
「サント・ドミンゴ教会」
質素だけどなかなか雰囲気のある教会だった。他に中にいたのはおじさんが1人だけ。熱心に祈りを捧げていた。 -
「ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会」
あの高い塔に登ることができるみたい。でも今日は閉まっている(お約束) -
「旧国立造幣局」
セロ・リコで採れた銀を貨幣にするために建てられた造幣局。現在は博物館になっている。入場料8ボリ。写真中央の変な顔は何なんだろう?気になる… -
09:30 中に入ると受付の人が
「直前に英語ツアーが出発したばかりなので、追いかけてそれに参加して」
と言う。一人で見学したいというと、ツアーじゃないと見学できないルールだそうだ。 -
博物館ではこの造幣局で鋳造された銀貨、鋳造に使われた道具や機械などいろいろなものが展示されていた。
-
銀の重さを量るのに使われた天秤。たぶん。
-
どこかの教会の祭壇?ぽつんと放置されていた。
-
上の写真の祭壇近くにあった人形。ぱっくり割れてます。思わず大爆笑!
-
さすが銀山だけあって、世界中のいろいろな鉱物のサンプルが展示されています。
-
これは銀を生成するときに使った坩堝かな?
注:坩堝(るつぼ)…金属を高熱で溶かして精錬するためのつぼのこと -
昔の人たちの持ち物などを展示するコーナー。展示物の中に子供のミイラが…
きっ、きもちわるー! (0_0;) -
ポトシ産の銀を使った美術品も展示してある。
博物館見学ツアーは2時間ほどで終了。 -
11:30、中央広場近くのレストラン「スカイルーム(Sky Room)」で昼食。
この店は4階にあり、その名の通り眺めがいいのがウリ…のはずだけど、周りの建物も同じぐらいの高さなので大したことない。 -
鶏肉にカレーソースがかかったもの。カレーというには単調な味だけど、これはこれで美味しい。もう1つ頼んだビーフスープが抜群にうまかった!
店のオーナーのおじさんが「もうすぐポトシに住んでる日本人の友達が4人来るから待ってろ!」とか言われる。でも、いつまで経っても来なかった。 -
「中央広場」
日曜なのであまり店が開いていない。 -
そこらの街並み。青空にボリビアの国旗が映える。
ルールルルッルー、今日もいい天気。 -
コロニアルな建物。看板を見ると電話局かな?
-
そこらの街並み。道の向こうにセロ・リコが見える。
-
赤く塗られた建物が密集する地区へ(どこだか忘れた…)
-
赤い地区にある教会。名前不明…
-
どっかのメルカド(市場)。
-
上のメルカドの近くにあるカフェで一休み。えらく薄暗い店だった。
-
バスの時間までだいぶあるので、街をもう1周。
2度目の「ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会」。さっきは塔の上に登れなかったけど… -
今度は塔の上に登ることができた!ここからの眺めは最高!(^_^)v
-
塔の上から見たセロ・リコ。
-
2度目の「サン・ベルナルド教会」。いい天気〜
-
サン・ベルナルド教会の前で何かにそっくりな形のサボテンを発見!その姿は力強く、天を突くほどエネルギッシュだ。
-
サン・ベルナルド教会の近くにはさっきよりも人が多くなっている。
-
移動式遊園地までできてた。
-
サン・ベルナルド教会の近くにあるメルカド(市場)の入口。人がいっぱい。
-
市場の中の衣類を売る店。
-
日用雑貨なども売っていた。
-
市場を抜けると中央市場近くの広場に到着。
-
17:30、レストラン「スマ・オルコ(Sumaj Orko)」で夕食。ミラネサ・デ・ポジョ(チキンカツ)を注文。味はまぁ普通。料理が出てくるのが遅くてイライラする。
18:20、店を出る。タクシーがなかなか捕まらなくて困る。EMPERADOR社のオフィスに着くと、外国人は他に白人が4人で他は全部ローカル人。
18:50、ウユニ行きのバスがやってきた。これがまた走るのが信じられないぐらいボロボロなバス!隣にいたイタリア人と一緒に拍手しながら大笑いする。
でも、この後待っていたのは笑ってる場合じゃないほどの地獄の6時間だった…
《ペルー&ボリビア旅行記:ウユニ塩湖編へつづく》
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
46