2008/04/11 - 2008/05/11
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4nobuさん
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昨夜泊まった山中温泉のホテルは、学生時代にお世話になったホテルに再度泊まろうと怪しい記憶から見当を立てたのだがどうやら間違いだった。
同行の友人が大学の文学部教授に推薦してもらったホテルに行ったら学生ではしり込みする立派なホテルで、案の定やんわりと学生さんには無理な値段だからと安いホテルを世話してくれた。その上でせめてと思ったのか、後で匿名の電話で「風呂にひたりに来なさい」といってくれてすばらしい庭園の中央の露天風呂に入れてくれた。社会人になったらちゃんと泊まりに行きたいと思ったが45年も経ってしまった。
今回のホテルはスケールが劣るが しだれ桜の下の風情ある露天風呂に入れたので、まあいいか。
宿を出て一路福井へ。今日の観光は市内名園の養浩館、永平寺と一乗谷朝倉遺跡。郊外の方を優先してまず永平寺に行き福井に戻って一乗谷に行くのが普通だ。数年前に関西の友人との三国で蟹を食べる忘年会に参加し、福井で落ち合う時の時間つぶしに永平寺と朝倉遺跡に行った経験から、今回は永平寺から朝倉遺跡にタクシーでトンネル利用のショートカットで行くことにした。
ところが福井駅前のレンタカーの表示を見ると二人ならレンタカーの方がよほど楽で効率よい事がわかり、切符を返してレンタカーに切り替える。ちなみにこの地方の電鉄とバスは高くて両方廻ると\2000/人ぐらいになる。
永平寺はすでに2回行っているし、(後でちょっとコメントするが)観光的にはどうかなと思うのだがかみさんはまだ行ってないせいだろうが行きたいと言うので仕方なく・・。それより一乗谷の方がすばらしいのだがとぶつぶつ。
永平寺
皆さんよくお知りでしょうから簡単に
約800年前鎌倉時代に高祖道元禅師が中国から曹洞宗を伝えて日本曹洞宗の基礎を作る。はじめの道場は宇治の興聖寺であったが信者の越前の土豪に乞われてその領地に移る。寺号は中国に仏法が伝来した年号「永平」を取った。意味は永久の平和である。
なお4世の蛍山禅師(高祖に対して太祖という)が寄進を受けた能登の総持寺も共に大本山である。総持寺は後に明治31年に焼失したがそれを機会に布教の利便性を考慮して明治40年横浜市鶴見区に移転する。能登の総持寺は総持寺能登祖院として後に再建される。
永平寺の建物は栄西、道元禅師が修行した中国天童山景徳寺を模したといわれ七堂伽藍などが宗時代の様式のままに斜面に立体的に並び回廊で結ばれている。
改めてこの知識で見るとこれまでに訪れた寺院と違う感触なのはそのためかと理解できた。
反面、かなり深い森の中にあるとはいえ、これまで訪れた寺院に比べると自然と調和した美しさに欠けるのは中国様式尊重と修行道場であることにその理由があると見るのは偏見だろうか。
永平寺の歴史を読んだ感想を付け加えると
1. 今一つ中国禅宗の流れを汲む臨済宗が鎌倉幕府や貴族階級の支持を得たのに対して曹洞宗は政治権力を避けて一般民衆の帰依を受けて地方への布教を目指した。そしてそのための人材養成に重点を置いた。これがいまの永平寺に伝わる座禅修行の原型なのだと思った。
2. 蛍山禅師は男女平等の姿勢を打ち出し、積極的に門下の女性を住職に登用され、尼僧団も結成された。今はどうなっているのだろうか。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
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一般道から寺領に入るところにある正門で昭和5年に勅使門からの新道が作られたときに造られた。ここを竜門ともいうが本当の竜門は旧道をあがったところにあった。
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正門から境内に入ると左に聖宝閣と五葉関が連なる。その向こうに一般参拝入り口の傘松閣への通用門がある。
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平成8年に建立された百万巻の写経を収める六角の納経塔。その向こうが全国の檀信徒の納骨と法要が行われる祠堂殿。
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納経塔を上から見ると
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山門の廊下から見る中雀門。道元禅師の600回大遠忌(1852年)に新築される。上下では仏殿と山門の、左右では大庫院と僧堂の中間の十字の位置になる。
階段の下に見える石橋を老梅橋といい、道元が梅を愛したことに由来する。 -
中雀門傍からの僧堂。雲堂とも選仏場とも呼ばれ、修行の基本の座禅、就寝、食事がここで行われる。なおここでは会話が許されていない。
建物は宋代の形式で床は土間のまま。約82人が就寝し、164名が座禅できる。 -
中雀門を僧堂の前の廊下から見る。老梅橋や中庭が美しい。
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桜と中雀門
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中雀門を上の仏殿から見る。気品のある建物で他の建物と雰囲気がずいぶん違う。ここに梵鐘が吊られてたといわれるが本当のように思える。
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桜の咲く中雀門と山門の中庭。向こうは大庫院と左に山門につながった廊下。
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仏殿と桜
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法堂内部。一番高い位置にあり本堂に相当する。本来は住職が修道僧に説教する場だが広さが380畳あり客殿も兼ねて法要も行われる。
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大庫院(だいくいん)の正面。地下1階・地上4階の大きな建物で、一般寺院の庫裏に相当し、厨房、来客接待、会計、保全などの分野が入っている。また参篭者の宿舎もここにある。
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鐘楼。鎌倉様式で昭和38年に改築される。大釣鐘は重さが5トンもある。
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この旅行記へのコメント (3)
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- とらいもんさん 2008/11/22 08:15:56
- 永平寺
- おはようございます
過去二回「ツアー」で訪れました。
お写真が、私の記憶と相当異なる「アングル」の写真でしたので!!
深く尊敬いたします。
あさから失礼致しました。
- 4nobuさん からの返信 2008/11/28 10:57:55
- RE: 永平寺
- ご覧になっていただいたお礼が遅れて失礼しました。
たいした作品でないのにお褒めで恐縮です。
とらいもんさんの作品を拝見したいものです。
- 4nobuさん からの返信 2008/11/28 10:58:55
- RE: 永平寺
- ご覧になっていただいたお礼が遅れて失礼しました。
たいした作品でないのにお褒めで恐縮です。
とらいもんさんの作品を拝見したいものです。
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