2008/05/13 - 2008/05/13
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黒いさくらさん
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この写真の人、タヒチに到着して初めて見かけた一般のOFFの人なのです。 空港の人、バスのドライバー、現地のガイドさん、それにホテルのスタッフ、いずれもONの人ばかり。
先にも書きましたがこの写真の人を見て、タヒチの治安は大丈夫?と一瞬頭をよぎりました。今思えば大変失礼なことで反省です。
衣食足りて礼節を知る、と言います。
この写真の人、衣食足りているどころか食は多すぎてメタボ気味。気温23〜30度。時々スコール。必要にして十分な衣です。家の周りにはいつもバナナやココナッツの木が食べごろの実をつけ、山に入ればタロイモが採れ、海へ行けば魚が採れる。肉が欲しければ野良化した鶏を捕まえる。この人にとっては、ひょっとしてネクタイ付けて上司にペコペコなど理解できないことではないでしょうか。
さあ、街を歩いて人々を観察しましょう。
人々の生活をのぞいてみましょう。
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パペーテのもっとも繁華な通り。
東京でいえば銀座通り。
ここには写っていないがはだしの人も多い。 -
交番があった。
交番と書いてなければ何をする所か分からない。
カウンターの中に居る三人はきっとおまわりさんだ。
二人は上半身裸。写真撮らせてよ、と迫ると、恥ずかしいよとカウンターに隠れて首だけ出している。
普通の国の警察なら、写真撮っちゃダメ!と厳しい目つきで睨まれるが、ここではそんな対応しない。
警棒も拳銃も、手配写真の類も無い。
あえて探せばカウンターの上に無線機のマイクがあるだけ。市庁舎の一階にあった本署にはパトカーが二台駐車していたけれど、パペーテ滞在中に緊急サイレンなど一度も聞かなかった。 -
市庁舎を通り抜けるとき、部屋の中の美人と目が合った。「こんちはー」、と三つ覚えたタヒチ語のひとつを発音しながらドアを開けて中へ。この女性と他に男性が二人。変な奴が突然侵入してきても三人揃ってニコニコと迎えてくれる。写真撮らせてください、と身振りで伝えるとこの女性はにっこりポーズ。シャッターを押して、三つのうちの二つ目のタヒチ語で「ありがとう」。二人の男性のうちの一人はさっき外で会った人だ。さっきお会いしましたね、と手を出すと喜んで握手に応じてくれる。三つのうち三つ目のタヒチ語で「さようなら」と言って部屋から出る。
後で知ったことだけれど、タヒチではほかの島から来た人を喜ばせるように、特に女性に躾が行われた時期があったそうです。 島と島との往来が少なくなり近親結婚が多くなり、これではいけないと他島から人を迎える努力がなされたそうです。その文化が今も残っておりよそ者に親切なのだそうです。 -
パペーテも車が多い。 しかし交通信号はそれほど多くない。横断歩道を渡る歩行者があれば車は止まって待つ。成熟した車社会だ。
信号が変わったとき、歩行者の行動、ドライバーの行動からその国の国民性が分かる。
ここパペーテではどうかしら。
歩行者信号がとっくに赤になっているけれど横断中の歩行者は慌てず騒がずゆったりと横断。
車用信号は青だけれど車は飛び出さない。歩行者が横断するのをじっと待っている。クラクションを鳴らすせかせかドライバーは居ないようだ。 -
公共交通はこのルトラックと呼ばれる路線バス。
日本の個人タクシーのように個人の所有。
ライセンスを貰って営業する。
トラックの荷台が客室に改造されている。
写真はパペテーテの西行き始発バス停。
運転手は当然お父さん。助手席にはお母さんが子供を抱っこして乗っている。助手席側に乗客が乗り降りするドアがある。お母さんが乗り込む客から行き先を聞いて料金を徴収する。このバスを見ていたらお母さんはお金をお父さんに渡した。
写真を拡大してご覧いただくと子供を抱っこしたお母さんもご覧いただける。
料金は近距離130フラン。乗車時に支払う。
客待ちタクシーのように発車の順番待ちのバスが並んでいる。子供連れだから夜は営業めに切り上げて早く帰ってしまうようだ。 -
こんな刺青がポリネシアの伝統のようだ。
日本で昔、紅旗の平氏と白旗の源氏が戦った。源平合戦だ。今も紅白試合とか紅白歌合戦として色分けが残っている。
ポリネシアでは服装が無い。いや衣服なんていらない気候だ。服装が無いと敵味方の判断がつかない。それならばと、刺青のパターンで部族を類別した、のだそうだ。戦時には敵味方を識別し、平時には部族の団結を強くするのに役立ったそうだ。 -
ほかにもいろいろなパターンが考案されたようだ。
ポリネシアの伝統的な模様としていろいろ紹介されている。ヤモリのパターンもあったようだ。 -
タヒチの伝統的踊りには太鼓などの楽器が欠かせない。町内ごとにグループを作って伝統を守っているところもある。
ポリネシアショーで太鼓を打つお父さん、子供を膝に乗せて教えていた。
親子のつながりが強いようだ。 -
観光客に見せるための「タヒチの新婚さん」。
無料で写真を撮らせてくれる。
この男性、優しそうだと思いませんか?
ポリネシアでは部族間抗争のとき、負けた部族の男は皆殺しだったという。部族の血が途絶えないように男の子を女として躾けて女の装束をつけていたという。立ち居振る舞いは優しい女性のような男性だ。
今、優しい男性は観光産業で重宝されているという。
エア・タヒチ・ヌイの客室乗務員にも多いという。帰りのフライトで観察しなくっちゃ。 -
ATMを操作する人。
タヒチには太めの人が多い。
一説によると昔は食糧不足のため体にエネルギーを取り込む人が生き残ったという。そのため今生きている人はエネルギーを取り込むDNAを持つ。現代は飽食の時代。食べたエネルギーを体に蓄積してしまう。
その結果、糖尿病などが多発しているそうだ。 -
タヒチアンは人生を楽しむ達人だ。車のナンバープレートだって楽しいデザインにしてしまう。
このデザイン、不法改造ではなく、ちゃんと公認されているという。 -
こんなデザインのプレートが貼られたドアがある。
ドアは女性用トイレの入り口 -
こちらは男性用。 -
如何でしたか?
タヒチの人は人生を楽しんでいますよね。
人だけじゃなく犬もリードなんかに繋がれることなく
友達と犬生を楽しんでいますね。
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