2008年春オマーンの旅（アフラージュ/灌漑用水路）

2008/05/08 - 2008/05/11

08年5月に旅したオマーンの写真をアップします。

今回はイランの旅の後にカタール経由でオマーン入り。

カタールやオマーンは空港でビザが取得できますが、カタールの空港で押された出国スタンプを見せると（前日はドーハ泊）、オマーンのビザ代は無料になりました。
（両国間で協定があるようです。お金を払おうとしたらカタールから来たならば無料だと言われました）


オマーンへの旅は、2006年に世界遺産に登録されたアフラージュ（灌漑用水路）を訪れるのが目的でした。

600年以上前から使われている灌漑用水路で、飲料水にもできるほど透き通ったキレイな水です。

地元の子供達にまじって自分も一緒に泳ぎました。


オイルマネーで潤う中東のオマーンは欧州並みに物価が高く、正直日本よりも物価が高いかもしれません。

最も大きなアフラージュの1つである、ニズワ近郊のファラジュ・ダリスを今回訪れましたが、公共交通機関が無いこともあり（マスカット/ニズワ間は1日2本公共バスが走ってます。2RO。約560円）、タクシーをチャーターするか、現地ツアーに参加するかになります。

しかし現地のホテルや旅行代理店が手配するツアーでもめちゃくちゃ高く、マスカットからの1日ツアーが75RO（約21000円）とか、90RO（約25000円）等のとんでもない値段がつけられています。

タクシーをオマーンからニズワまで半日チャーターすると定価で50RO位。（約14000円。オマーンのタクシーはホテルや空港等に料金表が張ってある）

これでも予算オーバーだったので、自分は前日に直接ドライバーと料金交渉をして、ニズワフォートとファラジュ・ダリスを含む、ニズワ郊外の2つの世界遺産のアフラージュを半日1台35RO（約9800円）で回ってもらいました。

マスカットからニズワまでは通常片道2時間ですが、高速道路（無料）を飛ばすと1時間半程でアフラージュまで到着します。

充分日帰りが可能ですが、日中は気温が45度（5月はもう夏です。オマーンは湿度がすごく高いので、エジプトの50度よりも暑く感じます）まであがるので、早朝に訪れるのがお奨めです。


砂漠のイメージが強いアラビア半島ですが、ここニズワのアフラージュは、トンボが飛び交い、川底には無数の魚が列を作り、用水脇には花が咲き乱れ、その澄んだ川を子供達が無邪気に泳いでいます。

水と緑に満ち満ちたまさにオアシス都市という感じですが、自分の正直な印象としては、昔聞かされた、自分達の父親が子供だった頃の日本の光景を間のあたりにしているようでした。

アラビア半島南端の国のオアシス都市で、50年前の日本の光景に出会うとは何とも不思議な感じでした。

さて世界の路上で歌う自分ですが、今回はニズワではなく、マスカットのマトラスーク前で歌いました。

しかし日中気温40度強の中で歌った為、かなりキツかったです。
（オマーンはお店も朝と夕方のみの営業で日中は全部閉まってしまう程）

その話はまた別の機会にも。

※旅の詳細は以下のサイトでもアップしています。
http://blog.goo.ne.jp/katokitijp

エリア ニズワ(オマーン)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: カタール航空

ファラジュ・ダリス

どこまでも続くアフラージュ（灌漑用水路）

川魚が泳ぐすきとった水

アフラージュの周りは花が咲き乱れる

帰り道によったニズワフォート