キラウエア・ライトハウス（キラウエア灯台）

2008/05/08 - 2008/05/08

カウアイ島はハワイ諸島の中で、一番北側の島。
そのカウアイ島の最も北に位置する、つまりハワイ最北端のキラウエア・ポイントにある、キラウエア・ライトハウスに行って来ました。
この灯台は1913年から1976年まで稼動していましたが、今は使われていません。1979年にこの灯台と周りの3つのかつての燈台守達の住宅が、国の歴史的記念建造物に指定され、またこの辺りは海鳥や其の他の鳥獣保護区にもなっている為、年中、観光客が訪れています。

ご興味のある方は↓に地図や行き方などが載っています。
http://www.hawaii123.com/kauai/sightseeing/lighthouse.html
（入場料2ドルと出ていますが、現在は5ドル、またドネーション・ボックスではなく、有人の料金所があります）

エリア カウアイ島(ハワイ)

写真を拡大してご覧になって下さい。
左側の下のの車の見える所が、駐車場です。
そのちょっと上の方に屋根の見えてる建物が、ギフトショップ。
ここのちょっと手前に料金所があります。

入り口の料金所。

上から順番に、1人5ドル。保護者同伴の16歳以下の子供は、無料。年間パス80ドル、シニア永年パス10ドル、身体障害者永年パス無料、カマアイナパス（地元民の年間パス）10ドル。パスの料金にはホルダー代と3人の同伴者が含まれますって書いてありますが、これってカマアイナのパスでも良いんでしょうかね？

ギフトショップの中。日本のお土産屋さんと違うところは、食べ物がないんですね、日本だとどこに行っても、お菓子類がドッサリ。
このショップの両側は男女のトイレになってます。

ギフトショップで売ってるカレンダーとか、絵葉書に使われてる灯台の写真は、ずいぶん前に撮ったものなのでしょう。灯台のてっぺんは燃える様な赤、灯台は純白の白、背後の空と海は抜けるような青、地面の芝生は新緑の緑と、まさに絵になる光景ですが、実際は・・・

ギフトショップの裏側からの眺めがステキです。
誰もいない砂浜、お金持のプライベート・ビーチでしょうか？背後はハナレイのバリハイの山々。

ジャジャ〜ン、これが実際の灯台。遠くからだとそんなにボロには見えませんでしたが、近くに行くと絵葉書なんかとは全然、違って古色蒼然、時代を感じさせますね〜。周りの空や海、芝生が綺麗なだけに、なおさらボロに見えました。お化粧直しにどのくらいの予算が必要なのかわかりませんが、無駄な戦費を使わずに、こう言う所に税金を使ってほしいものです。

中を見学できるのかと思ったら、
中はこの通り、残念(>_

灯台についての詳しい説明は、ここに。
http://kauai.fc2web.com/tour/kilauea_light_house.html

同じ物が灯台の隣のビジター・センターに置いてあります。もちろん、英語のもありましたが、英語のをそのまま翻訳したのではないのか、一部、省略してるのか、微妙に内容が違ってます。説明文の初めに、街に住むすべての人々招待したラウル（ハワイ式の祝宴）で・・・とありますが、このラウルはルアウの間違いです。英語のはちゃんとLuauになってたので、単純なタイピングのミスでしょう。
この灯台は1976年に廃止になり、左隣に写ってる全電動式のビーコンが、今は小型船舶や小型飛行機用の海のガイドとして、使われています（日本語の説明文ではこの辺りがぬけてるみたいですね）。

ビジター・センター内に展示してある、Laysan Albatross（コアホウドリ）の卵。

このビジターセンター内では、キラウエアポイントに生息している、色んな海鳥の写真を展示していて、ビデオも観ることが出来ます。

ビジターセンターでは、高倍率の双眼鏡の無料貸し出しも。ノートに名前を書いて、返す時は名前の所を線で消して置くだけで、ＯＫ。鳥好きの人に悪い人はいない？

ビジター・センターの外側にも、いっぱい海鳥の写真や説明文があるので、海鳥の勉強や観察をしたい人にはもってこいの場所ですね。

すごい断崖、絶壁ですね〜。
写真の右側に写ってる岩場が海鳥の棲み処。

さっきの写真の右側の部分です。白い点の様に見えるのはみんな鳥。木に止まって動きません。

同上。白い一見、ゴミの様に見えてるのは、みんな海鳥達です。

この断崖絶壁の下でカヌーを漕いでる人達が！！
この人達、ライフベスト付けてませんね、大丈夫なんでしょうか？人事ながら心配してしまいます。
カウアイの海は潮流が激しくて有名で、遭難者や溺死者がとっても多いのです。サメもいるんですよ。

赤足カツオドリ？良くわかりません。
18倍＋のズーム付きデジカメで、この程度しか写せないので、大きく見えるには、一眼カメラと超望遠レンズが必要なんでしょうね。

灯台のすぐ下にある無人島、Mokuaeae Island　（モクアエアエ島）。ここは野鳥達の休憩所？

モクアエアエ島の端っこ。右にRed-Ｔailed Tropic Bird(アカオネッタイチョウ）が。
他にもここでは、アカアシ・カツオドリ、コアホウドリとか色々な海鳥を観察できる様ですが、一番、多く、確認できたのが、このアカオネッタイチョウでした。

以下の鳥の写真、みんなアカオネッタイチョウと思われます。
この鳥は赤くて長〜い尻尾とやはり赤い嘴がトレードマークのとっても綺麗な鳥です。
後ろ向きに飛んだり、垂直上昇や垂直降下、ホバリング、まるでヘリコプターみたいな飛び方で、見ていてあきません。
おかげでスッカリ日焼けしてしまいました(^^ゞ。

同上。アカオネッタイチョウ。

同上。アカオネッタイチョウ。

駐車場の付近で飛んでいた、やはりアカオネッタイチョウ。この日は他の野鳥は非番だったのでしょうか？

ハワイ州の州鳥、ネネ、ハワイ雁とも言います。
このネネは保護鳥で、一時は絶滅寸前になったそうで、標高の高い所に住んでる事が多く、そんじょそこらでは野生のネネは見られません。
クルっとしたお目々が可愛らしいですね。

こんな風に足環の付いてる子とそうでない子がいました。付いてない子は全くの野生と言う事でしょうか？

ネネは数が少なく、ハワイ州の保護鳥になってると
書きましたが、このネネに良く似たカナダ雁は、
サンフランシスコ周辺ではそこら中にいます。
サンフランシスコの湾岸都市が
1970年代だかに、自然保護区を作ってから、
急激に増えたそうです。

灯台の地面にはこんな文字入りの煉瓦石が敷き詰められた通りがありました。
一番、小さいサイズは75ドルで購入(寄付）できる様です。自分の名前入りの公園のベンチなんかを寄付する話は聞いた事がありますが、ベンチよりもずっと安上がりで、自分達の痕跡が残せるのですから、わたしも一つ購入してみたくなりました。
皆さんもカウアイ島観光の思い出に、この煉瓦石、寄付しませんか？

詳しくは英文ですが、
http://www.kilauealighthouse.org/donation.html

オアフ島の花、Ilima(イリマ)。
キラウエア・ポイントは野鳥の他にも、ハワイ特有の植物が自生しています。

Beach Naupaka(ビーチ・ナウパカ)。日本名はクサトベラ。
花びらが普通のお花の半分しかない変った形をしています。実は、もう一つ、マウンテン・ナウパカと言う、花の形がこのビーチ・ナウパカとそっくりなお花があって、そのせいで、色んなハワイの悲恋伝説が生まれました。
ある伝説では、この2つのお花は、古代のハワイの女神ペレによって引き裂かれ、海と山に逃げた恋人達の化身なんだとか。
実はタイにも同じお花があって、タイ語では海のそばに咲いてるので、「ラック･タレー」海を愛す、と言う、意味の名前が付いてるそうです。タイには、マウンテン・ナウパカに当たるお花はないのでしょうかね？あったら、名前はタイ語で山を愛す？(^^)。

こんなに周りが綺麗なのだから、やはりお化粧直しが必要ですよね？

この旅行記へのコメント （4）

• エトランゼさん 2009/07/30 20:19:08

  迫力ある風景ですね。

  Guavalomilomiさん、こんばんは。
  
  とってもかわいい灯台ですね。
  赤い屋根と白い灯台がまわりの風景ととてもよく合っていますよね。
  
  そしてやはり日本と違って風景がダイナミックです。
  荒々しい海も海鳥の数も迫力ありますね〜。
  人が小さく感じられます。
  

  Guavalomilomiさん からの返信 2009/07/31 12:42:02

  RE: 迫力ある風景ですね。

  エトランゼさん、コンニチハ！
  
  この度は書き込み＆投票もして下さった様で、
  有難うございます。
  
  > とってもかわいい灯台ですね。
  > 赤い屋根と白い灯台がまわりの風景ととてもよく合っていますよね。
  
  そうですね、この灯台はカウアイ島の絵葉書に良く登場するのですが、
  かなり昔の写真もしくは修整？
  実際はわたしの旅行記に書きました様に、
  近くに行くとかなりボロです(^^ゞ。
  エトランゼさんの行かれた大王崎の白亜の灯台は
  近くに言っても綺麗ですよね、中にも入れるのがいいです。
  この灯台は閉鎖されてて、中には入れなかったのが残念でした。
  螺旋階段て昇った事なかったので、昇ってみたかったのですが。
  
  また、エトランゼさんの旅行記にもお邪魔しますね。
  これからも宜しくお願いいたします<(_ _)>
  
  
  グアバ
  
  
  

• 潮来メジロさん 2009/07/30 10:06:42

  正解、アカアシカツオドリですね。ヾ(^o^)

  Guavalomilomiさん、おはようございます。ヾ(^o^)
  
  > 赤足カツオドリ？良くわかりません。
  
  一見、青っぽい脚のようなものが見えるので、アオツラカツオドリかと思いましたが、尾羽が白いので、やはりアカアシカツオドリですね。v(^o^)v
  脚のように見えたのは枝のようですね。
  私もアカアシカツオドリは、ロタ島で見ましたよ。(2006.12.16)
  日本国内では小笠原諸島や琉球諸島を除くと、滅多に見られないんですよ。
  珍しいアカアシカツオドリに一票・・・。(^o^)／~~~
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（潮来メジロ）
  

  Guavalomilomiさん からの返信 2009/07/31 12:30:00

  RE: 正解、アカアシカツオドリですね。ヾ(^o^)

  潮来メジロさん、コンニチハ！
  
  いつも書き込み＆ご投票有難うございます。
  
  
  > 一見、青っぽい脚のようなものが見えるので、アオツラカツオドリかと思いましたが、尾羽が白いので、やはりアカアシカツオドリですね。v(^o^)v
  > 脚のように見えたのは枝のようですね。
  
  はい、元画像を見ましたが、枝だと思います。
  
  
  > 私もアカアシカツオドリは、ロタ島で見ましたよ。(2006.12.16)
  
  ロタ島の旅行記、シロアジサシの様にお美しい奥様が
  登場されてました(^^)v。
  奥様もバーダーなんですか？
  
  今でしたら、きっと南国のお花の写真なんかもいっぱい
  載せておられるのではないかと思って、
  興味深く、拝見させていただきました。
  
  
  では、また〜(=^・^=)
  
  グアバ